先輩に溶かされる




職場で憧れていた先輩女性に、自宅のマンションに遊びに来るように誘われた。先輩は、僕をマンションのリビングに案内した。

「どうぞ。ちょっと着替えて来るから、ここでコーヒーを飲んで待っててね。」と言い、グラスに入ったアイスコーヒーを手渡すと奥の方に入って行ってしまった。コーヒーを飲むと僕の身体は火照り出した。少し身体を動かしただけで、全身が疼くような微妙な快感を感じ始めていた。

どうしたんだろう。)僕は今までなかった経験にとまどった。

「おまたせ。」黄色い大きな襟のシャツに色褪せたボタンフロントの4パッチポケットベルボトムジーンズに着替えてきてきた先輩を見て僕は息を呑んだ。ジーパンは先輩の股からお尻に食い込むようで、先輩の股をくねらせるような仕草で、僕は少し欲情してしまった。

「あなたも、後ろの部屋で着替えて私と同じ格好になったら。シャツは少し大きめだけれど、ジーパンは、はくと縮んでぴったりになるから大丈夫よ。」僕は訳がわからなかったが、折角誘ってくれた先輩の機嫌を損ないたくはなかった。

部屋に入って、僕は先輩に言われた通り、黄色い大きな襟のシャツに着替え、色褪せたジーパンをはきはじめた。シャツはかなり大きめで、問題なく着ることができた。ただ、着た後に、腕など肌が露出した部位にシャツが擦れると、そこからくすぐったいような微妙な感覚が全身に広がっていくのには困惑した。その感覚は、身体を動かすたびに少しずつ強くなった。

部屋の外から、先輩の声がした。「実は、さっきのコーヒーの中に強力な媚薬が入っていたの。もうすぐ、ちょっとした刺激でも、すごくエロチックな興奮をするようになるわ。急いで着替えないと性的な快感のあまりジーパンをはいている間に身体がドロドロに溶けてしまうから、急いでね。」

(性的快感でドロドロに溶けるなんて、きれいな顔をして随分大胆なことを言うんだな。)僕は思ったが、先輩が言った事はすぐ現実のものとなった。ジーパンの股の4つのフロントボタンを留めるときに手が股間に触れると忽ち全身が溶けるような快感が襲ってきた。

(本当に溶けてしまいそうだ。でもドロドロに溶けるなんて…。)

僕は深刻には考えていなかったが、ボタンを全て留めると、今度はジーパンが縮んで股を締め込んでくるような気がした。その上、ジーパンの内側の股に当たる部分が波打っているような感じがあり、僕は思わずぞくぞくと悶えてしまった。

ジーパンをはき終わって僕は立ち上がったが、股からお尻を絞られるような感覚は更にひどくなり、一歩歩くたびに僕は全身が溶けるような凄まじい快感に貫かれた。動けない。溶けそうだ。先輩が言ったことは本当だった。今にもドロドロに溶けてしまいそうだ。

何度も射精してしまいそうになるのをこらえて、先輩の前にゆっくりと戻った。「何か変なんです。これをはいて歩こうとすると、エロチックな興奮に全身が溶けてしまいそうになるんです。」私が言うと、先輩はいたずらっぽく笑って言った。「それはそうよ。あなた、ジーパン姿とっても良く似合っているわ。私もあなたの股からお尻を見ているだけで身体が骨まで溶けてしまいそうよ。溶けそうになったら、こんな風に股を激しく動かして悶えね。そうすれば身体が溶けずにすむから。油断して、溶けそうなのにじっとしていたら跡形もなくなっちゃうわ。」激しく欲情をかき立てられる上に、ジーパンに股を締め付けられる僕は全身が疼いて蒸発してしまいそうで、悶えたりしたら却って一瞬で跡形もなく溶けてしまうのではないかと思った。先輩は、さっきからずっとジーパンの股をくねらせて悶えている。見ているだけで、媚薬の効果もあり自分の身体が流れてしまいそうになった。

