アラウネ・ブルーム


 

 「分かりました、家庭科室ですね――ふふ、料理されたいんですか?」

 すたすたと歩き始める九条さつき。

 俺の身体もツタで持ち上げられ、彼女の後に続く。

 

 家庭科室――扉を開けた先は、調理用テーブルや炊事台が並ぶ大教室だった。

 その中には、調理部らしき30人以上の衰弱した女子が倒れている。

 彼女達の体にはちらほら植物部分が見える者もおり、アルラウネに変異しつつある者も混ざっているようだ。

 「この学園はお嬢様の集まる学校ですから、調理部は大盛況なんですよ。花嫁修業ですね」

 俺を床に寝転がしながら、そう告げる九条さつき。

 一体、ここで何をされるのか――恐怖と期待が、心の中に入り混じる。

 

 「……そうですね、いい事を思い付きました」

 九条さつきは、机の上に転がっていた溶けかけたバターの容器を手にする。

 そして俺の横に屈み込み、バターナイフでバターを掬い取った。

 「バター犬って知ってますよね? 女の子が秘部にバターを塗って、それを犬にペロペロと舐めてもらう……」

 そう言いながら、九条さつきはバターのたっぷり付着したバターナイフを俺の右乳首に当ててきた。

 「あぐ……!」

 ぬりぬり……とバターナイフを這わされ、俺はくすぐったさに悶える。

 同時に、床に倒れていた二人の女子がゆっくりとこちらへ這ってきた。

 「ふふ……その子達、もう搾精すらできないほどに衰弱してるようです。

  とにかく何でもいいから栄養を摂取して、喉の渇きを潤したいくらい……」

 

 まさか――

 そう思った次の瞬間には、九条さつきの手にするバターナイフは俺の左乳首に這い回っていた。

 ぬりぬり……と、バターが俺の乳首に塗りたくられる。

 そして二人の少女は、荒い息をつきながら俺の左右から迫ってきたのだ。

 「はい、終わり。たっぷり舐め取ってもらいなさい」

 俺の胸にバターを塗り終わり、九条さつきが俺から離れる。

 それと交代するように、二人の女子高生が震える舌を伸ばしてきた。

 左右から、俺の両乳首に向かって――

 

 ……れろ。

 「あ、あぁ……」

 舌で乳首を舐め上げられ、俺は呻き声を漏らす。

 二人の少女は俺の乳首を――いや、乳首に塗られたバターを舐め取ってきたのだ。

 れろれろと舌を這わせ、ねっとりとむしゃぶりつき――

 それは少女達にとってバターを舐める行為であるが、俺にとっては愛撫そのものである。

 まるで犬猫のように、ぴちゃぴちゃと舌を這わせて

 くすぐったいような、切なような奇妙な感じ――

 

 「どうですか、お兄様? 女の子二人に、おっぱいをペロペロされるのは……?」

 くすり……と笑う九条さつき。

 れる…… ぴちゃぴちゃ、れろろろ……

 「あぁぁ……」

 二人の少女は、舌の感触がそれぞれ違う。

 左側のポニーテールの少女は、舌がザラザラしている。

 そして舌全体で、べろりと何度も舐め上げられるような感覚。

 右側のショートカットの少女は、ちろちろと唾液を塗りつけながら舐め擦るような感触。

 俺はそれぞれ違った刺激に責められ、その感触に酔った。

 乳首をれろれろと舐められるのが、こんなに気持ちいいとは――

 

 「さて、ではここも――」

 九条さつきのバターナイフが、俺の下半身に向けられた。

 「な、何を……!」

 俺の股間――ペニスにぴとっとくっ付き、ぬるぬるとバターが塗られる。

 九条さつきは丹念に丹念に、サオから亀頭、カリにバターを塗ってきたのだ。

 そのなんとも言えないくすぐったさと屈辱に、俺は体を震わせた。

 「あぐ……!」

 尿道部で円を描くようにぬるぬるとバターがまぶされ、俺は悲鳴を上げた。

 「ふふ……バターを塗ったところは、たっぷり舐めてもらえるんですよ?

