死因は、一晩中樹海内を歩き回ったことによる、
体力と体温の低下によるものと思われます




樹海の入り口で、ある夫婦と出会った。

車椅子に座り、震える手で酒の入ったコップを空にする男と、空になったコップに酒を注ぎ続ける女だった。

話を聞くと、夫がアル中になって働けなくなったが、長生きしてもしょうがないので、好きな酒を飲み、飲ませ続けているとのことだった。

「街にいると、だめだね。

自分たちのだめなところしか見えてこないから、いやになる」

酒瓶を傾けながら、女が言った。

「でもここはいいよ。

このあたりにいるのは木と動物と自殺したいやつと、後は死体。

そいつらに比べれば、あたしたちのほうがましだと思えてくるね」

俺は、幸せな二人に別れを告げ、樹海へと入っていった。

手に、太く丈夫なロープを持ったまま。





「死因は、一晩中樹海内を歩き回ったことによる、体力と体温の低下によるものと思われます」





胸ほどの高さの雑草を掻き分け、堆積した腐葉土の上を歩くのは、なかなか難しかった。

目は雑草と枝振りのよい木を探すために、足元と、頭上を慌しく上下していた。

開けたいい場所を見つけても、すでに先客がぶら下がっていたりしたので、なかなかいい場所は見つからなかった。

黙々と木々の中を進んでいると、頭のなかに靄がかかってくる。

余計なことが考えられなくなり、次の一歩と枝ぶりのいい木だけが頭を支配していく。

何時間進んだろうか。

ふと俺は、周囲が霧に包まれていることに気が付き、足を止めた。

(前がよく見えないから、危険だな・・・)

浮かび上がった考えに、俺は苦笑した。

危険?それがどうした。

俺は死にに来たんだ。あの女に借金だけを残すために。

雑草を揺らし、音を立てながら、俺は再び進み始めた。

くぼみに足を取られ、何度となく転びながらも、俺は脚を動かし続けた。

そしてどれほど進んだろうか。

俺は唐突に開けた場所に出た。

直径十メートルほどの、丸い広場だ。

雑草の背は低く、脛半ばまでしかない。

そして、広場の中央に、目指すものはあった。

枝振りのよい、立派な大木だった。

種類はよく分からないが、とにかく幹は太く、枝も無数に分かれていた。

俺はほっと一息つき、木の側に歩み寄った。

なめらかな樹皮に、地面から盛り上がった太い根。

表面にいくつもウロが開いている。

「・・・ん?」

俺の鼻を、かすかな甘い香りがくすぐった。

花でも咲いているのだろうか?

香りの出所を探るため、顔を左右に向けるが、逆ににおいが霞んでしまう。

どうやら木から発せられているらしい。

ふと、目をウロに向けると、ようやく匂いの出元が分かった。

木に開いていたのは、ただのウロだと思っていた。

しかしウロの内部は、樹液のようなものに包まれており、そこから甘い香りが発せられていた。

何気なく指を伸ばし、ウロの縁についた樹液を採る。

そして、その指を俺は口に含んでいた。

甘い。

そして、もっと舐めたいという衝動が、俺の中に湧き上がっていた。

指を伸ばし、こんどはもっと深くウロに差し入れる。

ウロの内部は、樹液によるものか意外と柔らかく弾力があり―

「うおっ!?」

ウロの感触に驚きに声を上げ、指をウロから引き抜いていた。

ウロが、吸い付いてきたのだ。

樹液にまみれた指と、ウロとを幾度と無く見比べる。

とりあえず、俺は指を咥えた。

甘みが口に広がり、心が少し落ち着く。

「何だこの木・・・?」

ウロが吸い付いてきたのは、気のせいだったのだろう。

俺は指を口から抜いて、幹に手をついて体重を預けた。

「・・・ん?」

幹の表面が、俺の体重に少しだけへこむ。

そして俺の手のひらは、木にはあるまじき柔らかさと、微かな温もりを感じていた。

幹の表面を、よく見回す。

確かに樹皮は、木らしい褐色をしていたが、その表面の質感は生き物の肌のようだった。

顔を寄せ、耳を幹に押し当ててみる。

ドクン・・・ドクン・・・

幹の柔らかさと温もりを頬に感じながら、俺はゆっくりとした脈拍を耳にしていた。

(この木・・・動物だ!)

