ゾンビ娘
「やめて……! やめてくれぇぇぇぇぇ!!」
言葉とは裏腹に、僕の体は快感への期待でわなないていた。
しっかりと握っていた手榴弾も、ピンを抜かないまま取り落としてしまう。
にゅぐにゅぐと蠢く子房に、ペニスが呑み込まれ――
――ちゅるん。
じゅく、ぐちゅぐちゅぐちゅ、うにうにうねうねにゅぐにゅぐうにうにうにうにうに……
入れた瞬間、ペニスは凄まじい蠕動にさらされた。
「え……!? こ、こんなの……! うぁぁ、ああぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
どくん、どく、どく、どく……
たちまち、僕のペニスからは精液が迸った。
入れて1秒も経たない、それほどの時間でトドメを刺されたのだ。
ただ射精させる、それだけの動き。
楽しませるとか、弄ぶなどの意図など微塵もない。
恐ろしいまでに目的に忠実な機能。
子房にあるのは、男性器に快感を与え、射精させるという純粋な目的のみ。
――そう。プラント娘は植物なのだ。
植物的に、ひたすら精液を吸い上げるだけの――
「い、い、い…… いぁぁ…… あああぁぁぁぁぁッ!!」
どくん、どくどくどく……!
もはや、この搾精の穴からペニスを抜く事すら許されない。
僕はここから逃れようと必死で腰を振った――いや、単に快感にこらえきれずに腰を揺すっていたのかもしれない。
もう、それすら分からない。
二度、三度、僕は精液を子房の中に注ぎ込む。
うにうねにゅぐにゅぐうにうに…… じゅぷ、じゅっぷじゅっぷじゅっぷじゅっぷじゅっぷ……
「あああ……! は、はや……! あああッ!! あああああああぁぁぁぁッ!!」
唐突に内部の刺激が変化した。
ペニスに密着したままぐにぐに蠕動していたのが、上下の刺激に変わっていく。
まるで、ローションでぬるぬるの指が50本ほどペニスに絡んできて、猛スピードで扱き立てられているみたいな――
「がぁぁぁぁッ!! ぐぁ…… うぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
そんなものに抗えるはずがなく、僕は一瞬で精液を漏らした。
涙や唾液まで撒き散らしながら、プラント娘の搾精を味あわされる。
じゅっぷじゅっぷと扱き上げられるたびに、僕のペニスは精液を吐き出していった。
じゅっぷじゅっぷじゅっぷ…… ちゅ、ちゅぅぅぅぅぅぅぅぅ――!!
「ああぁぁぁッ!! うぁぁぁぁぁぁッ!!」
さらに内部の感触が変化し、ペニス全体が激しく吸引される。
なすすべもなく僕は精液を吐き出し、そのまま啜り尽くされた。
感触を変えて、僕を愉しませているのではない。
単純に、その方が射精が早いから――それがプラント娘の目的にかなっているからだ。
精液をより多く搾り取る、それだけの本能に過ぎない。
――ぶわっ!!
いきなり、プラント娘が大きく成長を始めた。
僕の精液を10回分以上は啜り取ったからなのか――急成長したプラント娘は、一気に僕の体を飲み込んでいった。
いつの間にか、僕はペニスを啜っていた子房にぱっくりと丸呑みにされたのだ。
「あぁぁ…… え……ッ!?」
気がつけば、植物の――プラント娘の内部。
緑色の洞窟の壁面にある、人間がぱっくりと入るほどの割れ目。
そこに、僕の体はぴったりとうずもれていた。
背中や腕、足はプラント娘と同化を始め、生物としての境界線は曖昧になっていく――
そして、僕のペニスには管状の器官が吸い付いていた。
僕のペニスを嫐っていた子房と、感触は全く同じ。
「あ、ああぁぁぁぁぁぁ! うぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
どくん、どくん、どくどくどく……
その管は、ペニスから精液をドクドクと吸い上げていく。
男性器に快感を与えれば与えるほど、精液が分泌される――そんなシステムをプラント娘は忠実に実行していた。
ここは、子房の中だ。
この搾精の部屋で、僕は散々に搾り尽くされるんだ。
もはや僕はプラント娘の体の一部となり、精液を吐き出し続けるだけの器官――
「ああああぁぁぁぁッ!! いいよぉ……! うぁぁぁッ!!」
そして、極上の快感を常に与えられる存在。
もう僕は何も考える必要がなく、自分から何もする必要がない。
一個の生命である事を放棄し、プラント娘への精液供給器官と成り下がったのだから。
ひゅぅぅぅぅぅ……ぐにゅ。
頭上から何かが落下してきた。
それは、人間――沙亜羅だった。
彼女も、服を着たまま丸呑みにされたのだ。
沙亜羅は気を失ったまま、精液を吸い上げられ続ける僕の眼前に横たわっている。
たぶん僕を助けに来て、返り討ちにあったのだろう。
精を搾り取ることのできる男は生かされるが、そうでない女は――
じゅぷじゅぷじゅぷ……
彼女が横たわっている部分の内壁が沈み、まるでプールのように黄色い液体――消化液が満たされ始めた。
沙亜羅の体は消化液に浸されて、じゅるじゅると服ごと溶け出す。
彼女は完全に気を失っていて、全く微動だにしない。
「あああぁぁぁぁぁぁッ!! いいよぉ……! 気持ちいい……!」
うにうねにゅぐにゅぐうにうに……
僕は腰を震わせながら、股間を貪る器官の中に精液を放った。
ゆっくりと溶かされていく沙亜羅を眺めながら、僕はびゅくびゅくと射精する。
ペニスを啜られる快感、どくどくと噴き出す精液、僕を悦ばせてくれる搾精器官、溶かされる沙亜羅――
「うぁぁぁぁぁぁぁッ!! あああぁぁぁぁッ!!」
どくん、どくどくどく……
その器官に股間を吸い立てられ、僕は表情を緩ませながら精液を吐き出し続けた。
小さく柔らかそうな沙亜羅の肉体は、すでにどろどろに溶かされてしまっている。
そして内壁にじゅくじゅくと吸い上げられ、沙亜羅という存在は完全に消失した。
「いいよぉ…… ああぁぁぁ、吸われてるぅぅぅ……」
そんな一部始終を眺めながら、僕は股間を包み込む快感を愉しんだ。
沙亜羅がいなくなったところで、苦しむ必要も嘆く必要もない。
僕は、永遠にプラント娘に可愛がってもらえるのだから。
これから先も、ずっと――
−BAD END−
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