福は外、鬼は内
えー、諸兄。
時は節分の日。自分はしがないサラリーマンの独身男。
疲れ果てて仕事から我が家に帰ってきた時、家に見知らぬ少女がいたらどうするだろうか。
しかもその少女が妙に際どい服装をしていたとしたら？
あまつさえ、晩酌用に冷蔵していたビールを大股開いてラッパ飲みしていたら？
1．ただちに警察に通報する。
2．ただちに精神病院へ直行する。
3．ただちに料金を尋ねてみる。
分かっている・・・
普通なら1番だ。
少なくとも、健全者と自認している男なら、この選択だ。
しかし待て。
俺は独身男、そして少女はまるで水着みたいな際どい服装をしている。
なんか頭に角みたいな飾りまで付けているし。
ここから導き出される警察通報後の俺の将来は・・・
おそらく社会的な破滅。
なら2番か？
良く考えてみたらおかしな話だ。
玄関の鍵は毎日欠かさず掛けている。
しかも女性が来るような華やかな生活は送ってない。
社会人になってから2年目。
こんなムサ苦しくも狭い家に、女の子が裸同然の格好で家に来る？
ビールとか飲んで待っている？
あり得ない。
そう、おかしいのは俺の脳みそだ。その精神だ。
あぁ、怖い、怖い。
日々のストレスにいつの間にか追い詰められ、こんなリアルな幻覚を見るようになっていたのだ。
今すぐ精神病院に直行しなければならない。
こんな時間に果たして診察を受け入れてくれるだろうか。
・・・・・・
いや、待てよ！
いつから俺は精神を病んでいるんだ？
悪いが仕事でも私生活でも厄介ごとには出来る限り関わらず、ストレスのない生活を志している。
それに何よりも、俺はその手の低年齢に対する趣味はない。
ふー・・・、なるほど。
1番でも2番でもない。
となると、これは新手の風俗の出張サービスか何か？
コスプレHとはまたまたマニアックな・・・
しかも、目の前の女の子は、ランドセルが似合うようなロリロリフェイスだぞ。
どれ、いっちょ好奇心で値段を聞いてみるか。
・・・・・・
って、余計にあり得んだろうっ！
さすがに脳内想定へのツッコミにも嫌気が差してきたところで、
「おい、いつまで突っ立っているつもりだ？」
ビールを片手にガブ飲みしていた少女が、ジト目で俺を見てくる。
「にしても、不っ味いなぁ・・・この酒」
人んちの酒を勝手に飲んでおいて何を言い出すんだよ、このガキ。
まぁ、いい。
とりあえず、一番重要なことを聞き出さないと。
「状況がいまいち把握できないんだが、キミ、どこから家に入って来たんだ？」
「んぁ？空間に穴を開けて来たぞ」
空間に穴？
舐めているのか？
ここは大人としてガツンと言ってやるべきか？
そろそろ爆発しそうな怒りを必死に我慢しながら、どういう風に問い詰めてやろうかと少女に近づいたところで、
「？？」
あれ？
女の子が手に持っているビール。
上下が逆で、底の面にわざわざ穴を開けて飲んでいやがる・・・
ちゃんとプルトップがあるのに何をしているんだ？
しかも彼女が頭につけている黄色い角みたいな物。
妙にリアルな質感で、どこにも留め具のようなものが見当たらない。
最近の玩具は無駄にリアルだな。
あー、それに、なんだ・・・。
よく見てみると、すごい美少女だな、この子。
この年齢にしては表情に険があり過ぎるように思えるけど、すっと通った鼻筋に、くっきりとした目元。つぶらな瞳。艶やかで形の良い唇。
髪は短く肩あたりで切り揃えられていて、綺麗なキューティクルが室内の光を反射して輝いている。
10年後には誰もが振り向くぐらいの美人になっていそうだ。
こんな美少女が、変テコな縞々のパンツとブラだけを付けて、独身男の家に転がり込んでいるのだから世も末だ。
俺みたいなヤツだから良かったものの、危ないヤツの家であってみろ、トンでもないことになるぞ。
なんか妙な正義感というか、父性本能が芽生えてきた。
この際、自分の社会的な破滅はどうでも良い。
ちゃんと言い聞かせてやって、警察に保護して貰わないと。
「キミ。いいから名前と住ん」
「む！そろそろ時間がヤバいようだな！」
