愛情調教サキュバスさん




「ギギギ、現れおったか。薄汚いニンゲンめ!」

全く、薄汚いのはどっちのほうだよ。

ここは”最果ての森”の奥深く。

俺はゴブリンどもに囲まれていた。

数にして、数十体。

手前の木の上にも、向こうの陰にも、あたり一面緑色の森ゴブリンだ。

それぞれ、短剣や小さな弓で武装している。

武装してはいるものの・・一向に攻撃してくる様子はない。

「おまえたちが束になろうと、俺に勝つことはできない。」

俺は、羽根飾りを頭につけたヤツに言い放った。

こいつが族長らしい。

俺がこの森に来たのは、こんなヤツラと戦うためではない。

大魔王が遣わしたサキュバスを探し出し、倒すためだ。

そのサキュバスは、正確にはエルダーサキュバスという種族だ。

そいつの持つ魔力はもちろん危険だが、生殖能力が非常に高く、男の精液が手に入れば、

一週間に一人、ボロボロと子供を産み落とすという。

娘たちは3ヶ月でほぼ成体になり、それぞれ男を捕まえて妊娠する。

こいつらを放っておけば、世界がサキュバスに埋め尽くされてしまうこと請け合いだ。

幸いにも、こいつは長く封印されていたのだ。

大魔王によって封印を解かれたとはいえ、何世紀もの眠りから目覚めたばかり。

魔力も生殖能力も完全に回復しきっていない。

俺は、この絶好のタイミングをついてサキュバスを倒しにきたのだ!

「おまえら、この辺に強い悪魔がいるはずなんだが知らないか。大魔王の手先なんだが。」

ダメもとで聞いてみる。

「ギギ、おまえは、その悪魔を探しにきたニンゲン、か?」

「そうだ。」

「ギギ、ムルマナ様に餌食になるがいいギギ!」

ムルマナ?

それが、そのサキュバスの名前なのか?

「ムルマナはどこにいる?」

「・・ここよ。」

耳に心地よい、小鳥の囀りのような声。

俺は瞬時に振り返り、声のする方向に向き直った。

ムルマナは、俺のすぐ後ろ。

木に傍に立っていた。

距離にして3m。

俺は剣と盾を構えた。

ムルマナというエルダーサキュバスは、恐らく、彼女の本当の姿を晒していた。

蒼白な肌、ふっくらとした体つき。

特に、胸や腰、太ももの曲線は青年誌のグラビア美少女も敵わないくらいだ。

腰まで伸びた漆黒の髪がそよ風に揺れる。

彼女は、じっと俺のほうを見ているらしかった。

らしい、というのは、彼女には目がなかったからだ。

彼女の顔は、美しい眉毛と鼻、耳、そして頬を備えているものの目がないのだ。

口は・・彼女のもっとも美しからぬ部位だった。

左右に大きく裂け、無数の歯が上下に飛び出している。

この口でフェラチオされれば、男根が血まみれになりかねない。

服装は、そもそも服装と言えるものかどうか疑わしかった。

紺色のパンティが性器を隠しているだけで、豊かな乳房はあらわになっている。

背中に生える大きな蝙蝠の翼がゆっくりと伸びた。

「綺麗な瞳をしているわね。私を殺しにきた人間だなんて、信じられない。」

「悪いけど、この世界を魔王の軍勢に渡すわけにはいかないんだ。」

「あの人たちに何ができるというの。かりそめの支配者になることで精一杯よ。」

「そうさ、仮に魔王がこの世界を支配しても、人間は反乱を起こすだろう。」

「いいえ、そういう意味で言ったのではないわ。人間は魔王の軍勢よりも無力よ。」

「では、誰が魔王の支配を覆すというんだ。」

「私たち、淫魔族よ。」

彼女は自信たっぷりに言った。

「本気で言っているなら、俺はやはり、あなたを倒さなきゃいけない。」

「うふふふっ。あなたに何ができるの。そんなオモチャみたいな剣で。」

「何ができるか、今見せてやるよ。」

「待ってよ、レディに野蛮なことするつもり?私、暴力はいやよ。」

「いやって言われても・・」

「うふん、そうね・・互いに愛情を注ぎあって、先に溺れてしまったほうが負け、というのはどう?

敗者は勝者のしもべとなって、永遠に愛し、愛され続けるのよ。」

「そんなの、俺が負けるに決まってる。」

「じゃあ、毎日練習して、一年後に決闘するっていうのはどう?その決闘までは、私、あなたに身も心も捧げるわ。」

「そんなこと、急に言われても・・」

「一緒に冒険するなら戦力になるし、私生活でも、アッチでもコッチでも役に立つわよ。」

「そんな話、俺、信用できないよ!!」

「三日も一緒にいれば、信用してもらえると思うわ。」

「だ、だいたい、魔王の手先と三日も一緒に過ごすなんて・・」

「あら!酷い言い方じゃない。私が魔王の手先ですって?私はただ、あの人に目を覚ましてもらっただけよ。

私は手先でもなんでもない、好きなようにやってるのよ。」

「よく言うよ。だいたい、ここで何をしていたんだ?」

「ゴブリンと人間の掛け合わせの研究よ。」

「なっ・・!」

「ゴブリンの愚鈍さと人間の戦闘能力を合わせれば、そこそこ使える雑兵を作れるからね。」

「なんて恐ろしいことを・・」

「ふふっ。完成品が街を襲うようになれば、あなたは間違いなくここを攻撃しにくる・・そこで、あなたを捕まえる。

あなたを捕まえたら、あなたの種で、子を増やすの。」

「残念だけど、完成品ができあがることもないし、君が俺を捕まえることもない!」

「なによ・・明日の夜には、ドピュドピュって私の口の中にミルク出しまくってる分際で・・」

「なにぃ!」

「ギギ、貴様はムルマナ様の奴隷になるギギ!」

族長ゴブリンはぴょこんと飛び跳ねて、武器を振り強がってみせる。

「いいわよ、むーちゃんの本気を見せてあげる。」

そう言うと、ムルマナは短く鋭い声で呪文を唱えた。

ドーンという轟音とともに、ムルマナが光に包まれる!

