ヴァンパイア




 モンスターハンターであるあなたは、これまで数々の怪物たちを倒してきた。

 恐ろしく硬い獣皮を持った狼男。

 狂った魔術師によって生み出された動く石像。

 巨大な体と鋭い牙を持ち、灼熱の炎を吐き出す翼竜。

 度重なる苦難も、知恵と力を駆使して潜り抜けてきた。

 そんなあなたの次の獲物となるのは、不老不死の力を持つ吸血鬼だ。

 あなたは吸血鬼が住むといわれる古城へ、ひとり旅立った。



 そこは、暗く深い、大きな森の奥深く。

 目の前には、古城が聳え立っている。

 城壁にはツタが絡まり、長い間誰もここへ訪れていないことを示していた。

 あなたは今まで共に旅をしてきた剣を手に、半ば崩れかけた城門から城内へと入り込んだ。



 しばらく歩く。

 空気はよどみ、かび臭い。

 巨大な蜘蛛の巣や、闇の中で目を光らせるコウモリがあちらこちらに見かけられる。

 松明に火を灯し、さらに奥へと進んでいく。

 と、一際大きな扉を見つけた。

 あなたは臆することなく扉へと向かい、両手で勢いよく開いて部屋へ入る。



 「よく来たな。 待っていたよ」

 椅子に腰掛けていた妙齢の女性が、あなたを見据えて言った。

 ガンッ!

