ダリア・オリンピア淫魔学校
ダリア・オリンピア淫魔学校小等部、第22行為室――
特別カリキュラムのために用意されたその特別教室には、まだまだ幼いといってもいい男女一組の生徒が席に着いていた。
教室の中央には、保健室にあるような大きなベッド。
それを取り囲むように、沢山の椅子や机が配置されている。
しかしこの部屋で授業の始まりを待っているのは、女子生徒レミィと男子生徒シアの二人のみだった。
「特別実習って、なんだろうね……?」
レミィは、ぽけっとした表情を浮かべているシアに話し掛けていた。
まだ小さいサキュバスであるレミィは、性的な知識を全く持っていない。
あまり幼いうちからサキュバスの本能に目覚めさせてしまえば、人間男性を食料としてしか見なくなるという。
よって、小学校低学年まではサキュバスの女の子と人間の男の子を同じように学ばせる――
そして、高学年に上がる際の特別授業までは性に対する知識を与えず、搾精もできないようにしておく。
それが、このダリア・オリンピア淫魔学校の教育方針であった。
「なんで、クラスのみんなでやらないのかなぁ?」
ぼーっとした顔で、眠そうに呟く少年。
レミィは、この同い年の少年――シアのことが大好きだった。
この特別実習は、仲も相性もいい男女を一組にして行われることを二人は知らない。
今から行われる実習は、淫魔として最初に受けるカリキュラムなのだ。
かつ、かつ、かつ……と廊下の方から足音が響いてきた。
「あ、先生かな――?」
二人の生徒は、すかさず姿勢を正す。
おもむろに教室のドアが開き、入ってきたのはセーラー服の綺麗な上級生だった。
その長髪の女子生徒は、高等部の学生――胸に輝くグリーンの学章は、三年生であることを表している。
小等部の二人にとっては、二回りも年上のお姉さんだ。
清潔感の溢れるセーラー服に身を包んだ彼女は、教卓へと立つ。
「えっと……レミィちゃんとシア君ね。この特別実習は、私――エルミナが講師を担当します」
「あ……はい!」
起立、礼、の号令を掛ける日直はいないので、二人の生徒は座ったままぺこりと礼をした。
なお、上級生が下級生への授業を行う場合があるのもダリア・オリンピア淫魔学校の特色。
この高等部生徒のエルミナからすれば、下級生に性の手ほどきをするという事がカリキュラムの一つ。
優等生の彼女にとって、非常に簡単な内容のカリキュラムである。
「それでは――今日は、男女の身体について学習しましょう」
教室全体に通る声で、エルミナは告げた。
「シア君、授業に協力してくれる? ベッドのところまで来て貰えるかな」
「僕が? は、はい……」
シアは当惑しながらも席から立ち、ベッドにまで進み出る。
「じゃあ、ここに腰掛けて」
「は、はい――」
エルミナに言われるがままベッドに腰掛けるシア。
彼は、席に着いたままきょとんとしているレミィと対面するような形となった。
「じゃあシア君、大人しくしていてね……」
エルミナはシアの隣に腰を下ろし、そしてズボンのチャックへと手を伸ばしてきた。
寄り添うように身を寄せてくるお姉さんの甘い匂いと、その温もり。
さらに彼女は手慣れた様子でチャックを落ろし、ふにゃふにゃの陰茎を引き出す。
「わ、わっ……!」
「きゃっ――!」
幼い二人の男女の、驚愕の声が教室内にこだました。
シアは突然の行為に硬直し、レミィは両手でぱっと視界を遮る。
「二人とも、驚かないで。これは男女の体の仕組みを知る授業なのよ」
エルミナは、顔を隠しているレミィを諭した。
「レミィちゃん。男の子の股間には何があるのか、しっかり観察してね」
「は、はい……」
おずおずとしながらも、その興味津々な様子は隠せない。
レミィは口元に両手をやりながら、シアのペニスをまじまじと凝視した。
