CASE1/フェレナの場合




現在の状況について、いろいろと言いたい事がある。しかし、まず言いたいのはこの言葉しかない。

「ここはどこだ・・・」

この山に登りはじめて約半日、森の中で立ち往生している僕の今の状況を表すとすれば『遭難』という言葉がぴったりだろう。

大学を休学して世界各地を旅している途中に立ち寄った村で聞いた話、この山には魔物が住むという伝説がある。

信じているわけじゃないが本当なら面白い、ということで誰も近寄らないという山に登ることにしたのだ。
・・・で、道に迷って今に至るわけだ。食料などの備えはあるから慌てる事はないが、それでも厄介な状況に変わりはない。

「じっとしててもしょうがないな。とりあえず、歩くしか・・・」

その時、

がさっ・・・

「!!」

突然の物音に驚いて振り返った。人里離れた山奥だ。野犬がいる恐れもある。

・・・振り返った僕は思わず呆気にとられた。

「あら?あらあらあら〜」

そこにいたのは人間の女性だった。栗毛色のロングヘアにほんわかとした笑顔がかわいい20歳ぐらいのお姉さん。しかも、こんな山奥だというのに着ているのはワンピースだ。

「めずしいわね〜。こんなところに人が来るなんて〜。どうしたの〜?」

お姉さんに見とれていた僕は慌てて答えた。

「え?あっ!あの、道に迷ってしまって・・・」

「そうなの〜。大変ね〜」

本当に大変だと思っているのかどうかわからない感じでお姉さんは相変わらず微笑んでいる。

「疲れてるんじゃない〜?よかったらウチにくる〜。すぐそこだから〜」

「えっ、いいんですか?」

思いがけない誘いに思わず聞き返してしまった。

「どうぞ〜。こっちよ〜」

手招きしながらお姉さんは先に進んでいく。・・・たしかに、歩き続けて疲れた。ここは好意に甘えよう。
僕はお姉さんについていく事にした。



「さぁ、召し上がれ〜」

出された料理に手を伸ばしながら、僕は周りを見渡した。特別広いわけではないがそれなりの家だ。きれいに整理されているし、それなりに物もある。

「あら〜、すごい食べっぷりねぇ〜」

僕は目の前にいるお姉さんに視線を戻す。彼女はフェレナさんといって、山奥で一人暮らしをしているらしい。


食事を終えた僕はフェレナさんと世間話をしていた。

「フェレナさんはどうしてここに住んでいるんですか?女の人がこんなところで一人暮らしなんて何か理由でも?」
「特に理由はないわ〜。ずっと昔から住んでいるだけよ〜」

「そうなんですか。そういえば、近くの村の人からこの山には魔物が住むって聞いたんですけど、何か知ってますか?」

「魔物なんて言われてるの〜?ひどいわ〜」

・・・あれ?フェレナさん、ちょっと怒ってる。

「私は魔物じゃなくて精霊よ〜」

・・・今、なんて言った?・・・精霊?・・・私が?

「えっと・・・どういうことですか?」

「私は風の精霊なの〜。シルフィードっていうのよ〜」

風の精霊シルフィード、確か神話に出てくる精霊だ。でも、それはあくまでも神話の中の話だ。本当にいるわけがない。

たぶん、顔に出ていたんだろう。フェレナさんが心なしか拗ねているようだ。

「信じてないでしょ〜」

「いえ、そんな事は・・・」

「じゃあ、これならどう〜?」

フェレナさんが扉に向かって手をかざした?

ばたんっ!

「ええっ!」

何もしていないのに扉が勢いよく開いた!?さらに今度は部屋の中に激しい風が吹き始めた!まさか、これはフェレナさんが!?

「これで信じた〜?」

しばらくして風が収まるとフェレナさんはニコニコと笑っている。僕はというと震えている。

「あの、僕そろそろ帰ります!」

そういうと同時に僕は扉が開きっぱなしの出口に向かって歩きはじめた。ここに居たらどうなるかわからない!急いで逃げなきゃ!

しかし、

ばたんっ!

「わっ!」

僕が家から出ようとした瞬間、扉が閉まった!と同時に背後に気配が!

「せっかく来たんだから〜、もう少しゆっくりしていったほうがいいわよ〜」

フェレナさんが背中から両手うを首に回して、抱きついてくる。ああ、いい匂い。・・・じゃない!

「いえ、あの・・・これ以上は迷惑ですから!!」

何とか離れようとするが思うように力が入らない!・・・そこへ

「ふぅ〜〜〜」

ゾクゾクッ!!!

