大魔導師アリスプラム


 

 目を覚ますと、そこは奇妙な家だった。

 童話やおとぎ話に出てくるような、木で出来た小さな家。

 部屋の真ん中には木製のテーブル、そして部屋の端には僕の寝かされている小さなベッド。

 他にも、勉強机やら本棚が並んだささやかな家だ。

 ただ、机の上にはビーカーやら怪しげな薬品やらの実験器具も見える。

 

 「ん、んん……?」

 僕は伸びをしながら、ゆっくりと体を起こした。

 ここはどこだ? 自分の部屋で寝てたはずなのに……?

 こんな事態にもかかわらず、不思議と不安はない。

 どこか、現実感を喪失したような感覚――

 

 「――こんばんは」

 「……わあっ!?」

 唐突な女性の声に、僕は腰を抜かさんばかりに驚いた。

 いつの間にか、目の前にキレイなお姉さんがいたのだ。

 きらきらとした長い金髪に、深い海のような深蒼の瞳。

 そのサラサラの髪からは、ぴかぴか光る光子のようなものが燐粉のように漂っていて美しい。

 そして女性は、つば広で先端が尖った帽子と薄紫の立派なローブを身に着けていた。

 魔法使い――そんな言葉が、僕の脳裏によぎる。

 

 「だ、誰……?」

 「私はアリスプラム。見ての通り、魔導師よ」

 そう言って、アリスプラムと名乗ったお姉さんはにっこりと笑った。

 その笑顔にドキドキしながらも、僕は続けて質問する。

 「こ、ここはどこ……?」

 「キミにも分かり易い言葉で言うと、魔界」

 「ま、魔界……?」

 その言葉に僕は呆然とし、そして徐々に不安になってきた。

 状況を見る限り、決して冗談とも思えない。

 目の前の女性だって、人間じゃなさそうなのだ。

 「そんな…… なんで僕を魔界なんかに……?」

 「私が連れてきたの。でも、大丈夫よ」

 アリスプラムさんは、僕の目をじっと覗き込んだ。

 「朝になったら、またキミのお家に戻れるから」

 「そ、そうなの……?」

 彼女の深い瞳に、僕は吸い込まれてしまいそうになる。

 この人の言う事だったら、信用できそうな気がする。

 「そうなのよ。お姉さんの言葉を信じなさい」

 そう言いながら、アリスプラムさんはベッドの上に座り込む僕の隣に腰を下ろしてきた。

 そして、まるで恋人同士のように僕の手に腕を回す。

 「ア、アリスプラムさん……!?」

 彼女のローブは見た目に反してとても薄く、アリスプラムさんの肌の感触を鮮烈に伝えてくる。

 上腕がふにふにの胸に押し付けられ、僕の鼓動は高鳴った。

 「ちょっと、何を……!?」

 たぶん、僕の顔は興奮と戸惑いで真っ赤。

 「ふふ、可愛い反応…… ところで、キミいくつ?」

 「15歳…… です……」

 ほんの先月まで14歳だったんだけど。

 続けて、アリスプラムさんはとんでもない質問をしてきた。

 「エッチした事はある?」

 「ない、です……」

 戸惑いながら、僕はなんとか答える。

 こんなキレイなお姉さんに、こんな事を聞かれるなんて――

 「そう、初めてなんだ……」

 アリスプラムさんは、猫のように目を細めた。

 と、その瞬間――アリスプラムさんの両腕が、僕のズボンに伸びる。

 なんとアリスプラムさんは、僕のズボンと下着をスルスルと降ろし始めたのだ。

 「わ、わっ、何を……!?」

 「大丈夫、怖くも痛くもないわ。とっても気持ちいいことよ……」

 「う、うん……」

 じっと見詰める彼女の瞳に、僕はたちまち抗えなくなった。

 まるで他人事のように、僕は露出していく下半身を眺めている。

 パンツを脱がされた瞬間、僕のペニスがぴょこんと飛び出てきた。

 それは、既に最大限に隆起している。

 

 「もう大きくなってる…… 私に見られて、ドキドキした?」

 アリスプラムさんは軽く笑いながら言った。

 勃起を見られてクスクス笑われ、僕は恥ずかしくなる。

 「大きくなっても、まだ皮が被ってるわね…… ふふ、剥いてあげる」

 アリスプラムさんがウィンクすると、なんとペニスの皮がスルスルと剥け始めた。

 手も触れられていないのに、なんで――?

