逆転 360度




薄暗い廃工場の中、コンクリートに描かれた円形の模様の中に二人の姿があった。

少年は全裸で足を広げて床に座っており、その股の間に羽と尾を生やした少女が顔を埋めている。

「んぶ・・・ちゅ・・・」

少年の屹立したペニスを頬張り、舌と頬肉を肉棒に擦りつける度に、唾液と先走りの混じりあったものが淫靡な水音を立てた。

ペニスから這い登ってくる甘い快感に身をゆだねながら、少年は笑みを浮かべていた。

この廃工場に少女を召喚してから、すでに数ヶ月は経過している。

はじめのうちは、淫魔としての少女の能力を足元の魔法陣で封じ込めて、彼女の肉体を楽しんでいた。

だが、慣れとは恐ろしいものだ。

少年はじきに少女の肉体だけでは満足できなくなり、封じていた淫魔の能力を少しずつ復元して、更なる快感を求めるようになったのだ。

以前は数日置きに通っていたのも、彼女が意識を崩してからは毎日のように通っている。

そして今、正気を失っているとはいえ淫魔の舌技を受けながらも、笑みを浮かべていられるほどの余裕が、少年にはあった。

ふと少年が目を向けると、床に這い蹲る少女の足元、丁度両足の付け根の辺りに小さな水溜りができていた。

通常の人間ならば一瞬で発情する淫魔の愛液も、少年には甘い香りを放つ液体でしかない。

「んちゅ・・・ちゅぶ・・・」

「ちょっと、尻をこっちに向けてくれないか?」

「ん・・・ふぁい・・・」

肉棒を咥えたまま少女が答え、手足に絡みつく鎖を鳴らしながら、体を半回転させる。

少年は上体を倒すと少女の自身の顔を跨がせ、目の前に愛液を滴らせる性器を寄せた。

彼女の秘裂は口を開き、ピンク色の内部粘膜を外気に晒しながら、彼女自身の興奮を表すかのようにひくついていた。

縦に裂けた口のような陰唇に、少年は指を添えてなぞった。

「ひうっ!?」

興奮に熟れきった性器への刺激に、少女が声を上げて小さくのけぞる。

「止めていいって、言ったっけ?」

「はう、ごめんなさい・・・」

口からまろび出たペニスを、彼女は慌てたように咥えなおした。

そして、失態を帳消しにしてもらおうとするかのように、彼女はペニスに吸い付き、頭を上下に振り始める。

肉棒に柔らかな頬の内側の肉が押し当てられ、きつく締め付けられた唇が扱き上げる。

膨れ上がった裏筋には微かにざらつく舌が添えられ、彼女が頭を下ろすたびに喉の肉が亀頭を扱いた。

ただの人間ならば、一回の上下運動で精液を放っているであろうほどの刺激がもたらされる。

背骨を這い登ってきた快感を味わいながら、少年はお返しとばかりに彼女の膣口に唇を寄せた。

優しく、キスでもするように陰唇と唇を重ね、舌先で軽くなぞる。

少女の動きが一瞬止まり、膣口が大きく開くと大量の愛液が溢れ出した。

もちろん彼の顔にもたっぷりと降り注ぎ、一部が口に入って、濃密な甘みを彼にもたらした。

「・・・・・・」

突然浴びせかけられた愛液に閉口しながらも、彼はなおも舌を這わせる。

ピンク色の膣口の縁をなぞり、奥へ舌先を挿入し、軽く左右に揺さぶる。

彼女の肉穴は挿し込まれた舌を、ペニスに対してするように締め付けた。

「んふ・・・んふ・・・!」

彼女の呼吸が次第に荒くなり、頭を振るストロークも大きく、早いものになっていく。

頬肉と唇はぎゅうぎゅうに彼の肉棒を締め上げ、痙攣するように震える舌と喉が、裏筋と亀頭を刺激する。

口腔を使った彼女の全力の奉仕に、少年の興奮はようやく高まってきた。

擦り付けられる少女の粘膜が、皮膚一枚隔てた少年のペニスの神経を刺激する。

少年の意識が次第に高まり、訪れた絶頂を彼は素直に受け入れた。

ペニスが大きく脈打ち、熱く滾った精液が迸る。

「ん!?んぶ・・・んちゅ・・・」

口内に収まるペニスから噴出した精液に、少女は一瞬の驚きを覚えるが、迷うことなく嚥下していく。

淫魔たる彼女の肉体に、精液が隅々まで染み渡っていく。

「んふ・・・んん・・・」

その感触を壊れた意識で味わいながら、彼女はペニスからさらに精液を啜るべく舌を絡めた。

