昼と夜の間に


 

今日は疲れた・・・マジで今年一番。

だって、新しい取引先があんな無茶な要求をしてくるなんて聞いて無かったよ。

こんな日はいつものバーで飲むに限る。

僕は取引先よりも、仕事を押し付けた先輩への不満を打ち消すためにバーの階段を上った。

 

僕の行きつけの店はとてもいい店なんだ。

まず女の子がいない。だから落ち着いて飲める。

それから酒代もそれほど高くないから、けっこうマメに通えるんだ。

最近ではマスターが僕の顔を覚えてくれたようで、奥のいい席に通してくれる。

店の入り口をくぐるころには、疲れも半分消えているさ。

 

 

「こんばんは〜。早い時間だけどいいかな?」

僕が店に入ると、いつもはマスターが落ち着いた声で出迎えてくれるんだが・・・

店の中は、カウンターに女性が一人座って居るだけだった。

 

軽くカールした金色の髪、ちょっと肩の辺りが見え隠れする色っぽい青のワンピースを着ている。

僕の声に反応して、彼女が振り向いた。 うわっ、目が青っぽい・・・外人さんかな?

「あら? いらっしゃい。マスターはちょっとでかけているみたいよ。」

 

その女性はこの国の言葉で話し、軽く微笑んでくれた。

まず第一に、声も顔もすごいきれいな人だなと思った

・・・しかもお客さんではないようだ。

「はじめまして。レイといいます。今日からこのお店で働くことになったの。よろしくお願いしますね。」

レイさんはペコリとお辞儀をした後、にっこり微笑んでから外人さんらしくパチン、とウィンクした。

 

「こ、こちらこそ! よろしくお願いします。」

いつもみたいにマスターだけというのもいいけど、女性が一人居るだけでお店の雰囲気ってずいぶん変わる。

僕は女の子の居る店には行かない主義だけど、レイさんみたいな女性が居るのなら行ってもいいかな? と考えを改めた。

 

それにしてもマスターはどこにいったのかな? お店の中に女性だけだと不安だよね。

僕がそんなことを考えているのをよそに、レイさんはカウンターの中に入った。

「何を差し上げればよいかしら? ふふっ」

とりあえず僕はいつも飲んでいる酒を注文する。

 

なかなか戻らないマスターをよそに、レイさんと僕は他愛ない会話を楽しんでいた。

僕の仕事のこと、レイさんの生まれた国の話、この店のいいところ、お酒についてのこと・・・

でも、ホントはあんまり耳に入ってなかった。

 

僕は、目の前にいるレイさんの笑顔に見とれていた。

彼女は大人っぽく見えるけど、まだ22歳だという。

それと、どこからともなく漂ういい香り・・・おそらく彼女の髪のにおいかな?

僕は、彼女に見とれていることを悟られないように会話を続けた。

しかし、レイさんはそんな僕の目をまっすぐにジーッと見つめてくる。

ちょっとした沈黙・・・僕も彼女から視線を外せない。

 

「ふふっ そんなに・・・見つめられると、ちょっと困っちゃうよ?」

レイさんが少し顔を赤くして、いたずらっぽく僕に言う。

僕はあわてて彼女の視線をそらして少しうつむく。

すると、彼女の形のいいバストがワンピースの生地の中でプルン、と揺れているのが見えた。

 

な、何気にでかいな・・・D、いやEカップといったところだ。

しかもぜんぜん垂れてない。ブラがなかったらいわゆる「ロケット型」のおっぱいが見えるかも。

この胸で優しく愛撫されたらどうなっちゃうんだろう・・・

 

「みみみ、みてませんから!」あわてて視線を上げる僕。

その僕に微笑みかける彼女・・・再び僕は彼女にまっすぐ見つめられる。

心なしかさっきよりも彼女がきれいに見える。

そんな僕を見て、ますますかわいらしい笑顔をするレイさん。

彼女がチラリと店の出口のほうを見て、軽いため息をついた。

 

