ロール姫と約束したあなたは超スピード展開で魔王を倒し、『真実の鏡』を手に入れました。
英雄となったあなたは城に戻り、王様やロール姫の待つ広間に通されます。
しかし、その空気はどこかよそよそしいものでした。
あなたを敬遠しているわけではなく、むしろ皆申し訳なさそうな素振りです。
「そ、その鏡で私の姿を照らして頂ければ、元の姿に戻る事ができるでしょう」
下半身が大蛇であるロール姫は、勇者に告げました。
家臣達は伏し目がちで、あなたと目を合わそうとしません。
「さあ、その鏡で私を――!!」