カードデュエリスト渚


 

 「よし、『オクトパスレディ』召喚――」

 カードから現れたのは、下半身がじゅるじゅるとうねるタコそのものの妖女。

 上半身は豊満で妖艶なブロンドの美女で、下半身の軟体のぬめりは独特のエロティックさを醸していた。

 

 『何に絡み付けばよいのですか、マスター?』

 そしてオクトパスレディは、艶やかな唇を開きながら尋ねてくる。

 「その……、僕に……」

 『ふふふ……』

 妖艶な笑みを浮かべ、オクトパスレディは僕に流し目を送ってくる。

 『マスターに絡み付けばよいのですか? 何のために……?』

 「そ、そんな……」

 彼女は、剥き出しになった僕の下半身に視線をやっている。

 僕が何を望んでいるか分かっていながら、わざと聞いているのだ。

 『絡み付く目的が分からなければ、どうしてよいやら分かりません。

  マスターに触手を絡め、どうして貰いたいのですか……?』

 「イかせて……ほしい……」

 言い知れない屈辱感をこらえながら、僕はそう返答していた。

 『ペニスに触手を絡められ、射精したいと……そのために、私を呼んだのですね?』

 オクトパスレディは満足そうな笑みを浮かべ――そして、八本足の内の三本を延ばしてきた。

 それはしゅるしゅると伸縮しながら宙を泳ぎ、剥き出しになっている僕の股間に襲い掛かる。

 そのままヌメヌメの蛸足が、棒の部分を避けながらも股間に這い回った。

 肌を撫で回すようにしながら太腿の付け根をなぞり、会陰部や玉袋をにゅるにゅると擦る――

 「あう……」

 その表面はぬるぬるの粘液でぬめり、まさにタコ足そのものの柔らかさと弾力。

 それがじっくりと股間を這い回り、玉袋やペニスの根本付近を刺激するのだ。

 その感触に、ペニスはみるみる大きくなってしまった。

 

 『準備が整いましたね、マスター。では、絡めますよ……』

 勃起した肉棒を見据え、オクトパスレディは妖艶に笑った。

 同時に股間を這い回っていた触手がうねり、にゅるにゅると根本に巻き付き始める。

 

 にゅるるるるるるるる……

 

 「うぁ……」

 蛸足の一本は根本から螺旋状に肉棒を巻き上げ――そしてもう二本の触手は、亀頭部へと襲い掛かっていた。

 二本が一斉に先端部へと絡み込み、ぬるぬるの質感を塗り込みながら締め付けてきたのだ。

 ペニスはたちまち三本の触手に襲われ、みっちりと取り付かれてしまった。

 まるで獲物を捕えるように巻き付き、締め上げ、這い回る蛸足――

 男性器がそんな風に蹂躙され、僕は立っていられないほどの快感にさらされる。

 

 「あ、あぁぁぁぁ……!」

 肉棒は蛸足にしゅるしゅると絡め取られ、すっかり巻き上げられてしまった。

 粘膜のようなヌルヌル感と緩やかな締め付け、軟体特有の弾力がペニスを包み込んでいる。

 『このように絡み付けばよいのですね。少し動かせば、お望み通り射精に至りますが――

  このまま、果てたいですか?』

 「……」

 『命令して頂かなければ、分かりません。さあ、どうしてほしいのですか……?』

 「う、動かして……射精させて……」

 僕の懇願に対し、オクトパスレディは艶やかな笑みを浮かべた。

 『ふふ……搾り出されたいのですね。では、果てて下さい――』

 「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!」

 僕のペニスを包も込んでいた蛸足のとぐろが、じゅるじゅるぐちゅぐちゅと蠢き始めた。

 絡み付いている蛸足の一本一本がぐにぐにと伸縮し、肉棒をねちっこく揉み解すような刺激を与えてくるのだ。

 ヌルヌル感を帯びた蛸足の蠢きがもたらす快感に、僕は身をよじらせるしかなかった。

 

 「あぐっ、あぁぁ……! もう、出そう……」

 『可愛いですね、マスター。蛸足で絡まれただけで、そんなに必死なお顔になって――』

 オクトパスレディは目を細めると、さらに数本の蛸足を肉棒へと巻き付けてきた。

 もはやペニスは完全に触手のとぐろにとらわれ、白濁を搾り出されようとしているのだ。

 その動きもますますねちっこく、淫らになっていく――

 股間にうねる蛸足の甘い感触に、とうとう僕は限界まで流されてしまった。

 

 「だ、だめだ……! もう、いく……! あぁぁぁ――!!」

 僕はビクビクと身を震わせ、一気に白濁を放っていた。

 蛸足に絡み込まれながら、射精に導かれる――まるで、身も心も陵辱されてしまったかのような快感。

 精液の溢れ出すペニスさえも蛸足で嫐られ続け、僕は悶え喘いでしまう。

 最後の一滴が放たれるまで、オクトパスレディは蛸足蹂躙をやめてくれなかった。

 『ふふ……気持ちよかったですか?』

 「あぁぁぁ……」

 オクトパスレディに対して、僕は恍惚に満ちた喘ぎを返すしかなかった。

 彼女は触手系では下位にあたるモンスターなのにもかかわらず、この攻撃力。

 それを存分に味わわされ、僕はしばらくの間、生温い恍惚感に浸ったのだった。

 

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