アラウネ・ブルーム


 

 「分かりました、生徒会室ですね――あそこも、久しぶりです」

 すたすたと歩き始める九条さつき。

 俺の身体もツタで持ち上げられ、彼女の後に続く。

 

 生徒会室――扉を開けた先は、会議室に似た広い空間だった。

 その中には、数人の衰弱した女子が倒れている。

 彼女達の体に植物部分は全く見えず、アルラウネに変異している者はいないようだ。

 一体、ここで何をされるのか――恐怖と期待が、心の中に入り混じる。

 

 「あら――?」

 不意に九条さつきは、倒れている女子の一人に目を留めた。

 お下げ髪で童顔の、中学生にも見える非常に可愛らしい女の子――

 「白鳥かすみ……私の後輩です。私が生徒会長をやっていた時の一年生。

  そして現在、この学園の生徒会長が白鳥なんですよ」

 「……?」

 荒い息をつき、仰向けの体勢のまま白鳥とやらは九条さつきを見上げる。

 「お、お姉様……?」

 「ふふ……久しぶりですね、白鳥」

 九条さつきは白鳥かすみに微笑みかけた後、俺の方に視線をやった。

 「この娘は、すごく私に懐いていて……いつも、私の後ろをついて歩いていたんですよ。

  バレンタインには、この娘にチョコを貰ったこともあって……可愛いでしょう?」

 「お、お姉様……」

 すがるように呟く白鳥の体を、九条さつきはゆっくりと抱き起こす。

 床にへたり込む白鳥の体を後ろから抱きすくめるようにして、九条さつきは手を伸ばした。

 その手は、するすると白鳥のブレザーを脱がしていく。

 「あ……え……?」

 きょとんとした表情を浮かべる白鳥――

 たちまちブレザーが脱がされ、カッターシャツのボタンも外された。さらにブラも――

 流れるような手つきで、九条さつきは白鳥の上半身の衣類を脱がせてしまった。

 

 「……」

 俺の目は、白鳥の小振りな胸に吸い寄せられる。

 「お姉様……あの男の方は……?」

 「ふふ、私の玩具よ。イヤ? あの人には見られたくない……?」

 「そんな事ないですけど……恥ずかしい……」

 白鳥は、戸惑いながらも頬を赤く染める。

 アルラウネの甘い香りのせいか、白鳥の判断能力も乱れているようだ。

 こんな異常な状況にもかかわらず、九条さつきのされるがままになっている。

 「可愛いわね、白鳥……」

 「あン……!」

 九条さつきの指が、白鳥の胸に伸びた。

 後輩の体を背後から抱きすくめながら、両手で乳房を愛撫しているのだ。

 「あ、あ……! お姉様ぁ……!」

 「ふふ……可愛い乳首……」

 ピンク色の乳首を、九条さつきの魔性の指が撫でさする。

 二本の指で挟むようにくいくいと力を加え、円を描くように擦って弄ぶ。

 時には指先で弾くように、時には軽く掻くように――

 

 「ふぁぁぁ…… お姉様、お姉様ぁぁ……!」

 九条さつきの愛撫に悶える白鳥。

 そして九条さつきの右腕は胸を離れ、腹や下腹部をさすりながら下に降りていった。

 「お、お姉様……?」

 「ふふ……」

 すべらかな動きでスカートを外し、白いパンツがあらわになる。

 その股間は、ぐっしょりと湿っていた。

 「いけない子ね、こんなにして……」

 「お姉様、恥ずかしいです……」

 そのまま九条さつきは、右手だけで器用に白鳥のパンツを脱がせた。

 ふんわりと閉じた、綺麗なピンクの縦筋。その上部で存在感を示す、可愛らしい突起物。

 ほんの少し、性器を飾り立てる程度の陰毛――いかにも使い込んでいない、綺麗な女性器だった。

 そして、そのピンク色の筋からは液体がだらだらと垂れている。

 

 「白鳥……貴女、クリトリスでオナニーするタイプね」

 「……!」

 白鳥は顔全体を真っ赤に染め、うつむいてしまう。

 「じゃあ……クリトリスを可愛がってあげる」

 九条さつきは自らの右手の人差し指と中指をぺろりと舐め、たっぷりと唾液を含ませた。

 そして、その手を白鳥の股間に持っていく――

 

 「あ、はぁぁぁぁぁぁぁン!」

 その二本の指がクリトリスに触れた瞬間、白鳥の体はびくんと跳ねた。

 「感度がいいわね、白鳥……」

 くすくす笑いながら、九条さつきはゆっくりと指を動かし始める。

 ピンク色の突起をすりすりと撫で、くいくいと二本指で挟むように――

 「あ……ン! お姉様ぁぁ……! ああぁぁぁぁぁ……!!」

 その快感から逃げるかのように、ガクガクと体を揺する白鳥。

 しかし九条さつきは背後からしっかりと白鳥を抱きすくめ、その左手は乳首を刺激し続けている。

 

 「ふぁぁぁぁぁぁ…… お姉様ぁぁぁぁ……」

 「ふふ……可愛いわよ、白鳥……」

 する、する、する……

 クリトリスを中心に、円を描くように二本の指が這い回る。

 時には指先でくすぐるように、時には指の腹で撫で回すように――

 変幻自在の指技は、白鳥を容赦なく責め嫐った。

 「ふぁ、ふぁぁぁ……!」

 白鳥の口からはよだれが垂れ、その目はうつろになっていく。

 体はガクガクと揺れ、九条さつきの二本の指に翻弄されていた。

 「お姉様、お姉様、お姉様ぁぁ……」

 憧れの先輩にクリトリスをこね回され、たちまち高まっていく白鳥。

 体がびくびくと波打ち、その喘ぎ声が野性的になっていく。

 「いいわよ、白鳥……イきなさい……」

 「ふぁぁ…… あ、あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 生徒会室に、白鳥の淫らな絶叫が響いた。

 ガクガクと体を揺すり、絶頂に達する白鳥。

 九条さつきに抱きすくめられて、その二本の指でクリトリスを弄ばれて――

 ツタに絡まれて身動きできない俺は、その様子をぼんやりと眺めていた。

 当然、その股間を膨らませながら――

 

 「はぁ、はぁ……、お姉様……」

 快楽の波がようやく静まり、九条さつきの腕の中で荒い息をつく白鳥。

 そんな後輩の様子を愛しげに眺めていた九条さつきが、不意に俺の方へ視線をやった。

 「さて――待たせましたね。ではお兄様、次は貴方が弄ばれる番」

 くす……と、九条さつきは淫らな笑みを浮かべる。

 「ただし私にではなく……この、白鳥かすみに」

 「え……!?」

 俺は仰天して、九条さつきの腕の中でぐったりしている白鳥かすみに視線をやった。

 この内気で奥手そうな女の子が、俺を責める……?

 

 「ふふ……」

 九条さつきは両腕を伸ばし、背後から白鳥の両足をぐいっと広げた。

 俺の眼前に、まだ微かにひくひくと痙攣している恥部がさらされる。

 「白鳥のここで犯されたいですか? それとも……私が白鳥にした事を、白鳥から貴方にしてあげるというのは?」

 「……!?」

 九条さつきの提示した、二つの提案。

 俺は――

 

 白鳥に挿入

 白鳥の受けたレズ責めを味わう

 

 

 



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