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それでは、今回は種族と転種について講義しよう。 これらは転職と極めて似たシステムなので、理解は容易じゃろうな。 |
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全てのキャラは、なんらかの職業と種族に就いていると言っていたな。 それに、職業と同じく種族にもレベルがあるとか…… |
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うむ、もう一度見返してみるとしよう。 |
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僕自身のレベルが2で、見習い勇者のレベル2、人間のレベルも2だったっけ…… 僕の種族は「人間」っていうことだね。 |
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あたしの種族は「スライム」、レベルは2だよ! |
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種族レベルも、職業経験値を得る事で上がっていく。 最高レベルは10で、10に達すればマスターした事になるのじゃ。 |
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うむ、やはり職業と同じだな。 種族レベルも、上昇するごとに技能が覚えられるのだろう。 |
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そして予想通り、イリアス神殿にて種族の変更も可能なのじゃ。 これを転種というのも、察しはついておろうな。 |
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じゃあ、僕もスライムに転種できたりするの……? |
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あたし、ドラゴンになれるかなぁ……? |
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転種は、転職と比べて条件が厳しくてのう…… 種族の壁を大きく越える転種は、原則的に不可能じゃ。 |
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イリアス神殿に行ってみたけど、スライムにしかなれないよう…… |
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まずは、一般種のスライムで修行を積むのみじゃ。 そして、スライムをマスターしてみるがいい。 |
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うん、わかった! |
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スライムをマスターしたよ! イリアス神殿に行くと、どうなるのかな…… |
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わーい! 上級種に転種できるようになってる! 転種できる種族が、3つも増えてるよ! |
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いわば、種族として進化していくような感覚じゃな。 こうして、より強いスライムに転種できるわけじゃ。 |
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職業と同じく、種族も一般種、上級種、最上級種という区分があるのじゃ。 上級種として修行を積めば、最上級種にも就けるようになるぞ。 |
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なるほど、上位種に進むと特色も異なってくるわけか。 むろん別の種族に転種しても、レベルはそのままなのだろう? |
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うむ、一度上がった種族レベルが下がる事はない。 また、転種回数にも特に制限はないぞ。 |
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そこら辺のルールは、転職と同じようなものなんだね。 |
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しかし……種族の壁を越える転職は本当に不可能なのか? スライムはスライムとして生き、死ぬまでスライムのままか? |
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例外的に、複数種族の遺伝子を備えた魔物も存在する。 魔王様も、そのタイプのはずじゃぞ。 |
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なるほど、余は多くの種族に転種できるようだな…… しかしこれは、あくまで例外的な遺伝特質だろう? |
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あたしは、他の種族になれないのかな…… |
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世の中には、全く別の種族に生まれ変わる技術が存在するというが…… まあ、冒険がかなり進むまでは無理じゃろうな。 |
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そうなのか…… それじゃあまずは、生まれついた種族で努力しないとね。 |
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職業と同じく、種族によってもステータスが変わる。 魔獣なら素早さが高め、人魚なら魔力と精神力が高め……などじゃな。 |
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また、属性耐性や状態異常耐性も就いている種族に依存するぞ。 サキュバスなら快楽耐性が高い、吸血鬼なら炎に弱い……などじゃ。 |
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そして装備可能防具は、就いている種族によって決まる。 これも、なかなか重要になってくる点じゃのう。 |
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装備可能武器は職業によって決まると、前の講義でチラリと聞いた気が…… |
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うむ、装備に関しては後の講義でまとめて説明しよう。 種族ごとの使用可能スキルも、後の講義でまとめて扱う予定じゃ。 |
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職業によって使用可能スキルが異なると聞いたが、種族もまた違うのか…… |
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サキュバスなら「淫技」、ドラゴンなら「ブレス」などじゃ。 そして、その種族が使えないスキルは覚えていても使用不可能じゃな。 |
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例えばサキュバスは「ブレス」を吐けんし、ドラゴンは「淫技」が使えん。 もちろん、職業による使用可能スキルは考えない前提じゃがな。 |
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それに関しては、また後の講義でまとめてやるんだよね? |
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うむ、種族に関する講義はこれで終わりじゃ。 職業とシステム的に似ている事、分かってもらえたかのう。 |
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わかった〜! |
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なおゲーム中に存在する種族の数は、約200じゃ。 豊富な種族が、冒険に彩りを与えるじゃろう。 |
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すごい数だね、育成に頭を悩ませそうだ…… |
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くどいようじゃが、好みを優先させて問題あるまい。 全員同じ種族などの無茶をさせない限り、どうにでもなるはずじゃ。 |
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さて、次回はいよいよスキルに関しての講義じゃな。 職業と種族に関して理解していないと、おそらくついてはいけんぞ。 |
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ふん、余裕だ…… |
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僕は少し自信がないかな…… でも、がんばるぞ! |
第6講 〜スキル〜