彼女の舌技に身をゆだね、少年はされるがままに精液を啜らせる。

そして、彼の興奮が収まり、彼女の口からペニスが解放された。

「ぷはっ・・・」

少女は身をよじると、両の手で自分の陰唇を広げながら、彼女が物欲しげに声を上げた。

「つぎはぁ・・・こっちぃ・・・」

その瞳は興奮に濡れ、肌は少年がもたらしてくれるであろう快感への期待に紅潮していた。

「いや、ちょっと待て」

いつもならば、この姿勢のまま彼女をペニスに跨らせるか、彼女を仰向けにして交わるのだが、今日の彼には試したいことがあった。

少女の体を退かせると、彼は手を伸ばして魔法陣の外に歩織り出されていた魔術書を手繰り寄せ、そのページを捲った。

手書きの日本語と図形が流れていき、目的のページで手を止める。

「あったあった・・・」

以前から目をつけていた項目を確認する。

そこにあるのは、『魔力供給の法』。

淫魔の一部には、自分が気に入った男性に自身の魔力の一部を与えて体力を回復させ、延々交わり続ける趣味を持つものがいるらしい。

そういった淫魔が使う術を、強制的に使用させる方法がこの項目に書いてあった。

「エングルス フルクタクルス イグストレム・・・」

書き連ねられた呪文を読み上げるうちに、床に描かれた魔法陣が淡い光を放ち始める。

「フグスト ガッストーレ サハルケ」

詠唱の完了と同時に、魔法陣が一際強い光を放った。

「きゃ・・・!」

「・・・っ!」

眩さに目をくらませながら、二人は声をあげた。









痛みの残る目を擦り、強引に瞼を上げる。

彼の光に眩んだ目には、薄暗い廃工場の中は夜のように真っ暗に感じられた。

窓から差し込む光を頼りに闇を凝視し、目が慣れてくるのを彼は待った。

「あぅ・・・うぅ・・・」

すぐ側から、少女のうめき声が聞こえた。

顔を向けると、影の中に彼女の白い肉体が浮かび上がっていた。

彼女は床の上にぺたんと座り込み、何かを両手に抱きかかえている。

凝視すると、それが異常なまでに膨張した乳房であることに、彼は気が付いた。

片方が自身の頭ほどはありそうな乳房は、その柔らかさを示すように彼女の腕によって形をゆがめていた。

乳房を包む肌は白く、滑らかな艶を湛えている。

そして乳房の先端には、人差し指と親指で造ったほどの大きさの、ぷっくりと盛り上がった桃色の乳輪があった。

「あぁ・・・あついぃ・・・」

乳輪の中央、大きく膨らんだ乳首から白い液体を滲ませながら、彼女が声を上げた。

おそらく、彼女の魔力が乳房の中で母乳に変換されているのだろう。

少年はそう判断した。

「あぁぁ・・・おねがいぃ・・・」

乳房を支配するむず痒さを堪えながら、少女が懇願の声を上げた。

少年は、操られるように床の上に膝をつくと、乳房の片方で屹立する乳首を口に含んだ。

少女の脳裏を、乳首から放たれた快感が走る。

「ひぅっ!?」

彼女が声を上げると同時に、少年の口中に母乳が迸る。

愛液のような粘度こそ無いが、母乳の味は彼に渇きを覚えさせるほど甘く、深みを持っていた。

両手で乳房を掴み、揉みしだきながら乳首を吸う。

彼の指が食い込むのに合わせるように乳房が自在に形を変え、乳首から母乳をあふれ出させた。

口内に満ちていく母乳を嚥下しながら、彼はなおも乳首を啜り上げる。

「ひゃぁぁぁ!いぃひぃぃぃぃ!!」

のけぞり、大声を上げながら少女が身悶えした。

彼女の震えが乳房に伝わり、溢れ出した母乳が辺りに撒き散らされて、二人の体にかかっていく。

生温かく、甘い香りを放つ液体が全身に降り注ぐ感触に、少年の興奮はなおも高まる。

そして、彼は膨れ上がっていく興奮に身を焦がされ、思わず口中にある少女の乳首に歯を立てていた。

「いぎっ・・・!?」

突如走った激痛に、少女の嬌声が止まる。

硬直した彼女の体と止んだ嬌声に、彼は自分が何をしたのか悟った。

「・・・っ!ごめん・・・」

乳首を口から放し、少女に謝る。

