2月14日 ビリーベインフルーツパイ(カカオ味)
暦の上では春を迎えたとはいえ、日本はまだ春には程遠い。
日のあたる場所では温もりを感じるが、日影や夕方、ましては夜ともなれば冬のごとき冷気が辺りを包む。
「うう、寒・・・」
ぶるり、と全身を震わせながら、僕は日の沈んだ道を歩いていた。
表通りから一本脇道に入り、帰路を急ぐ。
手に提げているのは、近所のコンビニのビニール袋。
中には従業員割引で買った肉まんがいくつかと、売れ残りの弁当が入っている。
弁当はともかくとしても、肉まんが冷めるのはできるだけ避けたいところだ。
ようやくアパートにたどり着き、急ぎ足で金属製の薄い階段を上る。
そして懐から鍵を取り出し、廊下に並ぶ木製のドアの一つに差し込んだ。
ガチャ
「あーはっはっはっは」
ドアを開けると同時に、部屋から大きな笑い声が流れ出した。
「ははは、削除理由バイオマンかよ・・・お、お帰り」
部屋の奥のPC前に陣取り、半纏を羽織った女性が振り返りながら声を上げた。
「ただいま」
「肉まん買って来た?」
「うん」
「ちょうだい」
「ほらよ」
袋から出した肉まんを、ひとつ放る。
「何?一つだけ?」
「うん、もうすぐ飯だからね」
弁当を二つとも電子レンジに収め、加熱する。
流し台の蛇口を捻り、手を洗いうがいをした。
「また弁当?たまには普通の料理が食べたいんだけど」
「仕方ないだろ、バイト先であまってるし、僕は料理する時間が無いし・・・って、何であんたが料理しないんだ!」
ハンガーに掛けようとしていた上着を叩きつけながら、僕は叫んだ。
「何よー、あんたもしかしてアレ?女は台所に立つべきっていう時代錯誤的男権論主義者?」
「違うよ!ここで暮らすようになる前に言ってただろ!?『料理ぐらいは作ってあげるから』って!」
「あー、言ってたわねえ」
昔のことを懐かしむかのように、彼女はしみじみと答えた。
「でもさ、ほら、あたしも時間ないし・・・」
「一日中家にいて、ニコニコしているお前が言うな!」
ピィーッ!
電子レンジが、加熱の終了を告げる電子音を立てた。
僕は、親元を離れ大学に通うごく普通の青年。
そんな僕の下に、去年のクリスマスにこの地区のサンタを名乗る女、三田さんがやってきた。
彼女は僕へのご褒美だといって、持参したオナホで僕を一方的に犯して帰っていった。
そして、三田さんはサンタ協会の上の人から怒られたらしく、僕がクリスマスプレゼントに欲しがっていたスーパーマチョXTターボ分の満足を得るまで、僕と同居することを命じられたのであった。
「っていうのになんだあんたは、本当に同居しているだけじゃないか」
「いーじゃん別にー。あたしみたいな美女と同居できるって言うだけで満足でしょ」
温まった弁当をつつきながら、僕らは言葉を交わす。
「それにここの家賃と光熱費だって折半してるじゃない。あんたの卒業までにはスーパーマチョXTターボ分ぐらいにはなるでしょ?」
「まあ、確かにそうだけど・・・」
確かに金額面では彼女の言うとおりだ。
だが、そういうものではないのだ。
「ほら、なんと言うか・・・オトコノコの心をくすぐるステキイベントの一つとか、若い男女の間違いの一つとか・・・」
「こないだあんた襲ってきたじゃない」
「あれはトイレに行こうと起きたのを、お前が寝ぼけて勘違いしたんだろうが」
それに三田さんのアクロバティックな寝相と朗々と響く大いびきを前に興奮するのは、僕には無理だった。
あの時思いっきり蹴られた腹をさすりながら、ふう、と溜息をつく。
間違いを犯す前に、僕への対応を間違えやがって、全く・・・。