俺の話の出鼻をくじくなよ、クソ。
「お前、いいから脱げ」
・・・・・・
・・・は？
「何を固まっている。いいから早く服を脱げ。ヤラせてやる」
・・・・・・
いや！いや！いや！
マテ！マテ！
本当に！？
本当にそういうサービスなの！？
ってか、だからどうやって家に入って来たんだよ、コイツ！
疑問が渦巻く中、もちろん俺の答えは
Noだ！！！
「アホか！誰が脱ぐかっ！というか乳がないヤツには興味ねーっ！」
ん、ゴメン。
最後は自分の趣味を口走ってしまった。
でも、目の前の女の子は本当に胸が無いからなぁ・・・。
ツルペタというか、まな板というか。
本当に可哀想なぐらい無い。
その手の趣味からしたら、逆に高評価かもしれないのだが。
「・・・・・・」
え、なんか女の子が固まった。
俯きながらボソボソと喋っているし。
「・・・ほぅ、乳がない」
聞こえた。
というか、声にすごい殺意が篭っていないか？
ごきゅ、ごきゅ
不意に女の子は残っていたビールを一気に飲み干すと、
クシャ
小さな手で握りつぶす。
まぁ、アルミ缶だし、これぐらいは女の子でもできるだろう。
だが、次の行動からは明らかに異常だった。
クシャ、クシャ、クシャ、クシャ
まるで、おむすびを握るみたいに両手で缶を押しつぶしていった後、最後には片手でニギニギして粘土のように捏ね回してしまう。
・・・・・コロン
彼女から転がされてきたのは、パチンコ玉のような金属球1つ・・・俺の足に当たって止まる。
・・・・・・
ど、どこの少年誌で連載されている格闘マンガですか！？
「ふむ、乳がない、乳がない・・・か」
コキン、コキン
その可愛い顔を無表情にしながら、首の骨を鳴らし始めた。
えっと、彼女のヤバい場所を突いてしまった？
もしかして、俺、命ヤバい？
逃げようかと本気で考えてた瞬間、
ドゥンッ！
重い音が響いたかと思うと、腹が爆発したかと思った。
まっくのうっち！
まっくのうっち！
体が「く」の字に曲がったかと思うと、いつの間にかヘビー級ボクサー真っ青のボディブローが俺の脇腹にメリ込んでいた。
目の前には、無表情に拳と肩を突き出している女の子。
いや、おかしいだろう。
座っている状態から立ち上がる時のモーション見えなかったし。
人間じゃねー・・・
どさっ
床に倒れて芋虫のようにクネクネしていると、目の前に女の子の素足が見えた。
場違いながら、綺麗な脚だなぁと思った。
そんななか、さらに上を見ると、彼女の細い両腕が視界に入る。
「あんまり調子こくなよ？」
だらりと伸ばした右手と左手の指先から、ジャキンっと凶悪な刃が計10本生まれる！
いや、あれは爪が変形したモノか！？
・・・本当に、人間じゃなかった。
「まぁ、ここでズタズタに切り裂いて、肉片にしてから食っても良いのだが」
彼女はしゃがみ込むと、苦悶の表情を浮かべている俺の顎に手を添えて、クイと上を向かせる。
「なかなか、アタシ好みの顔をしている」
ありがとうございます、ありがとうございます！
でも、どういった趣味だよ。
というか、本当に怖い。マジで化け物なのか？
いつの間にファンタジーやメルヘンになった？この世界は。
「しかし、行為の最中に暴れられると手間が掛かるしな」
いえ、そんな、もう虫の息です。
抵抗しないから、助けてください。
「ふむ・・・。鬼は、長く生きてると、術も使えるようになるって知っているか？」
？？？
なに言い出しているんだ、この女の子。
鬼？
この子は自分が鬼だとでも言いたいのか？
たしかに角もあるし、この怪力は鬼っぽいが・・・
とりあえず、彼女はこちらを向いておらず、上を向きながら話している。
これは逃げるチャンスかもしれない。
芋虫のようにチョットずつ、玄関の方へ。
「まぁ、鬼といっても多くの種族があって、いくら生きてもまったく術が使えないヤツらもいるが」
くね、くね
「赤鬼の中には火使いが、青鬼には水使いがいるように」
くね、くね、くね
「アタシのような黄鬼にも、使える術がある」
くね、く・・・
また目の前に、すらりとした少女の生足が現れる。
