グランドール事件
「人型・・・だ・・・」
「かしこまりました。ただいまご用意いたします」
俺の言葉に、ルーシーは深々と頭を下げ、俺の視界から消えていった。
完全に拘束されているのなら、ここで無駄に暴れたところで体力を消耗するだけだ。
俺の精液を採取した後、俺の身柄は第一魔力供給質なる場所に移されるらしい。
脱出を狙うなら、そこだろう。
だとすれば、それまでの間は大人しくしていた方がいい。
「・・・・・・」
そんなことを考えながら、俺は天井で輝く蛍光灯を見つめていた。
「お待たせしました」
十数秒もしないうちに、俺の耳にルーシーの声が届いた。
驚きを覚えつつも声のほうに顔を向けると、そこにはルーシーが笑みを湛えたまま立っていた。
ただ先ほどとは違い、一糸纏わぬ姿であったが。
「僭越ながら、わたくしが精液採取を担当させていただきます」
一礼し、小ぶりな乳房を小さく揺らしながら彼女はそう言った。
ルーシーはそのまま俺が拘束されている台に歩み寄ると、その姿が良く見えた。
乳房は掌に収まるほどの大きさで、その先端は淡いピンク色をしている。
肌は白く、滑らかな外見をしていたが、その一方で二の腕や乳房の下などに、人形特有の継ぎ目が覗いている。
俺の側に立つと、彼女は俺の衣服に指を掛けた。
「それでは準備を開始いたします」
ズボンを下ろし、シャツをたくし上げながら、淡々と彼女が言う。
とっさにもがこうとするが、抵抗も空しく俺の胸から膝までが、室内の空気に晒された。
だがそれも一瞬だった。
ルーシーが口を開き、露出した俺のペニスを深々と咥えたのだ。
「うぉっ・・・!」
突然のルーシーの行動に、俺は驚きの声を漏らした。
だが、遅れて届いた彼女の口内の柔らかさに、俺の驚きが塗りつぶされていく。
「ん・・・んん・・・」
唇を締め、舌を絡ませながら、ルーシーは黙々とペニスをしゃぶっている。
口内は温かく、湿潤液によりじっとりと濡れており、人工物とは思えないほど精巧だった。
竿に舌が巻きつき、微かにざらついた表面でペニスの皮膚を擦っていく。
温もりと柔らかさ、そして微かな痒みにより、俺のペニスが屹立していく。
「ん・・・ぷは・・・準備完了ですね」
室純益に塗れた屹立を口から出すと、ルーシーは口元をぬぐいながら言った。
そして、彼女は俺が横たわる台の上に乗ると、俺の腰を跨いでゆっくりと膝を屈めた
彼女の足が開き、一本も毛の生えていないつるりとした股間が露になる。
そこは姿勢によるものか、人形の機能によるものかぱっくりと口を開き、桃色の内部粘膜を晒していた。
「潤滑液、分泌・・・」
短い言葉と共に露になった粘膜が潤み、溢れ出した液体が俺のペニスへ滴ってきた。
不意にルーシーが手を伸ばし、俺の屹立を握った。
「挿入いたします」
その一言と共に、彼女はペニスの角度を調整しながら、一気に腰を屈めた。
緩く開いていた膣口が、滑らかに俺の肉棒を飲み込んでいく。
柔らかな膣肉が、ペニスを包み込んだ。
「ぐ・・・!」
ペニスの根元から亀頭までを、細かな襞に覆われた膣壁が包む感触に、俺の息が詰まった。
締め付けこそほとんど無いが、泥濘の如く柔らかで温かな女陰は、呼吸するようにゆっくりと蠢き、甘い快感を与えてくる。
「が・・・あ・・・!」
腰からじわじわと這い登ってくる射精感を堪えるように、俺は歯を食いしばりながら呻く。
だが、俺の興奮と快感は否応なしに高められていく。
ルーシーはただ、俺の腰の上に跨っているだけだというのにだ。
「・・・・・・」
変わらぬ笑みを俺に向けながら、彼女は俺をじっと見下ろしていた。
快感に歪む顔を見られている。
快感に身悶えする様を見られている。
そして、俺の意識は彼女に見られたまま、限界に至った。
「あ・・・ああ・・・っ!」
快感を堪える顔を観察されながら、俺はルーシーの体内に精を放った。
肉棒が脈打ち、膣奥へ向けて精液が迸っていく。
「うぁ・・・あぁ・・・」
「射精を確認しました」
ルーシーの短い一言が、俺の屈辱感を強める。
射精の開放感と、観察されながらの絶頂という屈辱が俺を支配した。
やがて迸りの勢いが弱まり、射精が止んだ。
そして、射精が終わると同時に、彼女は口を開いた。
「射精終了・・・精液採取を継続します」
その一言の直後、膣壁が俺のペニスを千切らんばかりに締め上げた。
「いぎっ・・・!?」
痛みを覚えるほどの締め付けに、俺の口から声が漏れる。
だが、ルーシーは構うことなく、ペニスをぎちぎちと締め上げつつぐにぐにと揉んだ。