 「な、なに……? これ……?」

 「言ったでしょう? お姉さんは魔法使いだって」

 「あ、ああ……」

 皮が剥けるにつれ、ピンク色で敏感な亀頭が顔を見せ始めた。

 とうとう皮はくびれの部分を越え、完全に後退してしまう。

 「ん、んん……ッ!」

 皮がカリからちゅるんとめくれた瞬間、僕は甘い声を漏らしてしまった。

 カリを擦る瞬間の刺激が、なんともいえない快感だったのだ。

 それを聞いて、アリスプラムさんはにやっと目を細める。

 「ふふ、可愛い声…… もう一回鳴かせてあげるね」

 「え…… ええッ!?」

 その途端、皮がスルスルと戻り始めた。

 カリを覆い、亀頭の半ばまで――

 「ここで、もう一回……」

 アリスプラムさんがそう言った途端、再びスルスルと皮が剥けていく。

 そして、ちゅるんとカリが露出し――

 「ん……ああっ……」

 その瞬間の快感に、僕は再び声を出してしまった。

 さらに、先っぽから一筋の雫が垂れる。

 

 「皮剥かれるの気持ちいい? もっとしてあげようかな……」

 「あっ、あっ……!」

 皮がスルスルと戻り、またちゅるんと剥かれる。

 それを何度も何度も繰り返され――

 「あ、ああ…… アリスプラムさん、気持ちいい……」

 もう、僕は声を抑えようとする努力を放棄した。

 喘ぎながら、自分の味わっている快感をアリスプラムさんに伝える。

 尿道口からは先走り汁が垂れ、亀頭をねっとりと汚した。

 その液が上下する皮に巻き込まれ、にちゃにちゃと湿った音を立てる。

 

 「ふふ、気持ちいい汁がいっぱい出てきたね」

 そう言いながら、アリスプラムさんはベッドに座る僕の背後に回った。

 そして、後ろからぎゅっと抱き締めてくる。

 柔らかいおっぱいが、僕の背中にふにゃりと当たった。

 「乳首も大きくなってるね。男の子でも、ここ感じるでしょう……?」

 アリスプラムさんは僕の胸に手を伸ばし、両乳首を指先でなぞる。

 「くりくりしてあげるね…… おちんちんもシコシコされて、気持ちいいでしょ?」

 「あ、あ…… うぁ……!」

 抱き締められるように腕を回され、乳首をくすぐられる。ペニスは、不思議な力で扱かれ続けてている。

 僕は、皮が上下する自分のペニスから目を逸らした。

 「こら…… 自分のおちんちん、どんな風にいじめられてるのかちゃんと見なさい」

 胸をいじっていたアリスプラムさんの右手が、僕の顔をぐいと正面に向けさせる。

 「あ、ああぁぁ……」

 「皮で遊んでるだけで、本格的に刺激してないのに感じちゃって――おちんちん、先走りでドロドロになっちゃったね」

 「は、恥ずかしいから…… そんな事、言わないで……」

 僕の肩越しに、くちゅくちゅと音を立てるペニスを覗き込んでくるアリスプラムさん。

 彼女は僕のうなじや首筋を優しく舐めたり、耳の中に息を吹き込んだり――

 「ん…… あぁッ!」

 アリスプラムさんに何かされるたび、僕は体をよじらせて悶えた。

 