おちんちん、という言葉は知っていたが、見るのは初めて。
彼女の熱っぽい視線がシアの股間に集中する。
「でも、ちょっと可愛いかも……」
「ふふ、そうね……シア君、恥ずかしい?」
「はい――」
頬を真っ赤に染めながら、シアはこくりと頷いた。
同級生の女子生徒と上級生のお姉さんの前で、ペニスを剥き出しにされる――
少年はこれまでに経験したことのない羞恥で、胸が張り裂けそうになっていた。
「これが男性器。男の子はみんな、この可愛いのを股間にぶら下げてるのよ」
「はい、知ってま〜す!」
ようやく普段の調子を取り戻し、レミィはしゅたっと片手を上げる。
「じゃあレミィちゃん、おちんちんは何に使われるのか知ってる?」
「おしっこ!」
元気よく告げる後輩生徒に対し、エルミナは軽く首を振った。
「半分正解だけど、それだけじゃないの。男の子のおちんちんには、大切な役割があるのよ。
じゃあ、今からそれを見ていきましょうね……」
エルミナはにっこりと微笑み、ぐったりとしているペニスに手を伸ばす――
「えっえっ、何するの?」
「ふふふ、気持ちいいことよ……」
狼狽するシアを尻目に、エルミナはペニスの頭の部分をさわさわと優しく撫でた。
「はうっン……」
その瞬間、シアの全身を柔らかな電流が貫く。
そのまま小動物を可愛がるように、両手でペニスを包んで撫でさするエルミナ。
綺麗な上級生のお姉さんにおちんちんを撫で回される――そんな刺激に、シアの息はたちまち荒くなった。
それと同時に、彼の幼いペニスがむくむくと大きくなっていく。
「うわ――!」
レミィは、ぴんと上を向いて直立してしまったペニスに熱い視線を送っていた。
まるで魔法のように、ふにゃふにゃだった肉棒が固く大きくなってしまったのだ。
「すご〜い、不思議ー!」
「こんな風に優しく触ってあげると、おちんちんは大きくなってしまうのよ。
そして男の子は、素敵な気持ちになってしまうの」
「え……?」
レミィが視線を上げると、目に入ってきたのはシアの緩んだ表情。
「あ、ああぁぁぁぁ……おねぇさん……」
シアは頬を赤く染め、涙を滲ませながら呻いていた。
その切なそうな表情に、見ているレミィまで切迫した気分になってしまう。
「シ、シア……? どうしたの? 痛いの?」
心配そうな様子のレミィに対し、エルミナは目を細める。
「さあシア君、レミィちゃんに教えてあげて。痛いの? それとも――」
「い、痛くないです……き、気持ちよくて……んぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
びくっ、とシアは体をのけぞらせて震えた。
その間もエルミナの柔らかい掌は、さすさすと彼のペニスを撫で続けているのだ。
「シア、気持ちいいんだ……」
確かにシアは荒い息を吐き、とても甘い表情をしている。
なぜか裏切られたような、不思議な感情がレミィの中に沸き上がってきた。
大好きなクラスメイトが、上級生のお姉さんにおちんちんを撫で回されている――
そして悦んでいるシアに対して、なぜだか批難したくなる気持ちが芽生えたのだ。
しかし嫉妬の芽よりも、まだまだ好奇心の方がレミィの中では大きな位置を占めていた。
「見ての通り、男の子はおちんちんを優しく触られると気持ちよくなるのよ。
触り方は色々あるから、これからの実習で勉強していきましょうね」
そう説明しながらも、エルミナはシアのペニスを優しく握り、軽く力を込めたり緩めたりしている。
当然ながらエルミナがその気になれば、一瞬で射精させることなど容易い。
むしろ童貞少年のペニスをこれだけいじくり回して、射精させないことの方が高度な技術と言える。
「でもこれ、子供のおちんちんなの。ほら、先っちょに皮を被ってるでしょう?
