アルラウネの咲く頃に




「ふみゅう……」

体の力と一緒に気までもが抜けるような声を聞いたのは、俺が森に入って三日目の事だった。

四日前に森に迷い込んだ弟を探しに入ったこの森は、アルラウネの生息する森としても有名である。もし彼女達に出会ったら、すぐに顔を合わせず逃げなければ、二度と森から出られないという。とは言っても、相当奥に行かないと出くわさないが――。

しっかし、俺を探しに来た弟がもし出くわしていたら――いや、その考えはよそう。

それより――この声は、聞いた感じ女声だった。何より、俺は弟の声を聞き間違う筈がない。

つまりこの声は――絶対アルラウネ。

何てこった。俺は相当奥に入っていたのか。早く戻らないと――いや、弟を見付けるまでは帰れないか?いやしかし、俺の命はどうなる?森から出られなくなるのは嫌だぞ?だが――。



考えていた俺は、いつの間にか黄色を増している辺りの空気に気が付かなかった。

知らず、目を擦る回数が増え、そこで辺りを見回し――気付いたときには遅かった。

「あ………」

アルラウネの花粉は、体内に摂取した者の思考力を奪い去る。

逃げなければ――。

弟を探さなければ――。

その他諸々の俺の意識が、俺の精神のブラックホールに吸い込まれてしまった。

焦点を失った瞳で、俺はただ立ち尽くした………。



『ふみゅ〜〜?

んみゅ――。

にゅう〜………』



俺の腕には今、植物の蔦のようなものが巻き付いている。それは俺をどこかに連れていくように、俺の両腕を引いてくる。

蔦の引きに合わせて、俺の両足は進んでいく。少しずつ、少しずつ、ふらふらと。

やがて――俺は広場へと出た。

森の中としては珍しく、木がその辺りだけは生い茂っていない。代わりに――人二人くらいが中に入れそうな程に大きな赤い花が、地面から直接、何本も生えている。

ただし、その花は蕾だ――一つを除いて。

俺の腕を縛っている蔦――触腕が出ている花は、その花びらを五枚、存在を示すかのように大きく開き、全ての人間をとろかしてしまいそうな程に甘い芳香を、辺りに巻き散らしている。

そしてその花の中心には――。



「ふぁぅぁ……」



いかにも寝起きなんですと言わんばかりに大欠伸をかまし、しょぼしょぼした目をこすっているアルラウネがいた。その口からは、呼吸の度に砂よりも細かい、キラキラとした黄色い粒が漏れだしていた。アルラウネの花粉である。

「あるらうね…………アルラウネ…………アルラウネ!」

俺は我を取り戻した!とっさに蔦を振りほどいて逃げようとしたが、花粉が全身に行き渡っている所為か、体に力が入る気配すらなかった。そのままずるずると花の方へと蔦に引きずられていく………!更に入念に蔦に巻かれたまま――。

「くそっ!離せっ!離せぇっ!」

ろくに力の入らない両手で蔦を剥がそうとしたが、案の定うまく行かず、俺の体力はずるずると減少していった。そんな俺の口に、鼻に、アルラウネの花粉はどんどん入り込んでいく――!

不思議と粉っぽい感触は無かったにしろ、一息する度に、体に鈍い麻酔がかかっていく感覚がある。自分では抵抗しているつもりでも、実際のところは抵抗できてないのかもしれない。

それでも自分なりの抵抗は続けていた俺だが、その健闘も虚しく、とうとうアルラウネの体の前へと連れてこられてしまった。



「――ふぉぅみゅ?」



焦点の定まっていない瞳を俺に向けたアルラウネ。かねてからの噂通り、その姿は男では勃たなければおかしい程の美――幼女だ………ってちょ待て。アルラウネって美女だけとか噂していなかったか?だが目の前にいるのは紛れもないょぅι゛ょアルラウネ。こんなんで勃つ筈が――と定まらない意識の中で考えたが、俺の毒松茸はジーンズに菌糸を張り巡らそうと躍起になっているのが感覚で分かった。

