神曲


 

 「うん、心当たりがある……」

 僕は、ベアトリーチェの質問を肯定していた。

 善行も悪行も為さず、ただ無為に生きた――当て嵌まっているかもしれない。

 夏休みなどでも宿題も何もしなかったことがあるし、そうに違いない。

 そんなことを考えながら、僕は妖女達に犯される罪人達を食い入るように眺めていたのだった。

 

 「そう……なのか? 君は魂の選別の結果、大罪人だということが判明しているわけだが――」

 ベアトリーチェは、怪訝な表情を浮かべている。

 「……まあしかし、ここは自己申告を信じよう。そういう訳で君は、永遠にハチ娘やハエ娘に犯され続けることになる。

  しかし、それは君が今までやってきたことの報いだ。しかと受け止めて罰を受けよ」

 「あ、ああ。分かってる……」

 僕はこくりと頷いていた。

 言ってしまった後で、後悔の気持ちが沸き上がってくる。

 地獄に落ちる心当たりなどない以上、罪など絶対に認めないつもりでいたのに――

 「では、さらばだ。無為に生きし者よ……」

 ベアトリーチェはくるりと僕に背中を見せた。

 その体が、空間に溶け込むように消えていく。

 こうして僕は、この地獄前園に放置されたのだった。

 

 「……」

 たった一人、平原にたたずむ僕。

 周囲からは、ハエ娘やハチ娘に犯されている人達の快感の悲鳴が響いている。

 僕も、そんな中の一人になってしまうのだ――

 

 ブゥゥゥゥゥ――ン……

 

 ふと背後から、羽音が近付いてきた。

 「え……うわっ!」

 いきなりぶつかってきた何かに、僕の体は弾き飛ばされる。

 「ふふふふふ……」

 羽音と共に、女性の艶やかな笑い声が聞こえた。

 庭園の芝生の上に倒れてしまった僕が目にしたのは、ハエの下半身と羽を備えた女性。

 しかしその上半身は妖艶で美しい女性そのもの、ソバージュの髪を揺らし柔らかな笑みを浮かべている。

 「服を着ているところからして……貴方、ここに来たばかりね」

 ハエ娘の腹部の先端が、ぐいっとこちらを向く。

 その先端が口を開け、そこから白い粘液が飛び出した。

 「え……!?」

 びちゃっ、その粘液は尻餅をついたままの僕の全身に降りかかる。

 ねっとりと僕の体を濡らす粘液は温かく、服がしゅうしゅうと溶け始めた。

 これは、溶解液――?

 「わ、わわっ……!」

 「大丈夫、肉体まで溶けはしないから。もっとも私の仲間には、唾液でヒトを溶かして食べちゃう娘もいるけどね……」

 いつの間にかハエ娘は、裸にされた僕の上にのしかかっていた。

 両腕を掴まれて組み敷かれ、強引に押し倒されてしまう。

 「ここに来た者が、何をされるのか教えてあげる……」

 そう言いながらハエ娘は、僕の下半身に視線をやった。

 すでに僕の衣服は、下着も含めて完全に溶かされている。

 「……あら? 何をされるのか、よく分かってるみたいね。こんなにしちゃって、ふふ……」

 その妖艶な口元に、薄笑いを滲ませるハエ娘。

 すでに僕の肉棒は、はち切れんばかりに大きくなっていたのだ。

 「じゃあ、レイプしてあげる……私のお腹の中に、精液たっぷり出しなさい」

 「あ、ああああ――」

 ハエ娘の腹部の先端がくぱっと開き、僕のペニスの上にかぶせられていく。

 

 ちゅぶっ……

 

 「あ、あああぁぁぁぁ……」

 僕のペニスを迎えたのは、ねっとりと絡み付いてくるヒダヒダの感触。

 生殖孔の内壁は僕のペニスにみっちりと密着し、ぐにぐにと収縮してくるのだ。

 内壁にびっしりと備わったヒダが亀頭をぬちゃぬちゃと舐め上げ、カリをいたぶる。

 「気持ちいい? 我慢できなくなったら、そのまま出していいわよ」

 「うぁぁ、あああ……」

 快楽に歪む僕の顔に、ハエ娘はその綺麗な顔を寄せてくる。

 「ふふ、可愛い……」

 れろ……と、僕の頬にピンクの舌が這った。

 「入れてるだけでそんなにいいの? じゃあ動かしてあげたら、どうなっちゃうのかしら?」

 

 にゅくくくく……

 