謝ったからといって、彼女の乳首に残る歯形や、その痛みが消えるわけではないのだが、彼はそうせずにはいられなかった。

「大丈夫・・・?」

「・・・ぁあ・・・もっとぉ・・・」

心配した彼の言葉に、少女は催促の言葉で応えた。

「もっとぉ・・・もっとつよくぅ・・・」

一瞬だけ彼女を襲った、痛みを伴った激しい快感。

その悦びに、彼女は虜になっていた。

「あ・・・分かった・・・」

少年は彼女の乳房に再び顔を寄せると、歯形の残る乳首を口に含んだ。

軽く吸い、舌先でその先端をつつき、前歯を軽く立てる。

「ひぁっ!あひぃ!」

彼の口技一つ一つに反応し、少女は小さく体を跳ねさせながら、声と母乳を漏らした。

だが、まだ足りない。

崩れ去った意識なりに懸命に考え、ようやく彼女は自分の不満を生める方法にたどり着いた。

「ねぇ・・・こっちもぉ・・・」

がら空きになり、ただ母乳を噴出させているだけの乳首を示しながら、少女は少年にそう声をかけた。

乳房に指を埋め、母乳を啜りながらも、彼は片方の手を開いている乳首へと伸ばし、指の間にそれを挟みこむと、軽く圧迫した。

「あぁん・・・」

痛痒を伴った甘い刺激が、彼女にもたらされる。

心地よい。だが足りない。

「もっとぉ・・・もっとつよくぅ・・・」

更なる刺激を欲し、彼女は声を漏らした。

「・・・・・・」

少年の手が止まり、乳首から口が離される。

「・・・なんだよ、それ・・・もしかして命令?」

彼の口からあふれ出したのは、微かな苛立ちを含んだ声だった。

怒りを孕んだ少年の視線と、快感に蕩けた少女の視線が絡み合う。

「さっきから僕が気持ちよくしてやってるだけじゃないか・・・ほら、交代だ!」

彼は声を荒げながら立ち上がると、乱暴に少女の方を突いた。

巨大な乳房とあいまり、少女はバランスを崩し、床の上に仰向けに倒れてしまう。

「・・・ぇ・・・?」

彼は、何が起こったのか理解し切れていない少女の両膝を掴むと、一息に左右に広げた。

両足の付け根、巨大な乳房が落とす影の中に、幾度と無く迎えた絶頂により緩みきり、愛液をしとどに滴らせる秘裂があった。

彼は両足の間に膝をつくと、猛りきった自身のペニスをそこにあてがい、一息に突きこんだ。

「っぁん・・・」

快感に肉穴を熟れさせ刺激を欲していた彼女が、彼のペニスに歓喜の声を上げた。

膣内も、十数時間ぶりに挿入されたペニスに絡みつき、その幾重にも折り重なった襞を擦り付ける。

「うぁ・・・!」

ペニスに淫猥に巻きつき、蠢く膣粘膜の感触に、少年は声を漏らした。

膣壁に群生する小さな襞が、彼女の興奮により熱を持ち、ペニス全体を扱くように蠢動している。

「ぐぉ、おぉ・・・!」

彼の中で射精感が一気に膨れあがる。

だが、彼は射精欲求を堪えながら、ペニスを膣に埋めていった。

やがてペニスが最奥に達する。

すると、待ち構えていたかのようにぷりぷりとした弾力のある子宮口が亀頭に吸い付き、鈴口周辺の粘膜ごと先走りを吸い上げ始めた。

同時に膣壁もうねうねとペニスに纏わりつき、ペニス全体を締め上げる。

蠢動し、収縮し、絡みつく膣の感触に、ペニスの脈動が一気に大きくなっていく。

そして、彼の意識がはじけた。

「おぉぉおおおお・・・!」

尿道を押し広げて、熱く滾った白濁液が肉棒の内を駆け上り、鈴口から噴出していった。

精液の熱を感じた子宮口が大きく広がり、亀頭を半ばまで咥え、子宮を伸縮させて精液を啜り取っていく。

膣壁も襞も、彼の興奮を維持し、少しでも精液を搾り取ろうとするかのように蠢動し、幹を嫐りあげていく。

彼のペニスは為されるがまま快感を受け入れ、精液を迸らせ続けていた。

やがて噴出の勢いが収まり、射精が止んだ。

「ああぁ・・・ぁあ・・・はぁ・・・」

嵐のごとき快感の余韻を味わいながら、彼は荒く息をついた。

挿入し、一突きしただけで精液を搾り取られる。

ここ最近彼女の体に慣れてきたせいか、こんな屈辱的な射精は久しぶりだった。

(魔術の・・・せいかな・・・?)