ロリペドの趣味があったのかと若干愕然としている俺の気持を知る筈もなく、ょぅι゛ょアルラウネは俺のことをただじっと見ていた。花補正を考えても頭一つ分ある身長差の所為で、相手が俺を見上げる形となったが。

その瞳は子供特有の、邪気や汚れの欠片もない瞳で、見ているだけで吸い込まれてしまうような――だが、同時に自分がある種の罪悪感を覚えてしまう――感じがした。

だが――次の瞬間、

「つっ……い……いや……」

俺の中に沸いた感情は――羞恥。それも――心を壊しかねない程に凄まじいまでの。

「あ………見るな………見るなぁっ………」

ただ見つめられているだけ。だがその状態ですら、俺にとってはある種の拷問に感じられた。それだけでその場で下を噛み切って死んでしまいたい程に恥ずかしく感じてしまう。

「見るなぁっ!………見ないでくれぇっ!」

何か言ってもらえたら、それで少しは楽になれたのかもしれない。だが、アルラウネは音一つ漏らさない。ただ呼吸しながら見るだけ。相手が視線を反らさない限りどうしようもないが、アルラウネは視線が固定されたかのようにただ俺を見つめていた。

「……ぃっ……ねがぃ……ら……なぃ……」

いつしか、俺は自分の年齢も忘れて、子供のように泣き出してしまった。ただ見られているだけなのに、服すら着ているのに、俺の精神は既にボロボロとなっていた。

目の前のアルラウネは、そんな様子の俺に――微笑みかけた。



――それが、とどめとなった。



「ひぁ――」



――俺の中で、何かが崩れ落ちて行くのがよく分かった。

心が崩れれば、体も崩れる。

力がなくなり、へたり込んだ俺の体を、アルラウネはしっかりと支えてくれた。

その瞳は、相変わらずうるんでいたが――俺はもう何も感じなかった。だから――。



「――ごめんね、お兄ちゃん」



アルラウネが漏らした言葉に対しても、最早何も反応できなかった。



間近で肌に感じるアルラウネの吐息は、丸で花びらに撫でられているかのように柔らかく、そして――甘かった。蜂蜜の何倍も――何万倍も甘い香り。それだけで俺の中がそれで満たされていく――。

「んふ〜、んむ」

そのままアルラウネは、息を吹きかけながら俺と唇を重ね、舌を突き入れてくる。無抵抗に受け入れた俺の舌に、アルラウネの唾液が塗り付けられた。

「!!!!!!!!」

俺の体に電撃が走った。媚薬の原料として用いられるアルラウネの蜜。それが直に口に与えられたのだ。

唾液よりも遥かに粘性の高いそれは、人間では作成不可能なまでに甘く、そして幽かに苦い。だが、その苦味が味蕾における甘味以外の感覚を徐々に麻痺させていくため――。

「んんっ、んんんむんん――」

無意識の内に、俺は彼女の唇をむさぼっていた。唇を何度もついばみ、舌を伸ばして彼女の口に溜った蜜を舐める。

更に力が抜け、最早頭の位置の上下が逆転した。俺の頭の上にアルラウネの頭がある。アルラウネはこちらを覗き込むように身を乗り出すと、再度口付けを交してきた。

益々蜜を飲まされる俺。飲みきれなかった分が、服やズボンにかかって固まっていった。



彼女の舌で口の中は全て舐められ、まるで自分の口が彼女の物となってしまったかのような――。

「んをんん、ぷは――」

蜜を飲ませ、散々口で鞣躪した後、口を外したアルラウネは、俺の瞳を見つめながら、こう呟いた。

「――苦しいでしょ?脱いで」

言うが早いか、服に早速手をかけるアルラウネ。はおっていたジャケットやチョッキが、彼女の手で、蔦で丁寧に剥がされていく。そして、シャツも脱がされた俺の上半身に、アルラウネの蔦が蜜を塗り込んでいく――。