「うおっまぶしっww」

一瞬俺の視界が真っ白になる。

数秒後に視力が戻るや否や、俺は目の前の光景に唖然とした。

「やっほー!ヒロ君!」

エルダーサキュバスのムルマナ様。

いったい、何をどう間違えたのか、俺の世界の女の子に化けやがった・・

ムルマナがいたところに立っているのは、どこからどうみても、俺の世界に住む”女子高生”だった。

白と紺色、そして赤いネクタイが眩し過ぎるセーラー服のカラーリング。

先ほどまでとはうって変わって健康的すぎるつやつやな肌。

髪の長さは変わらないものの、色は栗色になっている。

しかも、両手で学生カバンを持っているではないか。

俺を萌えあがらせる策略なのか、かなり凝っている。

しかもさっきヒロ君といっていたな・・

ヒロ君というのは、俺が高校生だったときに女子に呼ばれていたあだ名なのだ。

過去形であるところが少し悲しい。

と・・女子高生と、目があった。

ぐ、ぐぅ・・

か、かわゆい。

心臓がバクバクいってる。

クリクリっとした二つの目が俺を見つめ、すぐにっこりと微笑んだ。

細すぎず、太すぎない絶妙な顔だち。

頬が特に美しい。

ぽっちゃりとした体つきも、俺ごのみだ。

「エヘへ・・ヒロ君のお嫁さんになりたいな〜♪なーんてね。」

「ムルマナさん・・さすが、サキュバスですね。」

「ムルマナじゃなくて、ムぅ子。むーちゃんでもいいよ♪」

むーちゃんは、そういって俺のほうに歩み寄ってくる。

たじろいで、後ずさる俺。

体が固い。

こりゃ本能的にヤバイ。

まじでヤバイよ。

超ヤバイ。

何がヤバイって、俺の精神がこの娘を初恋の相手みたいに認識しちまってる。

頭の中で、ヤバイの文字が無数に浮かび上がってくる。

トコトコトコ・・

俺の数歩前まで歩み寄ったそのとき。

俺の、異世界から召還された英雄としての本性が復活した!

シャキーン!

考えるより先に、剣の切っ先が舞った。

しかし、相手を斬ることはない。

ムルマナのずっと手前で、切っ先が彼女を指しただけだ。

「あんっ!?・・いけずぅ・・さすがは、魔王が苦戦するだけのことはあるわね・・ちょっとかっこいいよ、君。

って、こんなタイミングで、こんな風に警戒されるのは予想外だったけど。どうして・・」

一瞬前までニコニコしていた彼女の表情は神妙だった。

「どうして、そこまで人間でないものを拒絶するの?私は、あなたに受け入れてほしいから、こんな姿になったのよ。」

「俺が受け入れれば、君はどうせ・・俺を食い物にして利用するんだろ?」

「それは、あなた自身の意志の問題よ。あなたの意志が私より強ければ、私はあなたのしもべになるわ。

私が強ければ、逆の結果になるだけ。」

「君の言うこと、俺には理解できないよ。俺を奴隷にしたいのか?」

「少し違う。でも、あなたなら分かってくれる。ううん、分かってくれるわ、きっと。」

可愛い。

できれば、この子と戦いたくない。

いや、できればじゃなくて・・とにかく戦いたくないんだ。

本当に可愛い!

ムルマナは数歩下がって、黒い皮カバンに右手を突っ込んだ。

ぱっとカバンから何かを取り出す。

どこでもドアか!?

違う!

その手は輝きに包まれ、幾筋もの光がすごい速さで俺に向かってきた!

俺は、その光を認識することはできても、かわすことはできない。

光の筋たちは、俺の脚、腕に絡みついた。

まるで意思をもったロープが俺の体を束縛するように・・

しまった!!拘束具か!

そう思ったときはすでに遅く、俺の手足には白く輝く鎖が巻きついていた。

「ごめんなさいね、強制的な陵辱は・・特にあなたみたいな素敵な人にはしたく

ないんだけど・・でも、あなたは信念のある人だから、こうせざるを得ないのよ。」

「どうするつもりなんだ。」

「決闘のための練習をするのよ。」

「ま、まだそんなことをいうか!」

「だって君の精子、おいしそうなんだもん・・お嫁さんになってあげるから、私の奴隷になって・・」

ムルマナ自身、俺に萌えてしまっているのか、言ってることがもはや意味不明。

い、いや、そこまで興奮しているということは、どう陵辱されるか分からんぞ。

童貞なんだよ、俺。

性的な快楽を愛情たっぷりで与えられたら、ホント、いつまで”異世界から来た英雄”でいられるかわかんねえ。

キュッと鎖が引かれる。

俺の体に絡んだ鎖の端っこは、その辺の木の幹に絡みついていた。

「うっ!?」

両腕は上に、両足は下に引っ張られる。

キリキリ・・

鎖自身が勝手に動いて、俺の体を大の字にするように引っ張ってくる。

むーちゃんはトコトコとこちらに近寄り、俺の頬に鼻先をくっつけた。

「今夜は君の好きな物作ってあげるから、この状況、許してよね。」

むーちゃんの匂い。

脳髄を痺れされる甘酸っぱい果実の香り。

鼻先を離すと、むーちゃんはそっと俺の頬に唇をあてた。

「うふん、二人、結ばれちゃおうね♪」

キリキリ・・

さらに鎖が張る。

彼女は、俺の顔から頭を離し、俺の胸元に手をあて愛撫する。

禁断のセーラー服を着た美少女に、俺、陵辱されるんだ・・

「あぁん♪おいしそう♪赤ちゃん、たくさん作ろうね?」

つい見つめ合ってしまう。

キリキリ・・

俺は、立った姿勢のままで宙に吊り上げられて大の字になった。

「えへへ、英雄を処刑しちゃうわよ♪でも、あなたはすぐ、私の恋人として生まれ変わるの♪」

むーちゃんは、地上数センチに吊り上げられている俺の左右の太ももに触った。

綿のズボンの上から、細く華奢な指が、太ももを上へ上へとなぞっていく。

くすぐったい感触が股間から背中にのぼり、俺のうなじをムズムズさせる。

「くはあっ、やめれ〜・・」

「サキュバスのおフェラに耐える練習よ。」

「や、いやぁっ。」

「大丈夫よ、練習だから。でも練習だから、何回もしてあげるね♪」

むーちゃんは、俺のベルトをはずし、するりと灰色のズボンを脱がせる。

水色と白の縦じま模様の俺のトランクスが姿を現した。

この世界に来る前に、アパートの近くのウニクロで買ってきた安物である。

そのトランクスの真ん中あたりには、そそり立つ丘があった。

「うふふ、すっかり準備できてるじゃない。」

「あうっあうっ〜・・」

こんな可愛い子にこんなことされたら、そりゃ勃起しちゃうよお・・

むーちゃんはかがんで、顔の高さを俺の股間にあわせる。

と・・!?