 ハエ娘は、焦らすようにゆっくりと腰を引いていく――

 同時に、ペニスの根本までを呑み込んでいた生殖孔が後退し、ペニスの中程まで抜けてしまう。

 「あぐぅ……!」

 その動きによってカリのくびれの部分がヒダで刺激され、僕は思わず腰をひくつかせた。

 「私の中、ヒダが多いでしょう。もっともっと擦り付けてあげる」

 

 ……くちゅ。

 

 「あうっ!!」

 ペニスのちょうど真ん中あたりまでを咥え込んだ腰――それが、一気に沈められた。

 狭い孔の肉壁を押し分けてペニスが深く侵入し、ヒダが亀頭全体をにゅるりと刺激する。

 次の瞬間には腰がゆっくりと引かれ、またペニスの中程まで抜け――

 

 くちゅ、にゅくくくく……

 くちゅ、にゅくっ……

 

 ハエ娘の腹部が上下に動かされるたびに、僕のペニスは散々にヒダで嫐られた。

 みっしりと詰まったヒダにペニスを舐められ、執拗に擦り上げられる。

 「お、おおおぁぁぁ……!」

 激しいピストン運動にさらされ、僕はとろけそうな快感を味わっていた。

 ハエ娘はまるで男が女を犯すように、ひたすら腰を振り立てている。

 彼女との結合部からは、ぐちょぐちょと粘った音が響いていた。

 「ふふ……女にレイプされてる気分はどうかしら?

  おちんちん呑み込まれて、なすすべもなく漏らしてしまうのは?」

 「ああ……も、もう出る……!!」

 ハエ娘の体の下で、僕はいよいよ限界に達そうとしていた。

 射精感がじわじわと高まり、腰からふんわりと力が抜けていく。

 「犯されてイっちゃうんだ……いいわ、たっぷり出しなさい……!」

 ハエ娘はそのまま、ラストスパートを掛けるように腰を振り立ててきた。

 股間に満たされた快感が弾け、頭の中が真っ白になる――

 「あ……! ああああああぁぁぁぁぁ……!!」

 

 どくん、どくどくどくどくどく……!

 

 僕は腰を揺さぶりながら、ハエ娘の生殖孔の中に精液を迸らせていた。

 射精中もハエ娘は腰を振り続け、ペニスに凄まじい快楽を与えてくる。

 たちまち僕は、彼女に精液を搾り取られてしまったのだ。

 

 「はぁ、はぁ……」

 「ふふ、いっぱい出したわね」

 にゅぽん、とハエ娘の搾精孔からペニスが抜ける。

 彼女は羽を小刻みに震わせ、ふわりと空中に浮き上がった。

 「ごちそうさま、また今度レイプしてあげるわ……」

 そのままハエ娘は、事を終えるとたちまち僕の前から姿を消したのである。

 あっという間に僕は、再び平原で一人取り残されていた。

 

 「う、う〜ん……」

 凄まじい快感の後に襲い来る虚脱感によって、僕は全裸で草原に寝転んだまま起き上がることもできない。

 しかし、その間は30秒もなかった。

 また新たな羽音が、こちらへと近付いてきたのだ。

 「あっ、美味しそうなオチンチンはっけ〜ん♪」

 そこに現れたのは、ハチの羽と腹部を持った少女。

 まだまだあどけない顔付きに、屈託のない笑みを浮かべている。

 彼女はいきなり、横たわる僕の上へとのしかかってきた。

 「う、うわっ……!」

 「交尾しよっ、交尾♪ あれ……元気ないね。誰にヌかれちゃったの……?」

 見れば、僕のペニスはハエ娘の粘液にまみれたまま力を失っていた。

 さっきの交尾が激しすぎたのか、この可愛らしいハチ娘に組み敷かれてもなお反応がないのだ。

 「じゃあ、これからキミが種付けする卵管を見せてあげる」

 ハチ娘は、こちらにぐいっと腹部の先端を見せ付ける。

 本来のハチなら鋭い針がある腹部先端、そこには女性器のような割れ目が備わっていた。

 ペニスを納めるべき卵管は、ぷっくりと膨らんだ腹部に比べて非常に小さい。

 あのサイズで、本当にペニスが挿入できるのだろうか――

 「どう、狭そうでしょ? キミのオチンチンもぎゅうぎゅうに締め付けて、射精させちゃうんだよ?」

 「…………」

 思わず、唾をごくりと飲み込んでしまう僕。

 そんな彼女の言葉に反応してか、肉棒がむくむくと大きくなってしまう。

 「はい、準備OKだね。じゃあ、挿入れちゃうよ〜」

 ハエ娘の腹部先端が、僕の屹立したペニスに迫る。

 そして、亀頭にきゅっと閉じた卵管を押し当ててきた。

 凄まじい弾力に満ちた器官の入り口が、敏感な亀頭にぷにゅりと密着する。

 「あ、あぅぅ……」

 その感触だけで、僕は早くも上擦った声を上げてしまった。

 「……じゃあ、たっぷりよがっちゃってね」

 