「んじゃ、どんなのがいいわけ?あんたの言う、ステキイベントってのは」
「んー、そうだなあ・・・」
箸を止め、天井を見上げ、しばし考える。
「帰ってみると料理をしている同居人。『もうすぐできるからね』という言葉に台所に行ってみると、同居人は気をとられてうっかり指先を火傷。慌て、動転する二人。そして水や耳たぶより先に、つい火傷した指先を口に含んでしまう。一瞬の間の後、自分のしたことに気が付き、動じる僕。慌てて口から指先を出そうとしたところで頭を抑えられて、『もうちょっと、このままで・・・ね?』とか言われるともう完璧」
「・・・そう・・・」
流れるように僕の口から出て行ったステキイベントの詳細に、三田さんの口調が弱まる。
「それと若い男女の間違いシチュエーションとしては・・・同居人と酒を飲みながら会話をしていたら、いつの間にか自分のセクシュアル経験の話に。互いに相手より自分が経験があると主張するうちにテンションは高まり、議論では決着がつかず実戦で勝負だ!望むところ、かかって来い!そして翌朝くんずほぐれつのままベッドの上でけだるい朝を迎える二人、とか」
「分かった、もういい」
妙に疲れた表情で彼女が言った。
聞きたいというから言ったのに。失礼な女だ。
やがて僕達の弁当も空になり、買って来た肉まんも胃袋へ収まった。
食後の何もしたくないぼんやりとした感覚に身をゆだねながら、適当につけていたテレビに視線を向ける。
「ああそうだ、忘れてた」
三田さんがふと声を漏らし、床の上においてあったビニール袋を一つ手繰り寄せた。
「何それ?」
「今日定期報告で職場に顔を出してね、そのついでに買ってきた」
袋の中から、銀色の包装に包まれたお菓子が出てきた。
文字の色など細部に違いはあるが、どれも同じお菓子らしい。
「ビリーベインフルーツパイ・・・」
僕は包装に印刷された文字を読み上げた。
「はじめて見るな」
「こっちじゃ売ってないからね」
「何?サンタの世界でしか売ってないの?」
「売ってるも何も、向こうじゃ人気も人気の大人気よ」
大げさなモーションを交えながら、三田さんが語りだす。
「遠足のおやつにはまずビリーベインフルーツパイだし、お店のお菓子コーナーには必ずビリーベインフルーツパイだし、土曜夕方の子供向け番組の提供もビリーベインフルーツパイ単独だし、他の会社と合同提供番組のときもビリーベインフルーツパイのCMだけ二分ぐらいあるし・・・」
「ちょっと待て・・・CMが二分?」
聞き捨てなら無い文句に、僕は彼女を止めた。
「うん、二分間のCM」
「ええと、それは15秒とか30秒のCMを何本か、というわけだよね?」
「いや、二分間のCMだけど?」
至極当たり前のことのように、彼女が答えた。
「毎月新しいドラマCMが放映されるから、ホント楽しみだったわよ」
「そいつは・・・実に狂ってるな」
毎月変わる二分間のCM劇場という異常な存在に、僕は一種の不気味さを感じていた。
「それで・・・内容はどんなの?」
「そうね・・・」
彼女は顎に手を当てて、虚空に目を向けた。
『妖魔の城 追い詰められた侵入者!』
ここはノイエンドルフの居城。いつもは静かな城の中を、あわただしく幾人もの淫魔が駆け回っている。
「侵入者を尖塔に追い詰めたわ!」
「抵抗は止めて、いい加減降りてきなさい!」
城の敷地内にある尖塔の中で、窓の外から届く淫魔達の声に侵入者、須藤啓は一人呟く。
「降りてきたところをとっ捕まえて、拷問部屋に放り込むって魂胆だろう?確かに俺はただの人間だ・・・だが、舐めるなよ」
彼が立てこもった一室に置いてあった、段ボール箱を開いた。
「取って置きの一手、見せてやる・・・!」