魔法陣の中に彼がいたせいで、その効果が彼自身にも及んでいるのだろう。

尿道に残る精液を啜り取られながら、彼はそう推測した。





「あ・・・あはぁ・・・」

ふと、彼が目を下ろすと、少女が喜悦の表情を浮かべ、ぴゅっぴゅっと母乳を噴出しながら、随喜の声を漏らしていた。

膣内へ注ぎ込まれた大量の精液を、ただ味わっているだけなのだろう。

だが、少年にはその緩んだ表情が、あっという間に絶頂を迎えた彼を笑っているかのように思われた。

「くっ・・・」

早くも次の射精を迎えさせようと蠢く膣からペニスを引き抜くと、彼は魔術書に手を伸ばした。

手早くページをめくり、目的の魔術を探す。

『魔力供給の法』より更に後のページ、おそらく彼が使うことは無いだろうと踏んでいたページに、やがてたどり着いた。

そこに記されていたのは、『淫魔放精の法』だった。

「オッペルケ」

少し前までのように、魔法陣の機能の一つで少女の全身から自由を奪う。

仰向けのまま、指先さえも動かせない彼女を見下ろしながら、彼は詠唱を始めた。

「タウクスフ コルフヲッハ エウルヘウスク・・・」

少年の体内で何かが渦巻き、形を成していく。

先ほど飲んだ少女の母乳のせいだろうか、今までに無い感覚だった。

やがて少年の中で術が構築されていき、詠唱が終わりに近づく。

「グラーフス トラクスフ ダルゲオ バッペルケ!」

「!!」

最後の一説を詠み上げ終えると同時に、彼の内から何かが消え去った。

同時に、少女が目を見開き、全身に朱が差していく。

不安げに瞳を左右に動かしながらも、呼吸は荒い。

視線を下ろすと、口を開いた女陰の上に大きく膨らんだクリトリスが、包皮の隙間から顔をのぞかせていた。

だが、クリトリスはなおも大きく膨らみ続けていた。

文字通り豆粒ほどの大きさだったものが、小指の先ほどになり、そのほとんどを包んでいた包皮から解放される。

しかしクリトリスの勃起はなおも止まらず、更に大きく膨張していく。

小指の先ほどだったのが小指ほどになり、

親指ほどになり、

人差し指を超え、

中指ほどの大きさになった。

やがて、膨張が止まる。

その頃にはクリトリスの形も、先端に大きなふくらみがついた異様な形に変化していた。

そう、彼女の女陰の上部からそそり立っていたのは、ペニスだった。

「・・・!・・・!!」

自分の股間に生じた異様な感覚に混乱しているのか、めまぐるしく瞳を動かしながら息を吐く。

少年は慌てふためく彼女の様子に笑みを浮かべると、彼女のペニスに顔を寄せてふぅ、と息を吹きかけた。

「・・・っ!!」

目を大きく見開き、全身を強張らせる彼女。

全体が亀頭のように赤黒い彼女のペニスは、少年の吐息にびくんびくんと震えながら、先端に開いた穴から透明な粘液をあふれ出させた。

「すごいな・・・本物みたいだ・・・」

淫魔が女性から性器を搾り取るための術を応用した魔術の出来に、少年は感嘆していた。

少年はこのままペニスを扱き、射精する様を見てやろうかとも思い浮かべたが、彼にはまだやることがあった。

指を挟んでいた魔術書のページを開き、次の項目に目を落とす。

「エストロ フランガナッハ デンボマークルル・・・」

少年は魔法陣の内に止まったまま、詠唱を始めた。

彼の内部で、先ほどと同じように何かが渦巻き、術を形作っていく。

「ダグルス デグノハ キンシュクルッケ!」