ホンット、音立てずに移動とか、あり得ないって。
恐る恐る上を見上げると、化け物少女がニィーっと不気味な表情を浮かべていた。
「あははははは・・・」
俺は愛想笑い。
「ふふふふふ♪」
彼女もつられて笑ってくれる。
あー、やっぱり、外見は美少女だけあって笑うと可愛いな。
化け物じゃなかったら、本当に良かったのに・・・。
「教えてやろう。アタシが使えるのは」
ぴた、ぴたっと、両手を俺の背中にくっつけたかと思うと、
「雷だ」
バチンッ！
体に、ハンマーで殴られたかのような衝撃が走る。
比喩ではなく、本当に目から火花が散った。
その後、まるで他人の体になってしまったかのように、俺は指一本動かせなくなった。
「まぁ、大分手加減したが、あと2、3時間は動けんだろう。観念しな」
服の首根っこを掴まれて、軽々とベッドまで連れて行かれた。
10歳ぐらいの女の子に片手で運ばれている大の大人って、どんだけ情けない光景だよ。
ボフン
まるで物のようにベッドに投げ捨てられた。
「胸の大小なんて関係無いことを、教えてやるよ」
ひらりと、付けていた縞模様のブラを外す。
薄い胸が露になって、俺の視界に飛び込んできた。
ぐはっ！
さすがに興味はないとは言ったが、こんな年端もいなかない女の子の、しかも飛びっきりの美少女の胸を見ちゃうと、妙にドキドキするな。
大人の色気はないが、みずみずしい健康美に溢れている。
乳首はやはり幼く、ツンと尖って自己主張はしているが、大きさは豆粒のようだ。
まさに蕾という表現がピッタリくる。
それにしても、彼女がしようとしているのって、やっぱ、アレだよな・・・。
うーん。
それをする理由が、さっぱり俺には分からないのだが。
目的だけでも彼女から聞き出したい。
「な・・・ぜ・・・こんな、こと・・・する？」
お、ちゃんと声が出た！
舌や唇の感覚が変になっているため呂律がおかしいが、正しい言葉にすることが出来た。
彼女も俺が喋れたことが意外だったようで、そのつぶらな瞳をパチクリとさせると、
「ほぅ、もう喋れるのか？」
なぜか不敵な笑みを浮かべる。
「ますます気に入ったぞ」
なんか気に入られてしまったよ・・・。
全然嬉しくない。
「目的か？」
俺は頷くように見つめる。
「福娘の計画を阻止する為だ。節分の日の今晩、選ばれたお前の元に福娘が来るらしいからな」
福娘？
なんだそれ・・・
目の前の女の子のように、怪物の親戚なのかね。
選ばれたってサッパリ分からん。
なんか俺、抽選にでも参加したっけ。
女の子は、俺の不思議そうな表情を読み取ったらしい。
「福娘の対象は清い男子のなかから決定される。その選ばれた男の運命は大きく書き換えられてしまうため、我が主である閻魔様はそれを許さん」
なんか話が壮大になってきた。
だが、ひとつ言わせてくれ。
「おれ・・・は、どうてー、じゃねー・・・」
「・・・っぷ。ハッハッハッハッハ！」
笑うな。ちっとも可笑しくない。
「清い、とは単なる体の貞操のことではない。妖（あやかし）と強い接触を持っていない血筋ということだ」
「話が・・・見えないな。俺が福娘とやらに・・・選ばれ・・・たとして、なんでこう・・・なる」
だんだん口の自由が利くようになってきたぞ。
手足は一向に動かんが。
「だから、『単なる体の貞操』と言っただろう？」
口の端を吊り上げると、
「妖と一度でも交わっていると清さは失われ、本人とその子孫は以後、福娘から選ばれる権利を失う。そしてお前は選ばれた者。アタシは妖だ」
あぁ、合点がいった。
つまり化け物とHしちゃったら、その家系はダメってことね。
だから、福娘とやらが来る前に、彼女が交わう・・・えー、ぶっちゃけて言うと俺とセックスしてしまって、その権利を剥奪すると。
「だからお前は、素直にアタシにヤラれろ」
ぷちゅ
そう言うが否や、小さな体で俺に覆い被さり、キスをしてくる。
ムチャクチャ柔らかい彼女の唇がくっつき、ぬめっと舌が割り込んできた。
れろ、れろ、れろ、チュバ・・・ちゅ、ちゅ
うはぁー、この子、トンでもなくキスが上手いぞ！？
