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それでは、今回はスキルについて講義するのじゃ。 これまでの講義で、スキルとはどんなものか分かっておろうな? |
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「ファイア」といった魔法や、「切り返し」といった武技だな。 戦闘中、MPやSPを消費して発動するものと教わったぞ。 |
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「ヒール」のような回復魔法など、戦闘以外でも使用可能なスキルもあるが…… おおむね、その理解で間違ってはおらんな。 |
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そして全てのスキルは、なんらかのスキルタイプに属しておるのじゃ。 以下の例は、あくまでごく一部にすぎんぞ。 |
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こうしたスキルじゃが、当然ながら覚えておらねば使えん。 スキルを修得する方法も、これまでの講義でやったのう? |
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職業レベルや種族レベルを上げると、覚えるんだったよね。 |
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うむ、しかし……覚えていれば、どんなスキルも使えるというわけではない。 職業や種族ごとに、使用できるスキルタイプが決まっておるのじゃ。 |
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ではまず、戦士の転職画面を見てみるといい。 下段に、スキルについて書いてあるじゃろう? |
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「スキル:短剣技、剣技、尖剣技」とあるな。 戦士に就いていれば、この3種類のスキルタイプが使えるという事か? |
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その通り、もちろん該当スキルを修得している事が前提じゃがな。 では次に、見習い勇者の転職画面を見てみるとしよう。 |
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短剣技、剣技、勇者技が使えるのか! テンション上がってきた! |
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ルカよ、お主の職業は「見習い勇者」で種族は「人間」のはずじゃ。 では次に、人間の転種画面を見てみるがいい。 |
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「人間」にも、使用可能スキルがあるんだね。 えっと、「話す」……? |
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そう、「話す」が人間の使用可能スキルなのじゃ。 言葉を武器にするとは、いかにも人間らしいのう。 |
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各キャラは、就いている職業と種族の使用可能スキルを使える…… つまりルカの使用可能スキルは「短剣技、剣技、勇者技、話す」の4つとなるのじゃ! |
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なるほど! わかったぞ! |
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では次に、スライム娘を見てみるとしよう。 スライム娘の職業はシーフ、種族はスライムじゃが…… |
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シーフの使用可能スキルは、短剣技に投擲技、盗賊技…… 投擲技って、なぁに? |
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ブーメラン技の事じゃ。 次に、スライムの転種画面を見ると…… |
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スライムの使用可能スキルは、投擲技に粘液技…… つまりあたしは、短剣技、投擲技、盗賊技、粘液技が使えるんだね♪ |
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うむ、その通りじゃ。 これで、使用可能スキルについて分かったかのう? |
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ではここで、スライム娘がシーフから魔法使いに転職したとする。 魔法使いの使用可能スキルは、以下の通りじゃ。 |
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魔法使いは、黒魔法が使えるのだな。 |
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よって魔法使いのスライムは、黒魔法、投擲技、粘液技が使用可能なのじゃ。 シーフの時に使えていた短剣技や盗賊技は、魔法使いでは使えなくなるぞ。 |
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短剣技が使えないの、魔法使いの間だけだよね? シーフに戻れば、また使えるようになるんだよね? |
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うむ、その通りじゃ。 職業や種族によって修得スキルが使えなくなる事もあるが、決して忘れるわけではないぞ。 |
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ただし、一つだけ例外があるぞ。 スキルタイプ「特技」は、どの職業や種族でも使えるのじゃ。 |
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あの、質問があるんだけど…… 僕は見習い勇者の人間だから、短剣技、剣技、勇者技、話すが使えるはずだよね? |
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でも、さっき戦ってみた時は短剣技が使えなかったんだ…… |
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ルカよ、そもそも貴様は短剣技を覚えているのか? |
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あっ、覚えてないや…… |
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覚えていなければ、いかに使用可能であろうと使いようがあるまい。 短剣技を使いたければ、それを覚える職業に就いて修得する事が必要じゃ。 |
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短剣技を覚えるには、シーフが最も簡単じゃな。 シーフで修行を積み、短剣技を覚えた後で見習い勇者に戻ってみろ。 |
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やった、シーフで覚えた短剣技が使えるようになってる! |
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まあ、そういうことじゃ。 スキルに関してはこんなもんかのう。 |
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短剣技や剣技などの武技スキルと、装備武器には相性というものがあるが…… これに関しては、また後の講義に回すとしよう。 |
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これにて、スキルに関する講義は終了。 次の講義は、アビリティについてじゃ。 |
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アビリティか、これまでの講義でもちょくちょく聞いたな。 スキルとはまた別のようだが…… |
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よし、気合いを入れて行くぞ! |
第7講 〜アビリティ〜