サキュバス

      

      言わずと知れた、淫魔の代表的存在。

      夜な夜な町をさまよい歩き、その夜の獲物を求める。

      彼女に目をつけられた者はホテルに誘われ、または路地に強引に引き込まれ、快楽の世界へ導かれるのである。

      

      サキュバスはあらゆる器官で男の精を吸い上げる事ができ、それは口や指、胸、膣にとどまらない。

      ――コウモリのような翼でペニスをみっちりと包み込んで、甘美な蠕動で射精に導く。

      ――柔らかな尾をペニスに巻き付けて、うにゅうにゅと蠢かせて精液を搾り上げる。

      多彩な責めに、獲物はなすすべもないまま精を吸い上げられ続けるのである。

      

      しかし、最も強力なのはやはり膣への挿入。

      男性器に快感を与える事にのみ特化したその器官は、ペニスを溶かすような責めを味あわせる。

      いったん膣への挿入に導かれたら最後、獲物は無限の快楽の中で全精気を搾り取られるであろう。

      

      なおサキュバスという種は各個体によって性質・嗜好が全く異なる。

      精を糧とするというのはいずれも共通だが、中には強い闘争心や探究心を持つ個体もいるようだ。

      その嗜好の多彩さは、人間女性に匹敵するとも言われている。

      

      『吸精輪廻』


      ヴェロニカ研究所

      

      中級淫魔の令嬢、ヴェロニカが出資し設立された科学研究所。

      しかしそこに雇われている研究者は、いずれも高い知能を持つ人間女性である。

      彼女達の実験体に対する冷酷さはサキュバスにとっての獲物以上。

      この研究所に連れてこられる事は、人生の終わりを意味するのである。

      なお天才淫魔科学者で知られるアルベルティーネは、この研究所のやり方を嫌悪しているようだ。

      

      研究所の勧誘嬢はワゴン車にターゲットを連れ込み、試供品と称してペニス装着型の機械器具を取り付ける。

      「ペニス・マッサージャー」と呼ばれる器具は、ペニスを優しく揉み解すもの。

      「ペニス・ウオッシャー」と呼ばれる器具は、柔らかいブラシや湿った軟素材でペニスの汚れを入念に落とすもの。

      そしてこれらの器具は、使用に際して射精に達するほど強烈な快感が伴うのである。

      

      この器具に酔ったターゲットに対し、勧誘嬢は製品開発の被験者になってくれないか、と勧誘。

      ここでOKしてしまうと、ヴェロニカ研究所に連れ込まれてしまう。

      後に待っているのは強制射精用に開発された機械器具の実験台。

      もしくは、搾精生物との危険を伴う生殖実験。

      人権を無視した様々な実験が行われ、被験者は何度も何度も射精を強制されるのである。

      

      これらのデータを徹底的に採取された被験者には、さらに残酷な運命が待っている。

      『破棄』の烙印が押された被験者は、肉を食べるタイプの搾精生物のエサとしてその肉体を供されるのである。

      しかし優れた精を持つ被験者の場合は、『プラント』とされる事もある。

      『プラント』となった被験者は椅子の上で裸にされて拘束され、全身に器具を取り付けられる。

      その男性器には勧誘時にも使われた機械器具が取り付けられ、延々と続く搾精を味わうのである。

      こうして採取された上質の精液は、搾精生物の培養など様々な用途に使われる。

      『プラント』には絶えず栄養が与えられるため、死ぬ事すら許されない。

      ただ精液を抽出するだけの『プラント』として、その生涯を終える事になるのだ。

      


      


      エレベーターガール魅樹

      

      とあるデパートのエレベーターを異空間化させ、自らの住処にしているサキュバス。

      普段は人前に現れないが、目を付けた者の前でのみエレベーターガールの姿で現れる。

      そして彼女が姿を現したということは、男にとっては密閉空間に囚われてしまったことを意味する。

      

      そして魅樹は淫具の使い手でもあり、様々なオナホールを用いて獲物を搾精してくる。

      「これは、お客様を天国に導くオナホールでございます」

      「絶妙の配置で性感帯を刺激するヒダの感触を、存分にお楽しみ下さい」

      などと張りのある声で告げられながら、獲物は淫具でペニスを扱き抜かれるのである。

      魅樹の扱う様々な搾精道具の感触に喘ぎながら、男はひたすら精を漏らしてしまうことになるだろう。

      

      彼女は獲物を殺してしまうことはないが、決して解放することもない。

      哀れな獲物は様々な淫具で弄ばれ、魅樹によって延々とおもちゃにされ続けるのである。

      


      


      音楽家ファルフェレウラ

      