 「キミ、本当に可愛いね。もっと女の子みたいに鳴かせてあげる」

 くにゅくにゅ……

 僕のペニスが、なにか見えないものに絡みつかれた。

 ねっとりと柔らかく、でもぷりぷりと弾力がある。

 とてもエッチな感触で、とにかく気持ちよかった。

 「ああ……!? なに、これ……」

 「ふふ、魔力で気圧を変化させたのよ。もう少し、温度を上げてあげると……」

 「う、うぁぁぁ……!」

 ペニスの周囲が、ほこほこと温かくなってくる。

 人肌か、それよりも熱いくらい――

 「おちんちん、何されてるか分かる? それ、セックスの感触なのよ」

 「せ、セックス……? ああぁぁッ!!」

 ぐに、ぐに……

 見えない何かが、まるで生き物のように絡みついてきた。

 すごく暖かくて、ぬるぬるして、もう――

 

 「ふふ…… キミ、私の魔法でイかされるのよ。触られてもいないのに、恥ずかしい子……」

 アリスプラムさんは、そう耳元で囁いてくる。

 僕のペニスは彼女の魔力とやらで弄ばれ、ぐにぐにと揺れ動いていた。

 「あ、ああぁぁ……! もう……!」

 「もう出そう? お姉さんの見てる前で、いっぱいピュ〜してね」

 くちゅくちゅしたのが、僕のペニスに絡み付いてきて……

 締め付けられながら、にゅるにゅると蠢いてきて……

 これが、女の子のあそこの感触――

 

 「うぁ、ああぁぁぁぁぁぁぁ……!」

 どくん、どくどくどく……

 僕は体を震わせながら、まとわりつくヌルヌルの中に射精してしまった。

 噴水のように吹き上がった精液は、そのままどこかに消えていく。

 「出た出た、ふふふ……美味しぃ♪」

 僕の後ろで、アリスプラムさんはゴクゴクと喉を鳴らした。

 まさか、あの消えていった精液が――

 

 僕が後ろを振り返ると、アリスプラムさんはなにやら難しい表情を浮かべていた。

 「貴方の精液、少し魔素が強いわね――」

 「え?」

 そしてアリスプラムさんは、まじまじと僕の瞳を覗き込む。

 「やっぱり――キミ、才能があるわね。私の弟子にならない?」

 「弟子って……なんの?」

 「何って…… この大魔導師アリスプラムの弟子なんだから、魔法以外に何があるのよ」

 アリスプラムさんはぷんぷんと怒る――と思ったら、すぐに表情を変えた。

 「で、どう? 弟子入りする?」

 「弟子ってことは…… やっぱりここで修行とか?」

 「そりゃ、修行や鍛錬はこの家とか周辺になるわね。キミの家には、行動パターンや性格をコピーした影武者を送っておくわ」

 「それはちょっと、流石に……」

 「なんでよ。そんなに、人間界でフツーに暮らしたいの?

  どうせ、フツーに勉強して、フツーに進学して、フツーの企業に就職するんでしょ?

  それより、私の元で魔法を極めてみた方がよっぽどプラスになるわよ」

 アリスプラムさんは、強引に話を進める。

 「でも、やっぱり人間界に戻れないってのは……」

 「ちょっと、誰が帰さないって言ったのよ。別にちょくちょく戻っても構わないわよ。

  とにかくフツーに学校に通うよりも、ここで色々勉強した方がいいでしょ?」

 「う〜ん……」

 僅かに心が揺らぎ始める僕。

 「大魔導師アリスプラムの直弟子なんていったら、そこらの魔法学校の校長なんて余裕でなれるわよ。

  貴族お抱えの魔導師とか、魔術結社の重役とか……もうやりたい放題」

 魔法使いになる……か。それも悪くないかもしれない。

 というか正直、僕は魔導師という存在に憧れ始めていた。

 ただ、師匠がこの人でいいのだろうか。本当に、自分で言っているほど凄い人なんだろうか……?