ダンボールに収められていたものを手に取ると、彼は尖塔の窓から地面めがけて投げつけた。
「何か投げてきたわ!危ない!」
「伏せて・・・いや、待って!これはビリーベインフルーツパイよ!やった、りんご味だわ!」
「こっちはパイン味!おいしそう!」
地面に散らばるビリーベインフルーツパイに群がる淫魔達の横で、尖塔の中へと続く扉が静かに開いた。
「よし、淫魔どもがやられている、この隙に・・・!」
「おっと、待ちなさい」
背後から言葉と共に、彼の肩に白い手が乗せらる。
「私は絶対にやられはしませんよ、このふんわりフルーツクリームとサクサクウェハースがあるかぎり」
「畜生・・・」
「エミリアさん!」
片手にビリーベインフルーツパイ(バナナ味)を持ったままでの、エミリアの華麗な逮捕劇に、淫魔たちが歓声を上げた。
ひと噛みごとに悦びを
ビリーベインフルーツパイ
『妖魔の城 立てこもった侵入者!』
ここはノイエンドルフの居城。いつもは静かな城の中を、あわただしく幾人もの淫魔が駆け回っている。
「侵入者が倉庫に立てこもったわ!」
「きっと篭城するつもりよ!」
食料品が並ぶ倉庫の中で侵入者、深山優は銃の残弾をチェックし、相手の隙を窺いながら一人呟いた。
「隙を突いて脱出して、娑亜羅と合流しないと・・・!」
一方淫魔たちもまた、一つしかない倉庫の出入り口を前に、手を出しかねていた。
「相手は銃を持ってるから、入ろうとすると撃たれるだろうし・・・」
「どうしよう・・・」
「私にいい考えがあるわ」
「マルガレーテ様!」
彼女らの主人である妖魔貴族の出現に、一同が色めきたった。
「こうすればいいのよ」
マルガレーテは手にしていた銀色の包みを一つ、僅かに開いた倉庫の出入り口付近に向けて放り投げた。
「もらったぁぁぁぁぁぁぁああああああっ!!!」
絶叫と共に、深山優がスライディングしながら倉庫から飛び出してくる。
両手でマルガレーテの放り投げたビリーベインフルーツパイの包みを握り締めており、持っていた銃は見当たらない。
「かかれ!」
マルガレーテの、ビリーベインフルーツパイ(チェリー味)をかじりながらの一声に、淫魔たちがビリーベインフルーツパイをかじりながら躍りかかっていく。
直後、彼はロープや手錠といった拘束具により、がんじがらめになっていた。
「あっけなかったわね、あなた・・・最後に何か望みがあれば、聞いてあげるけど?」
「ビリーベインフルーツパイを・・・一口だけかじらせて・・・」
「このまま拷問部屋にぶち込みなさい」
ビリーベインフルーツパイをかじりながら、マルガレーテは非情な宣告を下した。
ひと噛みごとに悦びを
ビリーベインフルーツパイ
『殺人鬼を捕まえろ!』
一九八十年代、世間を恐怖のどん底に叩き込んだ殺人鬼がいた。
その名も『百家辞典』。
そして今、『百家辞典』は淫魔と魔術師から成る捜査団に負われていた。
「はぁはぁ・・・畜生、あいつらまだ追ってくるぞ」
「待てー!無駄な抵抗はやめて投降しろー!」
「投降したら投降したで、僕を『バビロン』に引き渡して、脳の標本でも作るつもりなんだろ?」
追っ手の声に、『百家辞典』は自嘲を孕んだ笑みを浮かべた。
「確かに僕は狂っているかもしれない。でも、馬鹿じゃないことを教えてあげよう・・・!」
道端に停められた、菓子売りのワゴンに手をかけると、彼は一息にひっくり返した。
「わあ!危ない!気をつけろ!」
「まて、これはビリーベインフルーツパイ!ブルーベリー味だ!」
「レモン味もあるわ!」
「ははは、せいぜい蟻のように群がっているといい!」
ビリーベインフルーツパイを拾い、菓子売りに金を払うなりかじり始める追ってを尻目に、『百家辞典』は駆け出した。