      外見は上品な令嬢にしか見えないが、若くして天才の名をほしいままにしている魔界の女性音楽家。

      千の楽器を使いこなし、彼女が奏でる旋律は神をも酔わせると言われている。

      

      サキュバスであるファルフェレウラは、あらゆる楽器を弾きこなす十本の指を駆使して獲物の精液を搾り取る。

      ファルフェレウラの宮廷に捕らえられた獲物は、身体を麻痺させられて自由を剥奪。

      そして彼女の魔の指が獲物の全身を縦横無尽に這い回り、その魔技の前に何度となく精液を噴き上げる。

      まるで別の生き物のように動く十本の指に搾り抜かれ、獲物は自身が楽器になったかのように喘ぎ続けるのである。

      

      彼女の艶やかな口唇によって奏でられる魔の吹奏も究極の旋律であり、その口技も搾精時に多用。

      獲物はファルフェレウラの柔らかな口唇によって全身を甘く愛撫され、ペニスは舌や唇を駆使して徹底的にいたぶられ抜く。

      舌を絡めて吸い嫐るという魔性の口技の前に、獲物は痙攣しながら快楽の音色を上げ続けるのだ。

      彼女が搾精を終えた時、哀れな楽器はもう音を失っていることも多いとか。

      


      


      科学者アルベルティーネ

      

      アルベルティーネ・ローゼンクロイツは、彼女の姓を冠するローゼンクロイツ魔導研究所の女所長である。

      若干12歳である彼女は幼くして魔導科学の博士号を取った超天才サキュバスであり、その生涯を研究に捧げている。

      彼女の研究目標は上級淫魔をも凌駕する究極の人造女性器であり、その完成の為にはいかなる犠牲をも厭わない。

      なおアルベルティーネは天才的なドジであり、おまけに研究所には現在彼女一人しかいないようだ。

      

      アルベルティーネは、自ら実験体を求めて人間の集う繁華街に足を運ぶ。

      日本人形のごとく綺麗に切り揃えられた長髪、若干釣り目だがくりくりと大きな瞳、彼女は人間界の基準で美少女にあたる。

      そんな可憐な少女に研究所でのバイトを持ちかけられた男性は、少女愛好家でなくとも思わず彼女の研究所へ。

      

      ローゼンクロイツ研究所に連れてこられた実験台達は、アルベルティーネの行う様々な実験の餌食となる。

      搾精機でペニスを弄ばれ、人造性器でひたすらに嫐られ、搾精培養淫肉に精液を吸い上げられて……

      少女の操る妖しげな搾精機械で散々に責められ抜き、射精回数や精液量をこまめにチェックされるのだ。

      淫らな実験に供じられた実験台は喘ぎながら何度も絶頂し、彼女に実験データを捧げ続けるのである。

      

      『第1話:生体オナホール(表)』
      『第1話:生体オナホール(裏)』
      『第2話:強制精液採取機』


      飼育姫エルムノア

      

      様々な下等搾精生物を屋敷で飼っている、淫魔の姫君。

      彼女は生物学の知識が豊富で、手持ちの下等搾精生物に独自の改良を加えているようだ。

      また普通の動植物を、男性器を刺激するように改良することも得意である。

      

      エルムノアは自らが育てた搾精生物に男性の精液を吸わせ、男を快感の虜にしてしまうことを悦びとする。

      彼女は屋敷に男性を誘い込み、幾多の下等搾精生物をけしかけるのだ。

      囚われた獲物は、無数の下等搾精生物にたかられ、その餌食とされてしまう。

      その様子をじっくりと観察し、男性の生理的な嫌悪感が快楽へ変わっていく様を愉しむ。

      哀れな男はエルムノアに嘲笑を浴びせられながら、おぞましい下等搾精生物の虜になるのである。

      

      なお触手妖姫クラリシアや人形遣いアスタヴィアとは姉妹関係。

      三人とも共通してゴスロリを愛用し、人形のように可愛らしい少女の外見をしている。

      三姉妹、いずれも別々の特殊嗜好を持っていることは有名なのである。

      

      『飼育姫エルムノア(ランの甘い罠)』


      死神ベアトリーチェ

      

      人の生死を司る死神――ではあるが、実は種族としては淫魔に他ならない。

      死神というのはむしろ役職に近く、人の魂を刈るというのも事務作業に近い。

      そして彼女達に魂を刈られた人間は「魂の選別」を受け、天国へ行くか地獄へ行くかが決められる。

      なおこの「魂の選別」は誰かが行っているわけではなく、自然現象に近い。

      生前の行為に応じて、魂が自動的に天国か地獄へと引き寄せられるのである。

      地獄に行った場合はそこで審問を受け、地獄のどの階層に送られるかが決められるのだ。

      自分が刈った魂に罪状を説明し、そして地獄の各階層に送るのも死神の仕事なのである。

      

