夏色の花嫁




8月も半ばに差し掛かった夏のある日、僕は実家に遊びに来ていた。

久しぶりに会う家族への挨拶と休憩を済ませた僕は近くの海で泳ぐことにした。









「ごぼっ!がっ!!」

両足が攣った!しかも、周りには誰もいない!

もがいているうちに僕はどんどん海に沈んでいく!

やばい・・・死ぬかも・・・

そこで僕の意識は途絶えた・・・











ぼんやりと目の前が明るくなり、目の前に人影が見える。

「あっ!お兄ちゃん、気付いた!!」

次いで、声が聞こえた。

「大丈夫?」

はっきりしない意識の中、僕はゆっくりと起き上がり、声の主を確認した。

・・・少女だった。

「君が助けてくれたの?ありが・・・!!」

そこまで言って固まった。目の前の少女、なんと胸が丸見えだったからだ!

・・・しかも、かなり巨乳だった。おもわず見とれそうになるがすぐに別のところに目がいく。

その子の下半身、本来ならあるべき足がない!代わりにうろこに覆われた尾ひれが存在している!

「なっ!人魚!!」

「そうだよ!久しぶり、お兄ちゃん!!」

「えっ?」

・・・久しぶり?

「約束、覚えててくれたんだ〜」

約束、と言われても・・・

僕があっけにとられている様子に気付いたのか、少女はキョトンと首をかしげた。

「・・・もしかして忘れてたの?8年ぶりなのに・・・」

「8年前?・・・・・!!」

その言葉を聴いた瞬間、僕の記憶が甦った。









『お兄ちゃん・・・もう帰っちゃうの・・・』

『夏休みも終わりだから・・・』

『・・・また会える?』

『いつか、きっと会いにくるよ』

『じゃあ・・・大きくなったらお嫁さんにしてくれる・・・?』

『いいよ、大きくなったらね』

『絶対だよ・・・』

『うん・・・』





『『・・・約束・・・』』









「七海ちゃん・・・?」

彼女に出会ったのは8年前・・・。あの時も僕は溺れて・・・彼女に・・・人魚の七海ちゃんに助けられたんだ・・・

最初は驚いたけど結局、夏休みが終わるまで毎日、海辺の洞窟まで彼女に会いにいったんだっけ・・・







「思い出してくれた!」

「うん、思い出したよ。ごめん・・・」

すっかり忘れてた・・・。罪悪感からまともに顔を見れない・・・。おまけにかなり綺麗になってるし・・・。



「思い出してくれたんならいいよ。細かい事は気にしない!」

「あ、ありがと」

いい子だ。中身はちっとも変わっていない。ちょっと安心した・・・

「それより、お兄ちゃん!あの約束・・・」

「えっ?・・・ああ、大きくなったら結婚するってやつ?」

子供の時とはいえ、人魚と結婚の約束をしていたとは・・・、いろいろと問題だよな・・・。

「うん!七海、こんなにおっきくなったよ!これでお兄ちゃんと結婚できるよね!」

七海ちゃんは嬉しそうに大きな胸を両手ですくい上げてみせる。

・・・何か勘違いしてないか?

「えっと、七海ちゃん・・・。大きくなったの・・・?」

「うん!」

「・・・何が?」

「見てわかんない?七海のおっぱいだよ〜」

・・・うん、確かに大きくなった。・・・大きすぎるぐらいだ。・・・思わず見とれるほどに。

「七海ちゃん・・・間違ってるよ・・・」

「へっ?」

「大きくなったらっていうのは大人になったらって事だよ」

「そうなの!?」

それ以外にないだろう・・・。8年間も何を勘違いしていたんだ、この子は・・・。

「じゃあ・・・お兄ちゃん・・・七海と結婚してくれないの・・・?」

「えっと、七海ちゃんは15歳だよね?僕もまだ学生だし・・・」

人間じゃないから結婚できない!・・・・・とはさすがに言いにくい。

なんとかして、うまい言い訳を考えないと・・・。

「七海、大人だよ・・・。赤ちゃんもできるよ・・・」

「いや、そういうことじゃなくてさ・・・」

さっきからずっと俯いてる・・・。本当に嬉しそうだったもんな・・・。どうしよう・・・

「ほら、人間と人魚っていうのは・・・いろいろあるでしょ・・・」

「七海が人魚だからダメなの?約束したのに?」

「あのさ、もう少しまってみたら?僕よりもいい人が・・・」

「もういい・・・」

・・・嫌われたかな。でも、これで諦めてくれれば・・・



がばっ!!