「なんだか、マスターも帰ってこないし・・・私も飲んじゃおうかなっ。 おとなりいいかしら?」

特に断る理由もないので、僕は軽く頷いた。

「ありがとう、ちょっと待っててね。」

彼女はカウンターの戸棚の中から、僕がいつも飲んでいる酒を取り出した。

「私もこのお酒好きなの。故郷のお酒と同じ味がして。」

空のグラスに氷を入れて、レイさんは僕の隣に座った。

彼女はさっきの話の続きをしてくれた。

故郷には男性が少なく、結婚するのが難しいという話だった。

でも、レイさんほどの美人ならすぐに相手も見つかるのだろう。

「だいじょうぶですよ!」と僕は彼女に笑いかけた。

 

カウンター越しでは気づかなかったけど、僕の隣に座った彼女は想像以上にスタイルがいい。

形も良く大きなバストをさらに強調させるように、花瓶のようにくびれた腰。

引き締まったヒップ。少し短めのワンピースから伸びるしなやかな脚。典型的な美脚だ。

 

胸が大きい人は足が太いことが多いのに、彼女はまるでレースクイーンのようにまっすぐだ。

僕は特に脚フェチではないけれど、彼女の脚はきれいなほうだとおもう。

「私の脚ってそんなに気になるのかなぁ? ちょっと触ってみる? うふっ」

レイさんは、自分の美脚から目が離せない僕に気づいて、僕の顔を覗き込んできた。

 

「ち、ちがいます!ぼくはっ・・・」

僕の様子を見て、ふっと軽くため息をつく彼女。

「なんだかみんな、私の体のことをジロジロみるのよね。それで前に勤めていたお店もやめちゃったの。」

彼女ほどきれいな人ならそれもしょうがないだろうと思いつつ、僕は相槌を打った。

レイさん自身は自分の体は未熟だし魅力が無いという。

それでも自分を求めてくる男性に嫌気がさして男性不信だといった。

 

少し酔いが回ってきたのか、レイさんの口調が少し変わってきた。

「あなたも私の体しか見てくれないのかしら?」

「そうですね、ぼくも・・・え! いや、ちがいますよっ」

あわててハッとする僕の言葉をさえぎって、彼女が僕の頬に手を添えた。

先ほどまでの「営業用」とは少し違うまっすぐな視線。

「さっきから気になってたの。 きれいな瞳・・・しているのね。」

レイさんの瞳に吸い込まれるように、僕は身動きできないまま彼女に唇を奪われた。

 

僕の上半身の力が抜ける。逆に下半身がどんどん熱くなっていくのがわかる。

かつて無い陶酔感に襲われる僕。彼女とのキスだけでこんなになるなんて・・・

恍惚状態の僕には、彼女の青い目の色が少し変化したことなど気づくことは無かった。

 

 

僕は何度も何度も彼女にキスをされた。

彼女の舌が僕の口の中で踊るたびに、僕の心の中で幸せな気分がどんどん高まってくる。

完全に彼女の誘惑に魅了されている状態なのだが、その危険性が僕には全くわからない。

 

しばらくして彼女の熱いキスから、僕の唇はいったんは解放された。

しかしまだ僕自身はトロトロに溶かされたままだ。頭の中では彼女にキスされっぱなしなのだ。

ハァハァと荒く息を弾ませる僕を見て、レイさんはクスクスと笑った。

そして彼女が次にとった行動は、とても大胆なものだった。

 

「ねえ? もしもこんなふうにされたらどうなっちゃう・・・?」

彼女は僕の指をぱくっと咥えて、ペロペロと舐め始めた。

僕の視線は彼女の擬似フェラチオに釘付けになった。

チュポッ、チュプチュプ・・・ちゅちゅちゅうう〜〜〜

 

その動きはただ単に指を舐めているだけというには妖艶すぎた。

指だから耐えられているけど、同じことをペニスにされたらおそらく一分と持たないだろう。

体を伸ばしきって、無様に射精してしまう自分の姿が容易に想像できた。

目をつぶって懸命に指を舐める彼女の顔を見てるだけでも、僕は射精してしまいそうだった。

無意識に下半身に力が入る。

 

「ぴちゃ、ぴちゅ・・・・・・ねえ、ちゃんと我慢できてる? ふふっ」

上目遣いでレイさんが僕に尋ねてくる。

僕は空いている方の手で自分の股間を押さえながら、コクコクと頷いた。

もうすでにペニスはパンパンになっているけど、自分でこすってもイケない!?