      その肉体を漆黒のローブで覆い隠し、巨大な鎌を携えているというのが死神の基本スタイル。

      さらにベアトリーチェは長い黒髪にブラックの瞳と、黒で統一されている。

      ただしその肌は透き通るように綺麗な白で、黒と白のコントラストが死神とは思えないほど美しい。

      

      ベアトリーチェは人間年齢で言うと16歳ほどで、新米とベテランの間ほどに相当する。

      彼女は無愛想でぶっきらぼうだが、まだまだあどけない一面もあるようだ。

      なお死神はいずれも淫魔としての本能を捨てたわけではないので、プライベートでは人間男性を犯すことがある。

      

      『神曲 第1話』


      触手妖姫クラリシア

      

      格の高いサキュバスは、他の生物の遺伝子を自らの体に組み込むことが出来る。

      他種の遺伝子を用いて自身の肉体を変成させ、その新たな体を用いて獲物を弄ぶのだ。

      ほとんどのサキュバスは他種の遺伝を受け継ぐことに忌避感などなく、むしろ搾精技術習得の一手段としている。

      中には、何百種類もの動物や搾精生物の遺伝子を取り入れたサキュバスもいるという。

      

      触手妖姫クラリシアも、そのようなサキュバスの一人である。

      クラリシアはゴスロリの服装を愛用しており、その外見も服装に見合った可愛らしい少女。

      しかし腰から下と両肘から先は、多種多様な触手が渦巻いている。

      タコやイカ、クラゲ、イソギンチャク、その他様々な生物の触手や触腕、植物の蔓、搾精生物の触手――

      自らの一部とした無数の触手を試すかのように、捕らえた獲物を徹底的にいたぶるのである。

      男女を問わず獲物の全身に触手を這わせ、絡ませ、巻き付け、愛撫するのだ。

      

      そして獲物が女性の場合は、オスの触手がその肉体を犯す。

      ペニスの形をした無数の触手に陵辱され、女性は絶命するまで犯し抜かれるのである。

      獲物が男性だった場合は、メスの触手に犯されることになる。

      その触手は男性器を受け入れる形状になっており、獲物のペニスを呑み込んで精液を搾り取るのである。

      何十回、何百回も強制的に射精に導かれ、獲物は命が尽きるまで絶頂を味わい続けるのだ。

      なおクラリシアは捕食用の触手も携えており、吸い尽くす前に食べられてしまうことさえある。

      丁寧な態度とあどけない容姿ながら、彼女は非常に危険で残酷なサキュバスなのである。

      

      なお飼育者エルムノアや人形遣いアスタヴィアとは姉妹関係。

      三人とも共通してゴスロリを愛用し、人形のように可愛らしい少女の外見をしている。

      三姉妹、いずれも別々の特殊嗜好を持っていることは有名なのである。

      


      


      女給仕エミリア

      

      魔界貴族の下で働く女給仕で、いわゆるメイド。

      人間界ではヴィクトリアンメイドスタイルと呼ばれる衣装に身を包んだ、掃除や洗濯、料理のエキスパート。

      当然ながらエミリアにも私生活があり、余暇を利用しては自分の屋敷に人間を捕らえてその精を搾り取る。

      

      潔癖症であるエミリアは獲物を拘束するとその身体を雑巾で拭き、特にペニスを丹念に洗い上げる。

      獲物はペニスを雑巾で愛撫されるという倒錯的な快感に身悶え、雑巾の中に精を漏らしてしまうだろう。

      獲物の突然の射精に対して、エミリアは眉を寄せながらペニスを掃除機で吸い上げ、精を何度も搾り取ってしまう。

      その後、獲物は風呂に入れられて丹念に体中を洗われるのであるが、それは決して彼女による奉仕ではない。

      単に犬や猫を洗うのと同様の感覚で、丁寧ながら極めて事務的かつ職務的に全身を洗われるのである。

      それでも彼女の指技は超一流であり、獲物は泡にまみれながら何度も精液を放ってしまうだろう。

      

      エミリアによって全身を綺麗に洗って貰った後、獲物は彼女の膣によって搾精される。

      その頃には、獲物はもはや丹念な清掃をその身に受け続けて衰弱しきった状態。

      何の抵抗も出来ず、ただエミリアの体内に精を放ち続ける事になるのである。

      

