フェイスハガー娘


 

 「ええい、構うか――!」

 大した確信もなく、俺は至近距離からパルスライフルを発砲していた。

 凄まじい連射速度でバラ撒かれた弾丸が、無防備だった敵の肉体を完膚無きまでに破壊する。

 腕や胸、頭部、腹を吹き飛ばし、たちまち飛散する肉片に変えていた。

 奴の血液――グリーンの粘液が弾け、周囲にびちゃりと飛び散る。

 

 「ぐっ……! これは……?」

 至近距離から、それを全身に浴びてしまう俺。

 その粘液は半固形状で、異常なまでの粘つきを帯びており、全身に絡んできた。

 それどころか、粘液から放たれる甘い匂いは俺の体を麻痺させてしまう。

 「くそ、こんな……!」

 粘液に全身を絡め取られ、そのまま俺はその場に倒れてしまった。

 まるで、グリーンのスライムにのしかかられるような感覚。

 それはトリモチのような粘着性を持ち、おまけに体に力が入らない。

 まずい、こんな所で動けなくなってしまえば――

 

 かさり……

 かさかさ。

 かさかさかさかさかさかさ。

 

 「……!?」

 唐突に、あちこちから奇妙な物音が響き始めた。

 通風口の中、通路の先、天井の方からも――

 「くすくす……」

 「ふふふ……」

 「あは、あははは……」

 そして、例の奇妙な笑い声。

 通路の先から、先の女と同種の生物が姿を現していた――それも三匹。

 人間女性の顔が個人によって違うように、奴等の顔や体つき、髪の色も違うようだ。

 共通点は、いずれも魅惑的な女性の姿といったところだろうか。

 「くっ、まずい……!」

 その三匹に続いて、通風口からもずるずると一匹が這い出してきた。

 さらに、さっき天井に開けた穴からも一匹――

 

 銃声を聞き付けたのか、それとも周囲に飛び散った同胞の体液を嗅ぎつけたのか。

 奴等は肉塊となって散らばっている同胞の死骸には目もくれず、俺の方に熱の籠もった視線を向ける。

 好色そのものの視線と、口許に浮かんだ淫靡な笑み――

 「くっ、くそ……!」

 いくらもがこうとも、腕一本まともに動かすことは出来ない。

 それどころか粘液の放つ芳香をまともに吸い込んでしまい、体の力は抜けていく一方。

 これでは、無防備のまま奴等に襲われてしまう――

 

 「あはは……」

 「ふふ、うふふ……」

 異形の女性達は、仰向けに横たわったまま動けない俺を取り囲んできた。

 そして――ソバージュの妖艶な女性が、俺の体をまたいでくる。

 「な、何を……!?」

 「あは、ふふふ……」

 淫らに歪む口許。

 それが意味しているのは、もはや明白だった。

 俺を取り囲んだ異形の女達も、揃って淫靡な笑みを浮かべている。

 このまま、集団で犯されてしまうのだ――

 

 「ふふ……」

 俺の腰をまたいだソバージュの美女が、その指で自らの秘所をこじ開けた。

 そこは見とれるほどに綺麗なピンク色で、中から粘液が水飴のように溢れ出してくる。

 「くっ、やめろ……!」

 言葉とは裏腹に、肉棒はすでに怒張していた。

 その屈辱感と羞恥心に、俺は身をわななかせるしかない。

 まるで嘲笑うように、くすくす、くすくすと笑い声を漏らす周囲の女達。

 俺が抗えば抗うほどに、彼女達の支配欲や嗜虐心を満たしてしまうのだ。

 散々に惨めな無力感を味わいながら、その瞬間が近付いてくる――

 「あはぁ……」

 そしてソバージュの女は、ゆっくりと腰を落としてきた。

 蜜壷の入り口と亀頭の先端がぬるりと密着し、そこから溢れてくる粘液にまみれる。

 そして女の温もりと、ぬめった感触が伝わってきた。

 「あ、あぐ――」

 

 くちゅ、くちゅくちゅ……

 

 蜜壷は、ゆっくりと俺のペニスを咥え込み、じわじわと中に引き込んでいく。

 まるで、肉棒をじっくりと捕食するかのように――

 「あ、ううう……!」

 敏感な亀頭の部分を女陰に包み込まれ、俺は身悶えしていた。

 やはりその中も、捕食されているかのような感触。

 じゅくじゅくと肉壁が絡み込み、亀頭全体が吸い付かれているかのような快感――

 「うふふ……」

 女はじわじわと腰を落とし、魔性の蜜壷でじっくりと肉棒を捕食してくる。

 大蛇が、ずるずると獲物を呑み込んでいくように――ペニスが肉にくるまれ、奥へ奥へと引き込まれていく。

 そして最奥に達し、根本まで淫肉に包み込まれてしまった時――本格的な捕食は始まった。

 

 ぐちゅ、もむもむ……

 にゅぐ、にゅぐにゅぐ、ぐちゅぐちゅぐちゅ……!