これを剥いてあげると、大人のおちんちんになるのよ」
「皮……? これ、剥けるんですか?」
初めての手淫に翻弄される少年、その包皮にレミィの視線が吸い寄せられる。
「ええ。じゃあシア君、お姉さんが剥いてあげるからね……」
「え……?」
エルミナは亀頭部を包む包皮の上で親指と人差し指の輪を作り、それをじりじりと下ろしてきた。
それに従い、ゆっくりと皮が剥けていく。
包皮が後退し、そしてピンク色の亀頭が露わになっていった――
「わっ、凄い……!」
「お、おねぇさん……!?」
初めて見る自分の器官に、シアは戸惑いの声を上げる。
「大丈夫よ、何も怖くないから。これが、大人のおちんちんなのよ……」
優しく囁きながら、エルミナはシアの包皮を剥き下ろしてしまった。
剥き出しの亀頭からほんの少しだけカリが張り出している、まだまだ幼さを残した陰茎。
それを目の当たりにし、そのユーモラスな外見にレミィは目を細める。
「先っちょ、なんか唇みたい……」
「それがおしっこの出る穴よ。剥きたては刺激が強いから、触る時は扱いに注意してね」
エルミナは亀頭に触れないようにしながら、サオを握って軽く上下させる。
「ふぁぁぁ……おちんちん、きもちいい……」
上級生に股間をまさぐられるという快感に、シアはすっかり虜になったようだ。
ぼんやりとしているようにも見える恍惚の表情を浮かべ、その口許からは唾液が糸を引いて垂れた。
そして亀頭先端の尿道からも、透明な滴がじんわりと浮かぶ。
「わっ、おしっこ!?」
「いいえ、これはカウパー氏腺液。男性が快感を感じると分泌する液体なのよ」
そう説明しながらも、優しくいたぶるように手を動かし続けるエルミナ。
「はぅ、うぅぅぅ……!」
シアは、うつろな目で初めての性感を味わっている。
「……」
そしてレミィは喉を鳴らし、手淫に専念する上級生のお姉さんを凝視していた。
自分も、あんな風にシアのおちんちんを触ってあげたい――そんな感情が、徐々に大きくなってくる。
エルミナは当然ながら、幼いサキュバスの心理など把握しきっていた。
それでいながら、そ知らぬ顔をして解説を続ける。
「そして男の子の気持ちよさが頂点に達すると、白い液体がぴゅっ、ぴゅっと吹き出てくるの」
「白い液体? おしっことは違うんですか?」
「ええ、精液というの。私達サキュバスにとって、すごく重要な液体なのよ」
――そろそろ、頃合いか。
エルミナは、単調にサオの中程から根本を上下させるだけだった動作を改めた。
親指と人差し指の輪による上下運動にカリ首を巻き込み、さらに亀頭部にも人差し指をくにくにと這わせる。
「あ、ああああぁぁぁぁ……!!」
エルミナの練達した指技は、剥きたての亀頭部にも甘い刺激をもたらしていた。
掌で優しく締め付けながら、カリや亀頭部に指を這わされる――この刺激で果てない童貞などいない。
「ふぁ――あぁぁぁぁぁぁぁッ!」
「どうしたの、シア……?」
唐突に甘い悲鳴を漏らすシアを凝視し、レミィは眼をぱちくりさせた。
「分かんないけど……なんか、漏れちゃうよぉ……」
ぬるぬるとまとわりつき、先端に絡み付いてくる上級生の指。
さらにカリの部分までをくちゅくちゅと上下され、シアは極上の快感を味わう。
頭の中に霞がかかったようになりながら、彼は身体をぶるぶると震わせていた。
「ふふ、いいのよ……漏らしなさい……」
「あ、あぅ――」
不意にビクビクと震え出すシアの腰――その瞬間、ペニスの先端から白い液体が弾け飛んだ。
「きゃっ!」
目の前の出来事に仰天し、目を丸くするレミィ。
そんな同級生の視線にさらされながら、びゅくびゅくとシアのペニは痙攣する。
「もれてるぅぅ……きもちいいよぉ……」
シアは、放出の快感を存分に味わっていた。
お姉さんの手でいじくり回され、まるで魂を抜かれるかのごとく白い液体が溢れ出る。
その一部は液体状でなくゲル状で、ペニスが脈動する度に周囲に飛び散っていた。
