骨抜きにされて




そんなことって本当にあるんだろうか。

女スパイが色仕掛けで次々と男を骨抜きにして、国家機密をゲット、だなんて、そんなことが本当に可能だとは思えない。泥酔させてしまえば別かもしれないが、そもそも泥酔してるのでは正しい情報が得られる保証は無い。

借りてきたB級映画を見ながら、やっぱりあり得ないよな、と嗤う。

でも、誘惑していた女スパイがドキッとするほどセクシーだったので、見る価値はあったかな、とフォロー。

いや、いや、エロ目的だけで見る映画ではないよ。

なかなかうまい演技もあった。

特に、女スパイに誘惑されて骨抜きになった男のだらしない様子。

誘惑なんてされたことなんてないからリアルなのかどうかはよくわからないが、「骨抜き」という表現がぴったりなくらい、ふにゃふにゃになってた。

スパイはスパイで、セクシーなだけではなく、かっこよさもあった。

特に、あんなところから侵入するなんて・・・



「こんな感じかしら?」



え?



目の前には、B級映画の女スパイよりも、もっと扇情的な女性が立っている。

思わず見とれてしまうが・・・

ちょっと待てよ、人の家に勝手に侵入するなって。



「うふふ」



うふふじゃないよ。



「でも、もう勃ってるじゃない」



その女性の香りと、ちらっと見える胸元だけでも、勃起する条件は満たしていた。

そんなに俺の股間をじろじろ見ないでくれよ。恥ずかしいじゃないか。



「まあ、いっか」



と言って女は俺のベッドに勝手に座る。

短いスカートやら、太ももやらが目に入って、ますます激しく勃ってくる。

いけない、そっちに目をやってはいけない。紳士のすることではない。

慌てて視線を女の顔にずらす。

さっきから、胸やら腰やら尻やら、体にばっかり目がいってしまっていたので、まともに顔を見ていなかったのだが、なんだかすごい美人だ。

こんな美人と同じ部屋にいるなんて・・・



・・・落ち着け、こいつはうちに不法侵入してきた怪しい女なんだ。

すぐにでも警察に連絡を・・・



「ねぇ」



甘い声でそんな呼びかけられると、もう、したくなっちゃうじゃないか。

ここは気丈にいかないと。



こ、、、こら、何しに来たんだ



「しにきたの」



は、、、はい?



「だ、か、ら。あなたと、するの!」



するって・・・やっぱり、あれか?つまり、その、あの・・・



「そうよ。あなたのしたいことをするの」



いや、そりゃ、俺だって、男だから、セックスはしたいけどさ、いきなり侵入してきた初対面の女とするなんて、いくらなんでも・・・



「だって、股間がもう凄い勢いじゃない」



だから、あんまりそこは見ないでくれって・・・

さっき見たB級映画でも、似たようなシーンがあったな。一番情けない男の場面。

その男は、威勢良く、こう言ってたな。



いくら俺でも、名前も知らない女とはヤれない!



「そう。名前がわかればいいのね。名前は・・・とりあえず、ジェーンと呼んでもらおうかな」



それ、さっき見ていた映画の女スパイの台詞そのものじゃないか。



「なかなか面白い映画だったわよね」



やっぱり後ろで見てたのか。気付かなかった。

だけど、あんな、男を誘惑して、機密を漏らさせてしまうなんて、あまりにも非現実的じゃないか。



「そうかしら?そんなの、簡単なことだと思うわ。それより、あの男優さん。熱演だったわねぇ。あんな骨抜きにされて、ふにゃふにゃになっちゃって・・・」



ああ、ちゃんと、見るべきところ見ているじゃないか。



「でも、わたしが誘惑したら、もっとふにゃふにゃになっちゃうわ」



何を言い出したんだ?

おっ、おい、脱ぎ始めるなよ。

ぷるん、と胸が震えたのを見て、ちょっと先走りが漏れてしまったのは秘密だ。



「文字通り、骨抜きにしてあげる」



してあげる、って・・・俺を・・・か?



「そうよ。あなたのこと、今から食べてあげる」



困ったことになった。

だって、もう我慢できないのだ。

怪しげな女だが、せっかく食べてくれるということなので、お言葉に甘えて、誘惑に乗っかろうか。

こんな凄い体の女とやれるなんて、滅多に無い機会なのだから、ここで断ったらアホだ。

それに、まさか本当に取って食われるわけではあるまいし。

たぶん、未だかつて無いほどの気持ちよいセックスを味わって、気絶してしまうんじゃないだろうか。

それはそれで楽しみだ。



そんなことを考えているうちにも、ジェーンの露出度は高くなっている。

さらに・・・ブラジャーの上から、豊満な乳を自分の手で揉み始めたのだ。



「ほら、大きくて柔らかいの・・・あなたも揉んでみたい?」



も、、、揉んでみたい。



「きて」



むにゅ。



ああ、まずい。揉んでいるだけなのに、もう出てしまいそうだ。

でも、揉む手が止まらない。

だめだ。ヤバいよ。。



おっぱいを揉むことに夢中になっている俺に、ジェーンの顔が突然接近する。



ちゅ。



え?