大発見に、俺は心の中で歓声をあげていた。





鼻を、甘い香りがくすぐる。

一層濃くなったようにも思えるそれは、木のウロから放たれていた。

樹液を味わいたいという衝動が、俺の内部に強く湧き起こる。

俺は地面にひざをつき、顔をウロに寄せた。

丸い、粘液に内部を湿らせた穴が、目の前に現れる。

もう、指ですくって舐めるなんていう、まどろっこしいまねは出来ない。

直接口を当て、舌を挿しこみ、音を立てて樹液をすすった。

穴の縁が、内部が確かに蠢き、舌を奥へ引き込もうとするかのように纏わりついてくる。

そして樹液は、ウロの奥から次から次へとあふれ出ていた。

まるで、女の股の穴を舐めているかのような錯覚に囚われる。

「っぷは」

口を離し、大きく息をついた。

樹液の甘さは、飲めば飲むほどのどが渇くようであったが、俺は今度は別な衝動に駆られていた。

この、柔らかい穴に自分自身を入れてみたい・・・。

立ち上がり、ズボンのファスナーを下ろす。

すると、完全に勃起した俺のペニスがあらわになった。

「・・・はぁ・・・はぁ・・・」

呼吸も荒く、俺は狙いを定めて、樹液にまみれたウロにペニスを突きこんだ。

ウロが広がり、俺のペニスを受け入れる。

「ぅおっ・・・!」

ウロの滑らかな内部組織が、俺のペニスに絡みつき、揉みしだく。

ただそれだけだったが、すさまじいまでの圧迫感に俺は声を上げていた。

腰を振るつもりだったのだが、俺は崩れ落ちないように幹にしがみつくのが精一杯だった。

そして興奮も手伝い、あっという間に限界に達する。

「うぁ・・・あぁ・・・!」

俺は声を上げながら、射精していた。

ウロが精液を奥へ運ぼうとするように蠕動し、その刺激に少しだけ精液を漏らす。

「はぁ・・・はぁ・・・」

樹木のウロにペニスを挿しこみ、射精する。

その行為の異常性とは裏腹に、俺は爽快感を覚えていた。





「はぁ・・・はぁ・・・」

荒く呼吸しながら、俺は両腕から力を抜いた。

半ばへたり込むように地面に腰を下ろし、ウロから引き抜かれたペニスが、粘液の糸を引く。

ズボンの布越しに感じる、地面の冷たさが心地よい。

ふと、顔を上げると、先ほどまでペニスを挿入していたウロが目に入った。

「・・・・・・」

透明な粘液が、穴の縁を濡らしながらあふれ出ている。

かすかな甘い香りが、鼻をくすぐった。

(あと、もう一回・・・)

固さを取り戻しつつあるペニスに操られるように、俺は手を地面について腰を上げた。

持ってきたロープが指先に触れる。

(まずは・・・楽しもう)