シアにとって初めての絶頂は、こうして上級生のお姉さんによって導かれたのである。
「これを、射精と言うの。凄いでしょう?」
驚きの表情で硬直しているレミィを見据え、エルミナはにっこりと笑った。
そしてハンカチを取り出し、慣れた手付きで飛び散った精液を拭き取っていく。
その傍らで、快楽の残滓を味わいながらはぁはぁと息を吐くシア。
レミィは好奇心に満たされながらも、どこか鬱屈したような感覚を抱えていた。
その感情の正体は、彼女自身にも良く分かっていないが――
とにかく、射精のメカニズムの説明は終わった。
しかし今回の実習は、ここからが本番なのである。
「では、次のステップに行きましょうか。今日はサキュバスにとって最も重要な、セックスを覚えてもらいます」
エルミナはベッドから立ち上がると、ふぁさ……とスカートを足元に落としていた。
白い下着が露わになり、シアの視線はその一点に注がれてしまう。
「良く見ておいてね。凄く大事なことだから……」
シアとレミィの視線を意識しながら、エルミナは自らの下着を下ろす。
そして再びベッドに腰掛け、彼女は足をM字状に広げていた。
控え目な恥毛と、そして陰部が下級生二人の前にさらされる。
きゅっと引き締まった肉の唇の奥には、ピンク色の肉壁が覗いていた。
「うわぁ……」
シアは頬を紅潮させながら食い入るように見詰め、レミィは自らの股間と比較する。
「女の子の股間には、膣という穴があるのよ。
セックスとは、さっきみたいに大きくなったおちんちんを女の子の穴に入れてしまうことなの」
「え……? そんなの、痛くないんですか?」
レミィはきょとんとした表情を見せていた。
きゅっと閉じた自身の膣に男の子のアレを入れる――官能的な響きながら、恐怖を感じるのもまた事実。
「いいえ、とっても気持ちいいのよ。男の子も、女の子もね……」
エルミナは蜜壷の内部をぐちゅぐちゅと蠢かせ、その機能を見せ付けた。
二人の生徒は、それを食い入るように見詰める。
「膣内は口の中のように柔らかい粘膜で覆われていて、分泌液でぬめっています。
それが包み込んだ男性器に刺激を与え、気持ち良くして射精させるの」
「この中で、男の子気持ちよくなっちゃうんだ……」
レミィは、エルミナの膣内をまじまじと覗き込んでいた。
まるで別の生き物のように蠢く膣内で、男性は快楽を得るのだという。
まだ性に対して幼い少女にとって、それはとても不思議なことのように思えた。
「ヒダがびっしりとあるのが見えるでしょう? これで男性器を摩擦し、独特の感触を与えます。
また膣内の筋肉で男性器を締め付けてあげるのもいいですね。気持ち良さそうでしょう、シア君?」
「あ、はい……」
シアのペニスは、最大限にまで勃起している。
手でいじられてもあれだけ気持ち良かったのに、こんなところに入れたらどうなってしまうのだろうか――
「では、実際にやってみましょうね――」
「え……?」
エルミナはシアを軽くベッドの上に押し倒し、その上にゆっくりとのしかかっていた。
「お、おねぇさん……怖いよぅ……」
突然の成り行きに、シアは戸惑いと不安を隠せない。
今から、上級生の股間に自分の生殖器を収めるという。
その不安感と先程のような快感への期待で、シアの心臓の鼓動は早くなっていった。
「大丈夫、怖くないからね。シア君は何も考えなくていいの。
素敵な気持ちにしてあげるから、そのまま私に身を委ねていて――」
そう甘く囁きながら、エルミナは一回り以上も小さいシアの体を組み敷いていく。
その豊満な体で少年の上半身を包むように抱き込み、そして騎乗位の体勢で互いの陰部をあてがい――
「……」
レミィには、それがどこか嫌な感じに思えた。
シアの体に絡むエルミナの肢体は、まるで彼を包んで食べようとするアメーバのように見えたのだ。
それでもレミィの中では好奇心が上回り、目の前の光景から目が離せない。
エルミナは下級生少女の複雑な感情を察しつつも、妖艶な笑みを浮かべた。