「うわわっ!」

いきなり、七海ちゃんが飛びついてきた!急な出来事に耐えられずそのまま、僕は仰向けに倒れる!

「なっ、七海ちゃん?」

倒れた僕の上に七海ちゃんが馬乗りになっている。







そして、そのままの体勢で僕に顔を近づけて・・・むぐっ!



ちゅうぅぅぅ〜〜〜〜っ



「んむむむ!!」

キスされた〜!しかも強引に口をこじ開けて、舌を絡ませてくる!

七海ちゃんの唾液が僕の口に!

「むぐぐ・・・ぷはぁ!!」

何とか七海ちゃんを引き離す。以前、体勢は変わらないが・・・

「なっ、なにするの!いきなり!!」

少し興奮気味の口調で七海ちゃんが答える。

「お兄ちゃんとエッチするの!赤ちゃんができちゃったら責任取るしかないよね!」

ええ〜〜〜〜〜っ!

つまり、さっさと既成事実を作ってしまおうと!それはまずい!!

言うや否や七海ちゃんは僕の海水パンツを脱がしにかかる!

「待って!それは、さすがにダメだって!」

僕は急いで起き上がる!

・・・・・あれ?動けない?

「効いてきた?七海の唾液は媚薬なんだよ。力が入らないでしょ?」

「そんな・・・」

「ほら見て。お兄ちゃんのおちんちんもすごいよ」

首を持ち上げて見ると、僕のペニスはにくっ付かんばかりに反り返っている。

七海ちゃんは異常なまでに勃起したペニスをすべすべの手で包むとゆっくりと弄び始める。



シコシコ・・・くりっ・・・くりくり・・・



先端をいじりながらもゆっくりとしごいているだけなので射精に達する事はない。あくまでも前戯の域だ。

「すごい・・・。お兄ちゃんのもすごく大っきくなったんだ・・・」



くりっ・・・シコシコシコシコ・・・



うっとりと僕のペニスを見つめながらしごき続ける。そのほどよい感触に僕は徐々に高められていく。

「ううっ・・・」

おもわず声を上げた直後、七海ちゃんの手がペニスから離れた。

七海ちゃんがもぞもぞと移動する。

「お兄ちゃん。七海のおっぱい大きいよね?」

「えっ・・・あっ・・・うん・・・」



ゴクッ・・・



おもわず、生唾を飲んでしまった・・・。

改めて見ると本当に大きい。15歳とは思えない巨乳だ。しかも、巨乳にもかかわらず垂れてはいない。

乳首もピンク色でとても綺麗だ・・・。

その大きすぎる胸を七海ちゃんは自分の手で揉みながら僕に見せ付ける。

「えへへ、大きいだけじゃないんだよ。よく見ててね」

そう言うと七海ちゃんは胸を僕の顔に向け、先っぽを指でぎゅうっとつまむ。その直後・・・!!



びゅっ・・・!



「うわっ!」

先端から暖かい何かが飛び出し、僕の顔にかかる!

白くぬめりのある液体・・・

「これって・・・母乳!」

七海ちゃんは驚く僕を見て、楽しそうに笑う。

「うん、そうだよ。七海たちは赤ちゃんがいなくでも母乳が出るんだよ」

なんでだよ・・・

七海ちゃんはさらに言葉を続ける。

「しかも、母乳には唾液以上の催淫効果があるんだよ〜」

悪戯な笑顔で七海ちゃんがおっぱいの先を僕の体に向ける。

まっ、まさか!!



ぷしゅ、ぷしゅううーーっ!!!



おっぱいから勢い良く母乳が吹き出し、僕の全身にかかる!

胸からお腹、さらにペニスにいたるまで全身をミルクシャワーで真っ白に染められる!!







それと同時に体が疼き始めた!ペニスはギンギンに固くなり、口の端からはよだれが垂れ落ちる!!



ぬちゃっ、ぬちょっ、ぬちゃぬちゃぬちゃっ・・・



さらに全身にかかった母乳を七海ちゃんが両手で塗り広げる!

