フェイスハガー娘


 

 「うっ、くそっ……」

 俺はジタバタともがくが、その強靱な髪は俺の体に絡んで離そうとしない。

 「ほらほら……もがけばもがくほど、締めちゃいますよ?」

 くすくす笑いながら、ルナは嗜虐的な表情を浮かべた。

 同時に俺の体を巻き上げる髪は量を増し、みるみる全身がくるみ込まれてしまう。

 その状態で、床に転がされ――俺は、腰を曲げたり伸ばしたりといった限定された動きしか許されなくなった。

 

 「あはは、イモ虫みたいですね。ほらほらぁ、お兄さんは捕食生物に捕えられちゃった獲物なんですよ。

  もっともがかないでいいんですか……? ……くすくす」

 ぎゅっ、ぎゅっ、と髪が俺の全身をきつく締め上げてくる。

 まるで髪の一本一本に筋肉があり、それを駆使して俺の体を責め嫐っているかのよう。

 「あ、がぁ……」

 「あははは……お兄さん、かわいそう……」

 ぎしぎしとの圧迫され、全身をわななかせてもがく俺をルナは楽しそうに眺めていた。

 ツインテールの髪を操り、サディスティックに俺をいたぶりながら――

 

 「えへへ……こんな小娘の私に、好きなように嫐られるって恥ずかしくないですか?」

 ルナは涼やかな笑みを浮かべ、醜態をさらす俺を嘲笑う。

 「本当に可哀想ですよねー。お兄さん、これからおちんちんまで弄ばれちゃうんですよ?」

 「くっ、やめろ……!」

 俺の懇願も虚しく、しゅるしゅるしゅる、と髪が股間を覆ってきた。

 萎えた状態のペニスにも髪がまとわりつき、サラサラの感触を与えながら肉棒を巻き取っていく――

 屈辱感と背徳感、快感がない交ぜになった感情を、俺は抱かされていた。

 「あ、あぐぅぅ……」

 「みじめですよねぇ……私みたいな年下の女の子に、オモチャにされちゃうなんて……」

 ペニスにまとわりついた髪が、じっくりと棒の部分を締め上げ始める。

 それは俺の全身をさいなむ圧力と異なり、どこか愛撫に近いような締め付けだった――

 「あ、あぁぁ……!」

 思わず漏れ出た俺の声は、明らかに苦痛によるものとは異なっていた。

 それを聞き、嗜虐の愉悦に満ちた笑みをこぼすルナ。

 「こんなので、声あげちゃうんだ……おちんちん髪でぐるぐる巻きにされて、興奮してるんですかぁ?」

 

 しゅるり……きゅっ、きゅっ……!

 

 亀頭部にも髪が絡み、締まっては緩まって独特の刺激を与えてくる。

 そのサラサラ感がまとわりついてくる感触は、まさに絶妙な快感だった――

 「や、やめろ……!」

 「やめてほしくないくせに……ほら、先っちょから汁が滲んでますよ」

 ルナの言う通り、尿道からは早くも雫が漏れ始めている。

 それを髪の束がすくい取り、ぬるぬると亀頭全体に絡めてきた。

 まるで、筆先がペニスをくすぐり回すような感触――

 「あ、あぁぁぁぁぁぁ……!」

 少し粘りを帯びた締め付けも加わり、俺は容赦なく喘がされる。

 髪が優しくペニス全体を締め上げ、筆のようにまとめた毛先が亀頭や陰嚢をくすぐる――

 圧迫感と細やかな摩擦が混じり合った快感に、俺は腰を揺さぶっていた。

 地面に転がされ、髪にくるまれたまま悶絶する――それは、痴態そのもの。

 にもかかわらず俺は、あまりの快楽に喘ぐしかなかった。

 

 「イモムシみたいに、ぴくぴくしちゃって。もっといじってあげたら、漏れちゃうんですよね……?」

 にぃ……と、少女は目を細めた。

 そのあどけない顔は、嗜虐心と性的好奇心に染まりきっている。

 俺はシスティリアンになりたての少女の前に引き出された、面白そうなオモチャに過ぎなかった――

 「ルナ、見たいなぁ……お兄さんが、みっともなく射精しちゃうところ」

 「あ、あぅぅぅぅぅ……」

 その髪は、しゅるしゅるすりすりと俺の股間で蠢き続けている。

 軽く上下の動きを与え、優しく締め付け、カリの部分を嫐り――

 そして、あどけない少女のツインテールでそんな目に遭わされているという屈辱や背徳も快感を倍加させる。

 いよいよ射精感がせり上がり、抑えきれないほどに膨れ上がった――

 

 「あぐ……! もう、出る……!」

 「はい、どうぞ」

 ルナはあっさりととどめを刺しにかかり、カリや裏筋を髪で揉んでくる。

 男を一気に昇天させる刺激――それを与えられた俺は、もはや屈服の液体を放出するよりなかった。

 「あ、あぁぁぁぁぁぁ……!!」

 甘い放出感とともにドクドクと精液が迸り、ルナの綺麗な髪にねっとりと降りかかる。

 白濁が絡み、粘質の糸を引き――それでも髪はペニスから離れず、妖しく絡まり続ける。

 しゅるしゅるという音は、白濁が絡んだせいでぬちゅぬちゅという濁った音に変化していた。

 射精が終わるまで――いや、終わってもなお髪はペニスをはじめ全身に絡み続ける。

 

 「あ〜あ、みっともない……髪でイかされちゃいましたね、お兄さん。

  いじめられてるのに、気持ちよくなっちゃうなんて……恥ずかしい人」

 射精に追い込まれた俺を見下ろし、ルナはくすくすと笑う。

 その間にも髪は俺の体にざわざわと絡み続け、じっくりと蠢き続けていた。

 何重にも髪に絡め取られ、その体を締め上げ、ペニスを弄ばれ――容赦なく嫐られ続けるのだ。

 「もっと遊んであげますね。髪の毛地獄、たっぷり味わって下さい……」

 「うぅぅ……」

 俺は、もはや自分は解放などされない事を予感していた。

 これからずっと、このあどけない少女のオモチャにされ続けるのだ。

 髪で犯され、何度も何度も射精を強要されて――

 

 

 

 

 

 「あぐぅぅぅぅぅぅぅ……!」

 締め付けられ、いたぶられ、弄ばれ、嫐られ――

 あれから随分と時間が経った今でも、俺はルナの髪責めを受け続けていた。

 

 「惨めですね、お兄さん……髪でこんなに悦んでしまうなんて」

 髪で精液を搾りながら、ルナは俺をくすくすと嘲笑する。

 そんな俺はもはや、イモ虫というよりミノ虫。

 頭だけを外に出し、首から下はみっしりと髪で巻き上げられているのだ。

 そして髪の甘い匂いを存分に吸いながら、全身を嫐られて射精してしまう――

 それを延々と続けられ、俺はもはや理性を失っていた。

 

 「ほらほら……まだまだ出せるんでしょう? もっともっと、漏らして下さいね……」

 「あうぅぅぅ……」

 俺は少女に嘲笑われながら、精液を垂れ流すしかなかった。

 全身を髪で犯され、容赦なく精を搾られるのは――とてつもない快感。

 ルナの髪の毛地獄――いや、髪の毛天国から解放されることは決してないのである。

 それでも俺は、少女の綺麗な髪に精液を捧げることを悦びに感じていた。

 

 

 −BAD END−

 

 



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