 「私から弟子に誘うなんて、たぶん最初で最後よ。毎日5人は押しかけてくる弟子入り志願、みんな追い払ってるんだから」

 その言葉は、ウソには聞こえない。

 僕は決心し、ゆっくりと頷いた。

 「まあ、ちょっとぐらいなら……」

 「ちょっとって何よ。まあ、返事はOKって事でいいわね」

 アリスプラムさんはにっこりと笑って頷いた。

 「じゃあ、戴師の儀を始めようか――」

 「戴師の儀?」

 「うん。キミは、私の魔術系列で精霊達と契約を結ぶ事になるの。その為には、私とキミとの結びつきを強める儀式が必要なのよ」

 なにか、凄くイヤな予感がする。

 話の流れからして、とてもイヤらしい感じが……

 「その儀式ってのは、もしかしてエッチな事……?」

 「そんな事ないわよ。私の匂いを、貴方の体に染み込ませるだけ」

 「なんだ、そんな事か……って、匂い!?」

 「そう……さ、脱いで脱いで」

 そう言いながら、アリスプラムさんは僕の服を次々に引っぺがす。

 たちまち僕は全裸にされ、狭いベッドの上に転がされた。

 

 「キミの体、女の子みたいに綺麗だね……」

 アリスプラムさんは、ローブを着たまま僕の上にのしかかって来る。

 そして、僕の乳首にぬるりと舌を這わせた。れろれろとヨダレをたっぷり垂らしながら――

 「あ、ああぁぁ……」

 「キミの敏感なところに、たっぷり唾液の匂いを付けてあげるね」

 れろ、ぴちゃぴちゃ……

 「うぁ…… あ、んん……ッ!」

 アリスプラムさんの舌が僕の乳首を這い回るたび、僕は声を上げてしまう。

 僕の胸は、もう彼女のヨダレでびちょびちょだ。

 ナメクジが這い回ったかのように、舌の跡が残っている。

 僕は身をよじりながら、胸や肩、首、脇腹などを這い回るアリスプラムさんの舌の感触に酔った。

 毎日5人は詰め掛けてくるっていう弟子入り志願者ってのは、まさかアリスプラムさんにこういう事してほしいだけじゃ――

 

 「じゃあ、軽く運動して汗掻くから……その間、キミの顔をツバ臭くしてあげる」

 アリスプラムさんは、唐突に僕の唇をちゅぅぅ……と吸い嫐ってきた。

 さらに、頬や額にヨダレまみれの舌がべとべとと這い回る。

 甘い唾液をたっぷりと塗りつけられて恍惚とする――そんな僕の目に、信じられないような光景が映った。

 窓の外で、人間よりも大きい長方形の石が空中を乱舞しているのだ。

 その数は100をゆうに越えていて、次々とピラミッド状に積み上がっていっている。

 まさか、アリスプラムさんの運動っていうのは――

 

 「ふぅ、運動完了。たっぷり汗掻いちゃった……」

 僕の顔を舐め回していたアリスプラムさんは、すっくと腰を上げた。

 窓の外では、わずか数分にして巨大なピラミッドが出来上がっている。

 彼女は右腕を上げてローブをまくり、自らの脇を覗き込んだ。

 毛の全くないスベスベのくぼみ――そこに、玉のような汗が何筋も伝っている。

 「あ〜あ、汗だらけ…… モワモワと湯気が漂ってきそうなカンジ……うり」

 「……んむッ!?」

 唐突に、アリスプラムさんは僕の顔に腕を回してきた。

 そのまま、ヘッドロックの体勢で脇の下に顔を挟まれてしまう。

 僕の口と鼻に、アリスプラムさんのスベスベの肌が押し付けられた。

 「ふふっ、クラクラするでしょ。私の蒸れた脇の下、どう?」

 「んぐ、ぐぐ……!!」

 僕はアリスプラムさんの脇で抱え込まれ、力なくもがく。

 ムッとくる芳香、甘酸っぱい汗、蒸れ蒸れの熱気……

 それらが、僕の五感を甘く刺激する。

 決して不快ではなく、むしろ蕩けるような恍惚――

 