詠唱の終了と同時に、彼の体内で渦巻いていた何かが、一気に彼の全身に広がった。

感電したかのような痺れが、彼を襲う。

「あ・・・が・・・!」

全身を苛む痺れに目を見開き、耐える。

すると、彼の背中と尻に異様な感覚が生まれた。

背中と尾てい骨の辺りの皮膚が引き伸ばされ、そのまま大きく広がっていくような感覚だ。

点ほどの大きさしかなかったそこが、点から線へ、線から面へ広げられていく。

感覚の拡大に伴い、全身を熱と痛痒が襲う。

「・・・・・・!」

目の前で少年の身に起こっている変化に、少女は言葉を失っていた。

彼女の目の前で少年の背中から羽、尻の辺りから尻尾が生えたのだ。

肌色をした羽と尻尾は大きく伸び、広がっていくにつれて黒く色染んでいき、エナメル質の光沢を帯びていく。

羽と尻尾の成長に伴い、彼の細身の体が女性的な丸みを帯びていった。

股間では、いきり立ち先走りを溢れさせるペニスはそのままに、玉袋が急速に縮み、体内に飲まれていった。

そして全てが終わったとき、彼の姿は蝙蝠の様な黒い羽とやじり状の先端を持つ尻尾を備え、股間にペニスをそそり立たせたものになっていた。

少年のいた位置に立ち、荒く息をつくその姿は、まさに淫魔だった。

「はぁ・・・はぁ・・・出来た・・・」

彼の喉から、少女のような高い声が漏れる。

スレンダーな自身の体に目を落とし、手を握り、開いて自分のものだということを確認する。

「あは・・・出来た、出来た・・・!」

嬉しげにそう言うと、彼は床に仰向けに横たわる少女へと目を向けた。

「さっきは僕を笑ったよね・・・?」

見開かれた彼女の目を見据え、顔を近づけながら続ける。

「挿入しただけで射精した僕のことを、笑ってたよね・・・?」

言葉を連ねる彼の姿に、少女は恐怖を抱いていた。

怯えたように瞳を震わせる少女の姿に、彼は満足げに笑みを浮かべながら、その腹をまたいだ。

すると彼は腰を突き出し、ペニスの下に刻まれた一本の筋に指を添え、広げる。

ピンク色の出来立ての粘膜が露になり、早くもにじみ出した愛液を滴らせた。

「分かる?君達淫魔の穴だよ・・・」

自身の膣口を晒しながら、彼はゆっくりと腰を下ろし始めた。

床に膝をつき、少女のペニスを膣口にあてがい、彼女のほうへ目を向ける。

「僕を笑えるんだから・・・我慢、出来るよね・・・?」

そういうと、彼は一気に腰を下ろした。

「っ!・・・っ!!」

「んぁ・・・あぁ・・・」

自身を包む膣の柔らかさに少女は目を見開き、自身を貫く肉棒の熱に少年は嬌声を上げた。

ペニスは熱く、硬く、収縮していた膣を乱暴に押し開き、体奥の子宮口を亀頭で突き上げていた。

膣は狭く、きつく、挿入されたペニスをぎちぎちと締め付け、奥へ奥へと誘うように細かな粒の並んだ襞を蠢動させていた。

「・・・っ!」

生まれてはじめて味わう膣の感触に、少女の興奮が高まる。

そしてそれを察知したのか、少年の体奥で亀頭にゴリゴリと突き上げられていた子宮が、子宮口を大きく広げて亀頭に喰らいついた。

柔らかな筋繊維から成る袋状の器官が亀頭を包み、ぷりぷりとした弾力の子宮口がカリ首を締め上げる。

「〜〜〜〜〜〜っ!!」

少年の膣内でペニスが大きく脈動し、鈴口から白濁した粘液が噴出する。

「ひゃ!ぁあ、熱い・・・!」

子宮内に注ぎ込まれる精液の熱に、少年は驚きの声を上げながらも、その感覚を楽しんだ。

乾ききった体に冷たい水が染み渡っていくかのように、精液が子宮や膣壁を通じて全身に吸収されていくのが分かる。