「あふぁ………」

塗られた場所が、じんじんと苳く。何か寂しいような、物足りないような、もどかしい感覚が俺の中に巡り始める――。だが、力が抜け切った俺の体は、自分の体として動かすことが出来なかった。

「う、うう………く………」

思わずうめき声を漏らす俺に、アルラウネは少し慌てたような声を出した。

「あ!ごめんお兄ちゃん!」

その声を切り裂くように更に多くの蔦が俺の上半身を這いずり始めた。しかも這いずるだけじゃない。巻き付いて――。

「はひぃああぁっ!」

蔦に生えている柔らかな棘、それが俺の皮膚を擦り、柔らかく撫でてている!その感触が、敏感になった俺の肌に過剰な刺激を与えてくる!しかも蔦は常に色々な場所を動いているので、予測も出来ない方向から刺激は来る!

力の全く入らない俺の体は、刺激の度にただびくん、びくんと震えるだけだ。

その間に、別の蔦は俺のズボンと下着を器用に脱がし、脱がしたところから蜜を塗り付けていく。

「ひぁっ!」

突然、俺の尻から妙な感覚が伝わってきた。蜜で濡れた蔦の一つが、俺の菊門をちろちろと舐め始めたのだ。

「あっ!あひっ!ひぁっ!」

ちろり、ちろり。

一舐めされる毎に、俺の体は魚のように反り返りながら跳ねた。それでも執拗に舐め続ける蔦。正気であれば、直後に何が起こるかは想像できるだろう。

悪い予想は、期待を裏切らない。



ズボォッ!



「アァァァァァァアッ!」

蔦は、俺の肛門を一気に刺し貫いた!そのまま蔦は奥へと侵入していく!普通ならば痛みのあまりのたうち回るのだろうが――

「あはぁぁあああぁ………」

蜜の効果だろうか、痛みは全く感じず、寧ろ体内の敏感なところを触れられる、電撃が走り悶えるような――体内を隅々まで犯される背徳さとも合わさった――快感が俺の体を一気に駆け巡る……!

途中、蔦が一瞬膨らみ、ごぽりと蜜を吐き出しては、俺の内臓に塗り付けられていく――。



塗り付けられた場所は感度が増し、蔦が擦れる度に表現しようもない感覚が俺を――。



股間では、俺の肉キュウリがぴく、ぴくくと射精のわななきを始めていた。

「わぁ………おっきぃ………」

アルラウネは無造作にそれを掴むと、

「いただきま――あむ」

一気に自分の口でくわえ込んだ!



「!!!!!!!!!!」



俺は、童貞だった。

だからヴァギナがどういうものかは分からない。

だが――アルラウネの口に含まれた瞬間、俺は確信してしまった。

これは――人間のヴァギナ以上だ。

人肌では有り得ないほどの柔軟性を持つ頬、それ自体が蔦のようにペニスに巻き付いていく舌、そして、ねっとりと絡み付く、口から溢れ出る蜜。

その全てが、男から精を吸い取るために有るのではないか――と、思える程に、口の中は有り得ない程に気持良かった。

巻き付いた舌が、鈴口をなぞり、カリを撫で、棹をぎゅっぎゅっとと絞る。同時に頬肉も棹にねっとりと絡み付き、その中に棹をずぶずぶと沈めていく。

蜜によって感度が良くなるのは、俺のペニスも同様であった。

徐々に、伝わる感覚が生々しくなっていく――!

そして、止めはさされた。



はむっ。



「!!!!!!!!ぃああああああああっ!!」

エラの裏を歯で軽く弾かれる――ただそれだけで、俺の体は限界を迎えた。



びゅるるるるるるるるるるっ!