「はあうっ!」

首筋に息を吹きかけられた!?ああ、体から力が抜けていく・・・。立ってられない・・・。

「大丈夫〜?ほら〜、こっちにいらっしゃい〜」

僕はフェレナさんに支えられながら、ふらふらと部屋の中まで戻り、ベッドの上に横にされた。

「お腹が空いてきちゃったから〜、あなたの精を頂くわ〜」

「せっ、精・・・?」

「そうよ〜。私たちは人間の精を搾精するの〜。つまり、エッチするってことよ〜」

そう言うとフェレナさんは顔を近づけ・・・

ちゅっ・・・

ゆっくりと唇を重ねてきた。

ちゅっ・・・ちゅっ・・・

そのまま、何度もキスを繰り返しながら僕の衣服を脱がし始める。あっという間に僕は裸にされた。僕のペニスはすでに最大限に勃起している。

「あらあらあら〜。もうこんなになってるの〜。えいっ」

ぴんっ

「あう!」

フェレナさんの細い指でペニスがはじかれた。

「うふふ〜、じゃあいくわよ〜」

フェレナさんはペニスに両手を伸ばした。手コキか・・・。しかし、フェレナさんの手は僕のペニスには触れない。ペニスの周りで両手で輪をつくっている。
何をしているんだろう・・・。思わず声をかけようとしたとき、

さわさわさわ〜

「ひっ!!」

全身に快感がはしった!ペニスが撫でられた!でも、手じゃない。これは・・・

「気持ちいい〜?風でペニスを撫でられるのは初めてでしょ〜」

フェレナさんが僕のペニスの周りにそよ風を起こしたのか。手とは違って、ひんやりとした感じだ。しかも・・・

「あっ、はああっ・・・」

袋から先端まで、裏スジもゆっくりと撫で上げられる。その快感にガマン汁があふれだしている。

「透明なお汁が出てきたわね〜。こういうのはどう〜?」

「えっ?・・・うっ!あああっ!!」

さわさわ、ひゅるる〜

風の動きが変わった!今までは一つの方向に吹いていた風が上下左右、様々な方向に吹き始めた。変則的な動きでカリが擦られ、快感が増す!

「ああっ!うっぐ・・・、はああっ!」

今にも射精しそうなのにイケない!フェレナさんが僕が射精するギリギリで焦らしているようだ!!

「フェ、フェレナさん・・・。あああっ・・・」

「あら〜、どうしたの〜?」

僕を観察するように、微笑んでくる。わざとだ!この人は絶対わかってる!!

「フェレナさん。もう・・・あうっ!」

「な〜に〜?どうして欲しいか言ってくれないとわかんないわよ〜」

わかってるくせに!・・・と、言いたかったがあいにくそれどころではない。僕は相変わらずの快楽に震えながら口を動かす。

「フェ、レナさん・・・。うぐ!・・・イ、イカ・・・はうぅ!!」

「イカ?イカがどうしたの〜」

「イ・・・イカ、イカせ・・・イカせてぇ・・・」

途切れ途切れながらも何とか望みを言葉にできた。その言葉を聞いたフェレナさんはにっこりと微笑んだ。
「よく、言えました〜。それじゃあ、ご褒美にイカせてあげるわ〜。それ〜!」

ひゅううううぅぅぅ!!しゅるしゅるしゅるるる!!!

「ひぃっ!」

風の勢いが増し、そよ風が強風にかわった!さっきまでの撫で回すような、焦らす動きとは全く対照的な激しく擦りあげるような、イカせる為の動きにかわる!!

「うぅっ!ああぁぁぁっ!!」

焦らしに焦らされていたところにシュゴシュゴと激しく擦りあげられ、快感は倍増する!玉袋でつくられた大量の精子がペニスに流れ込む!!

「ぅあ・・・ぁ・・・あぁぁうっ!!イッイグーーーーーーっ!!!」

びゅ、びゅ、びゅうううううううぅぅぅぅぅ!!!