ある種の清涼感を覚えながら、彼は目を見開いて虚空を見つめる少女に声をかけた。

「あはは、君も一瞬だったね・・・僕のことを笑えないね・・・」

「・・・!・・・!」

少年の言葉にあわせ膣が蠢き、そのたびに彼女の肉棒が大きく脈って、精液を吐き出す。

「ん?何か言いたいの・・・?」

少女の唇が細かく震えている。

「ほら、言ってごらん・・・トキルケ」

「・・・っあぁぁぁぁぁあああああああっ!!」

全身の拘束が解除されると同時に、少女は身をくねらせ、絶叫を上げた。

暴れる彼女の体の上で、少年の体が大きく揺れる。

「わっ・・・このっ・・・」

ペニスが膣から抜けぬよう踏ん張りつつ、彼は両手を少女の巨大な乳房に伸ばした。

そして、揺れる乳首を掴むと、思いきり握り締めた。

「ひぃゃぁあああ!」

乳首を押しつぶされる感覚が、から背骨を伝わり、電流のごとく彼女の脳髄に走った。

ペニスに集中していた意識に、乳首への痛みを伴った快感が叩き込まれ、更なる絶頂に追いやられる。

「あぁぁぁぁっ!っがぁぁぁぁっ!!」

あまりの快感に彼女の全身は硬直し、巨大化した乳房を押し上げるほど仰け反っていた。

彼の胎内で脈打つペニスは、もはや開ききった蛇口のように精液を迸らせている。

「あはは、声上げてびゅーびゅー漏らして・・・そんなにいいの・・・?だったら、もっと搾ってあげる・・・!」

彼は、膣を更に精液を搾り取るべく蠢動させた。

膣口がペニスの根元を締め上げ、膣壁は波打つように圧迫を変化させ、子宮全体が伸縮して亀頭を揉みあげる。

その動き一つ一つに彼女のペニスは大きく脈打ち、身を震わせながら精液を放った。

「いぎぃぃぃぃ!ひぃぃぃぃっ!」

「あはぁ・・・すごぉい・・・!」

子宮の奥壁を打ち据える灼熱の白濁液の感触に、少年の瞳が潤んでいく。

白く滑らかな肌は上気して赤くなり、開いた口からは切なげな荒い息が出入りしていた。

「ああ、もう我慢できない・・・!」

少年はそう漏らすと少女の乳首から手を離し、自身のペニスを彼女の巨大な乳房の谷間に挟み込んだ。

そして上半身を倒すと、両手で乳房を強引に引き寄せ、隆起した二つの乳首を口に含んだ。

母乳と汗にまみれた乳房が、少年のペニスを圧迫する。

「ん、んん・・・!」

口内に噴出する母乳を吸いつつ、彼は彼女の乳房を味わうべく腰をくねらせた。

「ひぃ!?ぎぃひぃぃぃぃ!!」

腰の動きに反応し、少女の声が一際大きくなる。

だが、少年の耳にその声は届かなかった。

彼の意識は、少女の乳房の隙間に収まる自身の分身に向けられていたからだ。

張りのある柔らかな皮膚は、汗と母乳によりその滑りを増し、かなりの圧迫だというのに滑らかに彼のペニスを扱き上げた。

柔らかいというのに弾力のある乳房は、少年のペニスに合わせ形を変えながらも、的確に彼の性感帯を責めていた。

幹をさすり、カリ首を撫で上げ、亀頭を擦る。

女陰ほどではないが、その甘い刺激は興奮の高まった彼には極上の快感をもたらした。

「んあ、あぁ・・・んふっ・・・!」

短い呻きと共にペニスが小さく震え、開いた鈴口から精液が迸った。

放たれた精液は乳房の隙間に止まり、熱とぬめりを増した。

「んふぅ・・・んふぅ・・・」

軽く脱力し、射精の余韻に身を委ねる彼。

対する少女は、生えたてのペニスを嫐られ、連続して射精し続けるという責め苦に叫び、身悶えし、一匹の獣のごとき痴態を晒していた。