「お口とおててでたっぷり愛してあげるわね?」

むーちゃんは、ずるりとトランクスを下ろし、カチカチになっている皮かぶり棒をつまんだ。

「童貞だけに包茎なのね。むーちゃんが包茎さんを剥いてあげるね♪」

「ああっ、むーちゃん、お願い・・」

左手でちん○の先っちょから皮をむき、右の手のひらで竿を包みこむ。

親指で竿の下側、ほかの指で竿の上側を触ってシコシコ。

「うっ!?」

単なる手コキだというのに!

手で触られた部位が敏感になる上、ちょっとでも触れたところに残留快楽が留まる。

シコっ、シコっ。

3回右手で往復されただけで、もう何往復もされたみたいだ!

俺はもうたまらなくなってしまった。

「むうちゃん、も、もうイク!イキたいよおっ!!」

ごぽっとカウパー液が噴き出してしまう。

鈴口からもよもよと糸をひいて滴る透明なエキス。

「あーら勇者さまぁ、サキュバスに触られただけで種を捲いてしまうんですかぁ?」

「も、もうだめ、だめ、だめ!!」

6往復目。

「ダメダメ、まじでイク、むーちゃん、むーちゃん・・」

「むーのセーラー服に、ミルクいっぱいかけてくださいね♪」

その言葉に俺の思考回路が焼ききれてしまう。

むーちゃんの右手が、根っこから亀頭へひときわ強くしごいたとき。

俺の白濁した愛情が、むーのセーラー服にほとばしった。

どっぴゅーーーーーッ!

鋭い快楽とともに、俺の感覚はペニスに集中した。

「やん♪濃ゆい・・」

セーラー服の胸元に、俺の種が捲かれる。

「勇者様の精液、むーの服にかかってる・・嬉しい・・」

どっぴゅぅ、どっぴゅんどっぴゅん、どぴゅ、どぴゅ、どぴゅぅ。・・どぴゅ。

勢いを失って飛び出てきた第二波目以降も、むーの肩や腕、赤いネクタイにかかってしまう。

「はぁはぁ・・はぁ、すげぇ・・」

「ねぇねぇ、私たち結婚したら、いつでもこんなことできるのよ。」

「ら、らめぇ・・結婚・・はぁはぁ・・らめえ・・むーちゃん・・すきぃ・・」

「うふふ、結婚ダメなの?したいの?どっちなのよ?」

「すき、すき、でもらめぇ・・」

「はっきりしない子は、もっとミルク搾って懲らしめなきゃね☆」

射精はとっくに終わっているのに、まだ射精が終わってないような疼き。

ペニスがジンジンして、精子を搾られたがってる!

こんな状態では、ちょっとの刺激でまた射精してしまう!

「うふふふ、いただきまぁす。」

セーラー服姿の美少女は、俺の両足の付け根に手をおくと、亀頭だけを口に含んだ。

チロチロ♪

チロチロチロ♪

むーは、亀頭を口に含んだまま、鈴口周辺を徹底的に舌先でくすぐる。

「く、くは、くっ・・」

上下左右万遍なく速いペースで舌先が責めてくるため、快楽はドンドン蓄積され

るばかり。

わずか10数秒で、俺は絶頂を迎えてしまった。

「むーちゃん、イクッ!!」

どおっぴゅ!

白濁した愛が口内ではじけた瞬間、むーは目を閉じて恍惚の表情を浮かべた。

どぴゅっ、どぴゅっ・・どぴゅ、どぴゅ。

サキュバスの口の中に、精子を流し込んでしまった・・・

むーは顔を赤らめて、コクコクと精子を飲み下す。

「あーーっ、あああっ、はぁ・・むーちゃん・・」

むーは一しきり飲み下すと、再び右手で竿をシゴキ始める。

うくっ、一回目の射精以上にペニスは高まってしまっている!?

射精すればするほど、ペニスに快楽が残り、射精しやすくなるということか?

だとすれば、俺は、サキュバスの甘い罠にはまってしまったことになる。

く、くそう・・

シコシコ。

シコシコシコ・・

どうやったらこの状況を切り抜けられ・・

と、考える間もなく、おちん○んがむずむず。

そしてまた絶頂。

全身がびくんと震えて、むーの口内にイカ臭いミルクを流し込んでしまう。

どぴゅどぴゅどぴゅ・・

むーは頬をチュボチュボと窄めながら、次々と愛の種を飲み込んでいく。

飲み込みつつ、竿をしごいて射精を促す。

終わらないサキュバスの手コキ。

ペニスはますます硬度をまし反り返る。

「え、あ、あ、あひぃ・・」

むーの手が前後するたびに、俺の体は快楽に打たれビクビクする。

シコシコ・・シコシコ・・チロチロ・・

手コキだけでなく、舌責めも始まる。

このままじゃ持たないよ、そう思ってる間にまた絶頂。

びゅっ!どびゅっ、ドクン、ドクッ!

ゴクゴク。

むーはすうっと頭を引いて亀頭を吐き出した。

頬が赤いあたりが、ものすごく可愛い。

むーが欲しい。

むーが愛しすぎるよ。

「おいしいよ、君の精液。濃くて、甘くて・・」

「はぁはぁ、むー・・ちゃん・・」

「おいしいミルクを出してくれたお礼に、交尾させてあげる♪」

「こ、交尾・・」

俺の頭は真っ白になった。

このセーラー服美少女とセックスできるのか!!