「はぁっ、それ・・・え、エロすぎるよ!!」

「あはっ! そんな切なそうな顔しないでよ。後でちゃんとシテあげるから、ね?」

 

僕の反応に気を良くしたのか、今度は僕の指をやさしく握ってリズミカルにしごきはじめる。

レイさんの唾液が僕の指を絡めとり、クプクプと泡を立てる。

「私、あなたをこうやって気持ちよくしてあげたいの。この技も自信あるよ?」

レイさんは、少し笑ってから両手で僕の人差し指をしごき始めた。

 

その言葉どおり、彼女の指は触れるか触れないかの刺激を何十回も繰り返して僕をじれったくさせた。

こんな指使いでペニスをもてあそばれたら、どんな男でも屈してしまうかもしれない。

見ているだけでここまで興奮させられたことは無かった。

彼女の手が僕のペニスを何回も射精させているところを想像してしまう・・・

 

彼女は僕の指を下から上へしごきあげ、彼女の指先が亀頭を責めるような動きをする。

小指から人差し指が、しなやかに動き僕の指を刺激する。親指は交互に円を描くように僕の指を愛撫する。

「先っぽの部分は、こうやって・・・柔らかく揉みほぐすのよ。キミ、何分耐えられるかなぁ? ふふふ♪」

僕の指先は、彼女のテクニックによって溶かされているようだった。

でも本当に溶かされているのは、僕の心・・・

 

「ほぉら・・・だんだん熱くなってきたよぉ・・・ほらっ、もっと感じてぇ!」

クシュクシュクシュ・・・シュッシュッシュルルル・・・

彼女の言葉に僕のペニスがいちいち反応する。

まったく触れられてないのに腰が小刻みに動いてしまう。

早く触って欲しい!その願いが、彼女の指の動きとともに股間に集中してくる。

「あ、ああぁ!レイさん・・・・はゃ・・・く・・・うぅっ」

ぼくはすでに腰をよじらせ始めていた。

レイさんの目は相変わらず涼しげに僕の瞳をまっすぐに見つめている。

 

彼女の目は優しく微笑みながらも、まるでこう言っているかの様だった。

(他愛ないわね、もう腰がガクガクじゃない。少し触っただけで大爆発しちゃいそうだわ。ふふっ)

僕はますます羞恥で顔を赤く染めるしかなかった。

 

彼女のふとももが、僕のほうにスーっと近づいてきた。

僕にはわからないくらいゆっくりと・・・・・・そして、ほんの少しだけ

ズボンの上から僕のペニスに触れた。

「!!!」 ガタンッ

突然の刺激に、僕は思わずイスごと腰を引いてしまう。

「きゃはっ かわいい〜〜〜」

 

「こんな簡単に私の言葉責めに反応するなんて・・・ふふっ でも、もうちょっと弱らせちゃおうっと♪」

彼女の目がきらりと光って、今度は僕の上半身全体に軽いキスを広げてきた。

服の上からなのに、すごく感じる・・・

「まだあなたのあそこは触ってあげないわ。我慢してなさい・・・」

舐めるようなキス、吸い付くようなキス、時間が経つごとに僕の体は彼女のキス漬けにされていった。

 

彼女にキスされた体の部分は、ぜんぜん力が入らなくなってしまう。

そのかわり、ずっと快感が少しずつ積もってゆく感じ。

「ふふっ、もう天国の入り口かしら? あっちへいきましょ。」

僕が手足を動かせないくらい脱力したのを確認してから、彼女は僕をソファーに横たえた。

 