  ここも舐めてほしいでしょう……? あと、ここも……」

 「あぁ……」

 九条さつきのバターナイフは、陰嚢にも向けられる。

 袋にバターを塗りたくられ、そしてバターナイフは後ろの穴にまで……

 俺の脚を拘束していたツタがぐいっと左右に広がり、肛門や陰嚢までが九条さつきの眼前にさらされた。

 常識では考えられないほどの、屈辱的なポーズ――

 「お、おい……!! あぁ……!」

 九条さつきはぬるぬるとバターをアナルの表面に塗りつけ、そしてバターナイフを穴の中にまで挿入してきた。

 バターナイフは決して鋭くなく、優しい曲線で形作られている――それでも、俺は不快感を隠せない。

 「あ、やめろ……! そんなところまで……!」

 「ふふ……こんなところまで舐め尽くされ、味わってもらえるんですよ?」

 くすくすと笑いながら、俺の下半身をバターまみれにしてしまう九条さつき。

 塗り終えると同時に、二人の女子高生は乳首から口を離した。

 たっぷりと舐め尽くされ、俺の両乳首は少女達の唾液でヌルヌル――そして二人は、俺の下半身に視線をやったのだ。

 

 「気付かれちゃいましたね……こっちも美味しそうだということに。

  さぁ、覚悟してください。おちんちんもお尻の穴も、ベロベロに舐め尽くして貰えますから――」

 「あ、ああぁぁ……!」

 二人の少女は、息を荒げながら俺の下半身に襲い掛かってきた。

 ショートカットの少女の口がペニスに近づき、その温かい息を肌で感じる。

 まるで、肉に飢えたゾンビのよう――衰弱していく体を保つために、栄養を摂取する行為なのだ。

 れろり……とショートカットの少女は、バターでぬめる亀頭を舐め上げた。

 「あぐっ……!」

 びくん、と震える俺の体。

 ぴちゃぴちゃ、ぴちゃぴちゃとショートカット少女の舌がペニスの先端に這った。

 一方のポニーテールの女の子は俺の股を割って体を入れ、無様に晒されているアナルを覗き込んでくる。

 バターにまみれている後ろの穴、そこに舌を伸ばし――

 ――べろり。

 「ひぃ……!」

 敏感なアナルを舌全体でねろりと舐め上げられ、俺は悲鳴を漏らす。

 ペニスがびくっと震えて、ぺちっとショートカット少女の頬に当たった。

 「……」

 ショートカット少女は両手でペニスの根元を逃げられないように押さえ、猫のようにれろれろと舌で責め嫐ってきた。

 亀頭とアナルに、二人の少女の舌がねっとりと蠢く。

 「あ、あ、あ……!」

 ちろちろ、ぴちゃぴちゃと舐め尽くされる感触。

 ショートカットの少女は亀頭だけでなく、サオに塗られたバターもれろれろと舐め上げる。

 裏筋に舌を這わせ、カリにベロベロと唾液を塗り――

 そしてアナルの方では、ポニーテール少女が舌をぐりぐりと肛門にねじ入れてきた。

 「あ、あああぁぁぁッ!!」

 くすぐったい、気持ちいい、奇妙な感触。

 彼女達は俺に奉仕しているのではなく、ただバターを味わうことが目的。

 そうして容赦なく貪ってくる二人の舌技は、情熱的な愛撫そのものだった。

 腰が痺れ、射精感が湧き上がってくる――

 

 「そのまま出すと、獲物にされてしまいますよ……?」

 九条さつきは、不意に口を開いた。

 「その子達は衰弱しきった出来損ないではありますが、半分ほどアルラウネ。もしその子達の目の前で射精してしまったら……

  バターまみれの美味しい棒ではなく、精液を分泌する器官だと悟られます。そうなってしまえば……後は分かりますよね?」

 くすり……と笑う九条さつき。

 その言葉に、俺は戦慄した。

 あの男子生徒達のように、この少女達に延々と貪られてしまう――

 こんな状況にありながら、俺にはまだ恐怖心が残っていたのだ。

 

 れろ、れろれろ……べろ。

 ちゅぷ、ちゅぷ、くちゅくちゅ……

 二枚の舌は俺をねっとりと責め立て、狂わせる。

 ペニスはショートカット少女の唾液でドロドロ。

 カリをれろれろと舐め上げて、バターを舌で味わっている。

 ポニーテールの少女はアナルを舐め尽くし、舌を伸ばして奥を責めていた。

 まるで、舌に犯されているような感覚――しかし、ここで射精すれば彼女達の餌食。

 にもかかわらず、射精感が襲い掛かってくる。

 俺は――

 

 我慢できず、射精する

 なんとか耐える

 

 

 



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