 「どう? 私との戴師の儀式は? 私がうら若いお姉さんで良かったよね。そこらのオッサン魔術師だったら地獄じゃない?」

 僕の顔面をきつくロックしながら、アリスプラムさんはクスクスと笑う。

 「むが…… んむ……!」

 「ふふ、暴れても離してあげないよ。このまま、私の匂いを染み付かせてあげる」

 呼吸をするたび、アリスプラムさんの匂いが脳を侵食する。

 僕の中で白い興奮の渦が湧き上がり、下半身を甘く蕩かす。

 快感にも似た感覚が溢れ、そして股間で弾けた。

 「……ん、んんんんん……」

 どく、どくどく……

 気がつけば、僕は射精していた。

 触れられてもいないペニスが脈動し、断続的に精液を撒き散らす。

 アリスプラムさんの匂いに包まれて射精した――

 暴発に近い射精だったにもかかわらず、僕は深い満足感を得ていた。

 

 「うそ……! 脇の下の匂いでイっちゃったんだ……!」

 アリスプラムさんの声が聞こえる。

 「キミ、匂い付けられるの好きなの? じゃあおちんちんには、もっとキツい匂い付けてあげようか……?」

 そう言いながら、アリスプラムさんはスルスルと黒い靴下を脱いだ。

 「ふふ〜ん、脱ぎたてホカホカの靴下。汗も染みて、いっぱい蒸れて……」

 彼女は意地悪げに笑うと、なんと僕のペニスに温かく湿った靴下をスルスルと被せてきた。

 汗に濡れて、しっとりと湿った靴下。

 柔らかい素材に残るアリスプラムさんの温もりが、僕のペニスを優しく包み込む。

 こうして、僕の肉棒に彼女の靴下を履かされてしまった。

 「んんッ! んん――ッ!!」

 「ふふっ、ホカホカでしょ。私の靴下におちんちん包まれて、気分はどう?」

 アリスプラムさんの、可笑しそうな声。

 ペニスに靴下を履かされる――そんな屈辱的な事をされてるのに、興奮が収まらない。

 さらに彼女の脇の匂いが、僕の脳を甘く溶かし続ける。

 

 「ついでだから、搾精もしてあげるね。靴下に搾られるってのはどう?」

 うに、うにうにうに……

 「んんんんんッ!! んんんッ!!」

 唐突に、靴下の内部が蠢き始めた。

 いやらしく、ペニスを締め付けて嫐りながら――

 「施魂魔術よ。その靴下に魂を与え、精液を啜り取るという意思を与えたの」

 「んん、そんな……んぁッ!!」

 そのたまらない感触に、僕は体を震わせて悶える。

 それでも、アリスプラムさんは僕の顔をがっちり脇で抱えたまま離してくれない。

 

 「施魂魔術で宿る魂の質は、持ち主に最も近くなるの。つまり、私の分身ってとこね」

 そう言いながら、アリスプラムさんは脇にぐいぐいと力を込めた。

 彼女の蒸れた脇の下も、僕を容赦なく責め続けているのだ。

 鼻腔を刺激する脇の匂い、そしてねちっこくペニスをいたぶり続ける靴下――

 僕の頭の中は、たちまちアリスプラムさんで一杯になった。

 「んんぁ…… んんんんッ……!!」

 どく、どくどくどく……

 たちまち、僕はアリスプラムさんの靴下の中に精液を漏らしてしまう。

 「ふふッ、中出し――まあ、童貞卒業とはいかないかな?」

 体を痙攣させながら靴下の中に射精する僕に、アリスプラムさんは笑い掛けた。

 靴下の中に無理やり射精させられるという辱めを受けても、僕の興奮は冷めない。

 それどころか、ますます――

 

 「やっぱり上質の精は美味しいわね…… ほらほら、もっと搾り取ってあげなさい」

 うにうに、こしこしこし……

 アリスプラムさんの呼びかけに呼応するように、靴下は激しく蠢いてきた。

 シコシコとペニス全体を扱き上げ、サオのあちこちを揉み立ててくる。

 「ふふ…… キミのおちんちん、もう私の足の匂いがこびりついて取れないかもね」

 「ああ、あああぁぁぁ……!!」

 どく、どくどくどく……

 アリスプラムさんに笑われながら、精液を靴下の中に注ぎこみ続ける僕。

 さらに彼女は腕でグイグイと僕の頭部を締め上げ、そのたびに湿った脇の下が顔に押し付けられる。

 アリスプラムさんの匂いに溺れながら、靴下に何度も何度もイかされる……

 僕は全身でアリスプラムさんを感じ、そしてそのまま気を失った。

 アリスプラムさんの匂い漬けにされ、幾度もの射精を強制されて――

 