「うううっ!ああああぁぁぁ!!」

「えへへっ、すごいでしょ〜。七海のミルクで溺れさせてあげるね」

まるで体中が性感帯になったみたいだ!

ヌルヌルとした母乳をローションのように塗りたくられ、ペニスからは大量のガマン汁が流れ出す!



ぬちゃくちゃくちゃぬちゃ・・・ぬちゃっ・・・



「あうぅっ!」

全身に母乳を塗り広げた七海ちゃんが今度はペニスを巧みな指技で責め立ててきた!



にちゃにちゃ・・・ねちゃにちゃっ・・・にちゃ・・・



ぬちゃ・・・カッ・・カリカリッ・・・ぬちゅう・・・



「あっ!あっ!ああっ!」

5本の指が僕のペニスの先端から袋までを行ったり来たりしている!しかも時折、爪を立てて裏すじや亀頭を引っ掻いて刺激を与えてくる!!



カリカリカリッ・・・にちゃ・・・



「うぁっ!だめ!もうっ!!」

魔性の指先で快楽を与えられ、僕も限界が近い!

「イクの?お兄ちゃん、イキそう〜?」

指を動かし続けながら、七海ちゃんが問いかけてくる!

「イク、イク!出るーーーーー!!」

限界だ!出る!!真っ白な七海ちゃんの手の中に僕の精液が〜!

「じゃあ、や〜めた♪」

「なっ、そんな・・・」

今まさに白濁液を吐き出そうという寸前で七海ちゃんの手がペニスから離れた!

たぶん僕の顔は絶望感に満ちているのだろう。それは嘲るような七海ちゃんの笑顔をみれば想像がつく。

「なっ七海ちゃん・・・」

「な〜に〜?七海に何か用〜?」

目の前の少女は白々しくそんな事を口にする。

「七海ちゃん・・・やめないで・・・続けて・・・お願いだから・・・」

僕の情けない懇願を聞いて七海ちゃんは上機嫌だ。まるで、欲しいおもちゃを手に入れた子供のように・・・

「そんなに七海にして欲しいの?う〜ん・・・・・いいよ、イカせてあげる♪」

焦らすように間を置いて答えた後、七海ちゃんはしばらく何かを考え込む。

「ねぇ、お兄ちゃん。どっちがいい?」

「えっ?」





主語がない為、質問の意味がよく分からない。黙っていると七海ちゃんのほうから説明があった。

「さっきみたいに指でしごいて欲しい?それとも・・・」

そこで言葉を切り、僕の手をとる。それをゆさゆさと揺れる豊満な胸に押し付ける。



むにゅぅ・・・



「七海のおっぱいでお兄ちゃんのおちんちん挟んであげてもいいよ。ねぇ、どっちがいい?」

むにむにと僕の手のひらが七海ちゃんのおっぱいに沈んでいく。・・・・・結論はすぐに出た。

「むっ胸、胸で・・・」

「えへへ、じゃあ七海のおっぱいでパイズリしてあげる。いっぱい出してね♪」

七海ちゃんのおっぱいがギンギンに勃起した僕のペニスに近づいていく。



にゅちゃ・・・



「あっ・・・!」

「やわらかいでしょ〜。こうすると〜」



ふにゅふにゅっ・・・にゅる・・・



「ああああっ!」

両手で二つのふくらみを挟み込み、むにゅむにゅとペニスに押し付ける!

塗りたくられた母乳ですべりも良く、なんともいえない心地よさだ!!

「なっ七海・・・ちゃん・・・あぁ」

「出したい〜?でも、まだダメ〜♪」

「あぁ・・・そんなぁ・・・」



にゅちゅぬちゅ・・・ふにゅ・・・むにゅぅ・・・



おっぱいを上下に動かし、時折きつく押し付けてくる!時折、見える亀頭からはガマン汁が溢れ、母乳と絡まる!

体はガクガクと震えるがイケない!絶妙な力加減でどんどん僕を追い詰める!

「おちんちんの先っぽがパクパクしてるよ〜。なんか、苦しそう〜」

そう思うなら早くイカせてくれ!・・・そう声に出そうとしたが、快楽の波に押されて口をパクパクさせてることしか出来ない!







「じゃあ、次はこれ〜」



はむっ!



「ひぅっ!」

谷間から顔を出した亀頭を口で咥える!