「えへへ、今ならしたいよね?おちんち○疼いてるでしょ。何度射精してもいいよ。

子宮で、赤ちゃんの部屋で種を受け止めてあげるからね。」

「むーちゃん、愛してるよぉ・・」

「私もヒロ君のこと大好き。胸がドキドキしてるの。」

むーは立ち上がると、プリーツを捲りあげた。

プリーツの下は、紺色ブルマーと肉付きのいい太ももである。

その光景を引き金に、俺の心臓は壊れそうなくらい高鳴ってしまう。

「受精まではしてあげないけど、ミルクを子宮に流し込むのは許してあげるからね。」

「う、うん。」

「好きなだけ遊んでいいからね♪」

両手でプリーツの裾を胸のあたりまで捲り上げたまま、むーは、ブルマを俺の肉棒に押し付ける。

「あん、ここじゃないわ・・えっと、この辺かしらね。」

むーはもじもじと腰を微妙にずらして、肉棒の先っちょをブルマで擦ってくる。

「あはっ、ここだわ。」

そう言った瞬間。

ブルマにぽっかりと小さな丸い穴ができ、ピンクの女性器が露出する。

「入れるわよ♪」

言うなり、むーは両手で肉棒をつかむ。

そのままぐっと腰を前に進め、硬いペニスを強制的に女性器に挿入する。

むにゅむにゅむにゅ・・

「あっ・・あーーーっ・・」

やわらかく、暖かく、ドロドロとしたサキュバスの女性器。

体が喜んで、本能的に声を出してしまう。

突起や触手のようなものが膣壁にびっしりと生えており、ペニスに触ったり擦ったりしてくる。

サキュバスの体がこんなにいいなんて・・

もう何もかもどうでもいい・・・

この子が欲しい・・

「はぁい、ミルク奴隷に調教してあげるわね♪」

「して、奴隷にしてください!!」

むーは俺の両肩を抱くと、セーラー服姿のまま、腰を振ってペニスを犯してくる。

ぐちょ、ぐちょっ。

「ああああっ、あああっ!!」

肉棒を包み込む、やさしく甘くいやらしい快楽。

一往復する前に、俺は絶頂まで追い詰められた。

「いあ、いあぁあ、イクイクイク!むーちゃん、むーーーちゃああん・・」

「あはん♪奥でイかなきゃだめぇ、むーをママにして♪」

むーは一際強く俺を押さえつけると、ぐぐぐっと腰を深く突いてくる。

ペニスをこすり続ける膣壁の先、ぽっかりと空いた空間まで亀頭が達する。

「ねぇ、これが愛し合うってことなの♪サキュバスと人間は、こうやって幸福に

なれるのよ。さぁ・・欲望のままにミルク出して♪」

むーは一旦腰を引いて膣壁でペニスをしごくと、再び深いストロークで突いた。

エルダーサキュバスの搾精技術を前に、俺はただ快楽におぼれ、彼女を愛すこと

しかできかなった。

再びぽっかり空いた空間に亀頭が達した。

さらにその奥、黒き命が育まれる場所めがけて、甘く白い愛欲が吐き出される。

どっぴゅーーーーっ!!

「あはあああああああん♪はん、はぁん、ヒロくうん・・」

「むう・・むうちゃん・・」

どおぴゅっ、どぴゅっ、どっぴゅん・・

俺の愛は、べったりと子宮壁に付着した。

「もうだめ・・これ、だめなの・・くせになっちゃうのよぉ・・ヒロくうん・・

責任とってぇ・・」

むーは理性を振り絞って腰の動きを止めると、俺の頬にほお擦りしてくる。

「溺れちゃだめぇ、サキュバスがミルクで溺れちゃうなんて・・だめよ・・」

まるで子犬みたいに。

なんて愛しいんだ。

これがサキュバスなんだ。

俺には・・もう・・・この子しかいない・・・

この子がすべてなんだ・・

あっ!!

だめだ・・いけない・・

サキュバスは悪魔なんだ・・

騙されるな・・

これは罠なんだ。

とはいえ。

今は男と女。

この状況を楽しもう♪

「ああ・・ヒロ君・・」

「はぁはあ・・むーのこと、すごくいとしいよ。」

「うふふふ、子宮熱いぞ・・ヒロ君のスケベ。」

「むーだって、人のこといえるかよ。俺の種もっと欲しいだろ。」

「うん、欲しい。もっと子宮に欲しいよ。」

「こっちも、君の子供、欲しくなってきた。」

「えへ、いっぱい欲しいよ。種も赤ちゃんもいっぱい欲しいよ。」

「出るだけ出すよ。」

「好きなだけ溺れて。えへへへ、サキュバスの体に溺れる練習よね。」

「それじゃあ、楽しませてもらうよ。」

「気絶するまでイかせてあげるわね♪」

そういってむーは、ゆっくりと腰を動かしてくる。

動きはゆっくりとしているものの、ストロークは深い。

膣壁で絶頂まで追い詰めて、絶頂の瞬間、深く突かせて精子を子宮口に注がせるつもりなのだ。

「むー・・」

「もっともっと愛情で支配してあげるわ。」

むーの肩に力が入り、俺の胸板にふくよかな乳房が吸い付く。

セーラー服ごしということが、俺の興奮をさらに高める。

「うれしいよ、ヒロ君と出会えたことが・・」

むーは腰の動きを少しだけ早めたかと思うと、一気に最奥部に亀頭を導くように、腰を叩きつける。

パン!!

「あうっ、むーーー!!」

パン!

「ああん♪ヒロ君!!」

パン!

がんがん腰で突かれる!

肉棒がたまらなく気持ちいい!