そして、突然、主張の激しいペニスに柔らかい感覚が・・・(いつの間に脱がされたんだ?)

ジェーンのむっちりした両太ももが俺のペニスを挟み込んd



どぴゅっ



自分の置かれている状況を飲み込むよりも早く、俺の精液は噴出した。

素股なのに、信じられないくらいの気持ちよさ。

俺は情けなくもへなへなとベッドに倒れ込んでしまう。



「まだ許してあげないわ・・・もっとしたいの・・・全部ほしいの・・・」



ジェーンは間髪を入れない。

仰向けになった俺を全裸にして、その上に股がってきたのだ。

豊満な2つの胸を、むにゅむにゅと俺の体にこすりつける。

また勃ってきちゃったじゃないか。



「ねぇ。中に出したい?」



だ・・・出したいです・・・



「どこの中に出したいの?指で示してもらえるかしら?」



いつのまに指がジェーンに捕まえられている?



「ここ?・・・それともここ?」



ジェーンが俺の指を誘導しながら、だんだんと秘部へと導く。

そして・・・



「ここかしら?」



ぬるぬるした感触が伝わってきた。

射精感が激しく高揚する。

興奮しすぎてもう声が出ない。

必死に頷くしかなかった。



ジェーンが大股を広げて俺のペニスに迫る。



ああ、もうヤバい、入ってしまう・・・



ずにゅる



ああああああああああっっっっっ



どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅ・・・



一瞬だった。

恥ずかしいことに、大声を上げてしまった。

射精の量がハンパではないような気がした。



射精が終わったところで、がっくりと力が抜ける。



すると・・・



「予告通り、骨抜きにしてあげたわ」



え?

やっとここで我に返った俺は、体が動かないことに気付く。

力を入れようとしても、入らないのだ。どうしても、腕が上がらない。足も上がらない。



「だって、骨が全部溶けちゃったんだもん」



何を言っているんだ?

え?

・・・こ、、、これは大変だ。

性欲が一瞬で吹き飛ぶ。



「これからが本番よ」



ふざけんな。何が本番だ。動けなくなっちゃったじゃないか。



「今度は、予告通り、食べてあげる」



え?



「だって、骨があったら食べにくいじゃない」



この女・・・本当に俺を食べる気だ・・・

予想される痛みを想像して戦慄する。



「大丈夫よ。痛くないように、丸呑みにしてあげるから」



痛くなければいいってものでは・・・



「その前に、もう一度、興奮させてあげよっか」



大きなお世話だ。

と思ったが、ジェーンはもう戦闘態勢に入っている。

今度は、唾液をまとわりつかせながらのパイずりだ。

骨が無くなって体がふにゃふにゃになってもペニスだけは固くなるのだということが証明された。

巨大化した俺のそれを、ジェーンはぺろぺろと舐め始める。

もう観念した。

最期の射精だ。思いっきり逝こう。



・・・



あれ?イカせてくれないのか?

フェラチオをやめたジェーンは、申し訳なさそうに言った。



「ごめん、もう食べたくなっちゃった」



ジェーンは俺の足の方に移動して、口を大きく開けて、足先を飲み込んだ。

骨がないから、ぐにゅぐにゅと口の中に押し込まれていく。

ジェーンの口の中に、無限に落ちていくような感覚だ。



ぐにゅ、ぐにゅ、ぐにゅ、ぐにゅ・・・



体の下の方から、どんどんジェーンの口内に収まっていく。

下半身が一度に舐められているような快感に、もうイってしまいそうだ。

ジェーンの体の中は温かい。

もはや、全身がペニスになって、巨大な陰部に飲まれているような気持ちになってきた。

股間部が飲み込まれる時、ジェーンの口の中で射精してしまったのは秘密だ。

それどころか、ジェーンの喉やら何やらで、ペニスが刺激されるごとにどろどろと射精している。

興奮しすぎてもう何がなんだかわからない。



気付いたら首から上と手だけがジェーンの口から出ている状態だ。

視線を下にやると、ジェーンのくちびるがもうすぐそこまで迫ってきているのがわかる。

ジェーンはふにゃふにゃになった俺の頭をつかんで、口の中に押し込んだ。

もうじき手も食べられてしまうだろう。



ジェーンの胃袋が大きく膨らんで、俺の全身を包み込んでいる。

もう消化され始めているようだ。

俺を全て飲み込んでしまったジェーンの声が聞こえた。



「ごちそうさま」






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