フェイスハガー娘
「ぐっ……!」
髪による突然の攻撃に、俺は反応することができなかった。
たちまち俺の全身は、少女の柔らかい髪に巻き上げられてしまったのである。
「えへへ……強そうで美味しそうなお兄さん、ルナが捕まえちゃいました」
「くっ、離せ……!」
ルナとかいう少女の髪――それは非常にサラサラでありながら、凄まじく強靱。
引き千切ろうとしても、これだけ絡み付かれてしまえばどうにもならない。
腕も足も、胴にまで巻き付いてしまっているのだ。
そしてルナの髪は、しゅるしゅると俺の服の中にまで侵入していく。
「おい、何をする――」
「服、ジャマでしょ……? 脱がせてあげますね」
そのままビリビリと衣服が破かれ、俺は髪に絡み付かれたまま丸裸にされてしまった。
あどけない少女に、剥き出しになった股間をまじまじと眺められる――
「ぐっ……!」
その羞恥が俺の身を焦がすが、どれだけもがいたところで拘束からは逃れられない。
もはや俺は、この少女の意のままに料理されるしかないのだ。
「さあ――どんな風に弄ばれたいですか、お兄さん……? このまま髪で遊んであげましょうか……?
それとも、私のオシッコ見られちゃったから、今度はお兄さんがオシッコしてるとこ見ちゃおうかな……?」
あどけない顔に意地悪そうな表情を浮かべ、ツインテールの怪物は微笑んだ。
いくら可愛くても、もはやこいつはシスティリアン――男を嫐ることしか頭にない異種生命体なのだ。
「そうだ、生殖してみるのはどうですか……? 私が生んだ卵におちんちん突っ込んで、精液たっぷり送ってあげるの。
それとも――お兄さんの精液、私のごはんにしちゃおうかな……?」
可愛らしく、小首を傾げるルナ――その少女じみた態度が、なんともおぞましい。
そして、俺の運命は――