カードデュエリスト渚


 

 「よし、『癒しと安らぎのアルラウネ』召喚――」

 カードから現われたのは、穏やかな雰囲気を携えた花の精。

 大きな薔薇の中央部分に、美しい女性の上半身が備わっているようにも見える。

 腰から下は真っ赤な花弁に幾重にも包まれ、緑の長髪のあちこちにも薔薇が咲いていた。

 その赤と緑のコントラストは、改めて見ると非常に美しい。

 

 「……」

 僕が思わずみとれていると、アルラウネはにっこりと微笑んだ。

 『癒しをお求めですか、マスター? ならば、慰めて差し上げましょう……』

 彼女はするすると体ごと移動し、僕の僕の背後に回り込んで抱きすくめてきた。

 「あ……」

 その豊満な胸が、ふにゃり背中へと当たる。

 弾力と柔らかさ、そして温もり――それを背中で感じ、僕は声を漏らしてしまった。

 彼女が動くたび、甘い芳香がふわりと舞い上がる。

 それを嗅いでいるだけでも、とろけそうな気分になっていた。

 肉棒はというと、はちきれんばかりに隆起している。

 

 『では……殿方の溜められる白い粘液を吸い取り、慰めて差し上げますね』

 アルラウネは優しい笑みを浮かべると、その下半身から無数のツルを伸ばしてきた。

 それはしゅるしゅると僕のペニスに巻き付き、撫で上げるように蠢いてくる。

 「うぁ……」

 ツタが優しく絡み付き、非常にソフトな刺激で肉棒が弄ばれる――

 僕は体の力を抜き、背後から抱き付いているアルラウネに身を委ねてしまった。

 『ツタで搾り出すよりも……吸い取ってあげた方が、よろしいですよね?』

 ツタに巻き付かれた肉棒に視線をやり、アルラウネは艶やかに笑った。

 そして彼女の髪から、一本のツタが伸びる――その先端に備わる、薔薇によく似た真紅の花。

 その鮮やかな花は僕の股間へと分け入り、ペニスの先端部にくっついてくる――

 めしべなどが備わった花の中心部と、亀頭がぴったりと密着していた。

 「あぁ、ヌルヌルしてる……」

 花は蜜のような液体でぬめり、その感触を敏感な亀頭で味わうのは心地よい。

 『包んで差し上げますね。その花の中に、マスターの欲望を迸らせて下さい』

 「え……? これは……」

 花の周囲に広がっていた何重もの花びらが、まるでペニスを覆うようにするすると閉じてきた。

 花の形から、つぼみに戻ってしまうかのように――肉棒を包んだまま、すぼまってしまう花。

 

 しゅるしゅる、ぐちゅぐちゅぐちゅ……

 

 「あ、あぅぅぅぅぅ……!!」

 そんな状態で花全体がぐねぐねとうねり、花びらの一枚一枚がペニスをくすぐりたててきた。

 蜜にまみれた花びらが亀頭をさわさわと撫で上げ、ぐちゅぐちゅと揉んでくる――

 「き、きもちいぃ……」

 その甘い感触に、僕はたちまち体の力を抜いていた。

 アルラウネが背後から抱き留めてくれていなかったら、そのままへたばっていただろう。

 「あ、あぁぁぁぁぁ……!」

 アルラウネの花にペニスを包まれ、花弁で締め付けられる――そのとろけそうな快感に、僕はただ悶えるのみ。

 細かな花びらの一枚一枚が淫らに波打ち、肉棒全体をこね回してくるのだ。

 亀頭やカリが念入りに覆い包まれ、優しく擦りたててくれる――そんな甘い刺激に、耐えられるはずがない。

 

 「あ、もう出る……出るぅ……」

 『欲望の素を射出されるのですね。どうぞ、そのままお漏らし下さい』

 絶頂の予兆を感じ取り、アルラウネは花での刺激を強めてきた。

 僕のペニスを咥え込んでぐちゅぐちゅと蠢いているつぼみが、くにゅくにゅと激しく蠕動する。

 それは、肉棒全体を柔らかに揉みほぐされている刺激そのもの――

 腰を突き出し、僕はアルラウネの与えてくれるフィニッシュの刺激を存分に味わっていた。

 その感触で、たちまち絶頂に導かれてしまったのである。

 「出るよぉ……あぁぁぁぁぁぁ……」

 

 どく、どくどくどく……

 

 花に包まれたままペニスが脈動し、精液が勢いよく溢れ出してしまう。

 「あ、あぅぅぅぅぅ……」

 ぐちゅぐちゅと収縮する花の中で射精するのは、驚くほどの快感。

 そして射精中のペニスに刺激を受けるのは、全身がわなないてしまうほどの感覚。

 それを味わいながら、僕はアルラウネの花の中にたっぷりと精液を注ぎ込んでしまったのである。

 

 『ふふふ……癒されましたか?』

 たっぷりと精液を搾り取り、アルラウネは穏やかに笑った。

 「あ、あぅぅぅ……」

 僕の言葉は返事ではなく、ただの呻き声。

 癒しと安らぎに満ちた、アルラウネの攻撃――その威力を、僕は十分に味わったのだった。

 

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