しかし彼の腕を、曲がり角から伸びてきた手が力強く掴んだ。
「うっ!?貴様、エリオット・スペンサー!?」
「久しぶりだな、アーネスト」
ビリーベインフルーツパイ(ピーチ味)をサクサクかじるスペンサーに、『百家辞典』は声を上げた。
「なぜお前がここに・・・!」
「私はやられはしないよ。このリアルフルーツテイストクリームと、サクサク楽しいウェハースがある限りはね」
やがて遅れてきた捜査団により手錠をかけられ、護送車に押し込められる『百家辞典』。
その背中に、スペンサーは問いかけた。
「ところでアーネスト。なぜ君は自分の分のビリーベインフルーツパイを拾わなかったんだ?」
「僕はそいつが大嫌いなんだよ」
彼の返答に、魔術師の一人が声を上げた。
「ワーオ、こいつは狂っていやがるぜ!」
ひと噛みごとに悦びを
ビリーベインフルーツパイ
『人食い鮫を釣り上げろ!』
インド洋中央部。この海域では最近、通過する船舶の乗組員が消えるという事件がおきていた。
調査の結果、この海域に住む人似鮫が犯人だと断定。
『大図書館』は三隻の船舶と、数十人の魔術師を送り込み、これを捕獲することにした。
しかし―
「ソナーが壊れた」
「探知機も壊れた」
「罠人形も逃げた」
必要な機材がことごとく故障してしまったのだ。
「困った」
「どうしよう」
「そうだ、いい案がある!」
魔術師の一人が懐からビリーベインフルーツパイを二つ取り出し、その片方の包装を剥きながら声を上げた。
「こいつを餌に釣り上げよう!」
かくして、船に積んであった頑丈なワイヤーを船のクレーンにつなぎ、その先端に取り付けられたフックにビリーベインフルーツパイが引っ掛けられた。
「こんなので釣れるかな」
「やってみなけりゃわからない」
サクサクとビリーベインフルーツパイを齧りながら、魔術師達が言葉を交わす。
ついにクレーンが稼動し、巨大な『釣り針』の先端にぶら下げられたビリーベインフルーツパイが海面に接近する。
そして、その包装の端が海面に触れる直前、海面を割って巨大な鮫が躍り出た!
口を大きく開き、その内部から現れた擬似女体器官が、釣り針ごとビリーベインフルーツパイ(ぶどう味)に大口を開けて喰らいつく。
「釣れたぞー!」
ビリーベインフルーツパイを齧りながらの歓声に、彼女は己の失敗に気が付いた。
だが、彼女に後悔は無い。
彼女は信じられる道を歩いているのだから。
魔術師も笑顔。人似鮫も笑顔。
みんな笑顔。
ひと噛みごとに悦びを
ビリーベインフルーツパイ
『ハロウィンで大失敗!』
十月末、ハロウィンの夕暮れ道を三つの影が歩いていた。
口裂け女に魔女、そしてシーツお化けの三人だ。
三人とも、お菓子で膨らんだ入れ物を手に提げている。
「いやー今日は大量だったね」
サクサクとビリーベインフルーツパイを齧りながら、魔女が二人に声をかけた。
「あのお兄さんが用意していてくれてたなら、もっと多かったはずなんだけどね」
「あのお兄さん、きっと来年はたくさん用意して待ってくれてると思うよ」
サクサクサクサク音を立て、ビリーベインフルーツパイを齧りながら二人が答える。
包みの中身が空になると、包みを入れ物にねじ入れ、次のビリーベインフルーツパイを取り出す。
「来年お兄さんのところでたくさんもらって、他でももらって・・・あたし達一番になれるよね?」
「なれるなれる!」
「やったね、かっちー、あっちゃん!」
サクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサク
サクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサク
三つの影が楽しげなおしゃべりと、ビリーベインフルーツパイ(マロン味、グレープフルーツ味、オレンジ味)を齧る音を立てながら、夕暮れ道を進んでいた。
三人の下げる容器の中身が、着実に減りつつあることは、もはや明らかであった。
ひと噛みごとに悦びを
ビリーベインフルーツパイ
「・・・とまあ、こんな感じね」
五本のCMのあらすじを話し終えた三田さんは、ふう、と息をついた。
「なんというか・・・そこまでされると一回転してCMを見たくなってくるような気が・・・」
「別に見なくてもいいわよ、ここにビリーベインフルーツパイあるし」
包装のビニールを破き、食べやすいように半分剥いてから僕に差し出す。
「はい」
「あ、ありがと」
手の中にあったのは、茶色のクリームをウェハース生地で挟んだお菓子だった。
スーパーに行けば、これと似たお菓子の一つや二つは見つけられそうな気がする。
「それじゃ、頂きます・・・」
ウェハース生地に包まれたそれを口の中に入れ、前歯で噛み割る。
サクッ
瞬間、何とも快い歯ごたえが口中に広がった。
「!」
予想以上の歯ざわりに驚き、一瞬口が止まる。
ふと気が付くと、口中のウエハース生地はにじみ出した唾液により柔らかくなりつつあるところだった。
慌てて口の奥に送り込み、奥歯で一口分の菓子を噛んでみる。
サクッサクッ
唾液でべちょべちょになりつつあるというのに、ビリーベインフルーツパイはなおも心地よい歯ごたえを残していた。
口に入れてぼうっとしていたことが悔やまれるが、それさえも忘れてしまうほどに素敵な噛み応えが奥歯に届く。
そして、ひと噛みごとにチョコレートやココアの、あのカカオの風味が口中から鼻腔へと広がっていく。
したことはないし、実際には違うのだろうが、カカオのみを丸齧りすればこんな気分になるのだろうか。
沸き起こる衝動に身を任せ、体の命ずるまま手の中のビリーベインフルーツパイを頬張り、齧り、咀嚼する。
手の中に在るのが包み紙だけになるのに、たいした時間は掛からなかった。
「へへ、どうだった?」
「あぁ・・・すごかった・・・」
恍惚とした意識を漂いながら、三田さんの問いかけに呆然と答える。
やがてビリーベインフルーツパイの快感の残滓が消え去っていき、理性がようやく首をもたげた。
手の中でしわくちゃになっている包装を広げてみる。
「これは・・・カカオ味?」
「ああ、新製品だって宣伝されてたから、買ってみたんだけど」
「・・・そういえば、三田さん」
「何?」
「今日って、2月14日なんだけど・・・」
ビリーベインフルーツパイ(イチゴ味)をかじる彼女の口が止まり、しばしの後その顔が赤くなっていった。
「いやっ・・・ちょっと・・・別に、そんなつもりじゃ・・・」
ようやく今日の日付とカカオ味の結びつきに気が付いたらしい。
「うん、分かってる、義理だよね。でも、義理でも僕は嬉しいよ」
「いや、だからそんなつもりじゃ・・・!」
「義理じゃない?つまり本命?わあ、嬉しいなあ」
「だから違うって!」
狼狽して言葉が支離滅裂になる彼女をからかいながら、僕は笑っていた。
年上で、僕より大きく、がさつで、豪快で、一日中家にいて、注文が多くて、家賃と光熱費の半分を負担しているとはいえごくつぶしのような印象しかない、サンタクロースの三田さん。
そんな彼女が、今の僕にはとても可愛らしく見えた。
ひと噛みごとに悦びを
ビリーベインフルーツパイ
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