      なお彼女は獲物を常に「ご主人様」と呼び、言葉や口調だけは丁寧なので余計に始末に悪い。

      捕らえられた獲物は搾精の後で解放されるが、なぜかエミリアの屋敷に留まって掃除や洗濯を好んでこなす事が多い。

      エミリアが自分の屋敷に戻るのは週に一回度程度だが、彼女の屋敷内は常に清掃が行き届いているのであった。

      

      『第1話:エミリアと青年』
      『第2話:エミリアのお仕置き』


      千蟲姫エリヴィラ

      

      千の搾精蟲をその身に宿し、自在に使いこなす妖姫。

      人間男性を捕らえては、その搾精蟲に精液を啜らせる。

      

      彼女に捕まった獲物はたちまち拘束され、搾精蟲をけしかけられる。

      当然ながら搾精蟲は全てメスであり、中には人間に近い容姿を持った種まで存在。

      精液を搾る事のみに特化した蟲達は、様々な手段でペニスを刺激して獲物を絶頂に導く。

      そんな大小様々な搾精蟲、そしてエリヴィラ自身の慰み者にされ、獲物は無限の絶頂を味わい続けるのである。

      

      搾精蟲によって散々に弄ばれた獲物の運命は、エリヴィラの気分によって左右される。

      解放される事もあれば、魔界に連れ去られる事もあるのだ。

      最悪の場合、肉体ごと蟲のエサになってしまう事すらあるという。

      

      『千蟲姫の遊戯』


      大魔導師アリスプラム

      

      男性の精を糧とするサキュバスでありながら、森羅万象の魔法を修めた魔法使い。

      格の高い魔法使いであることを誇示するような服装であり、つば広で先端が尖った帽子を常に愛用している。

      それでもアリスプラムは人間年齢に換算して20代の中盤であり、まだまだ年若く搾精への意欲も旺盛である。

      

      そして彼女は搾精の際、高度な魔法を多用する。

      魔法によって獲物の股間周辺の気圧を変化させ、ペニスを柔らかく締め上げることも可能。

      その部分の温度も調整し、実際の挿入以上の感覚を生み出すことが出来る。

      アリスプラムは、獲物のペニスに一切触れないで射精に導かせるのである。

      彼女は魔法のみで男性を絶頂させたという満足感を得る一方、獲物は深い屈辱感を与えられるだろう。

      

      しかし彼女の魔法の真髄は、物質に擬似生命を与えるという施魂魔術にある。

      これによりあらゆる物質や物体に女性の魂と機能を与え、それを用いて搾精を行うのだ。

      例えば獲物のペニスに被せた愛用の帽子が、たちまち女性の膣以上の快感を与えてくる。

      無造作に投げた縄が獲物の体に絡み、ペニスを柔らかく擦り上げて精を搾り取る。

      アリスプラムにかかれば周囲にあるもの全て、帽子や靴下までが搾精の道具となるのだ。

      獲物は様々な魔法で弄ばれ続け、嘲笑されながら精液を根こそぎ吸い上げられるであろう。

      

      なおアリスプラムは獲物の生命を奪う事を好まず、記憶を奪った後で解放する。

      見込みのある人間だった場合、そのまま弟子にする事もあるようだ。

      

      『第1話:戴師の儀』


      妲己(だっき)

      

      比類ない魔力と強力な搾精能力、そして見る者をたちまち骨抜きにする容姿を備えた上級淫魔。

      人間界、魔界を合わせて全部で七人存在すると言われている、女王クラスの淫魔でもある。

      その美貌に加えて知力も極めて高いが、己の享楽のためにしか知恵を用いようとしない。

      また非常に気紛れな一面もあり、人間や国家が堕落していくのを眺めるのが何よりの快楽のようだ。

      かなりの昔から人間界に降臨し、古代中国王朝の王を惑わして王朝の崩壊を導いたことすらある。

      妲己の現れるところ、必ず文明なり国家なりが崩壊するのだという。

      

      なお妲己の正体は九本の尻尾を持つキツネ娘であり、純粋な人型サキュバスとは言い難い。

      それでいながら彼女は魔界でも五本の指に入るほどの実力者であり、危険度の極めて高いサキュバスなのである。

      


      


      堕粘姫ジェシア・アスタロト

      

      女王七淫魔の一人に数えられる、非常に強力な淫魔。

      粘液で形成された肉体を持ち、獲物の人間を取り込んで精を食らい尽くしてしまう。

      その体は膨張も収縮も自在で、分裂や結合なども可能。

      生物としては群体に近く、その人格は破綻してしまっているようだ。

      謎が多く、同種の淫魔でさえコミュニケーションが取れない存在である。

      なお、元々はアメーバ娘の一種だったらしい。

      