「!んむむんんんんっ!」

普通では有り得ない量の精が俺の砲台から発射され、アルラウネの喉を全て直撃した。



射精は十分近く続いた。アルラウネはその間、その細い喉をこくこくと鳴らして、俺の精液を貪欲に飲み込んでいく。不思議なことに、出された精液は一滴も口の外には出ていなかった。

「んぐんぐ………んはぁ――」

飲み終えて安堵したアルラウネの吐息が、俺の鼻孔を擽る。蜜に精が混ざったような淫らな香りは、射精の快感でびくびくと震える俺に、じんわりと染み渡っていく――。

完全に脱力しきった俺に、アルラウネは優しく微笑み、俺に触腕を巻き付けてきた。そして、そのまま仰向けに倒れ、自身の股を見せ付けるように広げた。幼児体型そのままの胴体に似つかわしい、一本の筋が股間の中心には走っている。

アルラウネはその筋に指を二本当て――くちゃあっ。

広げられた入り口からは、まだ桃色をした肉襞と、小さな豆、それらを全て濡らす琥珀色の蜜が見えた。

とろぉ………。

蜜。

蜜がその幼い秘唇から次々と溢れ出している。琥珀色の滝と表現できる風景が、俺の目の前で展開していた。

アルラウネがくちゅくちゅと自らの秘部に手を入れて掻き回す度、辺りが蜜の香りで満たされる。

「来て………お兄ちゃんのために、いっぱい、蜜をためたから………」

果たしてアルラウネの花の中には、やわやわした果肉の上に、分泌された蜜がプールのように満たされており、だぷん、だぷんと鈍い音を立てていた。

――来て――

まるで蜜そのものが俺に誘いかけているような声に、思わず動かない手を動かそうとしていた。

その様子を感じたアルラウネは、俺の体を蔦で持ち上げ、自らの花の中へと招き入れた。同時に、拡張されたもう一つの『華』に、俺の逸物を招き入れる。

ぬぷぷっ、という湿った音が響き、みっしり詰まった蜜が、膣と陰茎の隙間から溢れていた――と考える暇はあったのだろうか。



有りはしなかった。



「あぁあはぁぁぁあぁあぁぁ………!」



第二次性長を経ていない体の膣は、大人に近い男の陰茎を受け入れるにはかなりきつきつだが、締め付ける淫肉は熟れた果実のように柔らかく、蜜が奥まで染み込むかのようにねっとりと陰茎に絡み付くのだ!それが、狭き膣の影響で更に細かい場所までむっちりとまとわりつく!

茎の根本が、いつの間にかすべすべつるつるとなっていた。蜜の影響で陰毛が全て抜け消えてしまったのだ。開いた毛穴にも全て、アルラウネの蜜が注がれていく――。

びゅるるるるぅぅ〜っ。

そのあまりの気持良さに、俺は再び、アルラウネに己の精を捧げた。己の小さな砲台は、まるで捻った蛇口のように大量の白濁液を放出し続けていた。普通なら体の厚みが減っても良い量である筈なのに、俺の体のかさは減少する気配を見せなかった。

「あはぁぁぁぁ………」

彼女の膣は、貪欲に俺の精を吸い上げていく。そして精を吸い上げる度に、彼女の髪の毛と口からは、大量の黄色い花粉が飛び、体からは濃密な蜜の香りが漂い出した。俺の意識が更に遠のく。

ぐるん、と二人の体位が逆転する。俺の体は、髪の毛も含めて全て蜜の中に沈んでしまった。

何故だろう。いつの間にか俺は呼吸をしていなかった。それなのに全く苦しくはない。蜜の中に沈みながら、薄くならない意識にわずかな疑問が浮かぶ。だが――

「んっ」

突然、喉の辺りに違和感を覚えた。何かが今にもせり出して来そうな感覚に俺は思わず口を開くと、ずぽんっ、と言う音と共に、蔦が一本、口から飛び出してきた。

アナルから侵入した蔦が、体を貫通したのだ。不思議と、体の痛みはない。それどころか、蔦が自分の舌であるかのように感じている自分がいた。

「んふふ〜………」

アルラウネは、そんな俺をどこか嬉しそうに見つめると、

「………んむ、ちゅ」

飛び出た蔦を口にしながら、自身の舌を俺の中にまた入れてきた。

「んむ……くちゃ、くちゅ………ちゅぶ」

蔦状に化したアルラウネの舌が、俺から出た蔦の周りに巻き付きながら俺の口の中に――奥へと入っていく――。そして――



どびゅるるるぅっ!



