ジェラ 耳掻き編
「じゃあ、口で…」
俺はこう答えていた。
危害を加える気がないのであれば、この状況を楽しむのも悪くはない。
「おまかせください」
女はにっこりと笑って答えた。
一度出し萎えていたモノを手にとると、女はそれに付着していた精液を軽く舐め取る。
出した後の敏感な状態。ぺろりとされたそれだけで俺は腰に震えが来る。
そしてまだ固さを取り戻していないそれを、ゆっくりと口へ運ぶ。
モノが口へと近づいたその途端、じゅるんと、棒は一気に吸い込まれる。
掃除機のような吸引力に導かれ、歯と歯茎のかわりに狭くやわらかい肉門をにゅるりと通り抜ける。
内部にある細かくびだびだと刺激する大量の襞に刺激されながら、一気に口の奥へと引き込まれる。
あっという間に根本までが女の口内へ消える。
「くすくす、では、かみかみして差しあげます」
口が塞がっているはずの女の声。
しかし不思議に思う間もなく、びっちりと俺を包む穴が蠕動しはじめる。
ぐちゅん、ぐちゅん
これが彼女の咀嚼。
俺のものから何かを汲み出すように襞が肉棒を擦り上げる。
肉壁にぐにゅぐにゅと揉まれ、どろどろの唾液がどんどんと分泌される。
ぐじゅ、ぐじゅ、ぐじゅ。
「ん、は、んは、あぁ」
女の顎が動くたび、やわらかく揉みしだかれる俺のものは中で固くなってゆく。
「ゆっくり噛むのが健康の秘訣だそうですね。」
そんなことを言いながら、女はゆっくりと口を前後させはじめる。
ぐじゅん、ぐじゅんと蠕動する肉に加え、ブラックホールのような吸引力が俺のモノをきっちりと離さない。
口蓋の細かい襞も、やわやわと蠢く。
亀頭をやさしく撫で上げたかと思うと、カリ口で細かく震えてくる。
じゅるるるるるるるる
じゅるるるるる
じゅるるるるるる
じゅるるる
「ああぁぁぁ!これいい……。」
ゆっくりと後ろに下りながら顎を開く。
吸引力が増し、吸われながら肉のフリルが俺を撫で上げてゆく
そして飲みこみながら顎を閉じ、穴を狭くする。
ぎっちりと詰まりつつ幾重にも重なった肉壁で出来た、狭い空間を無理矢理通していく快感。
じゅるる
じゅるん
じゅる
じゅるん
「ん！はっ！あ、はっ！」
リズムカルに咀嚼されながら、前後するペースはどんどんと上がる。
口とSEXしているかのように、俺の腰が震えはじめ、ぱちん、ぱちんと彼女の唇を打つ。
それでも彼女はもぎゅもぎゅと顎を動かしながら、首を前後させる。
もう、耐えられない！
「では、これでとどめです」
その声とともに、女は噛み切るかのように強く顎に力を入れる。
穴が一気に小さく収縮しながら、肉が粘液を巻きこんで渦を作る！
「うああぁぁぁぁぁ…‥」
びゅくん！びゅくん！びくん！
女の口内へと、俺は精液を吐き出した。
「はあ、はあ、はあ…」
心臓がばくんばくんと早鐘を打つ。
立っているのもつらい。くたんと崩れ落ちたい。
しかし、女は俺のものを離さない。
「くすくす、ご満足いただけたでしょうか？では最後綺麗にしてさしあげます…」
突然、俺の先端がぬらりとした肉に触れる。
これは…舌だろうか？
そう考える間もなく、ぬらり、ぬらりとやわらかな肉が俺の口を舐め上げはじめる。
「は…うん…きもちいい……」
出して敏感になっている俺のモノにも決っして負担にならないように。
丹念に、ゆっくりと、やわらかな快感を与えてくる。
にゅるん、にゅるん、にゅるん
「あ…いい……」
それは丁寧に、丁寧に続けられる。心地良いマッサージ。
「ご満足いただけたでしょうか？」
「ああ、まあ…」
「では、またお呼びしてもよろしいでしょうか？」
「…ま、まあ、いいかな…」
「ありがとうございます」
カリ口の奥まで、ウラスジの際まで。
あるときは細く繊細に、あるときは長く伸びてくるりと巻きつき。
「まるで温泉に入ってるみたいだ……」
その心地良い快感に全身を任せる。
すると、思いきり出した疲れからだろうか、眠けが俺を襲ってくる。
かくん。ついに首が落ち、視界が暗転した…
朝。今日は珍しく目覚しが鳴る前に目が覚めた。
気分はすっきりしているし、頭も冴えている。『早起きは三文の得』を思い出し、ハッピーな気分。
ずいぶんきっちり睡眠が取れた感じだ。
あれ、でも昨日は何時に寝たんだったか。
というか昨日なにをやったのか…どうも思い出せない。
不思議に思ったが、まあたいしたことではない。
それよりも今日のことだ。
今日は少し頑張れそうな気がする。笑顔で客引きとかも出来そうだ。
この気分でちょっと挑戦してみようか…
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