 

 「あ、ああああぁぁぁぁぁ――!!」

 肉壁全体がペニスに執拗に絡み付き、揉みたてるように蠢いてくる。

 それはまるで、歯のない口で咀嚼されているかのよう。

 ぐちゅぐちゅと肉を密着させて圧迫し、じゅるじゅると吸い立て、ねっとりとねぶり回し――

 それは、ペニスが溶けてしまいそうなほどの快感。

 「うぁぁぁ! あ、あああぁぁぁ!!」

 ペニスをぐちゅぐちゅに捕食される感触に、俺は激しく身悶えする。

 「ふふ……」

 俺を組み敷いて騎乗位でまたがったまま、異形の女は笑みを浮かべていた。

 みるみる射精感が込み上げ、甘い痺れが腰のあたりに広がっていく。

 このまま、異形の女の性器に出してしまうなんて――

 

 ぬちゅ、ぬちゅ……

 もむもむ、ぐちゅぐちゅ、にゅぐ……

 

 「あぐぅ……! ああ、あぁぁぁぁぁぁぁぁ――ッ!!」

 俺の我慢をあざ笑うかのように、ペニスはぐちゅぐちゅと食べられ続ける。

 その感触に耐えられず、俺は腰をガクガクと揺さぶり――そして、快感をドクドクと放出していた。

 挿入してほとんど我慢できず、屈辱の射精を体験させられてしまったのである。

 「あ、あう……あぐ……」

 にちゅ、じゅるるるるるる……

 亀頭を中心に吸い付かれ、そしてねぶり回され――屈服の証である精液は、たちまち吸い上げられてしまった。

 「う、ぐ……」

 異生物に交尾を強要され、そのまま射精してしまった――そんな屈辱が身を焦がす。

 俺を犯した異形の女は、騎乗位でまたがったまま淫らに目を細めていたのだった。

 

 「ふふふ……」

 ひときわ淫靡に笑い、この女による陵辱は終わりを告げる。

 異形の女は優越者の笑みを浮かべ、そのまま俺から離れてしまった。

 これで解放されたのか――そう思ったのも、ほんの束の間。

 俺が犯される様を見ていた別の女が進み出て、さっきの女のように俺の股間にまたがってきたのだ。

 「や、やめろ――!!」

 輪姦される――そんな屈辱の事実を、俺はようやく悟っていた。

 俺を騎乗位で組み敷いた女は、萎えないペニスに秘所をあてがうと、そのまま腰を落としてくる。

 肉棒はズブズブと蜜壷に沈み込み、今度は二人目の女にも犯されてしまう――

 

 「あ、あぅぅぅぅぅぅ……!!」

 その中は、複雑にねじ曲がっていた。

 男に不規則な快感を与えるよう、膣内のあちこちがねじれているという構造になっているのだ。

 その中にペニスを迎え入れられ、俺はその感触に悶えていた。

 肉襞が不規則にペニスのあちこちを撫で上げ、たまらない刺激をもたらしているのだ。

 さっきの女とは内部の構造が全く異なる――どうやら、人間以上に膣の内部構造の個人差が激しいようだ。

 

 くにゅ、ぐにゅにゅ……

 

 「はう、うぅぅぅ……!」

 女がゆさゆさと腰を振り、俺の肉棒は不規則にねじれた膣内で扱き抜かれる。

 湾曲した肉溝が亀頭に食らいつくように密着し、ぐちゅぐちゅと嫐り回され――

 たまらない感触に、俺はたちまち昇天していた。

 「あ、あぐぅぅぅぅぅ……!」

 そして女の内奥に、ドクドクと精液を漏らしてしまう。

 すると異形の女は満足して腰を上げ、次にまた別の女がのしかかってくるのだ。

 俺は怪物どもに集団レイプされる、哀れなオスと成り下がっていた。

 もはや、こいつらに支配されてしまった――そんな屈服感と屈辱感、そして絶望感を散々に味わいながら。

 

 「あ、ああぁぁ……」

 俺を犯そうとしている、三人目の女――

 そいつは秘所を見ただけでも、中が独特の構造であることが分かった。

 その膣は、二枚の舌が縦になって合わさったかのような形状になっている。

 そして舌先は、まるで陰唇のように秘所から覗いていた。

 膣壁全体が、あの舌状の軟体で形成されているのだ――

 

 「あ、あああぁぁぁぁぁぁ……!!」

 そいつは一気に腰を沈め、俺のペニスは独特の感触に包み込まれた。

 舌特有の、ぬめりとザラつきを同時に備えた感触。

 それがべっちょりとペニスを覆い包み、そいつが腰を揺すればヌルヌルと刺激される。

 大きな舌に、亀頭から根本までが挟み込まれてしまうような感触――

 