 

 

 ――僕が気絶しているうちに、その日の儀式は終了した。

 しかし翌朝になって、僕は驚くべき事を聞かされる。

 魔術の初心者でいるうちは、週に一回はアリスプラムさんの匂いを全身に染み付けなければならないのだと言う。

 「今度はどうやって匂い付けしてあげようかな……シミ付きのパンツとか、好き?」

 そう言って、アリスプラムさんは笑った。

 次の匂い付けの儀式では、どんな事をされるのだろう――?

 

 「アリスプラムさんも、師匠にそういうことされたんですか?」

 「いいや、私は独力で魔法を修めたから」

 僕の質問に対し、アリスプラムさんは平然と答える。

 それを聞いてなぜか安心してしまう僕は、もう彼女の虜になってしまったのかもしれない。

 このキレイな師匠の元で、修行に励むのも悪くないかもしれない――そんな気がした。

 

 そしてその日の朝から、彼女の言う修行とやらは始まっている。

 「ほらほら、そんなのも振り払えないようじゃ、話にならないわよ」

 「はぁはぁ…… くッ!!」

 僕の股間に纏わり付いてくる、一組の皮手袋。

 これもアリスプラムさんの愛用品で、魔術によって魂が与えられたものだ。

 気を抜いた瞬間に、右手袋が僕のペニスをぎゅっと握って優しく扱きたててくる。

 「ああぁ……! は、離して……!」

 右手袋を両手で掴み、何とか引き剥がそうとする僕。

 その一方で、左手袋が玉袋や会陰部を擦り回してきた。

 「あ、ああぁぁぁぁ……」

 僕の体からは力が抜け、そのまま手袋のされるがままになる。

 ただペニスを皮手袋に優しく弄ばれ、ベッドの上で体をよじるだけの僕。

 

 「あ〜あ。もう溺れちゃった。仕方ない、イかせてあげなさい」

 アリスプラムさんの言葉と同時に、左右の手袋が僕のペニスを包み込むように覆ってきた。

 そのまま、しこしこくちゅくちゅと執拗に揉み込んでくる。

 試すだけの動きから、射精へ導く動きへ――

 「あぅ…… ああぁぁ……」

 どくん、どくどくどく……

 皮手袋の手コキを味わいながら、僕はシーツをぎゅっと握って射精した。

 射精中のペニスをも皮手袋は巧みに擦り上げ、最後の一滴まで精液を搾り出される。

 アリスプラムさんの愛用の皮手袋は、白い粘液でねっとりと汚れてしまった。

 

 「おちんちん、もっと鍛えなきゃダメね。ちょっと触られて喜んでいるようじゃねぇ」

 「だって、アリスプラムさんの手袋だし……」

 肩を上下させながら答える僕を、彼女はきゅっと抱き締めてきた。

 「ほんと、キミって可愛いわね」

 「ちょっと、まだ修練の時間じゃ……」

 「お腹空いてきちゃった。もう一回、手で搾ってあげるね」

 アリスプラムさんの右手が、僕のペニスをぎゅっと掴む。

 「ちょっと、まだ修練の時間じゃ……ああッ!!」

 「キミがもうちょっと成長したら、童貞も奪ってあげるからね。ふふ……」

 「うぁ……! あああぁぁぁッ!!」

 僕は結局、されるがままにアリスプラムさんの手の中で果てた。

 修行と称して、弄ばれているような気がしてならない――

 それでも、僕の修行は始まったばかりなのだった。

 

 

 



この娘さんに搾られてしまった方は、以下のボタンをどうぞ。




一覧に戻る