強すぎる快楽・・俺の股間、いや全身を包み込む。

コン。

子宮口が亀頭に当たった瞬間。

どっぴゅーーーーー

むーへの即席の熱い愛情が、子宮に流れ込んだ。

「あはぁん、大好きヒロ君・・!」

「むーーーー!・・・・あっ・・」

最高の幸福感と快楽を全身に感じながら、俺は気絶した。



「・・くぅん・・」

「・・ロくぅんてばぁ・・」

むーの声で俺は目覚めた。

「ヒロくん、起きてよぉ。もう夜だよ。遊ぼうよ。」

「ああっ・・はぁ・・ここは・・」

俺は、大きなダブルベットに全裸で寝ていた。

豪華な羽毛布団がかけられている。

明かりは、一本のロウソク。

ベットのそばのテーブルに置かれてる。

この部屋の唯一の光源だった。

俺の左には、まるで妻のようにむーが侍っている。

「ここは?」

むーは相変わらずセーラー服を着ている。

夏用のもので、腕のぴちぴちした肌がまるわかりだ。

そして胸。

セーラー服では隠し切れない、豊かに成長しつつある胸。

むーは一瞬俺を見つめると、すっと額に軽くキスした。

「二人で暮らすために作った部屋よ。ゴブリンの村に作ったの。」

「準備がいいんだな。」

「待ってたの。君のこと。魔王に君のこと紹介されてここに来たんだけど・・」

むーは切なそうに目を伏せた。

「水晶球の遠隔監視を使って、君の姿を見たとき、特別なものを感じたの。」

「やはり、俺のことを魔法で監視していたんだな。」

「ええ。仕事だからね。でも、失敗だったわ。君は私にとって、特別な相手になってしまったの。」

「惚れたんだな。」

「自惚れないでよ!そんなんじゃないわ!」

くっと、むーの眉毛がつりあがった。

「わ、なんだよ、冗談だよ。図星で悪かったね。」

「いい加減なこと言わないで!惚れてるわけないでしょ!あんたのほうが私に惚れてるんでしょ!!」

「そりゃ、否定しないよ。さっきのことはもう、かなり効いたからな。」

「それはそうよ。私、エルダーサキュバスだもん。」

「可愛いよ、むー。」

俺は欲望を抑えきれず、そばに寝そべっているむーに覆いかぶさった。

しばしの間、キスを繰り返す。

むーの両手は俺の肩をしっかり抱いて離さない。

「あはっ、サキュバスの私をこんなに愛してくれるんだ?」

「愛情を注いで、君を溺れさせてみせる。」

むーは嬉しそうに微笑んだ。

「えへへ、あなたの種、早速ゴブリンに与えて妊娠させたわ。」

「なっ・・全く悪いことをする子だ。俺の種は君にあげたんだぞ?」

「だから、私がどう使おうと勝手でしょ。あんな素敵なミルク、使わなきゃ損よ。

今度はコボルトやオークに使ってみたいわ。だから、私でまた射精して?」

むーは、俺の背中を愛撫しながら、キスを浴びせてくる。

舌を深く俺の口内に差込み、舌と舌を絡める。

俺は、理想の美少女にこんなことをされ、全身に力が入らない。

全身が甘い恍惚感に漬かり、思考回路がストップする。

むーは俺の口から唇を離した。

「愛情と性欲を処理してあげるかわりに、実験用の精子をちょーだい?」

「ああ・・うん・・」

「心も体も、満たしてあげるから・・・ね?うふふふ。おちん○んミルク、欲しいの。」

「・・うん・・」

「うふふふ、もう言いなりね。それでいいのよ。私は愛にも仕事にも正直なのよ。

たっぷり愛して家庭も一緒に築いてあげるけど、おちん○んが勃たなくなるまでお仕事のお手伝いもしてもらうわね。」

「・・・ああ・・」

「さあ、遊ぼ。私のこと、愛していいからね。」

理性の弾けた俺の体。

「もっともっと従順なペットにしつけてあげるね。」

そういうと、むーは俺のそばで仰向けになった。

「交尾の練習して遊びましょ?私の太ももの間に、おちん○○入れて?」

俺は彼女の膝の上に座ると、むーの股にペニスをゆっくりと差し込む。

「くぅぁっ・・はぁっ・・!!」

太ももの間に挿入するだけなのに、昼間膣内で味わったような甘い快楽が全身を走る。

「どお?すごいでしょ?膣の中みたいに搾精器官を生やせるのよ?」

よく見えないが、ぷっくりとした太ももでペニスを挟み込んでいる部分には、恐らく触手やら突起やらが生えて、

ペニスを責め立てているのだろう。

むーは全く動いていない。

そして俺は、正常位の体勢でペニスを差し込んだまま腰を振っていない。

なのに!

ペニスがズリズリと擦られてすごい勢いで高まっていく!

太ももの肌や得体の知れない器官。

それらが、手コキやフェラチオ、膣内挿入をあわせたような快楽を・・

って、もう!!

「い、イクイク!むーちゃん!!」

「あら、入れただけでイっちゃうの?まだ腰コキコキもしてないのに・・うふふふ。」

どぴゅーーーーっ!

どおっぴゅ、どっぴゅっ!!どぴゅ!どぴゅ!!!

どぴゅ・・

急激に与えられる快楽と、太ももを視覚的にも肉体的にも堪能できる素股の体勢が、射精量を増やした。

しかも、射精の最中も、射精後も搾精器官はおかまいなしでペニスを擦り続けるのだ。

こりゃ天国だ!!

「くはぁあ、あっ、あっ、またいいよぉ、またいくぅ、むーちゃん、むーちゃん・・」

イって5秒もたたないうちに、俺はまた、彼女のお股で精を放つ。

どっぴゅっ♪どっぴゅ♪

どぴゅどぴゅ。

真っ白なスケベミルクが、むーの太ももやシーツにかかる。

「あん、また出しちゃって。だめね、ちょっと引っ込めるね。」

そういうと、太ももに生えていた器官たちが一斉に引っ込む。

ぷにぷにと気持ちいい太ももも、少し開いてペニスへの圧迫をやめる。

「はぁはぁはぁ・・すごい・・こんなことされたら、頭の中壊れちゃうよっ。」

「あら、さっきのは快楽だけよ。これに愛情も加えて今犯してあげるんだから。」

「だめだよぉ、本当に、壊れちゃうよぉ。」

「ふともも中毒になったら、責任とって何度でも素股してあげるから、心配しなくてもいいよ。

さあ、もっと気持ちいいことしてあそぼ?来て、むーを抱いて。」

むーは俺にウィンクした。

「はぁぁあ・・むーちゃん・・」

「むーはあなたのもの。あなただけの従順なペットよ。いっぱい使って、愛欲を処理して♪」

俺はその言葉に誘われるように、むーの上に被さる。

二人は互いの肩を抱き、しばらくの間深いキスを楽しむ。

そして、キスは急に終わり、愛情たっぷりの搾精に移るのである。

「イかせてあげるね。」

鼻と鼻が触りそうな距離で、むーは不敵に微笑んだ。

直後、俺のペニスは、再び太ももに挟まれる。

これだけでもピストンすれば十分射精できるというのに!