くちゅ・・・ぴちゃぴちゃ・・・れろぉ・・・



「ひぇえ〜ひもひひひぃ〜(ねぇ〜きもちいい〜)?」

「うぅ・・・おぁ・・・いい・・・」

途切れ途切れで答えると、嬉しそうに責めを強めてきた!



もごもご・・・じゅる・・・ぴちゃくちゃ・・・

ふにゅふにゅ・・・コリッ・・・にゅる・・・クリクリッ・・・



「ふあぁ・・・」



上目遣いでペニスを咥え、パイズリを続けながらコリコリとした乳首をぺリスに擦りつけてくる!

竿はもちもちとした柔肌でも揉みほぐされ、亀頭は舌で蹂躙される!



むにゅむにゅ・・・れろ・・・ちゅぷちゅぷ・・・



やばい!さすがに限界だ!もうこれ以上は耐えられない!

「ぁあぅ・・・七海ちゃん・・・も、もう・・・」

「ふぉうふぇほお〜?ひゃはへ〜・・・(もう、出そう〜?じゃあね〜・・・)」



ちゅう〜!ちゅう・・ちゅ・・・ちゅむゅうううっ!



勢い良くペニスを吸い出した!おっぱいでギュッと挟まれ、尿道を吸われてフィニッシュとばかりに精液が競り上がってくる!!

「うっ!あああぁぁぁぁ!!!」



びゅうううううぅぅぅぅぅーーーーー!!!



ついに噴き出した大量の精液!七海ちゃんは口内に放たれた白濁液を喉を鳴らして飲み始める!

「う・・・んぶぶ・・・ぐ、んぐぐ、ぐっ・・・」



びゅるるる・・・びゅるっ・・・ちゅむ〜〜〜・・・



なおも精液を尿道を吸い続け、ゴクゴクと音が聞こえるような勢いで溢れる精液を飲み続ける七海ちゃん。

「んぢゅっ、んぐうっ、うぶ・・・」

しかし焦らされただけあって溜まっていた精液の量も半端ではない。飲みきれない精液が口の端から流れ落ちる。

七海ちゃんの口からこぼれた僕の白濁液はペニスにまとわりつき、あらかじめ塗られていた七海ちゃんの白濁液と混ざり合う・・・



ちゅっちゅうううぅぅぅ〜〜〜〜・・・・・ちゅぽっ!



「うぅっ!」

「ぷはぁ〜〜〜」

長い射精が終わり、七海ちゃんの口とおっぱいがペニスから離れる。

「すごかったよ〜。飲みきれなかった〜」

「はぁはぁ・・・」

息を切らし、肩で息をする僕を見下ろしながら微笑んでくる七海ちゃんはまるで天使のようだった。







しかし、すぐに天使ではないことに気付かされた・・・

「じゃあ、今度は本番だよ♪」

「えっ!」

・・・・・そういえば、赤ちゃんつくるとか言ってたような気が・・・・・

すでに動く体力すら残されていない僕はどうする事もできない!

そうこうしているうちに七海ちゃんの尾が僕の腰に巻きつき、そのまま肌を擦りつけてきた!!



ずっずっずっ・・・・・・



「はぁぁ・・・」

母乳がローションの代わりを果し、スムーズに肌と肌ががこすれあう。

その感触に萎えたペニスが再び硬さを取り戻し始める。

「大きくなった♪それじゃあ、挿れるね・・・」

「あぁっ、ちょっと待って・・・」

「えへへっ、待たないも〜ん♪」

七海ちゃんは人魚の膣口と思われる割れ目に僕のペニスを合わせる。



ちゅく・・・



「もう逃げられないよ。これでお兄ちゃんは七海のものだね・・・」

「あぁ・・・」

無意識の内に漏れたのは諦めの声・・・

逃げられない・・・

「えへへ・・・大丈夫だよ・・・恐くないよ・・・お兄ちゃん・・・」

興奮と狂気の入り混じった表情で息を荒げながら僕を見つめている・・・

そして・・・



ずちゅううぅぅぅ!!



「うわぁぁ!!」

「んぁ・・・」

七海ちゃんが腰を落し、ペニスを根元まで飲み込んだ!

すっ、すごい!ヒダヒダが絡みつき、ペニスがしごかれる!!

「ああぁぁ!七海ちゃん!いいーーー!!