      『堕粘姫ジェシア・アスタロト』人外娘の隠れ里様へのリンクです)


      ダリア・オリンピア淫魔学校

      

      昨今、人間男性を搾るだけ搾って簡単に捨ててしまうサキュバスが増加、魔界において社会問題となっている。

      事態を重く見たサキュバス文部省(通称:SM省)は、サキュバスとしての強い自覚と誇りを持つ人材の育成に乗り出した。

      そのカリキュラムの一環として設立されたのが、ダリア・オリンピア淫魔学校である。

      

      この学校におけるカリキュラムの最大の特徴は、女性淫魔と人間男子をクラスメイトとする事である。

      そして学友である男子を搾ることにより、女生徒はサキュバスとしての技能や精神を身につけるのだ。

      なお6歳で入学、12歳で中等部に上がり、15歳で高等部、18歳で卒業というシステムになっている。

      

      技能としては、手、足、太腿、口、胸、脇、髪、尻、へそ、羽、しっぽ……そして、膣を用いた搾精を学ぶ。

      その学習教材に供せられるのはクラスメイトの男子であり、彼等は女生徒達にペニスを嫐り尽くされるのだ。

      また、男性器を用いた快楽実験や精液の調理実習、搾精道具の使用方法など、カリキュラムの内容は多岐に渡る。

      搾精生物に対する生態観察授業もあり、やはり男子生徒は精を搾り尽くされるのである。

      

      この学校を出た女生徒は生来の格にかかわらず、最低でも中級淫魔クラスの立派なサキュバスになる。

      また男子も極めて質の高い搾精を受け続け、貴族等の上級淫魔に引き取られていくことが多い。

      このダリア・オリンピア淫魔学校は、エリートを輩出し続けている名門校なのである。

      

      『カリキュラム1:初性交』


      ドレス・アナスタシア

      

      アナスタシアという上級淫魔が愛用していた、魔界製のウェディングドレス。

      彼女自身が滅んだ後にその念がこもり、人間の精液を求める魔のドレスとなった。

      魔力に耐性のない者(一般的な人間女性)がこれを着てしまうと、自身が淫魔同然になってしまうのである。

      なお宿主の記憶や意思、思考はそのまま残り、底知れない精への渇望と絶大な魔力のみが付加される。

      ゆえに、その女性が思いを寄せていたり、恋人であったりする男性が搾精対象となるのである。

      

      ドレスが魔力の根源であるため、その搾精能力もドレスを用いたものとなる。

      ドレスを飾る艶やかなリボンが獲物の全身を拘束し、柔らかなショールやトレーンがふわふわと体中を覆って愛撫。

      ペニスはリボンやショール、トレーンで重点的に締め付けられ、その極上の感触の中で何度も射精してしまう。

      さらに獲物はドレスを着た女性に密着させられ、何重ものフリルに覆われたスカートの刺激を全身でもろに受け続ける。

      下半身が柔らかいスカートに包み込まれ、美しいレースにたっぷりと精液を吸い取られてしまうだろう。

      女性の衣服――それもウェディングドレスに向けて射精を強要されるという倒錯感、そして白濁液で汚れたドレス。

      獲物は自らの倒錯感や変貌してしまった女性におののきながら、そのドレスに陵辱されて精液を搾り取られ続けるのである。

      

      『搾精のウェディングドレス(表:永遠の奴隷)』
      『搾精のウェディングドレス(裏:永遠の彼女)』


      人形遣いアスタヴィア

      

      古い洋館に住む、操り人形の達人である少女。

      彼女は百を超えるマリオネットを作製し、そして自在に操作する事ができる。

      また、気に入った男性を人形にしてしまう事が何よりの悦びなのである。

      

      アスタヴィアの館に連れ込まれた男性は、彼女の操作する無数の人形に襲われる。

      これらの女性の形をした人形は、アスタヴィアが手を凝らした搾精機能が搭載されているのだ。

      その外形やサイズも様々で、日本人形やフランス人形など多種に渡る。

      獲物はこれらの人形に犯され尽くし、魂のないマリオネットに精を搾られ続けるのである。

      

      こうして精液を搾られ尽くした後、獲物は人形へと肉体を作り変えられる。

      そして人形にされた後も、アスタヴィアに操られたまま搾精人形との性交を強制されるのである。

      

      なお飼育者エルムノアや触手妖姫クラリシアとは姉妹関係。

      三人とも共通してゴスロリを愛用し、人形のように可愛らしい少女の外見をしている。

      三姉妹、いずれも別々の特殊嗜好を持っていることは有名なのである。

      


