溶姫に溶かされた男




引越しのためにアパートの整理をしていたら、押し入れから大学時代にはいていた、色褪せがひどいボタンフライの4パッチポケットベルボトムジーンズが出てきた。

捨てる前にもう一度はいてみようとすると、僕は少し太っていたのかジーパンはきつきつで、無理してはいてはみたが、股が締め付けられて少し歩きにくかった。

町中を歩くのはちょっと恥ずかしいので、アパートの裏の路地の方に出掛けてみた。

細い路地を曲がると、女が一人壁にもたれかかるように立っていた。(誰かを待っているのかな。)そう思ってちらっと見ると眼の大きな凄い美人だ。

しかし、女は薄いゴムでできたような黒い服で首から下がすっぽり覆われていた。

服の表面は粘液で覆われているように濡れていて、豊満な女性の身体のラインがくっきりと出たエロチックな様子に僕の股間は硬くなった。

女の格好は普通ではないし、欲情している自分を見透かされるのが恥ずかしくて、僕は女に気づかない振りをして立ち去ろうとした。



「お兄さん。私の身体を見て反応したでしょう。恥ずかしがらなくていいのよ。私、ヨウキっていうの。溶ける姫と書いて溶姫。

溶かす姫なんて悪口をいう友達もいるわ。お兄さんだって随分すてきなジーパンをはいているわね。見ていると、私も溶けてしまいそうになるわ。こっちに来てよく見せて。」

溶姫は、優しく微笑むと、とても優しい声で僕に言葉をかけた。僕は、思わず溶姫の方に歩み寄ろうとした。

しかし、溶姫の方に2歩ほど近づくと、僕の身体のまわりにむせるような甘い香りが漂いはじめた。その香りの中で僕の身体に異変がおきた。

次の一歩を踏み出す時に、つま先から頭の天辺に突き抜けるような快感が貫いた。溶姫は微笑みながら粘液の滴り落ちそうな黒い滑らかな身体を悶えさせた。

「はやくこっちに来て。そうしたら私の身体で溶かしてあげる。気持ちいいわよ。」溶姫は悶える度に、何故か僅かに身体が崩れかけているように見えた。

体表の粘液が擦れてクチャクチャと音をたてた。溶姫が妖艶な肢体をくねらせるのを見ても、粘液が擦れる音を聞いても僕の身体は敏感に反応した。

「ねえ、はやくこっちに来て。はやくこっちに来て私を溶かして。」溶姫は優しく、そして執拗にせがんだが、僕のペニスは怒張して、更に一歩踏み出すと全身が溶けそうな快感に襲われて射精していた。

「な、なにか変なんだ。君の身体を見ていると、身体が溶けてしまいそうになるんだ。一歩踏み出すだけでも流れて、崩れそうなんだ。」

そう言いながら、また溶けそうな快感に襲われて僕は大量に射精していた。

さっきからまだ数歩しか進めていない。溶けそうになる快感に射精しながら、僕は憑かれたように溶姫に向かって進んで行った。

その一歩一歩で僕の股間からは、大量の液体が漏れ出して、僕のペニスは精液にまみれてグチョグチョになっていた。

「変じゃないわよ。私の身体の表面の粘液は強烈な媚薬なの。媚薬は蒸気になって私の周りに漂っているわ。

これを浴びれば、身体を指でちょっと触られただけでも極限の快楽を感じるの。あなた、そんなきつきつのジーパンなんてはいているから、一歩進むと股が擦れて溶けそうになるのよ。