 「う、む……!」

 次の瞬間、その様子を脇から見守っていた女の一人が俺の頭部にのしかかってきた。

 粘液溢れる秘所を口に押し付けられ、俺はそのむせ返るような香りに悶える。

 それをきっかけに、見ているだけだった周囲の女達も俺に襲い掛かってきた。

 四方八方から舌が伸び、俺の体のあちこち――特に乳首や陰嚢、アナルを念入りに舐め回し始めたのだ。

 まるで、体中に塗られた蜂蜜を舐め取らるかのような執拗さで――

 

 べちゃ、ぴちゅぴちゅ、れろれろ、れろっ……

 

 「ん、んんん――!!」

 快楽の悲鳴も、顔面に騎乗している女の秘部に塞がれてしまう。

 そこから溢れ出した液体で、俺の顔はびしょびしょ。

 全身にはれろれろと伸びた舌が這い、女の愛液ごと俺の汗や涙を舐め取ってしまう。

 騎乗位で犯されながら、体中を舌でいたぶられる――そんな、異常過ぎる快感。

 女の温もりや肉感、唾液のぬめりを肌の隅々まで塗り込まれる桃源郷。

 俺は、もはや快楽の世界に溺れるしか道はなかった。

 

 「ん、ん――! んぐぅぅぅぅぅ……!!」

 不意に右腕が掴まれ――そして、女の陰部にねじ込まれた。

 俺の手はぬるぬると狭い肉洞に呑み込まれ、手首どころか肘、上腕にまで達する。

 液にまみれ、肉襞の感触を与えられながら締め付けられる感触――それを右腕で味わい、俺は身悶えた。

 そして左腕、右足、左足も同様にそれぞれ別の女の膣に呑み込まれてしまう。

 騎乗位でペニスを犯され、頭部は顔面騎乗での責めを受け、四肢まで犯され――

 そして全身に舌が這い回る、壮絶な輪姦陵辱。

 びちゃびちゃと全身を貪られ、俺は快楽の世界へと引き込まれていく――

 

 「ひ、ひぐ……ううぅぅぅぅぅ……」

 「あはは……」

 「くすくす……」

 女達の嘲笑を受けながら、この世のものとは思えない逆レイプを受ける屈辱。

 いかに四肢をばたつかせようとも、それを膣内に咥え込んでいる女達を悦ばせるだけだった。

 とくに、左腕を犯している女の蜜壷は凄まじい。

 まるで膣内に無数の手が存在しているかのようで、数え切れないほどの指が俺の左手を撫で回し、つつき、扱きたててくる。

 蜜壷内で甘いマッサージを受け、俺は陶酔に浸るしかなかった。

 「うぐ、うぐぐ――ああっ!!」

 舌のような膣壁に包み込まれていた肉棒が、ひくひくと脈動する。

 精液がドクドクと漏れ出し、膣の中に吸い上げられてしまった。

 自分の番が終わると、俺を犯していた女はすぐに離れ――

 次にのしかかってきたのは、今まで俺の左手を犯していた奴だった。

 

 「あ、あ、あうぅぅぅぅぅ――!!」

 膣内に無数の手が存在し、それで侵入してきた者を嫐り尽くす独特の蜜壷――

 その威力を、今度は俺の生殖器に浴びせていた。

 「ふふふ……」

 さわさわ、ぐにぐに……、ぎゅっ、くにゅくにゅ……

 無数の掌がぐにぐにとペニスを握り込み、揉み立て、扱いてくる。

 さらに無数の指が絡み付き、亀頭をいじくり回し、尿道を撫で回してくる――

 そんな凄まじい責めに、俺は一瞬で絶頂してしまった。

 

 「あはは……」

 精をその膣で受けた女は淫らな笑みを浮かべ、そして次の女と交代する。

 ぐちゅぐちゅ、にゅくにゅくという異様な音が響き、彼女達はペニスを嫐り続ける。

 そして四肢も入れ替わり立ち替わり犯され、それぞれ独自の構造を持った膣の感触を味わわされ続ける。

 無数の舌は俺の体を這い回って舐め回し、そして顔面も女達の騎乗を受け――

 

 それは、人外の女達の宴。

 獲物を徹底的に嫐り、精を搾り取る、身の毛もよだつような陵辱劇。

 その主役である俺は、もはや単なる慰み者に過ぎない――

 そして異形の生物による輪姦は延々と続き、いつまで経っても終わる様子はなかった。

 

 「ああ、ひぃぃ……」

 俺はその快感に溺れ――そして、快楽以外のことはどうでもよくなってしまった。

 今日も俺は、この異形の女達に輪姦され続けるのである。

 

 

 −BAD END−

 

 



この娘さんに搾られてしまった方は、以下のボタンをどうぞ。




前の場面に戻る

一覧に戻る