「すごい、お兄ちゃんの!おっきくて!太いよ!!」

七海ちゃんが腰を上下に激しく揺らし始めた!



ずりゅっ!ずりゅっ!ずりゅっ!



腰を浮かせ、抜けそうになったら根元まで一気に落とす!

その繰りかえしでペニスを何度も擦りあげる!!



ぢゅっ!ぢゅっ!ぢゅぶっ!



「あぐっ!ぐぅっ!あぁっ!」

「いいっ!いいよ!奥まで届いてる!!」

内壁がぎゅうぎゅうとペニスに巻きつく!

七海ちゃんのおっぱいがブルンブルンと激しく上へ下へと暴れている!!

その迫力あるおっぱいを僕は下から見上げている!



じゅぽじゅぽっ! ぎゅぽぎゅぽ!! ぢゅっ!ぢゅっ!ぢゅっ!



責めを受ける僕に激しい射精感がこみ上げる!

「なっ七海ちゃん!いいっ!気持ちいいーー!」

「お兄ちゃん!七海の中に出して!七海を妊娠させてーー!!」

妊娠!・・・そうだ、七海ちゃんの中で射精すれば七海ちゃんは!

そうなれば、僕は七海ちゃんから逃げられない!

ダメだ!射精しちゃダメだ〜!

ううっ、でも・・・もう・・・



ぐちゅっ! ぢゅぶっ! ぐちゃぐちゃ!!



僕のガマン汁と七海ちゃんの愛液、そして先程の母乳が卑猥なハーモニーを奏で、僕を追い詰める!

「はぁっはぁっ!お兄ちゃん、早く出して!七海の中にお兄ちゃんの精液ちょうだい!!」

七海ちゃんはなおも激しく責め立てながら僕の射精を促す!

「ねぇ、出して!出してよ!七海、お兄ちゃんの赤ちゃんが欲しいの!」

「でも・・・それじゃあ・・・」

「どうして!お兄ちゃん、七海のこと嫌いなの!!」







声を荒げ、七海ちゃんが怒鳴る・・・

激しい射精感を我慢しながら、よく見ると七海ちゃんの表情は少し悲しげだった・・・

心なしか声も震えていた・・・

「どうなのお兄ちゃん!七海のこと嫌い!!」

七海ちゃんの眼には涙が浮かんでいる・・・

「そんな・・・嫌いじゃ・・・ない・・・けど・・・」

「七海はお兄ちゃんが好き!お兄ちゃんのこと大好きだよ!!」

ボロボロと大粒の涙を流しながら、七海ちゃんが叫ぶ・・・

真珠のような涙が激しい動きのせいで宙に舞う・・・

そんなさっきまでとは違う七海ちゃんに僕は呆然とする・・・

「また来るって言ったから・・・ずっと待ってたのに・・・お兄ちゃん来ないんだもん・・・」



ズキッ・・・



心が痛む・・・

「ずっと一人で・・・待ってたのに・・・8年間・・・ずっと・・・」

僕は何も言えないまま、今の状況も忘れて七海ちゃんを見つめる・・・

七海ちゃんは動きを止め、涙声になりながらさらに続ける・・・

「やっと会えたのに・・・お兄ちゃんと・・・結婚できるって・・・思ったのに・・・」

七海ちゃんをまともに見れず、僕は顔を背けた・・・



最低だな・・・僕は・・・

こんなに想ってくれてる子がいるのに・・・

すっかり忘れてるなんて・・・



「七海ちゃ・・・」

「だから!」

僕の言葉をさえぎり、七海ちゃんが僕を睨みつける。

「こうするしかないんだもん!こうしなきゃお兄ちゃん、七海と結婚してくれないんだもん!」

七海ちゃんが激しく動き、僕のペニスへの責めを再開した!



にゅちゅ! ずちゃっ! ぢゅちゅっ! ぐちゃっ!



「うっ!あぁっ!ぐううぅっ!」

またも襲い来る快楽の波に僕は翻弄される!

「はっ!はっ!はっ!」



ずぷっ! ずぶっ! ずにゅるるっ! ぐぷっぐぷっ!!



