とある奥地の食虫植物


 

 とある密林の奥地には、巨大な食虫植物が存在するという。

 壺状の植物器官、捕食嚢は2メートル以上の大きさを誇り、それはまさに巨大なウツボカズラそのもの。

 そして、その植物が養分にしているのは虫ではなく人間だった。

 甘い匂いでヒトをおびき寄せ、その巨大な捕食嚢の中へと落とし込み――

 中に溜まった消化液で、じっくりと溶かしてしまうのだ。

 そんなおぞましい巨大植物が、密林の奥地にて人間を待っているのである。

 

 

 

 

 

 「ん……なんだろう、この匂い?」

 今日も一人の青年が、甘い匂いに誘い寄せられて密林奥へと踏み込んでいた。

 とてもかぐわしく、とろけてしまいそうな香りだ。

 そして――奥に分け入ったとき、彼は信じられないものを目にした。

 「こ、これは……!」

 それは、とんでもなく大きなウツボカズラ。

 その壺の入り口は、成人男性が両手を円の形にしたくらい。

 深さは、人間の体を丸ごと飲み込めるくらいだろうか――

 「な、なんだ……これ……?」

 その植物から放たれる、甘く濃厚な香り――それに判断力を乱され、青年はふらふらと近付いてしまう。

 捕食嚢の中には、琥珀色のドロリとした液体が溜まっていた。

 その内壁はピンク色で、どこか淫らささえ感じさせるような外見。

 あそこで、獲物を溶かしてしまう――青年はおぞましさに震えながらも、その悪魔の植物器官の前に立った。

 そして、次の瞬間――

 「え……!? な、なんだ……!?」

 四方からツタが伸び、彼の体に巻き付いていく。

 「う、うわっ……!」

 両腕で振り払おうとしたら、その腕に――

 足をバタバタさせたら、その足に――

 激しく動いているところを封じるように、ツタが絡みついてくるのだ。

 それは非常に強靱で、全力で身をよじっても逃れることなどできない。

 こうして彼の体は、ツタに巻き上げられてしまう。

 「な、なんだ……これ……!?」

 ツタの動作は獲物の動きに対する本能的反応に過ぎず、自由意志などない。

 接近してきた獲物を自動的に巻き取り、動く箇所から動きを封じ、そして捕食嚢の中へと放り込むだけのメカニズム。

 こうして捕らえられた青年も、無情にも捕食嚢の中へ引き込まれる運命にあったのだ。

 「う、うぁぁぁぁぁぁ……!」

 目の前に迫ってくる捕食嚢の入り口を前に、彼は恐怖の悲鳴を上げた。

 しかし――甘い芳香を直接吸い込んでしまい、みるみる青年の思考は麻痺していく。

 「あひぃ……」

 ぼんやりして、幸せな気分――

 そのまま彼は、捕食嚢の中に落とし込まれてしまった。

 