歯茎や舌裏に丁寧に舌を這わせながら、軽く口を吸ってくる。
ぷりぷりした幼い唇が唾液に塗れて擦り合わされ、驚くほど心地よい感触を俺に与えてくれる。
「んふ、ちゅむぅ、ふぅん、んんー・・・」
ちゅぽん
最後に俺の舌に吸い付くと、引っこ抜くような吸引を行い、そのまま口を離した。
口と口の間に、唾液の銀の橋がかかる。
「どうだ？」
八重歯をのぞかせて、彼女がニヘヘと笑う。
あー、もう！可愛いなっ！
美少女に濃厚なキスの後こんな笑顔されたら、どんな男でも陥落するって！
「・・・気持ち、いい・・・」
「ん、良し」
彼女の機嫌は完全に直ったようだ。
満足そうに頷くと、そのまま俺の下半身へと移動し、ベルトをカチャカチャと外す。
「なんだ、この帯は。面倒臭いな、ふむ、こうか？」
少し戸惑ったあと、外すことに成功したみたいだ。
皮ベルトを引っこ抜き、ズボンとトランクスを一緒にして降ろすと、
びょんっ！
俺の愚息がバネのように元気良く飛び出す。
・・・えぇ、すみません。
あんなに乳が無い女には興味ないとか言っておきながら、キスひとつで勃起しちゃいました・・・
本当に節操が無いな、俺。
実はロリコンだったのか？
「なかなか立派な一物を持っているじゃないか」
いえいえ、大して使ってないので鈍ら刀ですよ、それ。
というか、少なくとも外見がこんな幼い女の子に、マジマジとチンポを見られるなんて、凄まじく恥ずかしいぞ！
この子も少しぐらい女らしい恥じらいを持てよ！
「どれ、そろそろ『黄鬼』の真髄とやらを、見せてやろう」
そう言うと、あーんと口を開け、パクリと亀頭を咥え込んでしまった。
暖かくヌメった感覚が、ペニスの頭を覆う。
「・・・うぁ」
思わず仰け反って、呻いてしまった。
純粋な気持ち良さもあるが、それ以前に年端もいかない女の子に、自分のアソコを咥えられているという視覚効果がすごい。
凄まじい背徳感がある。
まぁ、実際は人間でないどころか、子供であるのかも怪しいところだけどね・・・。
彼女の髪の毛から突き出た小さな角が、人間じゃないんだなぁ、と俺に実感させる。
その角は間違いなく頭皮から生えていた。
ぬぷぷぷぷぷぷ・・・
彼女の唇がそのまま下がり、ペニスを根元まで咥え込んだ。
ペニスの裏筋に、その小さな舌がチロチロと這わされ、亀頭が彼女の喉奥に収まる。
腰が砕けそうになるぐらい気持ち良いディープスロートだった。
・・・ん？でも待てよ？
ここまでは普通の人間でも出来ることだ。
さっき、黄鬼の真髄とか言ってなかったか？
そういう疑問が頭に浮かんだ時、
ピリリッ
俺の股間に小さな電流が走った。
「くはぁっ！」
それと同時に駆け抜けた快感に、腰がガクガクと震えてしまう。
何だこれはっ！？
ちゅぼ、ちゅぼ、くちゅくちゅ、ズロロロー
驚いている俺などお構いなしに、女の子はその外見年齢に相応しくない、濃厚なフェラを開始する。
首を回して唇を回転させ、舌をねっとりと擦りつけながら、頭を激しく上下させる。
時折、バキュームするのも忘れない。
そして、また・・・
ピリリッ
微弱な電流がペニスに走った。
「がぁぁ・・・！」
俺の喉から悲鳴が搾り出される。
それほど強烈な快感だった。
肉棒の神経細胞に、直接微電流を流されて嬲られる。
ペニスから送られるフェラチオの快楽と相乗して、かつて経験したことのない人外の心地良さが送り込まれてきた。
「・・・もう、ダメだぁ・・・っ！」
普通の男が耐え切れる快感じゃない。
俺は普段では吐かないような弱音を吐くと、
ビュー！ビュルルルルッ！ビュー、ビュッ！
あまりにも呆気なく、噴水のように精液を少女の口内に放ってしまった。
「んむ・・・んむ、・・・ん、ゴクン」
女の子はむせ返ることなく、すぐに嚥下し始める。
出している俺でも驚くほどの量なのに、この子、すごい冷静だ・・・。
ビュルル、ピュルルルル！ビュル、ドクドク、ドク
「ふん、んん・・・ゴクリ。ちゅば、んふっ」
自分でも驚くほど長く、射精は続いた。
それにしても、何だったんだ、あの技は。