「じゃあ、挿入します。レミィちゃん、しっかり見ていてね――」
「は……はい」
ずぬぬぬぬぬぬ……
エルミナはゆっくりと腰を下ろし、そしてシアのペニスを蜜壷で根本まで咥え込んでいた。
その豊かな胸と細い腕は彼の小さな上半身をしっかりとホールドし、逃げられないようにしている。
「あ、ふぁぁぁぁぁ……」
シアの表情は、みるみる快感に歪んでいった。
初体験で、サキュバスに股間を貪られる――それはまさに天国の快楽である。
快感に緩む顔を眼前に見下ろし、エルミナは優しく微笑んだ。
「シア君、レミィちゃんに教えてあげて。中はどんな感じかしら?」
「ぬ、ぬるぬるで……くちゅくちゅしてて……おちんちん、おちんちんがぁぁ……」
「ふふ、良かったわね……」
きゅっ――とエルミナは膣内を柔らかく締め付けた。
「ふぁ……!!」
びくん、とシアの体は刺激に対して過敏に反応する。
「くちゅくちゅしないでぇ……おちんちん、とけちゃうよぉ……」
エルミナの蜜壷は、シアを優しく包んで快楽に浸らせる。
サキュバスである彼女にとって、膣の蠢きは自由自在。
ただちに射精させることも、そして射精させずに嫐ることもできるのだ。
そしてシアは、絶頂に至らないほど緩く優しい刺激をじっくりと与えられていた。
それは、生殺しの甘い快楽そのものである――
「そんなに気持ちいいの、シア……?」
レミィは戸惑いながらも、股間を蕩かす快楽に悶えるシアに話し掛けた。
「は、あ……うぅぅん……」
シアにはレミィの声が届いているのか届いていないのか、か細い悲鳴を漏らし続ける。
エルミナの豊満な肉体に包み込まれ、蜜壷内でペニスを嫐られてびくびくと痙攣するシアの体――
シアが食べられている――レミィは、そう感じていた。
あの股間の割れ目で男の子のモノを咥え込まれ、むぐむぐと咀嚼されているのだ――
レミィの中で焦燥感が頭をもたげ、両足を微かにもじもじと動かし始めていた。
「……」
レミィの感情の変遷を把握し、エルミナは微かな笑みを浮かべた。
そろそろ、頃合いのようだ。
「じゃあ、シア君……とどめ、刺してあげるね」
「ふぁぁぁぁ……ああ、はぁぁぁぁぁぁぁぁ……!」
にゅく、にゅくにゅくにゅくにゅく……
シアのペニスを包み込んだ肉壁がうねり始めた。
じっくりと締め上げながら、ヒダの一枚一枚がペニスの表面を丹念に舐め回す。
それは、童貞少年を一瞬で桃源郷へと導く快感だった。
「よく頑張ったわね、シア君。ご褒美に――吸ってあげる」
「あ、あああああぁぁぁぁぁぁぁ……!!」
全身をわななかせながら、ドクドクと膣内に射精してしまうシア。
ゲル状の精液が、エルミナの中へと大量に溢れ出す。
じゅるじゅると蜜壷は精液を吸い上げ、シアの肉棒を搾ってきた。
「あ、あぁぁぁぁぁぁぁ……」
射精中のペニスを揉まれ、吸い嫐られる快感にわななくシア。
上級生のサキュバスに童貞を奪われ、優しく精を吸って貰う――
シアは恍惚の極みに浸り、表情を緩ませながら果てたのだった。
「やり方は分かったかな、レミィちゃん?」
たっぷりと精を吸い、そしてエルミナは体を起こしていた。
ちゅぽん……とペニスが膣から抜け、ようやくシアは快楽地獄から解放される。
「サキュバスは、男の子を天国にイかせてしまえるのよ。ほら、とっても幸せそうでしょう?」
「ふぁぁ……」
快感の余韻に包まれ、なおもシアは横たわったまま恍惚に浸っていた。
それは、まさに桃源郷をかいま見た人間の表情そのものである。
そしてエルミナは、その艶めかしい視線をシアからレミィへと移した。
「じゃあ次は……レミィちゃんがシア君を犯してあげようか」
「え……!? 私が……!?」
びくっ、とレミィの体が反応する。
「そう。レミィちゃんの膣で、シア君の精液を吸ってあげて。それが今日の実習内容なのよ」
「実習……分かりました……」
レミィは戸惑いつつも、おずおずとスカートと下着を脱いだ。