      


      花嫁アンネリーゼ

      

      己の結婚相手を探し求める、若く美しいサキュバス。

      人間男性の中から気に入った相手を見初め、半ば強引に魔界の教会へと引き寄せる。

      アンネリーゼはウェディングドレス姿で教会に待ち構え、その搾精技術を駆使して男を魅惑するのである。

      

      手にしているブーケには彼女の魔力が秘められ、妖花と化して男の股間を襲う。

      また彼女の纏っているウェディングドレスの各部が男の全身に絡み付き、執拗に責め嫐る。

      まるで可愛がられるかのような責めを受け続け、男はアンネリーゼの虜になってしまうのである。

      

      しかしアンネリーゼは、非常に心変わりの激しいサキュバス。

      彼女の与える快感にだらしなく陶酔する男を見て、その恋心もたちまち醒めてしまう。

      そうなればアンネリーゼの責めは、獲物に対する冷徹なものに変化するだろう。

      こうして幻滅された男は徹底的に弄ばれ、アンネリーゼの腹を満たすためだけに射精を強制されるのである。

      また肉のフリルにびっしりと覆われたスカートに包み込まれ、捕食されてしまうこともあるらしい。

      

      なお、呪われたウェディングドレスを残したことで知られる淫魔アナスタシアとは遠縁の関係のようだ。

      アナスタシアもアンネリーゼも、服飾を生業とする家系に生まれた淫魔であるらしい。

      


      


      捕食執行者ツキシロミヤ

      

      夜な夜な人間の街を彷徨い、獲物を探すサキュバス。

      彼女は無数の捕食搾精生物を従えており、獲物の男性に容赦なくけしかける。

      ツキシロミヤに見初められた獲物は、搾精生物に快感を味あわされながら捕食されるという運命。

      悶え喘ぐ獲物が捕食されていく光景を眺めるのが、彼女にとって至上の悦びなのである。

      

      なおツキシロミヤに付き従う捕食搾精生物は、全て彼女自身が創り出したもの。

      そんな彼女の格は下級淫魔クラスだが、生物組成能力は上級淫魔に匹敵するという。

      またツキシロミヤは元々人間であったという噂もあるが、その真相は知れない。

      彼女が従える捕食搾精生物は、他の淫魔にとっても危険な生物達。

      ツキシロミヤは下級淫魔でありながら、同類の淫魔からも恐れられている存在なのである。

      

      『第0話:月代美夜』 ←アラウネ・ブルーム『花の学園』より


      魔界ジョッキー魅菜

      

      競馬とは、かつては上流階級の人間のみに許されていた娯楽であった。

      それは魔界でも同様であり、そして今でも魔界貴族のたしなむ娯楽の一つとして愛好されている。

      

      魅菜は魔界に数多い騎乗手の中でも頂点に立つと言われ、あらゆる魔馬を乗りこなす腕前を持つ。

      そんな彼女は、サキュバスとして獲物を襲う際にも騎乗位を愛好するのである。

      魅菜に乗られてしまった獲物は、彼女の騎乗技術にひたすら翻弄されるだろう。

      その太腿や股間の筋肉は鍛え抜かれ、女性器に抜群の締まりをもたらす。

      そして激しい腰の振りの前に、獲物は全身をわななかせながら精を漏らし続ける以外にない。

      魅菜に乗りこなされたが最後、衰弱死寸前まで精を搾られることになるのである。

      


      


      魔香師ミルザリア

      

      淫魔にも人間と同じように、多彩な性癖が存在する。

      魔香師ミルザリアはアルラウネ属よりも巧みに魔の香りを使いこなすサキュバスとして知られているが、

      その性癖もまた独特なものである。

      己の体臭を、獲物に執拗に嗅がせたがる――それは、匂いによる責めと同等であるのだ。

      

      彼女に捕らえられた獲物は、口臭や汗の匂い、さらには女性器からの匂いを徹底的に味あわされる。

      さらに下着を数日ほど洗わず、それを獲物に強制的に嗅がせるなどの責めすら行うのだ。

      獲物は彼女の体臭にまみれながら、何度も何度も絶頂することになるのである。

      


      


      魔帯アマゾネス

      

      とある魔界の女性格闘家が、自らの闘争心や戦闘技術を胴着の帯に宿らせるべく魔導研究所を訪れた。

      彼女の技能や精神は愛用の帯に宿ったものの、なぜかたまたま居合わせたサキュバスの技能や精神までが帯に混入。

      これを締めた人間女性の精神に影響を与え、嗜虐心や闘争心、格闘能力に加えて精への渇望を付加させる魔性の帯となった。

      なお宿主の記憶や意思、思考はそのまま残っているため、搾精対象は宿主女性と関係の深い男性に限られる。

      