死ぬのは後からでも遅くは無い。

一層強くなった甘い香りが、俺の思考を蕩かしていく。

俺は這うようにして、先ほどのウロに近寄った。

しかし、ウロは顔より少し高い位置にあり、腰に力が入らなくなった俺には腰どころか、顔を寄せることさえかなわなかった。

幹に手をかけるものの、なめらかな樹皮に俺の手は滑るばかりだった。

「・・・糞・・・」

悪態をつき、ふと視線を下に向けると、地面から盛り上がった根が目に入った。

人の太ももほどはありそうなそれには、亀裂が一本入っており、かすかに樹液が滲み出していた。

「・・・」

無言で顔を寄せ、亀裂にしゃぶりつく。

想像通り亀裂から滲み出す樹液は甘く、俺を待っていたかのように口の中にあふれ出した。

広がった亀裂に舌を挿し入れ、樹液を嚥下する。

「ん・・・ん・・・ぷはっ」

数度のどを鳴らして口を離すと、大きく広がった亀裂が目に入る。

亀裂内部のピンク色の襞状組織が粘液に包まれて、細かく震えていた。

「はぁ・・・はぁ・・・」

呼吸が興奮により、自然と荒くなる。

俺は根の上に寝そべるように体勢を変え、勃起したペニスの先端を亀裂にあてがった。

そして体重をかけ、押し込んだ。

柔らかい襞状の組織が俺のペニスを受け入れ、絡み付いてくる。

「うぉ・・・!」

先ほどの、つるつるとしたウロの内壁とは異なる感触に、思わず声を上げる。

幾重にも折り重なった肉の襞が、亀頭を、カリを、幹を撫でていく。

「く・・・」

小さくうめきを上げながら、俺は脚と腕に力を込めて腰を浮かし、下ろした。

腰を浮かすと、亀裂内部の組織が名残惜しげにペニスに絡みつき、粘液をペニスに塗りたくる。

腰を沈めると、襞が細かく震えながらペニスを包み込み、揉み立てた。

「くぉぉ・・・!」

腰を動かすたびに与えられる快感に、俺は声を上げて、がくがくと体を震わせていた。

射精したばかりなのに、また出してしまいそうだ。

唇を噛み締め、目を強くつぶって腹の奥から湧き上がる射精を堪えながら、俺は腰の速度を落とした。

亀裂の中で、俺のペニスは射精を欲するように脈打っていたが、どうにか落ち着きそうだ。

しかし、そう思った直後―



ぢゅぷ・・・



亀裂が音を立てて、俺のペニスを締め上げた。

「うおっ!?」

突然の感触の変化に、思わず声を上げる。

ペニスを軽く撫でる程度だった襞の動きが、一気に強いものになる。

ペニスを亀裂が挟み込み、内部の組織が暴れるようにうねりだしたのだ。

「あああっ!」

ペニスを激しい刺激にさらされ、悲鳴じみた声を上げる俺をよそに襞は動き続ける。

幹を細かく波打つ襞にくすぐられ、

裏筋を襞の圧迫が大きく上下し、

亀頭を包み込んだ襞が揉みほぐす。







「がぁああああっ!!」

亀裂による締め付けは、ちょっと力を込めれば抜け出せるようなものだった。

でも、内部組織によって与えられる快感に、俺はただ声を上げながら身悶えするほか無かった。

そして、腰の奥で渦巻いていた感覚が、一気に尿道を駆け上がってくる。

亀裂の内部が、一気に収縮した。

「うぁぁあああああっ!!」

地面に爪を立て、背筋と両足をピンと伸ばしたまま、俺は射精した。



どくんどくんどくんどくん どくん どくん・・・



興奮と刺激のためか、射精は一度目よりも長く続いた。

「っ・・・はぁっはぁっ・・・」

射精が収まり、俺は全身を弛緩させて、いつの間にか止めていた呼吸を再開した。

尿道に残った精液を搾っているのだろうか、ペニスの根元から先端へ圧迫感が移動する。

「はぁ・・・はぁ・・・」

しかし襞の動きは穏やかで、先ほどの責めとは比べ物にならない―

「はぁ・・・はぁ・・・あ・・・?」

襞の穏やかな動きによって固さを取り戻したペニスの感覚に、戸惑いの声を上げる。

「に、逃げ・・・あぅ!」

再び亀裂がペニスの根元を締め付け、内部組織が蠢きだす。

「あぐぁああああっ!!」

逃れようとするも、手足に力が入らない。

俺はただ、与えられる刺激に声を上げて、体を痙攣させる事しか出来なかった。







「・・・っ・・・」

どれほどの時間がたったのだろうか。

あたりはすでに暗くなり、俺ののどからはかすれた『音』しか出なかった。

内部組織は、萎縮し、何も出なくなったペニスを盛んに揉み続けている。

「・・・」

度重なる射精により、手足は動かないどころか、もはや感覚がなくなっていた。

いや、感覚がないのは寒さのせいだろうか?

(・・・体が、重い・・・)

疲れによるものだろう、まぶたが重くなってきた。

とりあえず、根にペニスを挿入したまま休むことにしよう。

明日が来れば、動けるようになれるはず。

明日が来れば・・・

明日が・・・来れば・・・

ああ・・・眠い・・・

・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・







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