 ――ちゅく、ちゅくくくく……

 

 わずかに卵管の口が開いたと思った次の瞬間には、僕のペニスは根本までその肉穴の中に埋もれていた。

 「あ、う……!」

 その中は、驚くほどに狭い。

 弾力に満ちた肉壁が、僕のペニスをぎゅっと四方から圧迫してくる。

 決してただキツいというわけではなく、まったりと巻き付いてくるかのように締め上げてくるのだ。

 ほんの少しでも力を抜けば、たちまち漏らしてしまいそうだ。

 「えへへ、すごく狭いでしょ。男の人の大事な大事なオチンチン、私の中でいじめられてるんだよ?」

 ぎゅっ、みちみち……

 僕のペニスは、ハチ娘の卵管内で締め上げられ続ける。

 柔らかい肉壁がぎゅっと密着し、じわじわと圧迫される――

 僕はただ、その快感に悶えていた。

 「ふふ、気持ちいい? もっともっと締めてあげる」

 ……きゅううううう!

 次の瞬間、ハチ娘の蜜壷内部がきゅっと収縮した。

 男を嫐る肉壁がペニス全体に密着し、搾り上げられる。

 「あ、あぐぅぅぅぅっ!」

 「あはっ、そんなにイイんだ。もっとよがらせてあげるね」

 きゅっ、きゅっ、きゅっ……!

 ハチ娘の内部が、断続的に締め上げられる。

 「ひぁ……ああああぁぁぁ……!」

 その度に僕はもがき、悶え、喘ぎ声を上げていた。

 亀頭がぎゅうっと圧迫され、カリが締められ、ひたすらに嫐られる快感を味わう。

 それはまさに、交尾によって一方的に与えられる快感だった。

 こんな責めに、耐えられる訳がない――そんな僕の限界を見て取ったのか、ハチ娘は目を細めた。

 「はい、とどめー!」

 きゅうううううううううう……!

 そんな宣告とともに、卵管内部が狂おしいまでに締め付けられる。

 「うあ……! ああああああぁぁぁ――ッ!!」

 どくん、どくどくどくどくどく……

 彼女の与える刺激に抗うことが出来ず――僕は、彼女の卵管内に精を漏らしていた。

 

 「はい、交尾終わり〜♪ どう、良かったでしょ?」

 ぬちゅ……とペニスが卵管から解放され、僕は再び凄まじい虚脱感を味わう。

 そこへ、もう一つの羽音が近付いてきた。

 「あー! ハービィ、美味しそうな子ひとり占めしてるー!」

 新たに姿を見せたハチ娘は、そう批難の声を上げる――

 しかも彼女は、さっきまで僕を搾っていたハチ娘と瓜二つだった。

 おそらくは姉妹なのだろう。

 「もう交尾終わったもん。じゃあ次は、ハーミィにあげる」

 そう言いながら、僕を嫐っていたハチ娘は羽を震わせてふわりと浮遊した。

 「じゃあね、キミ。また見掛けたら、交尾させてあげるからね」

 そのまま新手のハチ娘に僕を譲り、彼女はどこかへと飛び去ってしまう。

 僕の前には、ハーミィとかいう新手のハチ娘が残ったのだった。

 

 「じゃあ今度は、私と交尾しようねー♪」

 そう言ってハーミィは、僕の上にのしかかってきた。

 「ハービィのアソコ、とっても狭かったでしょ。私のは、あの娘のとはちょっと違うんだよ」

 ハーミィは、ぐいっと腹部先端をこちらに向けて卵管内部を見せ付ける。

 そこはさっきのハービィのものとは違い、そう狭そうではない。

 その代わり、ヒダや突起に覆われた肉壁がぐにゃり、ぐにゃりと別種の生物のように蠢いていた。

 まるで、生物の消化器官のように――

 「どう、気持ちよさそうでしょ? キミのオチンチンこの中でモグモグされるんだよ。

  この中に入れて、どのくらいガマンできるかなー?」

 「あ、ああ……」

 この期に及んで、僕の中には恐怖心が沸いてきた。

 僕はこれから、どうなるんだ?