僕の股間からお尻はずっと粘着性の舌でねっとりとなめ回されているような感覚に襲われていた。ジーパンが意思をもって、僕を刺激し、溶かそうとしているような感じだ。(先輩はあんなこといっていたけれど、もしかして、僕を溶かすために、誘ったの?あっ、やめて。溶ける。)その上股をくねらせて悶えると、股間がずっとジーパンに擦れて気の遠くなりそうな快感が絶え間無く僕を襲い、耳鳴りがし、思わず嗚咽しそうになった。全身が粘り気の多い泡になり、沸き立って蒸発してしまいそうな快感。(助けて。もう駄目、溶けてしまう。)悶えるのを止めればその瞬間に骨も残さずに跡形もなく溶けてしまう。

僕が、凄まじいエロチックな快感に抗し切れず、悶えるのを止めそうになった時、突然、先輩が叫び始めた。(あぁ、もう駄目。私も溶けてしまう…。あ、あっジーパンに溶かされてしまいそう。もう駄目、か、身体がぁ、身体がと、溶ける。溶け、あぁ、うっ。あ。溶ける。か、身体の形があるのが不思議な位。溶ける。溶かされる。溶…け…る。)そういうなり、先輩の全身はドロドロの白い泥になって目の前で一瞬で溶け崩れた。先輩のドロドロに溶けた身体の中で、色褪せたジーパンは薄青色の管になり、溶けた先輩の身体をズルズルと吸い取っては、吐き出して咀嚼しているようだった。

全身が舌で掻き混ぜられるような興奮の中で僕は辛うじて考えた(先輩がドロドロに溶けてしまった。僕ももう駄目、が、我慢できない。と、溶かされる。股が刺激されて、溶けて、あっ、うぅ、駄目、溶け、あぁ、うっ。あ。溶ける。か、身体が溶ける。溶かされる。溶…け…る。)僕は目の前を流れていく溶けた先輩の身体を見て、自分もこの快楽に身を任せて溶けてしまいたい誘惑にかられた。この全身を貫く性的興奮に耐えて身悶えするのを止めれば、僕も先輩のように溶けてしまえる。(あぁ。溶けてしまいたい。もう、溶…け…。)

その時、目の前で溶けた先輩の白い泥の身体が、激しくざわめき始めた。そして、溶けた先輩の身体の中にあった薄青色の管が、白い泥を勢いよく僕の身体に吹きかけた。顔に、溶けた先輩の身体を浴びた僕は、バランスを崩してへたり込むように座ってしまった。その瞬間、僕の全身は溶け始めた。(助…け…て。まだ…溶けたくない。でも、あっ、うぅ、もう駄目、あぁ、うっ。おぉ。か、身体が溶ける。溶…け…て…し…ま…う…。)

気がつくと、僕のジーパンも薄青色の管になっていた。ドロドロの大量の白い粘液が股間の辺りから流れ出した。それと同時に全身が萎んでいくように股間に溶け崩れて、流れて拡がっていった。骨も残らなかった。ドロドロに溶けた僕の身体は、2本の薄青色の管によって吸われたり吐き出されたりしながら、溶けた先輩の白い泥と混ぜ合わされた。先輩の身体は狂ったようにのたうちまわりながら、溶けた僕の身体の中を流れて行く。身体が擦れて僕は快感に何も考えられなくなった。溶けてもなお2本の薄青色の管に掻き混ぜられ、蹂躙され、更に溶かされる。憧れの先輩に誘われた結果は、溶けてもなお性的快感の中で際限なく溶かされていく無間地獄だった。

どれくらい時間がたったのだろうか。溶けた僕と先輩の身体は完全に混じり合い、部屋一杯のドロドロした精液の水溜まりになっていた。時々、快感に表面をフルフルと震わせる僕たちの前に、ドロドロした黒い粘液が流れてきた。黒い粘液は、少しずつ盛り上がると人間の形になり、粘液が表面を流れる黒いすべすべした膜で首から下が覆われた美貌の女性の姿になった。女性は、

2本の薄青色の管を持って自分の股間に押し当て、悶えるように身をくねらせると、管は女性の黒い滑らかな身体の表面に溶け込むように同化してしまった。

「溶侍女姉妹は、狩の天才ね。ジーパンに擬態して男と女の2人を溶かし混ぜて精液にするなんて、普通、考えつかないわ。私の身体の媚薬粘液を吸ってお休みなさい。私は、ごちそうを戴くわ。」溶姫だった。溶姫は、再び溶けると黒い粘液になり、精液になった二人の人間を残さず吸い取っていくのだった。






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