そのお尻からは、矢印状の尻尾が控え目に覗いている。
そして毛も生えそろっていない陰部からは、透明な液が滲んでいた。
レミィ自身も意識していないうちに、すでに準備は整っていたのである。
「……」
レミィはベッドに上がり、横たわっているシアにのしかかっていった。
「レ、レミィちゃん……?」
ようやく我に帰りつつあったシアの見たものは、ゆっくりとまたがってくるレミィの姿――
さっきのエルミナとは違い、股間の割れ目はぴっちりと閉じている。
仲良しのクラスメイトが自分を組み敷き、そして犯そうとしているのだ――
「いいよね、シア……おちんちん犯しちゃうよ」
熱のこもった口調で、そう呟くレミィ。
自分も、さっきのエルミナみたいにシアを悦ばせてあげたい。
可愛いおちんちんをいじくり回して、泣き喚くぐらい気持ちよくしてあげたい――
シアに対する恋慕、エルミナに対する対抗心、そして淫魔としての本能が幼いサキュバスを動かしていたのである。
当然ながら、巧みにそう仕向けたのは講師であるエルミナ。
下級生に性の手ほどきを施し、最終的には女生徒に男子生徒を犯させる――
それがエルミナに課せられたカリキュラムであり、彼女は百点満点を獲得したのだった。
後は幼いサキュバスの吸い過ぎに注意するだけ、他に口を出す点は何もない。
「レミィちゃん……レミィちゃん……」
「いくよ、シア……」
ベッドの上では、幼いサキュバスと人間少年が絡み合っていた。
「ああ、レミィちゃん……」
これからレミィが、さっきのエルミナと同じ事をしてくれる。
おちんちんが溶けそうなほど気持ちいい穴で、たっぷりと射精させてくれるのだ。
大好きなレミィに精液を搾られたい――そんな期待で、少年は身を震わせていた。
そしてペニスの先端が、レミィのしっかりと閉じた膣口にあてがわれる。
「これが入り口……もっと奥だよね」
「うぅ……」
その温もりと愛液のぬめる感触に、早くも声を上擦らせるシア。
そしてレミィは、一気に腰を落としてきた。
ぐぬ、むにゅむにゅ……
狭くて、温かくて、そしてぬるぬるの中にシアのペニスがねじ込まれる。
「あう、あぁぁぁぁぁぁ……!!」
その天国のような感触に、思わず悦びの悲鳴を上げてしまうシア。
初めてペニスを迎え入れたレミィの蜜壷は、何の容赦もなく男を嫐るという機能を実行し始めた。
全体がぴっちりとペニスを搾り、くにゅくにゅと締め上げる。
ヒダヒダで覆われた狭い空間が亀頭を包み、むにむにと揉み立てる。
エルミナと違い、経験の少ないレミィの蜜壷は男を焦らすことなどできなかった。
ただ、一直線に昇天させるのみ――
「あ、あぁぁぁぁぁぁ」
どくん、どくん、どくん……とシアは膣内で精を漏らしてしまう。
挿入して5秒も経たない内の射精、全く我慢することができなかったのだ。
「シア、射精したんだ……」
うっとりとした表情で呟くレミィ――その蜜壷が、にゅこにゅこと収縮を始める。
射精中のペニスを嫐り精を搾り上げる、サキュバスとしての本能的な動作。
根本を締め付け、それがゆっくりとサオを上がり、そして亀頭をきゅっきゅっと絞る。
そしてまた根本まで締め付けが戻り、そして先端部へと締め上げられていく――
それは牛の乳搾りのような、ミルクをたっぷりと搾り上げる動作そのもの。
「はぅ、う……レミィちゃん、レミィちゃん……!!」
そんなものを童貞同然の少年のペニスが受ければ、心地よい射精感を味わう程度では済まなかった。
またしても新たな射精感がこみ上げ、そして挿入してから二度目の絶頂に導かれてしまう。
「はぁぁぁ……レミィちゃぁぁぁん……」
「すごい……また出てる……」
自分の体の下で悶えるシアに対し、レミィは満足げな微笑みを見せていた。
男を嫐る悦びを覚え始めた幼いサキュバス――彼女は本能的に、ゆさゆさと腰を動かし始める。
「はう……! あ、ああああああぁぁぁぁ――っ!!」
シアの絶叫が、教室内に響いていた。
じゅぶっ、じゅぶっ、じゅぶっ……!