青いワンピースを静かに脱ぎ捨て、全裸になる彼女。

透き通るような肌は弾力をともなって怪しく輝き、今まで隠れていた大きなバストがあらわになった。

くびれた腰からストレートに伸びる長い脚が、バストの形のよさをさらに際立たせる。

右手で自分の左の乳首をこりこりともてあそびながら、彼女は僕をジーっと見ていた。

 

「さて、この子はどうやって食べちゃおうかな〜〜?」

彼女は僕に近づいて、腰を曲げて中腰になった。

僕の体を隅々まで観察しつつ、服を脱がせてきた。

彼女の大きく美しい胸がプルッと揺れている。

僕は彼女への恐怖感と、それ以上にこれからの期待感で身動きができなかった。

 

彼女がポツリという。

「元々わたしはスキュラ・・・人外の魔物なの。でも、この世界で過ごすために見た目は普通の女性よ」

彼女は自分の髪を掴むと、思いっきりグイと引っ張った。パサリと地面に落ちる金色の髪・・・

なんと今までの髪はウィッグで、その下から流れるような黒髪が現れた。

 

同時に、彼女から発せられる魅惑の香りも密度を増した。

「髪の色と瞳の色は適当にごまかしておかないと・・・ハンター達に気づかれるとイヤなの。」

彼女は自分の手で長い髪をとかすと、髪の毛をひとつに束ねた。

 

その香気に僕のペニスが無意識に反応してしまう。

「あら? もしかして・・・長い髪が好きだったの? キミのあそこがピクピクンって反応したわよ、今」

彼女が言うとおり、僕は長い髪の女性が好きだった。

 

「私の見た目は人間と同じ。ただし、種族としての能力は備わってるの。たとえばこの指で、あなたのペニスをなでなでしてあげるとね・・・」

僕の股間に彼女の手がすっと伸びてきた。すでに僕のペニスは天井を指している状態だ。

 

彼女の指はつるつるしているのに表面がしっとり濡れている。でもなにかおかしい・・・?

そのしっとり感がどんどん増してきて、あっという間に彼女の指先は粘液で包まれたようになった!

「こうなるのよ。たまらないでしょ? ふふっ」

 

グシュッ、グリュ・・・ヌリュ、と音を立てて、彼女の指が僕をしごき上げる。

そのたびに何の痛みや抵抗も無く快感だけが僕の神経に送り込まれる。

不自然なほど純粋な刺激に、僕は喘がされる。

「はぁっ、レイさ・・・これ・・・すごい!!! 我慢が・・!」

彼女は僕の目を見つめながら、僕がどれくらい快感で犯されているのかを確かめているようだ。

 

「気持ちいいのを我慢しようとしても無駄よ。一滴残らず私が搾り出してあげるわ。あなたの命も最後まで、ね?」

相変わらず彼女は僕の目を見たまま、優しい愛撫を続けてくる。

「い、命?? そんなに・・・はぅっ・・・!イヤだ!!」 クニュクニュクニュ・・・

「へえ、抵抗するのね? えらいわ。ますます精の味が良くなるから。」

もしも顔色を変えて性感帯を見つけられでもしたら・・・精液と一緒に命までも奪われてしまうだろう。

 

僕はギュっと目をつぶった。これで防御力は上がるはずだ。

「あなたが抵抗するほど、あなたの限界が浮き彫りになるわ。その抵抗する心も私のテクニックでやわらかくしてから溶かしてあげる。」

余裕たっぷりの声で、彼女はしゃべり続ける。

 

その間にも僕の下半身を彼女の指先は這い回る。

「私の両手と両足全ての指にこの能力があるの。それと、キスした時に気づいたかしら? 私の舌先にも同じ効果があるわ。」

そういいながら、僕の衣類を全て脱がせて体全体にヌルヌルを広げてくる。

 

