妖魔の城


 

 「な、なる……」

 情欲に支配され、俺はとうとう屈してしまった。

 それほどまでに、メリアヴィスタの足責めは甘美だったのだ。

 こんな足技を味わってしまえば――いかなる男でも、骨抜きになってしまうだろう。

 

 「強情なダーリンも、やっと堕ちちゃいましたね……♪」

 メリアヴィスタはにっこりと笑い、そして――

 「じゃあ……今度は、イくまでシてあげますね〜♪」

 再び俺の股間を、ぐにゅりと圧迫するように踏みつけてきた。

 そのままひねるように、踏みしだくように動き始める足。

 しかも――今度は、イくまでやめない電気アンマだ。

 「ほらほらほら〜♪」

 「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――」

 俺は全身をわななかせ、激しい刺激に悶えた。

 足裏がぐりぐりと俺のモノを踏みつけ、容赦ない振動を与えてくる。

 このまま射精させられてしまう――それを容易に悟ってしまう鮮明な快楽。

 「ほぉら……♪ 私の足で、おもらししちゃえ……♪」

 「うぁぁぁぁぁぁ……あ、がぁぁぁぁ……!」

 のたうち回るほど狂おしい刺激とは裏腹に、下半身はじんわりと脱力していく。

 その不思議な脱力感に身を委ねたとき――ぞわぞわと、甘い疼きがこみ上げてきた。

 

 「あ、出る……!」

 「いいですよ。このまま、私の足に屈服して下さい……♪」

 「うぁ、あぁぁぁぁぁぁぁぁ――!!」

 狂おしい強制振動により、とうとう俺は限界を迎えてしまった。

 精液がドクドクと溢れ出し、メリアヴィスタの足裏を汚していく。

 「あは、出ちゃった……♪」

 射精中もメリアヴィスタは俺のモノをを踏みにじり、最後まで快感を与えることを忘れなかった。

 足裏全体の間にねっとりと粘り着く精液――それは、俺の屈服の証明。

 「ダーリン、私の足で気持ちよくなってくれたんですね……♪」

 形の良い足にべっとりと付着した精液を見据え、勝ち誇った笑みを浮かべるメリアヴィスタ。

 それと同時に――強烈な疲労感が俺を襲い、たちまち意識が遠のいていったのだった。

 

 

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