 「ひ、ひぁぁぁぁぁ……」

 肩まですっぽり消化液に浸り、青年は身をわななかせる。

 ウツボカズラから、頭だけが出た状態――その表情は、恍惚に緩んでいた。

 寝袋のような、ぴっちりしたフィット感。さらに内壁はぬるぬるで、肌を心地良く包んでいるのだ。

 そして、温もりを帯びた消化液の感触――それはまるで、ねっとりとしたスープのよう。

 さらに、鼻孔を支配する甘い匂い――そららの全てが、彼から抵抗の気力を奪っていった。

 まるで、快楽の寝袋で全身をじっくり溶かされているようだ――

 「き、きもちいい……」

 あまりの気持ちよさに、すっかり捕食嚢へと身を委ねてしまう青年。

 もはや衣服は完全に溶けてしまい、素肌で甘い消化感触を味わっているのだ。

 「ふ、ふぁぁ……」

 生命の危機は、後世に子孫を残そうとする生殖本能を昂ぶらせる。

 彼のペニスは、捕食嚢の中ですっかり大きくなり――そして、ねっとりと消化液が絡む中で精液を放っていた。

 タンパク質をふんだんに含んだ白濁も、捕食嚢の中でみるみる消化されていく。

 巨大なウツボカズラに浸り、消化されながらの射精――それは、とろけるような快感をもたらしたのだった。

 「あひ……あぁぁぁぁ……」

 そのまま彼は、なすすべもなく巨大食虫植物に溶かされていく。

 実際のところ、この捕食嚢からの脱出は容易。

 単に壺状の葉に浸かっているだけに過ぎず、今はツタによる拘束などいっさい受けていないのだ。

 それにも関わらず、彼は捕食嚢の中で恍惚に浸ったまま動かない。

 消化の誘惑に捕らえられ、抵抗もできなくなってしまったのだ。

 いったん捕食嚢に入ってしまったら、恍惚に浸って逃げられなくなる――まさに、悪魔的な植物なのである。

 「ぁぁ……ぁ……」

 体をじっくりと、ドロドロに溶かされながら――陶酔の喘ぎを漏らす青年。

 精液をドクドクと漏らしながら、されるがままに消化されていくのだ。

 人間を捕食する奇怪な植物に、獲物として溶かされているというおぞましさ。

 しかし青年はいっさいの嫌悪もなく、恍惚のままに溶かされる快感を味わい尽くし――

 「ぁ、ぁ……」

 そして彼はドロドロに溶かされ、植物の養分とされてしまったのである。

 

 しかし――いかに悪魔的な生態を持つとはいえ、あくまで植物。

 そのツタが動くのはオジギソウなどと同じ性質に過ぎず、その甘い匂いも催淫性の蜜から放たれるもの。

 食虫植物としての機能が極端に進化しているというだけで、決して「人外」の存在ではない。

 まだ、今のところは――

 

 

 

 「わっ、なんだこれ……?」

 次に姿を見せたのは、14歳の地元少年。

 哀れにも、彼もまた巨大食虫植物の餌食にされてしまうのだ――

 「わ、わわわ……」

 甘い匂いに誘われるまま、捕食嚢に接近してしまい――

 彼の体にも、四方からツタが巻き付いていく。

 ぶんぶんと振り回す腕、じたばた動く足――暴れているところへと重点的に絡み、巻き取っていくのだ。

 その際、偶然にも下半身の衣服が脱げてしまう。

 「ふあ……あぁぁぁぁぁ……」

 困惑に満ちた声は、たちまち甘ったるい声へと変わっていった。

 露出した股間の上を、するすると蛇のようにツタが這い回ったのだ。

 その蠢きに少年は性的快感を味わい、肉棒を隆起させてしまったのである――

 「あ、あひ……」

 すると――ツタが、しゅるしゅると肉棒に巻き付いていく。

 それは、暴れている箇所を絡め取るという植物的本能の誤作動。

 不自然に隆起した肉棒を、押さえ込むように絡め取ってしまったのである。

 ペニスにツタが巻き付いてくるという思わぬ刺激に、少年は甘い快感を味わってしまったのだ。

 「あ、あぁぁぁぁぁぁ……!」

 肉棒にツタが何重にも絡まり、締め上げられる快感。

 ツタは棒の部分をにゅるにゅると巻き取り、じわじわ締め付けていく。

 すると先走りのぬめりによって亀頭の方にスライドしていき、先端からにゅるりと滑って外れてしまう。

 そしてまたペニス全体に巻き直され、締め付けられ、先端へと滑っていく――

 「あぁぁぁ……! あぁぁぁぁぁぁ……!」

 それはまるで、執拗にペニスを扱きあげるような刺激。

 性的経験の皆無な少年は、その刺激でドクドクと射精してしまったのである。

 