たしか雷が使えるとか言っていたので、その応用技なのか？
「・・・ん、ふぅ、コクリ」
最後の一滴も飲み干したらしい。
ようやく開放されるのかな、とホッと胸を撫で下ろしたのもつかの間。
クチュ、クチュ、ズロロロ・・・くぽ、くぽ
「いっ！？」
また口を動かし始めた！
舌でカリ裏を執拗に責めながら、敏感な射精後のペニスをぷりぷりとした唇で擦りあげる。
「・・・ま、まて・・・」
股間に顔を埋める彼女が、上目遣いにこちらを見た。
ニタリ
どう見ても獲物を嬲る時の、獣の瞳だ。
くぽっ、ぬちゃ、グチュ！ジュルルル・・・！
容赦なく俺の愚息への愛撫は加速する。
それと同時にまた
ピリリッ
ピリリリッ
今度は二連続で微弱な電流が送られてくる。
頭が真っ白になるような快感と共に、ペニスがビクンビクンと自分の意識に関係なく跳ね上がった。
「がぁっはっ！」
もう可愛い女の子にしゃぶられているとか、女の子は怪物であるとか、そんなことを考えている余裕はなかった。
良い歳した男が、半ば悲鳴を上げながら、少女によい様に弄ばれている。
股間では、女の子が濃厚なフェラチオを続けながら、上目遣いでこちらの表情を楽しそうに観察していた。
もう俺の自尊心はムチャクチャだ。
しかし、手足が痺れて抵抗することも出来やしない。
くちゅ、くぽ！くぽ！チュルルル！ズチャ、ズチュ！
痙攣し続けるしかない俺の腰を見て、トドメをさすべく、女の子は亀頭に攻撃を集中させてきた。
口をすぼめると、カリ首を唾液に濡れた唇で擦り上げ、舌先は亀頭の表面をグルグルと撫で回す。
最後の一撃は、あの微弱な電流と共に、
かぷっ
八重歯による亀頭への甘噛みだった。
ピリリリッ
「くっはぁぁぁぁっ！」
ビュー！ビュルルルルッ！ビュー、ビュッ！
最初の射精から3分も経っていないだろう。
まさに無理やり精を搾り取られるような強制射精。
脳細胞が壊れるのではないかと思えるような快感が駆け巡り、俺は2度目と思えないような量の精液を放った。
彼女の喉の奥へ、ザーメンが流し込まれていく。
「んぷ、・・・ゴクリ、ん、ん、んく、ゴキュ」
幼い女の子の喉が上下し、次々に食道を通過していくのが分かる。
俺の精液が、勢い良く飲み込まれていく。
「・・・コクリ、・・・ん、ぷはーっ」
ついに2度目の精液も飲み終わったようだ。
口から少し涎を垂らしながら、女の子がペニスを開放する。
5分にも満たないフェラチオだったが、俺のチンポは湯気をあげながらふやけ、だらんと半立ち状態で頭を垂れていた。
・・・なんという息子の悲惨な姿。
「なかなかイイなお前。思わず仕事忘れて楽しんでしまったぞ」
どうリアクション返せば良いのか困る褒め方だ。
というか、どこ向いている？
俺の股間に話しかけるんじゃねぇ！
「んじゃ、早速、膣で楽しませて貰うか」
やっぱり妖と交わるって、最後までしないといけませんか・・・
彼女はベッドの上に立ち上がると、トラ縞模様のパンツを気軽にポイっと脱ぎ捨てる。
「ぶはっ！」
あまりにも気楽に、そして突然に女の子のアソコが視界に飛び込んできたので、俺は思わず慌てふためいた。
下で倒れている俺には、嫌でも彼女のオマンコが目に入ってしまう。
それは、幼い容姿に違わず無毛で、一本縦筋が入っただけの子供マンコだった。
ただし、入り口付近はぬめった輝きを放っており、すでに挿入の準備は整っているようだ。
本当にこんな子供としちゃうのか？
そもそも入るのか、こんなちっちゃいアソコに。
目の前の幼い女性器に戸惑っていると、
「よいしょっと」
彼女は和式便器に座るみたいな格好で腰に跨ってきた。
「待てっ！ちょっと待てっ！」
「ん？」
とりあえず、延命を図ろう。
「2回連続で出したばっかりだ。俺のは今、フニャチン状態」
「膣に入れてシゴいたら、すぐに復活するぞ？こんなもの」
あっさりと女の子は答える。
うーむ。
女の子にそんな卑猥に返されると、俺の方が赤面してしまう。
「いや、言い直す。もっとゆっくり楽しみたい」
「・・・・・・」
あれ、マズった？