生暖かいいぼいぼやらミミズのような触手やらが太ももの肌に浮き出る。

そして、びっしりとペニスに吸い付き、それぞれが得意な動きで射精を促す。

「あああああっ!!あああああ!!むぅー!!むーちゃん!!!」

激し過ぎる快楽に、ほとんど叫んでしまう。

大好きなむー。

反り返ったペニスは、快楽の波に耐え切れず射精した。

どぴゅーっ、どぴゅどぴゅ♪

射精しても、搾精器官は許してくれない。

それどころか、触手が鈴口を責めはじめている。

鈴口付近に残った精子の残りを吸おうとしているのだ。

俺はキスしたくて、唇を彼女の口に近づける。

「キスはだめ、今だと私の舌かまれちゃうから。だから、ほっぺにちゅーしてね?」

言われるまま、何度も頬にキスする。

「私たち、膣にいれて交尾するのは本当に好きな人だけなの。ほかの相手には、手とか口、太ももを使うのよ。

太ももは特にすごいの。一度経験しただけで、奴隷になるの。・・えへ、腰、動かしてあげるね。」

「や、だめだめ、もういいよぉ・・」

むーは両手を俺の背中に移して愛撫する。

「どきどきするでしょ?理想の子と、素股してるんだよ?愛しくてたまらないでしょ・・?」

俺のペニスを、むーの太ももから伸びる無数の触手が締め上げ、さらに太ももの肌と同質の感触をもつ突起が、

触手と触手の合間に入り込んで擦っていた。

むーは太ももをきゅっとしめ、腰をゆっくりと上下させ始める。

「あああっ、やぁっ。だめだめ・・だめえ・・」

むーの右手は俺の背中、左手は左肩を愛撫する。

「うふふふ、交尾と違って、一方的に快楽を与えられるのが太ももの強みなのよね。さ、たっぷり愛して射精してね?」

くっ、くっと腰が上下し、そのたびに搾精器官が肉棒を離すまい、離れるまいとする。

触手は強く締まり、突起は太く長く伸び、ペニスに強く当たる。

そんな快楽責めに、俺が耐えられるわけもない。

「ああああああっ!!」

どおっぴゅーーーーーっ!!

どぴゅっ、どっぴゅどぴゅどぴゅ・・

むーの腰は動き続ける。

これじゃあまたすぐいくっ

精子を吐き出し終わった鈴口に、触手がずぼっと頭をうずめてくる。

「ぐああっ!!」

そのままズボズボと細い触手が尿道深く突き刺さる。

痛くはないが凄まじい違和感。

だって、ちん○の先っちょから触手が中に入っていってるんですよ!

「ひぃぃぃ・・!!」

「うふん♪愛の虚勢手術してあげる♪」

「えええっ・らめぇ・・」

しかし、抵抗しようにも射精で疲れて力が入らない。

むーはにこっと微笑む。

相変わらず搾精器官の責めは続いている。

「大丈夫、痛くないから。あなたの精巣に淫毒をかけて、人間の女を受精できなくするだけだから。

どーせもう、人間を孕ませる種なんか必要ないでしょ?」

「あ・・はい・・・」

「私と子供つくるときは、人間の種は必要ないのよ。白いネバネバを子宮に打ち込んでくれれば、妊娠できるの。

だから、ねぇ・・」

むーは、俺の頭をなでて軽くキスした。

その瞬間、搾精器官の責めで俺は絶頂を迎える。

ビクンと体が震えても、精液はでてこない。

触手が尿道を塞いでいるのだから。

「種なしにしていいよね?」

「うん・・」

「男の虚勢は、私たちの結婚には必要なことなの。虚勢することで、サキュバスと男の結びつきはより強くなるのよ・・

男は、体は人間でも心は魔族になると言われてるの・・」

「・・うん・・」

むーの話を聞く間に、触手はとうとう陰嚢、つまり玉袋に到達する。

動きが止まり違和感が薄らいだ。

しかし、鈴口から入った触手は依然として尿道に詰まっているのだ。

触手の頭は睾丸に先端をつけ、すぐにも淫毒で俺を虚勢処理しようとしている。

「ねえ、むーと結婚したいよね?」

「うん・・」

「むーにいっぱいミルクかけたい?」

「・・うん・・」

「赤ちゃんいっぱい作りたいよね・・」

「うん。」

「二人で一緒に生活して、おいしいもの食べて・・幸せになろ?」

「うん。」

「むーとたくさんあそんで、気持ちよくなりたいよね?」

「うん・・」

「むーが、すべてって言って♪」

「むーちゃんが、すべてだよぉ、ほかのことはもうどうでもいいよぉ・・」

「うふふ、むーをあげるね?その代わり、虚勢処理させて♪」

「うん・・」

「ククク、色仕掛けにおぼれた愚かな男、おまえの望みどおりしてあげる。」

ぐっとむーの肩に力が入る。

触手はその先端に淫毒の吐出口を開く。

それはあたかも、触手が獲物を捕食するために口を開くようであった。

口を開くなり、べっ、べっと紫色の粘液の塊を睾丸に吹き散らす。

俺は玉袋に何かが注がれる違和感を感じていた。

ドクドク・・

「うふぅん、甘ーい愛の毒はいかがかしら・・骨の髄まで汚してあげる。」

むーは、嬉しそうな表情で俺にキスし舌を差し込んでくる。

その間にも、触手は、俺の金玉にどふどふと紫色の粘液を吐きかける。

後から聞いた話だが、この”淫毒”は精巣の機能を劣化させ、ここで作られる精子を弱体化させるのだ。

弱体化した精子は、鈴口から飛び出て人間の子宮に届いても、卵子に触れた瞬間に死滅する。

そのため、淫毒漬けの精巣をもつ男は、女を妊娠させることができなくなる。

むーが俺に吐きかけた淫毒は、威力の弱いもので数年すれば精巣は機能を取り戻す。

しかしもし、俺がむーの体に精液を注ぎ続け、むーが今の衰弱状態から回復すれば・・

淫毒はずっと強力になる。

100年以上、精巣が機能を回復しなくなる。

その上、強力な淫毒に侵された精巣の作る精子は、女をサキュバスに変える病原体へと変わるのだ。

しかし・・そうであっても、理想の女性に化けたサキュバスとセックスの最中に虚勢処理されてしまうのだ。

何度も何度も虚勢処理をお願いせずにはいられない♪

「ああっ、むーちゃん・・なんか入ってくるよぉ。」

俺は玉袋の不快感のために下っ腹に力を入れた。

「うふん♪私とだけ、赤ちゃんを作れるようになるのよ。嬉しいでしょ?」

ドクドク・・ドクッ。

「うれしいけど・・いやぁ・・っ。いいよぉー、むー、むーちゃん、いいけど、いやぁ・・」

精巣には満遍なく淫毒がかかり、触手は最後の一吐きを終える。

甘い甘い快楽を与えてきた、太ももの搾精器官たちが肌の中に埋もれ、姿を消していく。

「うふふふ、あはははは・・これでもう、あなたは人間の子を作れない。」

美少女の姿がわずかにゆがんだかと思うと、むーはエルダーサキュバスの本当の姿に戻る。

ずりずりと触手は尿道から引き上げていき、きゅぽっと鈴口から出てくる。

「あうっ・・」

大きな違和感を感じ、俺はうめいた。

触手は再び太ももの中に姿を消した。

「もう、君はローゼンヌ姫と子供を作れないわ。」

ローゼンヌ姫・・?