「ああああぁぁぁぁ!!」

ついに射精に達することが出来た!白濁の精子が噴水のように勢い良く飛び出す。溜まりに溜まっていたせいか、なかなか終わらない。

びゅる、びゅううーー・・・

「はあ、はあ・・・」

やっと終わった・・・。長い射精に伴う快楽と疲労感が僕を襲う。フェレナさんの顔も髪も衣服も僕の精液でベトベトだ。

「んっ、美味しいわ〜。いっぱい出したわね〜。こんなにドロドロになっちゃった〜」

フェレナさんが顔を近づけてくる。全身にかかった白濁の液体を指ですくい、口に運びながら微笑む姿はとてもいやらしい・・・。もっとも、さっきの射精の後ではペニスは簡単には勃起しない。

「あら〜、暑いの〜?汗びっしょりよ〜」

あれほどの快楽攻めの後だ。僕の体はかなり火照っている。とにかく、汗を拭きたい・・・

「じゃあ〜、冷ましてあげる〜」

フェレナさんが言うと同時に僕の体のまわりに緩やかな風が吹き始めた。もちろんただの風ではない。ペニスを撫で回していたそよ風が同じように僕の全身を撫で回す!

さわさわさわ〜

「はうぅ!」

きっきもちいい!!火照った体が冷たい風によって、愛撫されている!!

さわさわ〜 さわ〜

「うっ・・・あっ・・・」

長い射精を終えたばかりだというのに、やわらかな風の愛撫によって再び体が反応しはじめた!

「あらあらあらあら〜。すごいわね〜、あなたのおちんちん。さっき、あんなに出したのにもうおっきくなってるわ〜」

「はあぁ・・・だめ、もう・・・やめて・・・」

息を切らしながら懇願するがフェレナさんはニコニコと笑ったまま、愛撫も続いている・・・。

「ほんと〜にやめてほしいの〜?おちんちんはまだまだ元気みたいよ〜」

フェレナさんの言葉どおり、僕のペニスは再び硬さと大きさを取り戻していく。フェレナさんは僕のペ二スに顔を近づけると・・・

れろっ・・・

「うぅっ!」

「今度はお口でして上げるわ〜。いっぱい射精してね〜」

笑顔で告げるとフェレナさんは僕のペニスに舌を這わす。ちょっと上目遣いでこっちを見ているのが色っぽい・・・。

ちゅうっ・・・ちゅ・・れろっ・・・

「あっあっあっ・・・」

フェレナさんのフェラを受けている間も風が全身を愛撫する。僕のペニスはどんどん大きくなっていく。・・・と、不意にフェレナさんがペニスから口を離した。そして、

ふううぅぅ〜〜〜〜〜

「ひゃうっ!」

ペニスに吐息を吹きかけられ、思わず跳ね上がる!ひんやりとした吐息が僕のペ二スを覆い、まるで意思を持っているかのようにふにゅふにゅとペニスを揉みしだく!!

更にあふれ出したガマン汁とフェレナさんの唾液が混ざり合い、ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立て、僕の興奮を煽る!!

あむっ・・・

フェレナさんがペニスを咥えた!しかも、いまだにペニスは先程の吐息に包まれ、揉みしだかれている!!
もごもごもご・・・・・ぢゅ・・・ごくっ・・・

「んあ!あ!あうぁっ!!」

ぢゅぶ、ぢゅぶ、むぢゅ・・・

風による愛撫とフェレナさんのフェラ・・・異なる2つの快楽が同時にペニスを襲う!!もうこれ以上は耐えられない!!!

「あぁ!・・も、も・・もうだめ・・・フェレナさん・・・」

もごもごもご・・・

フェレナさんはペニスを咥えたまま、上目遣いで僕を見上げている・・・。・・・まさか、僕が射精しないようなしゃぶり方をしているのか?

・・・だとしたら、僕が射精できる方法は一つしかない・・・ううっ!

「フェレナさん・・・出させて・・・お願い・・・イカせて・・・・!!」

僕は快楽に身を震わせながらありったけの声で叫んだ!・・・つもりだった。しかし、僕の声は今にも掻き消えそうなほど弱々しいものだった・・・

それでも、どうやらフェレナさんには届いたようだ。僕に向かって優しく微笑み・・・

カリッカリカリッ!!

「いぎぃっ!!!!」

僕のペニスの亀頭の、カリの部分を刺激する!歯を立て、甘く噛むことで快感を送り込んでくる!!

同時にペニスを包んでいた風も激しいものへと変わり、ペニスを一気にしごき上げる!!

「あああああぁぁぁぁ!イク!!出る〜〜〜〜〜!!!」

びゅぴゅうううう〜〜〜〜〜!!!