「ん・・・んむ・・・」

射精の余韻から醒めた少年が、再び快感を得るべく腰を使う。

その動きに、少女は叫び声と精液を放っていた。

気高き淫魔と、欲望に囚われた愚かな男。

絶叫と嬌声を薄暗い廃工場に響かせる二人の姿に、そのような構図を思い浮かべるものはもはやいないだろう。











どれほど時間がたっただろうか。工場の外から差し込む光に赤みが差し、影が長く長く伸ばされていく。

そんな時間になっても、まだ二人の饗宴は終わっていなかった。

だが少女の乳房は小さく、少年の乳房よりも小さくしぼみ、口から漏れ出すのも絶叫などではなく、微かな溜息のような音だった。

「んぁ、あん、んふ・・・」

少女の体の上で上下に跳ねながら、喘ぎ声を漏らす少年。

少年が一際深く腰を下ろすと同時に、少女の全身が強張り、痙攣した。

「ん、んん・・・」

膣内に収まる半萎えのペニスから、少しだけ漏れ出す精液。

それを少年は子宮と膣で味わっていた。

「はぁ・・・おいしかった・・・」

少女の放った精液を啜り終えると、彼は感想を漏らした。

「もう少し欲しいけど・・・もう終わりかな?」

虚空を見つめたまま、呼吸音に喉を鳴らす少女を見下ろしながら、彼は呟いた。

もう彼女は限界を迎えており、これ以上搾ったところでカスのようなものしか出ないだろう。

「ご馳走様」

そう告げながら、少年は長らく膣に納まっていたペニスを引き抜いて、立ち上がった。

少年の愛液にまみれたペニスがだらんと垂れ下がり、その先端から精液とも先走りともつかぬ液体を漏らした。

少女はようやく解放されたというのに、もはや何の反応も返さなかった。

それもそうだ、淫魔の魔力を精液の形で放出させる術をかけた上で、限界まで搾ったからだ。

魔力が切れたせいで淫魔としての能力は完全に消滅し、後に残っているのは衰弱したペニスの生えている女の子の肉体だけだ。

代わりに、少年の体には魔力が満ち溢れ、外見能力共に完全に淫魔になっていた。

さて、これからどうしようか。

しばらくの間は少年の姿で生活し、クラスメートや町の住民を相手にしてやろうか。

そのようなことをつらつらと考えている彼の脳裏に、ふと一つの考えが浮かんだ。

「あ、そうだ、最後はお掃除をしてあげないとね」

少年は自身の思いつきに笑みを浮かべながら、少女の広げた足の間に屈むと、力なく垂れ下がるペニスを口に咥えた。

甘ったるい愛液にまみれたそれを舌で刺激し、頬肉と唇で締め付ける。

ねっとりと絡みつく愛液を、少しずつ舌で掬い取り嚥下する。

その動きに、彼女のペニスは半萎え程度の強度を帯びた。

「ん・・・んむ・・・」

カリ首をゆっくりと一周し、そのままらせん状に亀頭を上り詰めていく。

「・・・・・・」

ペニスへの刺激に肉体は律儀に反応し、衰弱しきった彼女に快感をもたらす。

そして、彼の舌が鈴口を軽く抉ると同時に、彼女は痙攣と共に最後の一滴を滲み出させた。

「・・・・・・」

深く、深く溜息のように息を吐き終えると、少女の全身から永遠に力が抜け去った。

彼は口内に残った、少女の最後の一滴を嚥下すると、にぃ、と笑いかけた。

「おいしかったよ・・・ご馳走様」

人間だった淫魔が、淫魔だった亡骸にそう告げた。






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