「あがぁ!ちょっ!ななみっ、ちゃん!待って!」

卑猥な音を立てながら、七海ちゃんは半狂乱状態で腰を振り続ける。

いまの七海ちゃんではたぶん冷静に話し合う事なんてできないだろう。







「お兄ちゃん!好き!大好きー!だから、七海でもっと気持ち良くなってーー!七海の中に精液出してーーー!」

僕に抱きつき、七海ちゃんが叫ぶ。



・・・これは報いかもしれない・・・



七海ちゃんをこんな風にしたのは僕だ・・・

僕が約束を忘れていたことで七海ちゃんを傷つけてしまった・・・

彼女の純粋な思いを踏みにじった責任をとらなければならない・・・



じゅぶっ!じゅぶっ!じゅぶっ! ずちゃっ!



僕の我慢も限界に近い。これ以上、耐えるのは無理だろう。

なら、せめて・・・



僕は全力を振り絞り、懸命に両手を持ち上げる。

そして、そのまま僕の上で暴れる七海ちゃんの背中に回し、両手に力を込めた。

「あっ・・・」

突然の出来事に七海ちゃんが驚いて動きを止める。

「お兄ちゃん?」

僕は困惑した様子の七海ちゃんに囁きかける。

「ごめんね・・・七海ちゃん・・・。僕と・・・結婚しよう・・・」

「!ほんと!うれしい!!」



ぎゅううぅぅぅ!!!



僕の言葉に七海ちゃんは震え、僕の体を強く抱きしめてきた!

それと同時に七海ちゃんの膣壁が僕のペニスをきつく締め上げ、僕を絶頂へと導いた!

「うあああぁぁぁぁ!!イッイクーーーーーー!!」

「出して!お兄ちゃん!!七海を孕ませてーーー!!!」

「ふぁああああああああーーーーーっっっ!!」



びゅうううううううぅぅぅぅぅうううううううーーーーーーーーーーっっ!!!!!



極上の快楽と共に僕は七海ちゃんの膣内に大量の精子を吐き出した!

「ああぁ!なっ、七海ちゃん!七海ちゃん!あああぁぁぁぁ!!!」

「お兄ちゃぁぁん!すごいよー!いっぱい出てるー!七海の中におにいちゃんの精液がーーー!!」

喜びに狂う七海ちゃんの叫びが聞こえる。僕はその声を聞きながら快感に耐え切れず気を失った・・・・・











数時間後、目を覚ました僕はこの洞窟で七海ちゃんと談笑していた。

「お兄ちゃん、大丈夫?」

「うん、もう大丈夫だよ」

七海ちゃんはさっきからずっと僕に寄り添っている。

そしてお腹をさすりながら僕に微笑む。

「えへへ、いっぱい出してもらったからお兄ちゃんの赤ちゃんできたかな♪」

「そうだね。僕と七海ちゃんの子供だから、きっとかわいい子が産まれるよ」

「うれしいな・・・やっとお兄ちゃんと結婚できるんだ・・・」

「うん・・・。長い間、待たせちゃってごめんね・・・」

そう言いながら、僕は七海ちゃんの体を抱き寄せる。

「もういいよ。ところでさ、いつお兄ちゃんの家族に挨拶に行くの?」

「えっ!挨拶しに来るの!?」

予想外の発言に思わず聞き返してしまった。

「それはそれだよ〜。結婚するんだったらちゃんと挨拶に行かなくちゃ!」

七海ちゃんはさも当然のように答える。確かにその通りだとは思うけど・・・

「僕の実家、陸の上だよ。七海ちゃん、来れるの?」

「無理だよ。七海、人魚だもん」

「じゃあ、どうするの?僕の家族、ここに呼ぶ?」

「それでもいいけど・・・お兄ちゃんに連れて行って欲しいな・・・お姫様抱っこで・・・」

頬を染め、照れたような顔で上目遣いに僕を見つめる七海ちゃん。

これで断れるわけがない。

「わかったよ。七海ちゃんがそう言うならそうしよう」

「うん!・・・えへへ♪大好きだよ、お兄ちゃん♪」



もう後には戻れない・・・

でも、僕はこれでいい・・・

やっと果たすことができたから・・・

8年前の夏、彼女と交わした大切な約束を・・・









『大きくなったらお嫁さんにしてくれる・・・?』

『いいよ、大きくなったらね』

『絶対だよ・・・』

『うん・・・』





『『・・・約束・・・』』





Fin〜





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