痛みに混ざる快感が、俺の肉棒を再び膨張させていく。
粘液にぬめる膣壁が、凄まじい力でペニスを揉み立て、擦る。
その痛みを伴う快感は、俺に倒錯的な興奮をもたらしていた。
次第に、痛みを堪える吐息の中に、熱いものが混ざっていく。
「ぐ・・・う・・・う・・・!」
そして、俺は苦痛を堪えながら、再び精液をルーシーの体内に漏らしていた。
膣壁がペニスを、精液を一滴も漏らすまいとするかのようにがっちりと締め付ける。
狭くなった肉洞の奥に、俺の精液が注ぎ込まれていった。
「・・・っはぁ、はぁ・・・」
射精が終わると同時に彼女の膣が緩み、痛みと絶倒によりいつの間にか止めていた息を、俺は再開した。
「精液採取へのご協力、お疲れ様です」
笑みを浮かべながら、ルーシーがそう告げる。
俺の心中に、一瞬もう終わりだという期待が芽生えた。
だが、それは次の一言で打ち砕かれた。
「それでは、使用機器を変えて精液採取を継続します」
その言葉と共に、ルーシーは屈めていた膝を伸ばした。
ペニスがずるずると引き抜かれ、膣表面の細かな襞が肉棒を名残惜しげに擦っていく。
「あぐ・・・!」
苦痛を伴う責めに疲弊し、射精で敏感になったペニスに、甘い快感が生まれた。
だが、それも一瞬のことだった。
引き抜かれる際の刺激で屹立したペニスが、室内の空気に晒される。
「それでは、今度はこちらを用います」
ルーシーが笑みと共に腰を突き出し、粘液の垂れる女陰の下にある窄まり、肛門を示した。
そこは女陰から垂れているのか、肛門の奥から溢れているのかは分からないが、粘液に濡れ、ひくひくと収縮していた。
「う・・・」
一瞬、不潔な場所に挿入するということに、俺の背筋を怖気が走った。
「ご安心下さい。わたくしは食事をしませんので、排泄も行いません。よってここは、単なる搾精機器の一つだと思って下さい」
俺の表情を読んだように解説すると、彼女は再び腰を下ろし始めた。
ゆっくりと収縮する肛門が、膨らんだ俺の亀頭を捉え、大きく広がりながら飲み込んでいった。
「うぁ・・・!」
一瞬のきつい締め付けの後、ペニスが柔らかな粘膜に包まれていく。
締め付けこそ膣より遥かに緩いものの、肛門奥には無数の細かな柔毛が生えていた。
押し入ってきたペニスに、柔毛は表面から粘液を分泌させながら絡み付いてくる。
無数の柔らかな毛の筆で、粘液を塗られていくかのような感覚に、俺は歯を食いしばって耐えた。
だが、俺の努力をあざ笑うかのように、腸内に生えた無数の触手はペニスに纏わりつき、亀頭やカリ首といった敏感なポイントを責めてくる。
「ぐぉ・・・おぉ・・・!」
やがて大した時間も掛からずに、俺は三度目の限界を迎えた。
柔毛がざわざわと波打ち、放たれる精液を奥へ奥へと導いていく。
そして射精が終わるとに、腸内の感触が変化した。
柔毛が一本残らず丸まり、膣壁に幾つもの肉の粒を作り出したのだ。
同時に、ペニスとの間に距離を作っていた腸が、ペニス全体を緩く締め上げた。
「うあぁ・・・」
肉の粒がペニスを圧迫し、ぐりぐりと動く。
快感が生まれ、興奮が高まり、精液が迸っていく。
「それでは使用機器を変更します」
射精の余韻に浸る俺にそう告げながら、ルーシーは肛門からペニスを引き抜いた。
腰の角度を変えると、膝を屈めて女陰にペニスを埋めていく。
細かな襞に覆われた筋肉の筒が、屹立を包み込んだ。
膣が蠢き、精液が搾り取られていく。
そして二度精液を搾り取ると、彼女は膣から肛門へとペニスを挿し換えた。
幾度も幾度も幾度も、ルーシーの肛門と膣に俺は精液を捧げていった。
「お疲れ様でした」
いつの間にか朦朧としていた意識に、不意に聞き覚えのある声が飛び込んだ。
目を開くとルーシーが、衣服を身に着けて微笑んでいるのが目に入った。
「貴方のご協力により、十分な量の精液が採取できました。感謝いたします」
形ばかりの感謝をする彼女を、俺はぼんやりと見つめていた。
「それでは、貴方の身柄を第一魔力供給室に移送します」
その言葉に合わせるように、部屋の扉が開きストレッチャーを押す人形が入ってきた。
二体の人形は俺の手足の高速具を外すと、俺の身体をストレッチャーの上に横たえた。
「それでは、第一魔力供給室に移動します」
大人しく横になる俺に向けて微笑みながら、彼女は言った。
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