「ふふふふ、仕方ないな」
良かった。
満更でもない様子で、彼女は上半身に来てくれた。
「ビッキビキに勃起させてから、挿入してやるよ」
おもむろに俺のシャツを捲り上げ、上半身を露出させると、
ぬろぉー
乳首に舌を這わせてきた。
ゾク、ゾク、ゾク
俺の体を妖しい感覚が貫く。
「でも、もうすぐ福娘が来そうだから、手早くな？」
そう弾む声で宣言すると、チュプっと俺の乳首を咥えてきた。
チロ、チロ、チロ、チロ
そのまま舌で弾くように愛撫する。
もう片方の乳首には指を持ってきて、コリコリと摘んでくる。
「うわぁぁ・・・！」
まさか女の子に乳首を弄ばれる日が来ようとは思わなかった。
俺は初めて味わうムズ痒いような感触に、思わず声をあげてしまう。
ちゅば、ちゅぱ・・・、くりゅ、クチュ
コリ、コリ、コリ、キュ
口は次第に吸うように移行し、唇に挟んだ俺の乳首を舌先で撫であげる。
指は柔らかく摘んで左右に乳首を揺さぶると、軽く抓ってきた。
「はぅ！」
これだけでも十分なのに、また例の微電流が流れてくる。
今度は両乳首に。
ピリリリッ
「・・・ッ」
意識が一瞬飛びそうになるぐらいの快感。
男が乳首を嬲られて、こんなに気持ち良いとは知らなかった。
「チュ、ふふふ、ほらほら、チュ、チュ、お前のチンポ、もう完全に勃起しているぞ」
彼女は俺の乳首に吸い付きながらそう囁くと、そのほっそりとした太腿を、俺の股間に擦り付けて来た。
グニュゥ・・・！
いつの間にか、本当に勃っていた。
彼女のすべすべの柔肌に無残にカウパー液の跡を残し、すでにビキビキの臨戦体勢。
「さぁ、遊びは終わりだ」
鬼娘はそう言うと、また下半身へ移動し、俺の腹に手をついて腰に跨る。
その幼いお尻を動かして、慎重に位置を確かめ始めた。
あ・・・。
今、自分でも驚くことに気づいた。
いつの間にか指が動く。
意識を集中してみると、ぎこちなくだが腕も動かせそうだ。
鬼娘は股間の位置の調整に気を取られており、俺が動けることには気づいていない。
んー、これはもしかすると、やろうと思えば抵抗できるのか？
いや、だが仮に抵抗したとしても、この子の馬鹿力や電撃の前には、俺の力なんて虫けら同然に押さえ込まれてしまうだろう・・・
抵抗しようか、止めようか、すごく迷っていると、
「よし、ここだなっ！・・・いくぞ」
どうやらペニスの位置を合わせ終わったようだ。
女の子は腰をゆっくりと沈めてくる。
ヤベェ！
ぐずぐずしている暇は無い。
まさに彼女の動きを止めようと、腕を動かそうとしたところで、
「封っ！」
突然、横からまったく知らない女の子の声が聞こえた。
それと同時に、俺に跨っていた鬼娘の動きがビクンと止まる。
まさに挿入一歩手前で硬直している。
「ふぅ、やれやれぇ〜。何とか間に合ったのですよぉ〜」
俺は慌てて、横を見やる。
なんかフワフワとした奇妙な帽子を被り、煌びやかな金糸で刺繍がされた白装束を身に纏う女の子が立っていた。
いつの間に！？
「ふっふっふ、鬼娘さん。今年は福娘の仕事の邪魔はさせませんよぉ〜」
新しく現れた白衣装の子は、間の抜けた声で勝ちを宣言し、ビシィと俺の上にいる鬼娘を指差す。
この子が、例の福娘なのか？
これまた幼い子だなぁ・・・。
俺に跨っている鬼娘と同じぐらいの歳か、もしくはさらに低い年齢かもしれないぞ。
福娘は、鬼娘とはまったく逆の雰囲気を持った女の子だった。
男勝りな鬼娘とは違い、何ともおっとりとしていて、柔らかな印象を与えてくる。
その少し垂れて眠たそうな目と、間延びした口調が原因だろうか。
いずれにせよ、新しく現れた女の子も、これまで見たことのないような美少女だった。
テレビや雑誌に出ているタレントを含め、ここまで美しい容貌の女の子を俺は知らない。
「ちくしょうっ！もう来やがったのかっ！福娘っ！」
不思議な力で硬直している鬼娘は、悔しそうに声を絞り出す。
あー、えっと、助かった？
「もう大丈夫ですよぉ〜♪ボクが来たからには安心ですぅ〜」
新しく現れた女の子は、俺に向かって微笑む。
どうやら本当に鬼娘を阻止してくれたらしい。