 「ふぁぁぁ……」

 射精に追い込まれた後、脱力していく少年。

 巨大食虫植物は、獲物は暴れなくなったと判断し――

 「う、うわぁっ……!」

 その体を、無情にも捕食嚢の中に投げ入れられてしまったのだ。

 琥珀色の消化液がどっぷりと溜まった、ウツボカズラのような捕食器官へと――

 「ひぁ、あぁぁぁ……」

 少年の全身を、たちまち甘ったるい快感が包んでいく。

 ねっとりと絡んでくる生温い消化液、ヌルヌルした内壁――

 快楽の寝袋にすっぽりと包まれてしまった少年は、そのまま抵抗も出来ずに溶かされてしまうしかなかった。

 「ぁぁ……きもち、いい……」

 ウツボカズラから出た顔を、快楽で緩ませる少年。

 少しでも腕と足に力を込めるだけで、このおぞましい植物器官から脱出できるというのに――

 もはや彼は甘美な恍惚に支配され、身を委ねてしまっている。

 甘い快感を伴いつつ、その全身を消化液がじわじわと蝕んでいき――

 「ぁぁぁ……」

 こうして哀れな少年は、恍惚のままに溶かされてしまったのである。

 その肉体はドロドロに溶かされ、養分として吸収されてしまうのだった。

 

 こうして何人もの人間を捕食しているうち――その巨大食虫植物は、とうとう霊性を持ち始める。

 単純で原始的ながらも、いよいよ『彼女』は自我に目覚め始めたのだ。

 植物的に行うだけであった捕食に、意志が伴い始めたのである――

 

 

 

 「こ、これは……?」

 そう仰天する若者の体に、しゅるしゅるとツタが迫る。

 『彼女』は、自分が意志を持つように、この獲物も意志を持っているのだと気付いていた。

 そして、逃げようとする彼の体にツタを絡み付かせる。

 本能的反応ではなく、自分の意志をもって獲物を巻き取ってしまったのだ。

 「ひ、ひぃぃぃ……!!」

 暴れもがく若者を、ツタで持ち上げ――ぱっくり口を開けた捕食嚢の真上まで持ってくる。

 同時に獲物の体を締め上げていたツタを、『彼女』は股間のあたりまで這わせ始めた。

 「あぅぅ……な、何を……」

 男性器の上でツタをしゅるしゅる這い回らせると、ほとんどの男と同じようにそれが大きくなっていった。

 その意味こそ分からないものの、『彼女』は男の股間を刺激すれば肉棒が隆起することを理解していたのだ。

 そして『彼女』は、興味さえ抱きながらその棒状の器官へとツタを巻き付ける。

 そのまま締めたり緩めたりを繰り返していると、多くの男は情けない声を上げながら白く濁った液を放ってしまうのだ。

 「ふぁぁぁぁ……」

 ツタを絡めたり、締め付けたり、うねらせたりしているうちに――この男のモノも、びくびくと脈動を始めた。

 同時に、その先端の穴からびゅるびゅると白い液が撒き散らされる。

 その白濁液は、真下で口を開けている捕食嚢へと垂れ落ちていった。

 「あぅ……うぁぁぁ……」

 一度の射精で、それは終わらず――まるで搾るように、彼のペニスはツタで刺激され続ける。

 無数のツタが肉棒を絡め取り、ギュウギュウに締め付けて精液を搾り取る――

 それは、『彼女』の意志で行われていることだった。

 獲物の体液を、こうやって搾り出す――その行為は、『彼女』の中で奇妙な感覚を沸き上がらせた。

 まるで獲物の男を完全に支配してしまったような、たまらない優越感だ。

 そして、捕食嚢の中へと垂れ落ちていく精液。

 その中にはたっぷりと養分が含まれいるだけでなく――なぜか、とても満たされる気分になる。

 この液体を、もっと効率的に搾り出せないものか――『彼女』は、そう考えるのだった。

 