僕の体の上に、彼女は完全に覆いかぶさった。それはまるで獲物を捕食する蜘蛛のようだった。

彼女の美脚が僕の下半身を撫で回し、彼女の形のいいバストはなめらかに僕の上半身を蹂躙する。

粘液には催淫効果があるようで、僕の体はどんどん火照ってゆく。

 

「ねえ、みて? あなたのふとももに私の脚が絡んでるよ・・・くすっ♪」

彼女に促されて脚のほうを見ると、シュルシュルと彼女の美脚が僕の上を泳いでいる。

その動きがもたらす心地よさは、確実に僕の足から抵抗力を奪っていった。

「前に私の膝裏でペニスを挟まれた人、どぴゅどぴゅ〜〜ってずっとイきっ放しになっちゃったのよ?」

僕のペニスは彼女の膝裏に挟まれては居ないが、その刺激はとても耐え切れるものではないと容易に想像できた。彼女は続けた。

「うふっ、このままだと脚フェチになっちゃいそうね? 脚奴隷の資質は充分だわ。こっちのほうはどうかなぁ?」

彼女は脚の動きを穏やかにすると、今度はその大きな美乳を僕の胸に擦り付けてきた。

 

「私の胸で撫で回されただけで、気が狂いそうでしょ? これでキミの元気なところを挟んであげようかしら?」

彼女の胸がツツツーっと僕のおなかをすべる。

そして一瞬だけ、ペニスをパフッと挟み込んで解放する。

たったそれだけのことで、僕のペニスには射精信号が出されてしまう。

「あぁっ!!」 自然に腰が跳ね上がる!!

「これだけで感じちゃうの〜? じゃあ、もっとしてあげる! えいっ♪ えいっ♪」

ジュポッ、ジュポッ、と彼女の美乳に埋め込まれる僕のペニス。その光景だけでも、すでにイキまくっててもおかしくないのだが、彼女は射精の限界を推し量りながら僕に快感を刷り込んでいく・・・

 

「ずっと挟んでたら、それだけでオッパイ奴隷になっちゃうね? くすっ」

そして僕の顔を両手で挟みこんで、熱いキス・・・この刺激には慣れそうも無い。

「私と最初にキスをした時点で、あなたは私に食べられているのよ。」

彼女の美しい指が僕の耳の穴の中に入り、ヌルヌルにしていく。

その間にも僕の唇は奪われ続け、キスの回数が増えるたびに頭の中に霞がかかっていく。

 

 

 

やばい、ここから抜け出さなきゃ・・・

快感で意識がぼやけつつある僕の視界に、白いシャツを着た男が店の入り口のほうに転がっているのが見えた。

あ、あれは・・・この店のマスターだ! マスターは僕より先に彼女の餌食になっていたんだ。

 

精を吸い取られ、もはやピクリとも動かない彼のようにはなりたくない。

それ以前に、このまま男として負けるわけにはいかない!

僕は利き腕に体中の力を込めると、いきなり彼女のクリトリスに手を伸ばし、思い切りひねりあげた。

 

さすがの彼女もこの反撃には驚いたようだ。

「きゃっ、なに? なんでいきなり動けるのよ! アァ〜ン♪」

僕の不意打ちに思わず彼女の口から嬌声が上がる。

よし、反撃のための突破口が開けそうだ

 

彼女との密着状態に危機感を覚えていた僕は、彼女の肩を掴んで離そうとした。

しかし力が入らず、うまく手が動かせない。

相手がパニック状態のうちに先手を打たないとダメだ・・・

ここは一気に攻めないとまずいと判断した僕は、いきなり彼女に挿入して腰を突き上げた。

 

「ああっ、あぁん♪ ステキ! だめ、感じちゃう!!」

彼女のマンコは何の抵抗もなく僕のペニスを飲み込んだ。

それほどのキツさもなく、出し入れするにはちょうどいい感触だ。

これならいける!!