「――――!!!!」

俺の中へと蜜を勢い良く発射した。

「んんんむんんんんんっ!」

喉や食堂は蔦に覆われている筈なのに、発射された蜜は、喉から体へと染み渡っていく。まるで、貫通した蔦が俺の体へと蜜を運んで行くかのようだ。俺の体と、蔦が一体化しているのか………?



カリッ



「!!!!!!!!!!!!!!」



俺の体に突然電撃が走った!アルラウネが、貫通した蔦を甘噛みしたのだ!舌先で感じるだけの筈の幽かな刺激は、先に沢山飲んだ蜜の影響で快感方面に倍加され、蔦によって繋がれた俺の全身に一気に送信する!



「――んんんんんんんんんんんんっっ!!!!!!!!!!!!」



びゅるどくびゅくびばっしゃぁああああああぁぁぁぁぁっ!



射精の瞬間、俺は、俺の体に何が起こっているのか、本能的に理解した。

射精中、俺の人間としての部分は蜜の影響で精液へと変換され体外に排出。減少部分はアルラウネの蜜に置換されていったのだ。そして変化は――外部からも分かるようになっていった。

皮膚の色素が抜けていき、白色に近付いていく――。

髪の毛の色が黒から徐々に赤色へ――。

そして、口からは幽かに黄色い粉が――。



「あぁぁぁぁぁああああんっ!」

射精の衝撃を見事に受けたアルラウネも、同時に絶頂に達した。彼女の秘部と舌から、大量の蜜が溢れ出して俺の肉体を流れていく。

「――あは♪」

アルラウネは心の底から笑みを浮かべ、動けない俺に口付けを交した。そして――。



「うふふ………これでお兄ちゃんも――」



俺の肉体を、少しずつ自身の中へと沈ませていった――。





とくぅん、とくぅん、とくぅん………

アルラウネの花の中は、スポンジのように柔かい果肉と、極上に甘い蜜で満たされていた。既に体内を蜜で置換されてしまった俺は、体が蜜と、アルラウネ自身と一体化したかのような感覚を味わっていた。

アルラウネの鼓動を感じる度に、俺は残った精をアルラウネに捧げていく。そしてその度に、おれの中から何かが抜け落ちていく。同時に、ぼくじゃない何かが体を、心を満たしていく……。

果肉から伸びた触手が、僕の体をくしゅくしゅとまさぐっていく――。蜜の中でボクは何度も身悶えて――え?

ぱくっ。

わ、果肉の中から出てきためしべが、ボクのペニスをくわえたまま、お股に入り込もうとして――ええっ!

「――!――!――!」

か、体にめり込んでいくよぉ!まるでボクの体が粘土のように、めしべが体の中に――。



――あぁ、そっか。

蜜が、ボクの体をとろとろに溶かして――あ……れ?

ボク?

ボクって、な……ん………だっ………たっ…………け?

なんか………むかしから…………こんな………ふう………に………し…………て………い……た…………よ…う………な……………。





…………。

………あ………。

………あれ?

………なんだろ………。

………ボク、なにかをさがしていたような………。

………あれぇ………?

………なんだっけ…………?



………あ………。

…………わかった…………。

………ふふっ………。





まま…………。





…………みつけてくれて、ありがとね…………。







数日後、しびれを切らした街の探索隊が、彼の服と同時に発見したもの、それは濃密な花粉を巻き散らし、蜜をだらだら垂れ流しながら――一心不乱に交わるアルラウネの親子であった――。





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