カードデュエリスト渚


 

 「よし、『極光の封陣』発動――」

 僕はカードをかざし、魔法カード『極光の封陣』を発動させていた。

 その対象は、自分自身――

 

 「うわぁぁぁぁぁぁ……!!」

 僕の足元には魔法陣が出現し、体が動かなくなってしまった。

 「う、動けないぃぃ……!!」

 「ちょっとぉ! 何よこれぇ!」

 隣の部屋からは、ソニアの叫び声が響いてくる。

 運良く(?)、全体化の効果が出たようだ。

 しばらくして、『光の封陣』の効果は切れてしまう。

 ……僕は、何をやっているんだ。

 

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