でも、うーん？
なんだ、このモヤモヤとする気分は。
「くそっ、こんなことならすぐ入れときゃ良かった」
鬼娘は、俺の上に四つん這いの状態で固まりながら毒づく。
彼女の目の端には、悔し涙が小さく浮かんでいた。
・・・・・・
・・・
あー・・・
それを見て、モヤモヤの原因が分かった。
痺れて震える腕を何とか持ち上げ、鬼娘のお尻に手を置く。
「なっ！？」
驚いた声をあげる鬼娘。
そのまま硬直している鬼娘の体を自分の方に落として、
ずちゅぅぅぅ！
挿入した。
「おぅっ！」
俺は思わず唸り声をあげた。
彼女の膣の感覚がすごく気持ち良かったからだ。
膣が狭いので、膣壁に無数存在する肉粒が、容赦なく俺のチンポを擦り上げてくる。
ここまで小さなオマンコにも関わらず、膣内は愛液でドロドロに潤っているので、ちっとも痛くない。
「あぁぁん♪」
鬼娘も幼い声で艶っぽい嬌声を漏らす。
いきなり俺から挿入され、体が小刻みに震えている。
「お・・・お前、一体、何やって・・・っ」
「そ、そぉですよぉ〜！せっかくボクが阻止してあげたのにぃ・・・、これじゃ台無しですぅ！」
福娘からも非難の声があがる。
だよなぁ〜、でも・・・
「んー、だって俺、別に福娘に選ばれたいと思ってた訳じゃないし、可愛い子を目の前にしてお預け状態もなぁ」
何よりも鬼娘は、任務達成のためなら俺を殺すだけで良かったんだよな？
それをせずに、わざわざこんな面倒な手段を選んでくれたってことは、少なくとも殺すことしか頭にない残虐非道な怪物って訳でも無い気がする。
それに・・・これは口が裂けても言えないことだが、ちょっと・・・ほんのチョットだけ、彼女のことが気に入りはじめていたのも事実だ。
まぁ、怪物だけど、すごく可愛いしね。
「ひどいですぅー！あんまりですぅー！」
当たり前ながら、福娘の方は大激怒。
ぷくーっとその柔らかそうな頬を膨らませながら、目をつぶって両手をバタバタと振った。
「もう知りません〜！勝手にしてくださいー！フ〜ンだっ！」
ぷいっとこちらに背を向けると、宙に妙な光の模様を描き、そのまま霞のように消えてしまった。
なるほど、そういう風に瞬間移動するのか。
「・・・・・・」
鬼娘の方はというと、呆然とその様子を見送る。
金縛りの効果は解けたようで、上半身は福娘が消えた方を向いていた。
「・・・・・・」
俺もしばし、彼女と繋がったまま無言。
「お前、本当に良かったのか？福娘に選ばれるとどうなるか、聞いてないだろう？」
「あー。そう言えば。・・・でも、別にいいや」
本音を言えば、もうこれ以上、厄介ごとには関わりたくないというのもある。
福なんて、他人に与えて貰うものでもないしな。
「それよりも、・・・ん。ちょっとヤバい。もう抜いてくれないか？」
さっきから、鬼娘のアソコに挿入しているだけで、どぎつい快感が絶えず送られてきている。
このまま繋がっていると、情けないことに中で発射してしまいそうだ。
「ん？あぁ・・・」
彼女は素直に膣からペニスを抜こうとしたのだが、すぐに思い直し、ニタァと笑う。
「いや、ここはアタシも誠意を見せないとな？」
「ははは・・・、お気持ちだけで結構です・・・」
俺は引きつった笑顔で、丁寧に辞退を申し出たわけだが、
「そう遠慮するな！折角だから存分に出していけ。いや、出せっ！」
グッチュ！グュッチュ！グチャッ、グチャッ！
猛烈な勢いで腰を振り始めた。
まるで手できつく握られているような膣の圧迫感と共に、気持ち良い肉のイボイボが、俺のペニスの表面を擦りまくる。
「ちょっ！？やめ・・・あぁぁっ！」
グチュ！クポッ！クチュ！クチュ！グチョ！
「はぁん、あぁん♪んん♪ふぅーん♪」
鬼娘から歌を歌うような可愛い喘ぎ声が漏れ、結合部から派手な水音が部屋に響き渡る。
彼女の丸くて小さなお尻が、すごい速度で上下に飛び跳ねた。
ビュチュ！チュププッ！ブチュ！クチュチュッ！
「ほ、本当に出るって・・・！マジでこのままだと中に出しちまうっ！」
さすがにこれはヤバイ。