凄まじい勢いで射精する、というより、させられた!!ヨダレをこぼしながらゴクゴクと喉を鳴らして精液を飲むフェレナさん・・・飲みきれない精液が口元からあふれ出し、フェレナさんの顔を汚していく・・・
びゅくびゅくびゅく・・・ぴゅうううぅぅーーー・・・

「・・・・あぁ・・・ぃぃ・・・フェレ・・ナ・・さん・・・・・」

すさまじい快感と脱力感の中、僕はそのまま気を失った・・・



かすかに聞こえる、こぽこぽという音で僕は目を覚ました。起き上がって周りを見渡すと、フェレナさんが紅茶をカップに注いでいた。

「あら〜、目が覚めた〜。良く寝てたわね〜」

ふと見ると僕はちゃんと服を着ていた。でも、これは最初に来ていた服じゃない?

「あなたが着てた服ね〜、汚れちゃったから洗って干してあるわよ〜」

ってことは、あれは夢じゃなくて現実か・・・

「はい、どうぞ〜」

フェレナさんから紅茶のカップを受け取り、一口飲んでみる。・・・うん、美味しい。

「あとで帰り道を教えてあげるから〜、気をつけて帰ってね〜」

帰り道?・・・僕は帰れるんだ。今までどおり、旅を続けられる。嬉しいことだ。少なくとも少し前の僕なら嬉しいはずだった・・・

ちらりと隣に目をやる。フェレナさんが紅茶を飲んでいる。優しい笑顔で・・・

「あの・・・フェレナさん・・・」

「な〜に〜?」

「僕・・・ここに居たいんですけど・・・だめですか?」

僕の突然の告白に驚いて目を丸くするフェレナさん。

「あら〜、帰りたくないの〜?」

「帰りたくないわけじゃないんですけど・・・、それ以上にフェレナさんと一緒に居たいっていうのがあって・・・」

たぶん、僕の顔は真っ赤だったと思う。僕の言葉を聞いたフェレナさんはしばらく何か考え込んだ後・・・
「う〜ん、ここに居てくれるならうれしいんだけど〜。お腹が空いたらまた襲っちゃうかも〜」

僕の脳裏にさっきの記憶がよみがえる。また、あの快楽を味わう事ができる・・・

「だっ、大丈夫です!いつでも襲ってください!!」

これは本来、大声でいう内容ではなかっただろう。そんな僕を見てフェレナさんはクスクスと笑った。

「わかったわ〜。これからよろしくね〜」

その時のフェレナさんの笑顔は今までで一番素敵だった。


その後・・・

「あひっ!ひいっ!!ひいいいいい!!」

僕はベッドの上で快楽に身をゆだね、悲鳴をあげる。

「いいでしょ〜。ここも・・・ほら〜」

さわさわ ひゅううううぅぅぅ!!

「あぁ・・・すご、い・・・もっと・・・」

フェレナさんと出会ってから数日がたった。僕は毎日のように彼女と彼女の操る風で犯され、今日もすでに何度射精したかわからない。

普通なら気絶してもおかしくないほどの快楽の連続だが、僕の体は更なる快楽を欲する・・・

「あああぁぁぁ!そ、こ・・・いい・・・!!」

どんどん激しさを増していく攻めに精液まみれのペニスの先っぽが苦しそうにパクパクしている・・・

出したい!・・・もう少し、もう少しでまた射精できそうだ!!

「ふあぁ!!だ、め・・・もう・・・イグゥゥゥゥ!!!」

ヒュウゥゥ・・・ヒュルヒュルヒュルゥゥゥ・・・

「・・・えっ?あっ?」

イクッ!・・・と思った瞬間、僕のペニスをしごいていた風が消えた?フェレナさんがむくりと体を起こす。あっ・・・、目がトロンとしている・・・

「ごめんね〜。眠くなっちゃったわ〜」

「ええっ!そんな・・・もう少しでイケそうだったのに!!」

僕の叫びを聞いているのか聞いていないのか、フェレナさんは大きなあくびをしながら布団にもぐりこむ。
「続きは明日してあげるわ〜。おやすみなさい〜」」

「ちょっ!ちょっと、フェレナさ・・・」

「すぅ・・・すぅ・・・」

数秒としないうちにかわいい寝息が聞こえてきた。フェレナさんは1度寝てしまったら、どうやっても起きない・・・。

このまま明日まで我慢しろだなんて拷問だ・・・。しかし、すでにフェレナさんの快楽攻めの虜になってしまった僕は自分ではどうがんばってもイケない・・・。

こうなってしまっては僕にできることは限界まで勃起したペニスの疼きに耐えながら、フェレナさんが少しでも早く起きてくれるようにひたすら祈る事だけだった・・・

うぅ・・・早くフェレナさんが起きてくれますように・・・


Fin〜




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