愛液を撒き散らしながら、彼女の腰を掴んで僕は一心不乱に腰を振り続けた。

 

幾度も腰を打ち続ける間、彼女のあえぎ声が途切れることが無かった。

ただ、5分も経たないうちに僕のスタミナはだんだんと落ちていく。

腰の動きが鈍くなってくると、彼女の息の乱れも落ち着いてきてしまった。

「くすっ、もうおしまいなの?」

僕はハッとして彼女の顔を見る。目の輝きが戻っている。やばい!

キュッ、キュキュキュ〜〜〜〜〜!!!

「うあっ! な、なんだこれ・・・膣の中がいきなり・・・!!」

「なかなかいい感じだったけど、ここまでね。じゃあ、いっぱいお返ししてあげる♪」

 

彼女は騎乗位の体制に僕を押し倒してから、僕の両手を頭の上で交差させた。

「くそっ! はなせ!!」 弱弱しい抵抗を見せる僕。

「だめだめ♪ 今度はキミがおとなしくなさい?」

抵抗しようとする僕を見て、彼女はさらに丁寧に僕をもてあそぶ。

 

彼女は片手で僕の両手を拘束して、あいている方の手を顔の前でひらひらさせた。

「なぁに? もしかして苦しいのかしら? じゃあ、もっと快感で満たしてあげるね」

彼女の指が催淫薬をヌルリとにじませ、再び僕のペニスをこすりあげる。

しゅるしゅる・・・シュシュ・・・

「ちょ、ちがっ・・・ぅ!!あぁぁあああ!!」

すでに性感を高められている僕には痛いほどの刺激だ。しかし拒めない。

 

さらに彼女は束ねている黒髪を解いて、僕の首に巻きつけた。

甘酸っぱく怪しい香りが僕を包む。

「もう抵抗しようなんて思わないように、私の香気であなたを縛ってあげる」

 

彼女の髪の香りを直にかがされた僕に、彼女は命令した。

「今度は私のあそこを気持ちよくして。」

次に彼女は、黒髪の戒めを解くとソファーに横たわる僕の顔にマンコを押し当ててきた。

 

さらさらとした愛液がとめどなく流れているのがわかる。

「さあ・・・一滴残らず舐め取りなさい」

クイクイッと彼女の腰が前後して、僕の鼻先が彼女のしずくで濡れる。

僕は彼女の命令に逆らえない。

それ以上に、彼女の愛液が甘く美味しくてコクコクと飲んでしまう。

 

かなり強烈な催淫効果があるのだろう。意識がますます朦朧としてくる。

「いいのかなぁ?そんなにいっぱい飲んじゃって・・・ふふふっ」

マンコが感じるポイントを探すかのように、彼女は腰を8の字に動かした。

そんな言葉を気にもせず、一心不乱に僕は彼女に奉仕した。

 

「もういいわ。 上出来よ、ふふふ♪」

いきなり彼女のマンコが、スッと僕の口から離れた。名残惜しい・・・

彼女の愛液をほぼ全て舐めきった時、僕の心臓が今までに無いほどドクドクとしていた。

「もう病み付きね? これであなたは、完全に私たちの虜・・・。」

 

 

 

 

このまま彼女に全てを搾り取られてしまうのか・・・僕はもうほとんどあきらめかけていた。

その時、ボーン、ボーン、ボーン・・・店の時計が7回鐘を鳴らした。

それと同時に彼女の愛撫がピタリと止まった。

 

「あら、残念ね。」

それほど残念そうでない声で彼女が言った。

僕は恐る恐る目を開けてみた。

すると彼女の体の色がだんだんと薄くなっていくところだった。

 

「もうちょっとで完全にあなたを落とせたのに・・・運がいいわね?」

左手が動く・・・僕は自分の体に自由が戻っていることに気づいた。

よろよろと立ち上がった僕の目に、店の窓に光る星が見えた。

 

「私たちの種族は夜には活動できないの。そういう決まりなのよ・・・」

とりあえず僕は助かったらしい。

でも、さんざん搾り取られたあとだから体が悲鳴を上げている。

彼女は最後にこういい残して消えていった。

 

「昼と夜の間に、また会いましょう? ふふっ♪」

 

 

END

 


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