妖魔の城


 

 「な、なる……」

 俺は情欲の赴くまま、いともあっさりと陥落してしまった。

 それほどまでに、メリアヴィスタの足責めは甘美だったのだ。

 こんな足技を味わってしまえば――いかなる男でも、骨抜きになってしまうだろう。

 

 「あらら……案外、あっさり堕ちちゃったんですね。

  快楽に弱いダーリンも、とっても素敵ですよ……♪」

 メリアヴィスタはにっこりと笑い、そして――

 「じゃあ……今度は、イくまで踏んであげますね。いっきますよ〜♪」

 ――そのままペニスをぎゅっと踏みつけ、足をぐりぐりと動かしてきた。

 「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!」

 ペニスの裏側を、黒ストッキングのきめ細やかなサラサラ感が這い回る。

 適度な圧力で踏みしめられ、亀頭部分に甘美な圧迫感を与えてくる。

 こうして圧迫されながら、じっくりと踏みしだかれ――

 俺は、メリアヴィスタの足下でたちまち限界を迎えつつあった。

 

 「あ、出る……!」

 「いいですよ。このまま、私の足に屈服して下さい……♪」

 「うぁ、あぁぁぁぁぁぁぁぁ――!!」

 弄ぶようにペニスを踏みにじられ、とうとう俺は限界を迎えてしまった。

 精液がドクドクと溢れ出し、メリアヴィスタの足裏を白く汚していく。

 「あは、出ちゃった……♪」

 射精中もメリアヴィスタは俺のモノを踏みしだき、最後まで快感を与えることを忘れなかった。

 黒ストッキングにねっとりと粘り着く精液――それは、俺の屈服の証明。

 「ダーリン、私の足で気持ちよくなってくれたんですね……♪」

 形の良い足にべっとりと付着した精液を見据え、勝ち誇った笑みを浮かべるメリアヴィスタ。

 それと同時に――強烈な疲労感が俺を襲い、たちまち意識が遠のいていったのだった。

 

 

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