誰だっけ?

とても大事な記憶を、俺は失っている気がした。

「うふふ、どうしたの?その腑抜けた表情は。ずいぶん深く堕ちてしまっているのね。

ローゼンヌ姫は、あなたの帰りを待っている人よ。平和になったら、ローゼンヌと結ばれて、

子供を設けるつもりだったんでしょう?」

「あ、あああ・・」

俺は、記憶を取り戻した。

「えへっ。もう遅いけどね。」

昨日の夜、俺はローゼンヌに手紙を書いたんだった。

サキュバスなどすぐ倒してみせる・・と。

「あははは、その表情よ。いいきみ。後悔したその表情がみたかったの。」

「ああ、そうか・・俺は、ローゼンヌのことまで忘れて、君を抱いてたんだ・・」

「そういうこと。それくらい、私がよかったってことでしょ?」

「ああ・・」

俺は、裂けた口をもつ淫魔の頬にキスをした。

「今のは、結構好き物向けの遊びなの。」

「遊び?・・おい、じゃあ虚勢ってのは・・」

「そこは遊びじゃないわ。本当にあなたを虚勢したの。」

「そっか、がっかり。」

「なによ、わざとらしい。本当はもう一回さっきのしたいとか思ってるんでしょ?」

「え、やっぱり、分かる?」

「だってすごく幸福そうだったもの。変身を解いて本当の姿を見せたときも、体が喜んでビクビクしてたし。

本当、どうしようもない変態くんね・・・」

「でも、愛は深いよ。」

俺は、愛しい人(?)の豊かな乳房をもんだ。

「あん♪この姿なのに優しくしてくれるなんて・・君、救いようないよぉ・・」

「この姿もどの姿も関係あるもんか。むーはむーだよ・・」

「嬉しい・・でも、よかったのかしら、あなたは公式に、ローゼンヌ姫を娶ることになっていたと聞いていたわ。

子種が出ないから、姫と子も作れないわよね。」

「結婚すると国王に利用されるんだよな。」

「そっか。そうよね。」

「そもそも今は無理だろ、むーがいるのに姫を奥さんにしろだなんて。」

「一応、考えていたんだけど。たとえば、私がねずみの姿になって君についていくとか。

そうすれば形だけでも姫と結婚できるわ・・」

「なんていうか・・意外と俺の身になってくれてんだな。」

「別に・・・だって、好きな人のことだもん。一生懸命考えるわよ。」

「えへへ、嬉しいねえ。でも・・・はぁ、ローゼンヌか・・待ってるだろうな・・」

「ローゼンヌはきっと、君のこと好きだったと思うよ。」

「そうさな・・。」

「そのうち、ローゼンヌもここに呼んで乱交しようか?」

「わ、楽しみ楽しみ。」

「冗談よ、君は誰にも渡さない!」

むーは俺の頬にしつこくキスする。

そして俺を抱きしめ、再び太ももを締める。

「うっ・・」

「また、姫のこと忘れさせてあげる。うふふ。この体に夢中になるのよ。」

むにゅっ、むにゅにゅ・・

「ああっ・・!」

ペニスが太ももに挟まれる感触。

その次の・・例の搾精器官の出現が待ち遠しい!

「なあ、むー、その姿でもっともっと、もっともっと搾って・・」

「えへっ。えへへへ。」

俺はむーの左の乳房をつかむと乳首を吸った。

「ああああっ、あん♪」

ちゅー、ちゅーと吸うと母乳のようなさらさらした液体がでてきた。

甘い。

「やあっ、ヒロ君!おっぱいだめよぉ。」

ごくごく。

「それを飲むと、エッチな人形になっちゃうの〜」

ごくごく。

エッチな人形・・

なりたい・・

このサキュバスと交尾しまくりたい・・

体中がムズムズしてくる。

急速に思考力が失われ、肉体も動きをやめる。

力が弱くなる・・

俺は母乳を吸い続けることができず、乳首から口を離す。

乳房にかけた手も、触っているだけだ。

「も〜、おっぱいを無断で飲むからだぞ♪私たちのおっぱいは、

男の子を人形にして遊ぶためについてるだから。・・さてと。」

むーは、俺の体を押しやると自分の左側に仰向けにさせた。

「虚勢させてくれたご褒美に、交尾してあげるね♪うふふふ、種のない精液をたっぷりと私の子宮に注ぐのよ。

まって、今、君の理想の女の子になってあげるからね?」

むーは呪文を唱えて、また女子高生の姿になる。

「はぁい、ミルク搾りの時間ですよー。男子は好きな人のところに来てくださーい!」

うん、と返事したいが、体に力が入らず声も出ない。

俺は本当に、人形になってしまったんだ!

「さあ、お楽しみのドピュドピュよ。交尾しやすいように、座って足を開きなさい?」

まるでむーに操られるように、俺は一度立ち上がって、むーのそのそばに尻をつく。

足を開いて、反り返った肉棒を露にする。

なんなんだ、自分では体を動かせないのに、むーが言えば動くのかよ・・

しかも、男である俺がM字開脚するなんて・・

「そうよ。いい子ね。肉欲を満たして気持ちよくしてあげる。」

開脚する俺の前にむーが座る。

そして脚を・・・

彼女は俺の脚を肩にかけ、まるで男が女に肉棒を挿入するような体勢になる。

「正常位で犯してあげる。特にオークはたくさん注がないと孕まないから、濃いミルクをいっぱい出しなさいね。

量が足りなければ、明日の朝もまた犯します。射精するときは、私に愛を誓いながら出すのよ?」

むーは、俺の腰に自分の腰を押し付ける。

少しの間、ちん○の先でブルマの生地を感じるが、この体操着にはすぐ穴が開いて、優しい肉の筒に飲み込まれていく。

「はぁっ、ヒロくぅん・・!おちん○んいいよぉ・・・・あん♪」

むーは、快楽に抗うように首を振った。

「根っこまで入ってるぅ、愛してるよぉ・・やん、私のほうが溺れちゃう!

