スカートの奥




今日は珍しく残業がなく、久しぶりに早く帰れる。

いつもより早い時間の電車。女子高生たちの足がまぶしい。

今時の若い者はけしからん!

一つ間違ったら見えそうじゃないか!

・・・と文句をつけるようなおじさんもいるようだが、30にもなるのに縁の薄い僕としては、こんなことでも目の保養になるので嬉しい。



仕事で疲れている時には面倒で仕方のない、乗換駅の階段。

今日はわざとゆっくり上る。

ほら、あのスカートの中身、今にも見えそうだ。

とは言ってみたものの・・・

あ〜あ。やっぱり見えない。

見えそうで見えない、というのもまた一興か。

見えないことで、ふと安心もする。

見てしまったら、なんだか、罪悪感というかなんというか・・・



乗り換えの電車がきた。

意外と空いているな。

運の良いことに、座って帰れそうだ。

どこに座ろうかな・・・

お。もしかして、あの座席に座ると、向かいの女子高生の○○○が見えそうじゃないか。

すごくきれいな足だなぁ。

・・・いやいや、そのためにわざわざあの席に座るのって、なんかいやらしいよな。

他の席に・・・



ええい、今日はいやらしい男になってしまってもいいや!

座ったところでスカートの中身なんてどうせ見えないだろうし、この際そこに座っちゃえ!



   ☆ ☆ ☆



今日はあの彼、釣っちゃおうかな。

ほら、私の太ももに視線が釘付け!

あのいやらしい目つき!

またゲームを楽しめそうだわ。

うふふ。。



   ☆ ☆ ☆



やっぱり見えないよな・・・

足がきつく閉じていて、見える気がしない。

まあ、携帯をいじるフリをして、しばらく様子をうかがおうか。



・・・あれ?



なんか、さっきよりも足が開いてないか?



おやおや。

あの女子高生、眠っているようだ。

きれいな寝顔だなぁ。

ぐふふ。

眠っていると、だんだん足が開いてくるものだ。

これはいけるかも・・・!



おっと、いかんいかん。

そんなスケベオヤジに成り下がっては・・・って、何を今更って感じだけど、まだプライドは捨てないぞ。

僕は携帯を見ているんであって、女子高生の股になんてこれっぽっちも興味は無いんだからな!



   ☆ ☆ ☆



あらあら。

彼、さっきから、携帯を見てるふりして、私の太ももばっかり見てるわ〜

顔は悪くないんだけどね。

女の子と縁がないのかな。

単にスケベなのかな。

でも、そういう人が私のゲームの対象。

私のスカートの中身を見ることができるかしら。

それとも・・・



   ☆ ☆ ☆



これは不覚だった。

あのコの太ももを見ていたら、勃起してきてしまった。

もうちょっと開いてくれれば見えるのに!

ああ、また電車が揺れて、足が閉じちゃった・・・



おおっ!!



・・・見えたか?見えなかったか?

うーん。見えてないよな。

いや、今あのコ、突然足を組んだんだけど、その時に見えたような、見えなかったような、やっぱり見えなかったような気がしたんだ。



おっと、何を一喜一憂しているんだ僕は!

このいやらしい心、どうにかならないものかな。

こんなんだから女性と縁がないのかもな。

反省反省。

携帯に没頭するぞ。



あっ!



足を組むのをやめた!



前よりも両足の角度が広がっている!



見えそうじゃないか!

もうちょっとだ!!



   ☆ ☆ ☆



ふぅ。。

危なく彼の関心がそれてしまうところだったわ。

けっこう生真面目なところもあるんじゃない。

・・・でも、そういう人じゃないと、遊び甲斐がないわ。



ほら、また釘付けになった。

彼、きっと、見えそう、だなんて思ってるはず。

まだ全然見えないんだけどね。

男っておばかさん。

もう彼のあそこ、反応しちゃってるわ。



   ☆ ☆ ☆



なんて白い太ももなんだろう。

あのちょうど良い肉付き。

むっちり、と、ほっそり、のちょうど間くらい。

あの両ももに挟まれたら、どんなに幸せだろう。



ああ、何色のを履いているんだろう。

その布の向こうは、まだ汚れを知らないのかなぁ。



・・・おっと、また良からぬ妄想をしてしまった。

勃起したあれがなかなか収まらない。

たかが女子高生の太ももごときで、こんなに興奮したのは初めてだ。

いったいどうしたんだろうか。



ああ!でも見たい!

見えそうなのに!

もうちょっとなのに!



だいたい僕は座高が高過ぎなんだ。

もっと目の位置が低ければ、きっと見えたの違いないのに。

恨めしい僕の座高。

姿勢をかがめれば、見えるのかもしれないが・・・

首が縮まればいいのに・・・



   ☆ ☆ ☆



そうそう、よく気付いたわね。

姿勢を低くすれば、見えるかもしれないわよ。

ほら、いくら首をかがめたって、見えないわ。

私の中が見たいなら、背筋を丸めて、腰もかがめて、前屈みになることね。

頑張らずに見ようなんて、虫が良すぎるわ。



彼、私が処女かどうか考えているのね。

さあ、どうかしら。

人間の男女がするようなことはしたことがないから、そういう意味では処女かもしれないわ。

だけど、私のあそこが求めているのは、精液ではないの。



   ☆ ☆ ☆



ああ、首が縮まらない。

さすがに、 背筋を丸めて、腰もかがめて、前傾姿勢にまでなったら、ヤバいよな。

周りの乗客から抑えられて、鉄道警察隊のもとに連行されてしまいそうだ。

いくらなんでも・・・



いや・・・見たい・・・あの清らかな「奥」が見たい・・・

もう吸い込まれそうだ・・・

なんて白いんだろう。

なんて深いんだろう。



ダメだ!ダメだ!

これ以上背筋を曲げたら、誰が見てもおかしい体勢になっちゃう。

変質者に成り下がることなんて許されないぞ!



   ☆ ☆ ☆



ああんっ

ゾクゾクするわ。

今、彼の心は、私のスカートの中のために、凄い葛藤にあえいでいるの。

悪魔のスカートの中を見たら、どうなっちゃうかわかってる?



さあて、そろそろ、足をもっと広げて、彼の心の葛藤に決着をつけてあげなくちゃ。

彼の最寄りの駅は、もうすぐみたいだし。



彼、耐えられるかなぁ。

耐えられたら、私の負け。

彼の望みを叶えてあげなくちゃ。



耐えられなかったら、・・・うーん。涎が垂れてきちゃった!



   ☆ ☆ ☆



うわぁ。

な、なんか、あ、足が、ひ、開いてきたぞ・・・

ヤバい。

見えてしまいそうだ。

本当に見えてしまいそうだ。

太ももの奥の肉付き・・・

もう、目が、目が離せない!

勃起がもうヤバい!

駅についたら、すぐにトイレにでも行って抜かないと!



・・・ああ!

もうちょっとなのに!

これでもう少し姿勢を下げれば!



いや、ダメだ!

そんなことをしてはいけない!



いやいや、見たい!

あとちょっと姿勢を下げればいいんだ!



ダメだ!ダメだ!





1. 我慢する

2. 思い切って前傾姿勢になる








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