 こんな風に永遠に、ハチ娘やハエ娘にひたすら犯され続けるのか?

 永遠に解放されることなく、永遠に、永遠に――

 「や、やめて……もう……」

 思わずそう懇願してしまう僕を、ハーミィはぐいっと組み敷いてしまう。

 「だぁめ、犯してあげる♪」

 

 ――ぐにゅにゅにゅにゅ。

 

 まるで口腔にむぐむぐと食べられるように、僕のペニスはハーミィの卵管内へと啜り上げられていった。

 内壁が柔らかくうねり、ペニスに絡み付いてくる。

 「あ、あああぁぁぁぁぁぁ……!!」

 にゅちゅ、ぬちゅ、にゅちゅ、ぬちゅ……

 ハーミィに肉棒を呑み込まれ、僕は悶絶していた。

 内部が収縮し、締まったり緩まったりを繰り返している。

 肉がねっとりと絡み付き、亀頭やカリを揉み立てられる。

 まるで内部に引き込まれるような蠕動を受け、ペニス全体が甘い刺激を受ける。

 腰がふわりと浮き上がるような感触に、僕は早くもこみ上げるようなものを感じていた。

 「どう、私との交尾は? 人間とのセックスより、全然いいでしょ?」

 くすりと笑いながら、ハーミィは卵管内で僕のペニスを責め続ける。

 「あは、もう出そうなんだ。オチンチンモグモグされて、もうガマンできないんだね♪」

 快楽に歪む僕の顔を覗き込み、ハーミィはその鼻先にちろちろと舌を這わせた。

 その舌先は耳の穴にまで移動し、軽く息を吹きかけられ、そして優しく囁かれる。

 「ほらほらぁ……イっちゃえ、イっちゃえ♪」

 にゅちゅ、にゅちゅちゅちゅちゅちゅちゅ……!

 「あぅぅ……!!」

 ハーミィの卵管内での責めが、たちまちねちっこくなった。

 じゅるじゅると絡み付く肉壁がペニス全体に粘りつき、ぐむぐむと収縮して甘い刺激をもたらす。

 尿道やカリを舐め回し、締め付け、とろけるような感触を味あわせてくる――

 「ふぁ……ああああああぁぁぁぁぁ……!」

 どぷっ、どぷどぷどぷ……

 まるで天に昇るような気分を味わいながら、僕はハーミィの卵管内で果てていた。

 「あは、出た出た……♪」

 目を細め、どくどくと溢れ出た白濁液を吸い上げていくハーミィ。

 彼女の卵管内でたっぷりと嫐り上げられ、尿道に残った一滴まで搾り上げられてしまう。

 こうして彼女との交尾を終え、僕は再び虚脱感の極みを味わった。

 そしてハーミィが飛び去った次の瞬間には、またここに近付いてくる別の羽音が――

 どうやらこれが、永遠に繰り返される罰のようだ。

 

 

 

 

 

 「ほらほらぁ……頑張って出しなさい」

 ぐちゅ、ぐちゅぐちゅぐちゅ……

 「うぁぁぁ……」

 腰を激しく振り立てられ、僕はハエ娘の生殖孔の中に精を漏らしていた。

 あれから、いったい何人のハチ娘やハエ娘に犯されたか分からない。

 ハービィやハーミィ、そして最初に犯されたソバージュのハエ娘も僕を嫐りにやって来る。

 力を失って横たわる僕の上に代わる代わるのしかかり、強制的に交尾が行われるのだ。

 甘美というには余りに強烈な快感が続き、僕の精神はすっかり摩耗しきっていた。

 それでも元々死んでいる身、これ以上死ぬことなどできない。

 食事も排泄も不要、虚脱感は凄まじいものの、衰弱したり疲れたりというのとは違う。

 永遠に僕は、この地獄前園で犯され続けるのだ。

 

 「ふふ、もっともっと……」

 「ああ、ああぁぁぁ……も、もう……」

 僕に出来ることと言えば、かすれた声で弱々しく哀願するのみ。

 そして、そんな言葉に耳を貸す娘などいない。

 善行も悪行も為さず、ただ無為に生きた者――自らそれを認めた僕は、ここで永遠に責められ続けるのだった。

 

 

 −BAD END−

 

 

 



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