こっちがご主人様なのに、奴隷の体に溺れちゃだめぇ・・」

むーは激しく俺の腰にブルマを叩きつけた。

美少女に正常位で犯される俺は、むーの繰り出すピストン運動で、何度も子宮内射精してしまう。

こちらの反応が射精しかないことをいいことに、むーは俺をいいように使って犯しまくる。

こいつ、よっぽど俺のこと・・

とうとうむーの目に涙がこぼれ、俺の胸板で弾けた。

「愛しいよ!愛しいよ、初めて見たときから・・」

犯されて15分とたたないうちに、俺の全精力は枯れた。

もう勃起できない。

不能になったペニスが、むーの膣からごぽりとずれ落ち、二人の愛液がシーツの上に滴り落ちる。

「ああっ、もうヒロ君ったら!役立たず!ちん○立たず!」

戦闘不能モードになって性欲を失っているせいか、俺の人形状態も終わっている。

「そうカッカするなって。もっと素直に行こうよ。」

「別に!素直よ私は。」

「むー、ねぇ。抱かせてよ。」

「うん。」

こういうと、むーは素直になった。

というより、むー自身が抱かれたいだけか。

むーは寝そべって、俺のそばに体を寄せた。

「ヒロ君、疲れちゃったでしょ。」

「ずいぶん搾られたからなあ。」

「だって、オークってなかなか孕まないから。」

「そういう話かよ!」

「たくさんミルク必要なのよ。」

「本当、悪い子だな。実験できないように邪魔してやる。そうだ、明日は一日デートしよう。」

「え、デート!?どこいこう?」

「どこいこうかな・・」

俺は考えるふりをしながら、むーの腰に左手を回した。

プリーツの上からお尻を触る。

柔らかいマシュマロのような、むーのお尻。

さらに、右手をむーのおっぱいにあて存分にその感触を楽しむ。

サキュバス状態のときのほうがおっぱいは大きいんだが・・まあいい。

あのサキュバスの姿・・

俺の脳裏に浮かぶ。

ああ、あのぼいんぼいんの体が、いまこんな可愛くなって・・

どっちもいいよなあ・・

ほんと、むーのためなら何億回でも精液を注げそうだ。

そんなことを考えながら、セーラー服やプリーツの上から愛撫。

見る間にむーの頬は赤くなっていく。

「明日も、いいように犯して理性を壊してあげるからね。」

よく言うぜ。

どっちがどっちを犯すのやら。

ともあれ。

俺はすっかりむーに魅せられてしまった。

当分の間こいつを手放せそうにない。

俺はこのサキュバスに憑かれてしまったのだ。

こうなったら、こいつを母親にするまで付合ってやる。

「むー、今にそのお腹、膨らませてみせる。」

「私、何度でもあなたの赤ちゃん産むわ。・・ねえ、二人で幸せになろうね?」

むーは体を押し付けると、キスしてきた。

深く舌を差し込んでくる。

互いの唾液を伴って、ねっとりと絡み合う舌。

俺たち・・愛し合ってるんだ・・

「ヒロ・・結婚式、早く挙げたいね。」

「指輪も用意しなきゃな。」

「こんな調子じゃ、すぐパパとママになっちゃうね・・」

二人の囁き声は夜遅くまで続いた。



ヒロとムルマナが寝付いたころ。

外では、森に秋を告げる虫の鳴き声が響いている。

二人のいる”勇者調教所”から6軒ほど離れた小屋”連絡所”。

ここでは、密談が交わされていた。

この村の族長であるゴブリン”ギギンバ”と老婆”妖術師サウザール”、そして部屋

の壁に映された大魔王の姿。

この三者が、本日の作戦の報告会を行っていたのである。

「ムルマナは今、女としての幸福を享受しております。ほかのことなど、もう頭にないでしょう。

それはヒロとて同じ。やつらにはもう、お互いのことしか頭にないのです。」

「・・でかしたぞ。サウザール。明日、早速王都襲撃軍団を遣わす。日没とともに、王都への攻撃を開始する。」

「了解致しました。ヒヒヒ、ヒヒヒヒ。」

サウザールは品のない笑い声をあげた。

「ギギ!人間どもを根絶やしにするギギ!」

ギギンバは飛び上がって喜ぶ。

「あの二人は後で存分に利用させてもらう。サウザールよ、下手な刺激はするな。」

「仰せのとおりに。」

サウザールは笑いを止め、頭をたれた。

再びサウザールが頭をあげたとき、すでに魔王の幻像は壁から消えていた。

「これからどうすればいいギギか?」

「好きにさせ、放っておけばよい。ムルマナめ、大層あの男に惚れこんでおる。

人間でもよくある一目惚れというやつだ。」

「明日は”でーと”をすると言っていたギギ。」

「よいよい、好きなだけ逢引させてやれ。」

「子供を作るとも言っていたギギ。」

「心配ない、できたそばからヒロの世界”地球”に送り込むのだ。」

「なるほどギギ!」

「ムルマナが惚れたのは計画外だったが、心配ないのだ。おおむね作戦通り。何が起こっても慌てることはない。

ただし、二人の動きに油断は禁物だ。分かったな。」

「ギギ!!」

懸案事項が解消した族長は、サウザールの狡猾さに感心して飛び上がった。

「さて、これから本日の現地報告書を書かねばならん。ギギよ、席を外してくれんか。」

サウザールは、ため息まじりにそう言って、残り少ないロウソクを交換した。

ギギンバが出て行った後、サウザールは報告書を書きながら一人つぶやく。

「全く、何が一目惚れじゃ。淫魔ふぜいが何を申すか・・・ぶつぶつ・・ああ、羨ましい・・

はぁああああ・・羨ましい羨ましい。明日は逢引か・・目の毒、耳の毒じゃ。」

老婆の夜は、上級淫魔の夜よりさらに長かった。




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