すでにペニスの付け根に熱いモノが溜まり出しているのを感じる。
早く抜いて貰わないと、あと数分も経たないうちに膣内射精してしまうだろう。
はたして鬼娘の体が人間と同じようになっているかは不明だが、こんな（少なくとも外見上は）幼い女の子に中出ししてしまうのは、男として抵抗がある。
俺は必死になって彼女を上から退かそうとするのだが、鬼娘は逆に抱きついてくる。
両腕を俺の背中に回し、ガッチリとロックした。
「ふぅん♪はっ♪はっ♪構わん。中に精を出せ。はあぁん♪」
紅潮した顔で俺を見つめると、さらに腰の動きを加速させてきた。
彼女の腰だけがカクカクと高速で上下し、俺のペニスを強烈に責めたてる。
グチュ！クチュッ！グププッ！クチャッ！クチャッ！
きつい結合部からは泡立つように愛液が漏れ出しており、時折、ヴァギナの強い圧力により、プピュっと飛沫を振りまいている。
俺は必死に腰に力を入れて射精を耐えていたが、もう我慢の限界だった。
「あはぁ♪ふぅ♪ん〜♪そら♪最後の・・・トドメだっ！」
鬼娘はグリュゥ！と肉棒を一番奥まで埋め込み、子宮口を亀頭に擦り付けたかと思うと、
ピリリリリッ！
強い電流を、膣からペニスへ直接流してきた！
「ガァァァァァァァァ！」
俺はもう、獣のような声をあげるしかなかった。
目の前がチカチカと明滅し、脳髄を焼くような強烈な快感が走る。
そして熱いモノが肉筒の中を駆け抜けると、
ピュルルルルルルッ！ビュルルルルルっ！
盛大に膣内射精した。
まるで体のすべての体液が、ペニスに集まり、噴き出していく感覚。
壊れたホースのように精液が絶え間なく吹き上がる。
ブピュッ！ビュウウウウウっ！ビュルルルルルッ！
「あは♪スゴイぞ♪イッパイ出てる♪お腹がパンパンだっ♪」
鬼娘の歓喜の声を聞きながら、俺はだんだんと視界が暗くなるのを感じた。
彼女の愛らしい笑顔を最後に確認すると・・・俺は気絶した。
・・・・・・
それからどうなったのか、諸兄に伝えておこう。
「ただいま・・・」
「おぅ〜！おかえりぃ！」
たぶん、予想はされていたかと思うが、彼女との縁は未だに切れていない。
俺が仕事から帰ってくると、大概彼女はベッドに寝そべって雑誌を読んでいるか、一足先に冷蔵庫の酒を飲んでいる。
どうやら今日は酒を飲んでいたらしく、最近お気に入りの梅サワーを喉に流し込みながら、爽やかに返事をした。
話を聞いてみたところ、彼女は福娘の仕事を妨害したご褒美として、こちら側の世界（つまり、俺たちが住んでいる世界）へ自由に行き来する権利を閻魔様から貰ったらしい。
んで、ほぼ毎日のように俺の家に転がり込んでは、断り無くダラダラと寛いでいるわけだ。
「おぃ、はやく『てれび』とやらをつけて『じだいげき』を見せろ」
「リモコンの操作ぐらい覚えろよ・・・てか、残念だったな。今日は時代劇が放送されない日だ」
「何だとっ！？ツマらんっ！それじゃ今すぐチンチンだ！」
このチンチンというのは、セックスのことだ。
鬼娘はベッドにダイブして、俺に早く来いと急かすかのように、ぽんぽんと布団を叩く。
「マジかよ・・・風呂ぐらい入らせてくれ。汗かいてるし」
「ん？そうか。それじゃ一緒に入るぞ。アタシの背中を流せ」
「はいはい。あ、電気風呂やってくれよ。アレ、疲れが取れるんだ」
「仕方ないな。良いだろう。代わりに今日のチンチンは4回に増やす」
「ゲッ！？無理！昨日も結局4回になっただろ？俺いい加減、干乾びるって」
「む、それなら風呂で乳揉みだ。『ほうにゅうまっさーじ』しろ」
「分かった。それで手を打とう」
まぁ、主人と下僕のような関係ではあるが、妙に仲良くやってる。
付き合ってみると、鬼娘の性格も可愛いところがあるし、けっこう気のイイ奴だ。
「ほら、さっさと脱げ。お前の体拭くヤツは、新しいの出しとくぞ」
「おぅ、サンキュ」
福には逃げられたけど、美少女の鬼は残ったんだから、俺は幸せ者だよな？
〜「福は外、鬼は内」終了〜
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