レミィは腰を躍らせて上下左右に揺さぶり、蜜壷の中でレミィの肉棒をもみくちゃにしていた。
その動作は本能的ながら、男に最大限の快感を与えるもの。
少女の腰の振りに翻弄され、シアはレミィの体の下で悶えるしかなかった。
「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁ――!!」
狭くぬめった肉洞内を上下させられ、ペニスがヒダに嫐り回される。
レミィが腰を落とすと肉棒は蜜壷の最奥に達し、亀頭がぐちゅぐちゅに吸い嫐られる。
その刺激で精液がとめどなく溢れ、どっぷりと膣内を満たしていた。
それを容赦なく吸い上げ、さらにペニスを弄んで射精を促す――
幼いサキュバスの膣は、本格的に獲物を貪り始めていたのだ。
「やめてぇ……おちんちん、とけちゃう……」
同級生の膣奥で何度も果てながら、シアは快楽にうち震える。
短期間に十回以上の射精を味わい、彼の意識は薄いモヤに覆われ始めた。
「ほら、もっとしたげるね……ほらほらぁ」
それにも構わず、レミィはゆさゆさと腰を振り続ける。
「あ、ううぅぅぅぅ……」
びゅくびゅくと精を吐き出し続け、脈動し続けるシアのペニス。
とろけそうな感触に、頭の中がぼんやりしてくる。
このまま、生命の全てをレミィに吸われてしまう――
シアが被食者としての末路を受け入れ始めた、その時だった。
きーん、こーん、かーん、こーん……
教室に、授業終了を告げるチャイムが鳴り響く。
「はい、レミィちゃん。よくできました」
いつの間にか間近に立っていたエルミナが、レミィの両脇に腕を回していた。
そのまま、レミィは幼児のようにひょいと抱え上げられてしまう。
ちゅぽん……とシアのペニスはレミィの膣から抜け、その間に粘液の糸を引いた。
「あれ……? もう実習は終わり……?」
シアの体から離され、レミィのサキュバスとしての本能はしおしおと消失していく。
まるで、年齢相応の無邪気な様子に戻ってしまったかのように。
「あ、うぅぅぅ……」
一方、シアはベッドに横たわったまま恍惚に浸っていた。
意識を取り戻した後も、すっかりレミィの虜になっているだろう。
二人の様子を確認し、エルミナはこくりと頷いた。
「よし、相性も問題ないみたいね。これから卒業まで、レミィちゃんとシア君はパートナーになるわけだけど、問題はない?」
「うん!」
エルミナの問い掛けに、レミィは元気よく頷いていた。
「シア君は? 嫌じゃないわよね?」
「……」
恍惚の表情を浮かべたまま、シアはこくりと頷く。
これからも、レミィに天国のようなことをしてもらえる――嫌なはずがない。
「では、これで今回の実習は終わりです。これから沢山のことを学び、立派なサキュバスになりましょうね」
そう言い残して、講師のエルミナは第22行為室を後にした。
そして教室には、新たに誕生した小等部のパートナーが残されたのである。
ダリア・オリンピア淫魔学校にて行われるサキュバスとしての教育――
その最初のカリキュラムは、こうして無事に終了した。
しかしまだ最初の一歩に過ぎず、卒業までにたくさんのカリキュラムが用意されているのだ。
パートナーと二人っきりの実習や、クラスの全員で受ける実習。
サキュバスの基本となる搾精技術から、それぞれの種族に応じた特殊な搾精。
そしてサキュバスとしての教養や、様々な研修――レミィの控えているカリキュラムは極めて多岐。
彼女が全てのカリキュラムをこなし、無事に卒業できるのかは分からない。
この学園のカリキュラムに付いていけず、落伍したサキュバスはかなりの数に上るのだから――
確かなことは、ただ一つ。シアは、これからもレミィに数え切れないほどイかされることだろう。
この娘さんに搾られてしまった方は、以下のボタンをどうぞ。