 後ろの扉が、ひとりでに激しい音を立てて閉じる。

 あなたは松明を投げ捨て、無言で剣を握り締めた。

 刃先が淡く光りだす。

 「ほう、なかなか良い剣を持っているんだな」

 女性が言いながら立ち上がり、右手をかざした。

 と、あなたの体にいきなり衝撃が走る。

 「ははは! 喜べ、まるで救世主のようだぞ!」

 あなたはそう言われ、自分の体が両手を広げた格好で、凄まじい力によって壁に押さえつけられていることに気が付いた。

 体に力を入れてみるがびくともせず、声も出すことが出来ない。

 「無駄だよ。 どんなにあがいてもその束縛から逃れることは出来ない」

 あなたは辛うじて手にしていた剣を、解呪の能力を使うために振るおうとした。

 「無駄だよ」

 そう言った彼女が剣を睨み付けると、あなたが振るおうとしていた剣は手を離れ、彼女の元へと引きずり寄せられた。

 「ふむ、本当に良い剣だな…… こんなことも出来るぞ」

 彼女が言いながら剣を振るうと、あなたの来ていた服が粉微塵に消え去った。

 「ちょうど暇をしていたんだ。 おまえには少し遊びに付き合ってもらうぞ」

 言って、手に持った剣を投げ捨てる。

 次の瞬間、彼女はあなたの目の前まで一瞬で移動していた。



 透き通るような銀色の髪が、打ち捨てられた松明の光の下で淡く揺れる。

 「さて、どうしてやろうか……」

 柔らかそうな唇が、あなたの耳元で囁く。

 「そうだな…… まずは手始めに、その袋の中の古い子種を手で搾り出してやろう」

 細い指が、あなた自身に絡みつく。

 それは見る見る硬く、大きくなっていった。

 「はは、擦られただけでこんなにしてしまうのか?」

 囁きながら手を動かす。

 「なかなかいいだろう?」

 優しく、スルスルと撫でられる。

 「こっちの方も……」

 もう片方の手で、陰嚢を優しく撫でられた。

 スルスル…… スルスル……

 「くくく、良い表情じゃないか…… はん……」

 耳を軽く噛まれる。

 軽く擦るだけだった手はいつしか陰茎を握り締めてゆっくりと前後し、陰嚢は手の中で弄ばれている。

 「ん…… はむ……」

 耳から首筋にかけては、執拗に口で攻められた。

 「ん…… ふふ、だんだんと濡れてきたぞ?」

 先端から薄っすらとした汁があふれ出ていた。

 シュッ…… シュッ……

 徐々に扱く速度を上げていく。

 「そろそろ出るんじゃないのか?」

 袋を揉みしだきながら囁く。

 体の底から快楽が押し寄せてきた。

 シュッシュッシュッ……

 さらに早く扱かれる。

 「さあ、出せ!」

 彼女の指が、先端を強く擦り上げた。

 それを引き金に、白濁の液体が吐き出される。

 体から力が抜けていく。

 「ははは、沢山出るなあ!」

 笑いながら、なお手を休めることなく動かし続け、ヌチヌチと音を立てて扱きあげる。

 あなたは立て続けに二度精を放ち、崩れ落ちた。

 いつの間にか、あなたを壁に押し付けていた力はなくなっていた。



 「さあ立て。 まだまだこれからだぞ?」

 彼女が手をかざし、あなたの体が宙に浮き上がる。

 今は抵抗する気力さえ無くしていた。

 「次は口を使ってやろうじゃないか」

 不敵な笑みを浮かべ、あなたの陰部を口元まで引き寄せた。

 「くくく…… この私が口でしてやろうというのだ。 光栄に思え……」

 そういって、精を吐き出して萎えたそれを口に含む。

 ねっとりとした感触が、熱と共に感じられた。

 「んっ…… チュッ……」

 強く吸い上げられ、先端を舐められているうちに、それは徐々に硬くなっていった。

 『あれほど出したというのに、元気な奴だな!』

 頭の中に直接語りかけられた。

 チュッ…… チュパッ……

 何度も出し入れされるうち、あなたのそれは完全に精気を取り戻した。

 『そうだ、面白いことをしてやろう』

 プパッ

 強く吸いながらそれを一旦吐き出し、

 「これを使って直接吸い出してやろうじゃないか」

 そう言い、牙を先端に押し付けた。

 彼女が人から血を吸いだすときに使う、鋭い牙だ。

 「行くぞ……」

 ズプッ――

 息が詰まる。

 尿道に、それが深々と突き立てられていた。

 スッ――

 柔肌から血液を吸う要領で、吸い上げられる。

 あまりの快感に、心臓が止まりそうになる。

 『ああ、いいぞ…… 久々の牡だ…… 美味い……』

 彼女は恍惚とした表情で、さらに強く吸い上げる。

 あなたは、意識が遠のいていくのを感じていた。



 ゆっくりと目を開ける。

 あなたは部屋で横になっていた。

 肌に石の冷たさが伝わってくる。

 「失神してしまうとはな。 あきれた奴だ」

 彼女が見下ろしながら言った。

 体がだるく、言うことを聞かない。

 「仕置きが必要だな」

 下腹部に衝撃が走る。

 「はは! どうだ、気持ち良いか?」

 見ると、陰部を踏みつけられていた。

 「情けないものだなあ!」

 親指と人差し指で挿み、上下させる。

 「流石にもう起たないのか?」

 今度は足裏で磨り潰すように踏みつけられる。

 自身の腹と真っ白な足との間で、あなたのそれが跳ね回っている。

 散々踏みつけられ、徐々にジンジンとした感覚しかわからなくなってきた。



 「何だ、本当に起たないのだな。 仕方が無い……」

 そういうと彼女は足を止め、黒いスカートをまくし立てた。

 下には何も着ておらず、陰部があらわになる。

 彼女はあなたの顔の上にまたがり、そのまま腰を下ろした。

 モチモチとしたでん部にあなたの顔が埋もれる。

 鼻で呼吸が出来なくなり、あなたが口をあけると、ぴったりとそこに彼女の尿道口があてられた。

 「私の小便は人にとって媚薬になる。 その口で受け止めろ」

 言うや否や、彼女が放尿した。

 口の中に苦味が広がる。

 呑み込まなければ息が詰まってしまう。

 あなたは溢れんばかりの聖水を飲み干していく。

 「そうだ、いいぞ…… んっ」

 どうやら全て出し終えたようだった。

 「これでいいだろう」

 彼女は立ち上がり、服装を正した。

 あなたは、体が徐々に熱くなっていくのを感じていた。

 やがてその熱は下腹部の一箇所に集まり、精を出しきったはずのそれをゆっくりと立ち上がらせていく。

 「今度はどうだ?」

 足の指先でそっと撫でられると、鋭い快感が押し寄せる。

 「ふふ、いいじゃないか。 今度は両足でやってやろう」

 彼女は手招きで椅子を引き寄せて腰掛けると、左右の足で陰茎を挟み込んだ。

 そのまま上下させる。

 「気持ちよさそうじゃないか」

 どんどんと強く、早く上下させていく。

 あなたはすぐに限界を感じたが、

 「おっと、今度は今までのように出させてはやらないぞ」

 彼女がニタリと笑って、指で小さな弧を描く。

 すると、陰茎の根元が小さな紐で縛られたように圧迫された。

 「どうだ? これでは出すことが出来ないだろう」

 彼女の言うとおり、限界を感じているのにそれを解き放つことが出来なくなった。

 「良い、良い顔をしているぞ」

 そういってひたすら足を上下に動かす。

 陰茎は赤くはれ上がり、今にも破裂しそうだ。

 あなたは射精することができず、気が狂いそうになる。

 「ははは! ははははは!」

 それでも彼女が足を止めることは無く、あなたは果てない快楽の為に身をよじらせる。

 「そろそろいいだろう。 さあ、思う存分吐き出すがいい!」

 彼女が言って指を動かすと、根元の締め付けが無くなった。

 凄まじい快感が一気に解き放たれた。

 先端から大量の液を迸らせ、床を白濁に染めていく。

 彼女は足を使い最後の一滴まで搾り出した。



 「私の小便が思いのほか利いているようだな」

 彼女はあれだけ射精したにもかかわらずに、まだいきり立っているものを見て言った。

 「そうだな、私も楽しませてもらうとするか」

 彼女は自分の割れ目にあなたの陰茎を押し付けると、ゆっくりと腰を下ろしていく。

 「んっ…… い、いいぞ……」

 散々出してきた液が滑材となって、すんなりと根元まで呑み込まれた。

 彼女の中は熱く、きつく締め付けてくる。

 「はあっ! あんっ!」

 ヌチッ ヌチッ

 と音を立て、激しく上下に腰を振るう。

 「良いっ! ああっ……」

 彼女が腰を振るたびに、粘液が擦れ合って快感が生まれる。

 「はあっ! あっ」

 パンパンと音が鳴るほどに腰を打ち付ける。

 あなたはだんだんと限界に近づいていく。

 「まだ…… んっ…… まだだ、まだ出すんじゃないぞ!」

 言いながら、さらに激しく腰を動かす。

 「ああ、い、良いっ! もう、もうすぐっ! くっ…… い、今だっ!」

 ぎゅっと強く締め付けられ、あなたは限界に達した。

 「はああああああああああああああっ」

 彼女も絶頂を向かえ、ぺたんとあなたの胸の上へ倒れこむ。

 「はぁ、はぁ…… おまえ、なかなか気に入ったぞ……」

 荒い息が肌に吹きかかる。

 「これから、私の奴隷として飼ってやる…… ありがたく、思え……」

 そこまで聞いて、あなたは目を閉じた。


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