      帯に魅入られた女性は様々な格闘技を駆使して、獲物の精を搾り取ろうとする。

      締め技や組み技を受けて悶絶する獲物のペニスに、サキュバスの魔技が襲い掛かるのである。

      コブラツイストからペニスを扱き上げられ、キャラメルクラッチから股間を足で撫で擦られ、獲物は天国と地獄を同時に味わう。

      電気アンマ、柔道の寝技、足四の字固めやマウントポジションからの膣挿入…… 

      獲物は首に腕を巻き付けられ、柔らかい太腿で頭部を締め付けられ、屈辱を味わいながら何度も絶頂するのである。

      


      


      マルブランシュ三姉妹

      

      20代後半のデルフィーヌ、10代後半のクラリス、10代前半のアリス(いずれも人間年齢換算)の三姉妹。

      彼女達は、いずれも胸を吸精の手段としている。

      デルフィーヌの豊満な乳房にペニスが包まれ、そのまま何度も搾精。

      クラリスの中振りの乳房に肉棒が挟み込まれ、柔らかい上下の刺激で絶頂。

      アリスの貧乳が亀頭に擦り付けられ、執拗な責めで射精。

      彼女達に捕まった者は、その乳の感触に溺れる事になるのである。

      

      なお「乳淫魔」とも呼ばれるマルブランシュ三姉妹の搾精は、胸でペニスを挟むだけではない。

      その母乳を用いたり、乳首に挿入させたりと多彩な胸技が可能。

      また三人はいずれも対抗心が旺盛で、まるで獲物を奪い合うかのように激しい搾精が展開される。

      こうして獲物は三姉妹の乳の感触を存分に味わい、悲鳴を上げながら射精し続けるのだ。

      


      


      誘拐魔ヒルフェレス

      

      人間界においては、サキュバスに捕まり魔界へ拉致されていく者が後を絶たない。

      淫魔にさらわれた人間のほとんどは、その淫魔に精を搾り尽くされる事になる。

      しかし、中には売買目的で上質の精を持つ男性を拉致するというサキュバスも存在するのだ。

      

      『誘拐魔』という異名を持つヒルフェレスも、そのような人身売買に深く関わっているサキュバスである。

      彼女の人脈は深く、財政界や産業界から暗黒稼業にまで顔が通じている。

      ヒルフェレスに依頼すれば、条件に合致した男性を人間界から捕らえてきてくれる――

      そんな評判は魔界中に広がり、彼女への依頼も後を絶たない。

      

      ヒルフェレスに誘拐された男は、魔界の様々なところに売り飛ばされ、悲惨な運命を歩む。

      貴族の搾精奴隷、飲食店などでのドリンク製造機、精液を用いた食品工場での機械パーツ……

      彼女によって売り飛ばされた者は、魔界において永遠に精液を搾り続けられることになるのである。

      

      『第1話:自動販売機』


      妖魔貴族マルガレーテ

      

      魔界でも指折りの権力を持つ貴族ノイエンドルフ家の女当主、マルガレーテ・ノイエンドルフ――

      ノーブル・ロードと呼ばれる彼女は魔族の中ではまだまだ幼く、人間で言えば10代後半の外見をしている。

      膨大な魔力を持った彼女の楽しみは、捕えた人間達を拷問すること。

      しかも苦痛による拷問ではなく、快楽による拷問――

      マルガレーテは魔界中から搾精器具や快楽拷問器具を収集し、それを人間で試すのだ。

      

      鉄の処女(アイアン・メイデン)は少女の外見を模した鉄製の棺で、その内部では搾精淫肉が性感帯を的確に刺激するように位置。

      罪人を中に入れて蓋を閉めれば、搾精淫肉が罪人の全身に絡みついて死ぬまで精液を搾り尽くすという。

      

      鉄の処女に外見が酷似している、鋼鉄の乙女。罪人はこの鉄像を抱く事を強制される。

      本来ならこの像には外部へと飛び出す針が無数に仕込まれており、像を抱き締めた罪人を刺し貫く仕組みになっているのだ。

      しかしマルガレーテの所有する鋼鉄の乙女は、抱き締めた人間のペニスを内部に吸い込んで責め嫐る。

      罪人は全ての精液を鉄像に吸い尽くされ、死に至るのだ。

      