ねえ、お願い。はやくこっちに来て。」

そう誘惑されても、歩くのもままならないほど僕の股間は膨隆し、僕は溶けそうな感じに襲われていた。全身がドロドロに崩れそうだ。

あっ、ああ、また射精した。溶姫までにはあとちょっとだ。

「ほんとうに、と、溶けそうなんだ。君が、身体をくねらせるのを見るだけでも溶けてしまいそうになるんだ。」

僕が言うと、溶姫は「ああ、ほんと?じゃあ、もっと身体をくねらせてあげる。溶けちゃってもいいわよ。」とさらに妖しく身悶え始めた。

本当に溶けてしまいそうだ。あっ、また。射精が止まらない。僕がジーパンのフロントボタンを見ると、溢れ出た精液がボタン孔の隙間からトロリと流出そうになっていた。

「あっ、勿体ないから垂らさないで。」溶姫は手を伸ばすと溢れ出た精液を手で拭き取った。黒い掌の上で、白い精液は泡をたてて消えてしまった。

溶姫が手を引っ込める時に、溶姫の体表の粘液が飛び散って僕の顔についた。

「さあ、はやくおいで。媚薬の粘液があなたの顔についたわ。今までは、粘液の蒸気だけでもそんなに興奮していたのに、媚薬粘液が直接ついたら凄まじいわよ。完全に溶ける前に私を抱いて。」

溶姫は優しく言った。



僕は何も考えられなくなっていた。少しでも身体を動かそうとしたら、服に擦れたその部から全身を溶かす凄まじい快感が押し寄せて来た。

一歩踏み出そうと股を動かすと、クチャクチャという音とともに股が擦れて気が狂いそうになった。

「も、もう駄目。溶けちゃう。君のところにたどりつく前に、溶けてしまう。あ、あぁ、気が狂いそう。溶ける。」僕は続けざまに射精を繰り返していた。

「あと一歩よ。ここまで頑張って溶けずにきたわ。あと一歩で私が覆いつくしてあげる。そしたら、今までとは比較にならない快感をご褒美にあげるわ。」溶姫は言った。

口調は限りなく優しかった。僕は、溶姫が言う凄い快感を期待した。さっき手を伸ばした時から、溶姫が人間でない事は解っている。

そういえば「溶かす姫」なんて言っていた。溶姫に辿り着けばきっと僕は溶かされてしまう。でもそんな事はもうどうでもよかった。

想像を絶する快楽を得るために、僕は全身が溶け崩れそうになるのをこらえて一歩を踏み出した。

「よくきたわね。さあ、私も溶けるわ。そしてあなたを、骨まで跡形もなく溶かしてあげるわ。さぁ、気持ちいいわよ。」溶姫は優しく微笑んだ。

「あ、あっー。溶ける。溶けてしまう。」僕が言いながら溶姫の身体に寄り掛かって抱きつくと、僕の身体は息が止まりそうな持続的な快楽に襲われた。

溶姫の身体はドロドロに溶けて黒い粘液になり僕の身体を一瞬で覆い尽くした。僕のジーパンのフロントボタンの隙間から溶姫の溶けた身体が流れ込んで来るのが解った。

溶姫の身体は僕の股についた精液を、僕の皮膚に恍惚となるような刺激を加えながら、丁寧に舐めとっていった。

(あっ、あ、あぁ。大きな粘着性の舌で股が激しく舐め回される。い、息が出来ない。身体が、全身が舐められて崩れていく。き、気持ちいい。溶ける。溶けていく。)

身体の隅々まで、大きな下でねっとりと丹念に舐め溶かされる快感。こんなに優しい快感があるなんて。

(もっと溶かして。ドロドロに溶かして。あっ、あ、気持ちいい。)

息苦しさの中で、僕のペニスからは精液がドクドクと流れだし続けた。

表現できない凄まじい快感のなかで、僕の身体は徐々に薄くなり、溶姫の溶けた身体に混じっていった。

僕のペニスから精液が搾り尽くされる頃、僕の身体も、そして意識も溶けてなくなっていった。



溶姫は人間の形に戻っていた。

「ありがとう。あなたの精液おいしかったわ。たっぷりいただいたわ。わるいけどあなたの身体は食べないの。あなたは媚薬粘液になって、次の男を溶かすのを手伝ってね。」

溶姫はそういうと、ドロドロに溶けて黒い粘液になり、次の獲物を求めて流れ去っていった。






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