      ユダの揺籠の扱い方は獲物の胸や肩にベルトを巻いて吊り下げ、その両足は吊り下げている地点の1mほど後ろの台に置かせる。

      つまり上半身が固定された罪人の下半身が、かなり背後に反らされる形になる。

      さらに罪人に精一杯腰を引かせて弓なりに反らせ、搾精肉槽を微かに亀頭の先端に触れる程度の位置に配置。

      罪人が少しでも腰の力を緩めたら、ペニスは搾精肉槽に浸されてしまう。

      亀頭先端をくすぐる搾精淫肉の甘美な感触に耐えながら、腰を背後に反らせ続ける罪人。

      しかし最終的には肉体的疲労か搾精淫肉の誘惑のどちらかに負け、ペニスを搾精肉槽に浸してしまう事になるのである。

      

      マルガレーテお気に入りの品は他にもある。

      寝台に仰向けで固定された人間のペニスの部分、その真上に搾精筒を配置。

      マルガレーテが紐を放せば搾精筒が落下してペニスに覆い被さり、死ぬまで精液を啜り上げられるというギロチン。

      小型の水槽の横部に開いた穴にペニスを差し込ませてから、その水槽内にスライムを満たしていくという水責め器。

      ノイエンドルフ城からは、絶えず恐怖と歓喜の声が響くのである。

      

      『第1話:アイアン・メイデン(表)』
      『第1話:アイアン・メイデン(裏)』
      『第2話:ユダの揺籠』
      『第3話:水責め器(表)』
      『第3話:水責め器(裏)』


      竜宮神楽 乙姫

      

      人間界の深海に城を構えて住まう、極めて格の高いサキュバス。

      上級淫魔のさらに上級に位置し、大海の淫魔を統べる存在でもあるようだ。

      種族としては竜属に相当する淫魔であり、「リヴァイアサン」とも呼ばれている。

      しかし彼女は格の高い淫魔には珍しく、人間に対して友好的。

      人間界に居を構えつつも、互いの領域には不可侵という考え方を貫いているようだ。

      

      そんな彼女にも精の摂取が必要であり、目を付けた人間男性を居城へと誘い込む。

      何も知らない獲物を待ち受けているのは、多くの海淫魔も出席する盛大な宴。

      そして宴も終わり間際になると、彼女達の本来の目的だったもう一つの宴が始まる。

      哀れな獲物はその宴に供され、たっぷりと淫魔達に御馳走を提供するのである。

      

      こうして淫魔達が散々に搾った後、乙姫自身も搾精に移る。

      彼女は海洋淫魔の特質をその身に宿しており、触手や搾精孔が備わっているのだ。

      触手で全身を愛撫され、搾精孔にペニスを啜り上げられて獲物は何度も絶頂。

      その精液を、たっぷりと彼女に捧げることになるのである。

      

      なお宴が終わった後は、獲物は無事に地上へと帰される。

      しかし別れ際に男が持たされる箱は、ミミック娘と同種の箱形搾精生物。

      その箱は乙姫の思うがままに操ることができ、地上に戻ってもなお男は精を貪られるのである。

      


      


      罠師ハオミィ

      

      格の高い淫魔はみな自分の居城を構えているが、その内部には侵入者対策の搾精トラップが施されている。

      一部の貴族はトラップを自作したりもしているが、ほとんどの場合は専門の職人に依頼されることになる。

      居城にどんな搾精トラップを仕掛けているのか、というのは淫魔貴族にとって非常に重要なステータス。

      人間の感覚で言えば、どんな高級調度品を飾っているか、どんな名画を所有しているかということに等しい。

      ゆえに搾精トラップを専門に開発する職人は魔界でも尊ばれ、貴族のお抱えとなっている者も多いのである。

      

      ハオミィも極めて名高い搾精トラップ職人であるが、特定の貴族に仕えることを嫌う。

      だが彼女の高度な技術力と柔軟な発想で生み出されるトラップの評価は極めて高く、毎日のように依頼が殺到。

      そんな彼女はチャイナドレスに身を包み、立派な屋敷で日々トラップの開発に勤しんでいる。

      時には人間界から男性を屋敷に誘い込み、搾精トラップの動作をテストすることもあるのだ。

      ハオミィの屋敷に誘い込んでしまった哀れな獲物は、男性の性感を知り尽くしたトラップの餌食となってしまうのである。

      

      なおハオミィにとっては搾精トラップのテストであり、死ぬまで獲物の精を吸い尽くすようなことはない。

      トラップによって数度の絶頂を体験させた後、人間界に元通り帰すのだとか。

      そういう過程を経て完成したトラップが、高い仕事料と引き替えに淫魔貴族の居城に備え付けられる。

      罠師ハオミィのトラップが居城に備わっているというのは、貴族にとってかなりのステータスなのである。