 「う、あぁぁぁぁ……」

 十回ほど強制的に排出させ、獲物の白濁を搾り尽くした。

 なぜかは分からないが、こうして体液を搾るのは獲物にとっても心地良いらしい。

 十回もやってやれば、獲物はほとんど抵抗の気力を失ってしまうのだ。

 そして――これから、もっと心地良い目に遭わせてやるのである。

 『彼女』の植物の身に、ぞくぞくと愉悦のような感情が広がった。

 「や、やめ……うわぁぁぁぁ――!」

 そのまま――獲物を、捕食嚢の中へと落とし込んでしまう。

 消化液の溜まった捕食器官に、どっぷりと――

 「ぁぁぁ……」

 すると――獲物はたちまち体の力を緩ませ、大人しくなってしまうのだ。

 こうなってしまえば、後は『彼女』のなすがままに溶かされていくのみ。

 『彼女』には、なぜ獲物が逃げようとしないのか、捕食されているのに悦んでいるのか分からない。

 ただ――自由意志を持つ高等生命体を、自分のような単純な植物が餌食にしてしまうのは心地良かった。

 ヒトの体をじっくりと溶かし、養分にしてしまう――その優越感を味わいながら、今日も『彼女』は男を餌食にしたのである。

 

 

 

 それから、人を貪り続けて数年。

 その貪欲な本能に従って、『彼女』は効率的に進化していく。

 特に、タンパク質に満ちた体液――精液をより効率的に吸い出せるように。

 さらに『彼女』は、進化という観点では説明できない特質を持つようになっていた。

 それは、ヒトを食らい続けたことで獲得した霊性によるものか――

 人間にも劣らないほど明確な自我と、そして人間女に酷似した肉体。

 植物組織を用いて、人間女性のような形態さえ形作るようになったのだ。

 女性の自我に、女性の体――『彼女』は、もはや妖女と呼ばれるに相応しい存在となっていたのである。

 

 

 

 「うわ、わぁぁぁぁ……!!」

 今度の獲物は、十五歳ほどの少年。

 この美女の肉体で艶めかしく誘い、そしてツタを絡め、自由を奪っていく――

 その過程で、『私』の嗜虐心はじんわりと満たされていく。

 「ほぉら……私のツタに絡め取られていくわよ……」

 私は、人語で獲物にそう語りかける。

 こうやって獲物を弄びながら、その絶望を味わうのが私の悦び。

 「あなたは、私に食べられてしまうのよ……おおきなウツボカズラで、ドロドロに溶かされて……ふふっ」

 「い、いやだぁ……!」

 ツタに絡め取られながらも、じたばたともがく少年。

 そのズボンを剥ぎ取り、下半身を露出させ――そして、特別な用途の植物器官を少年の眼前にさらした。

 「ほら……どうかしら? いやらしい形をしているでしょう」

 「な、なにこれ……?」

 それは、巨大な捕食嚢よりも遙かに小さいウツボカズラだった。

 ペニスにかぶせ、より簡単に、より大量に男のエキスを搾り出すためのもの。

 捕食嚢をその目的に応じて進化させた――天然の搾精器官なのである。

 「ほらほら……この中に、あなたのおちんちんを呑み込んでしまうのよ。

  そして、とってもいいことをしてあげるわ。これで精液を搾り取ってあげる……」

 「え……?」

 少年は、思わず唾をごくりと呑み込んでいた。

 粘液がたっぷりと満たされた壺状植物に、怯えた視線を送りながら――

 「ふふっ、気持ちいいわよ……この植物の中で、何回イってもいいの。

  好きなだけ、種付けをしてもいいのよ……」

 「い、いやだ……」

 口ではそう言いつつも、少年は肉棒を勃起させてしまう。

 愚かにも、この搾精器官の使途を知り――欲情してしまったのだろうか。

 いや、生命の危機に瀕し、生殖本能が強く出ているのか――あるいは、その両方か。

 ともかく私は、その少年のペニスにウツボカズラを被せてしまったのだ。

 まるで、彼を犯すかのように――

 「あ、あひ……あひぃぃぃぃ……!」

 中は粘液がたっぷりと満ち、ヌメった内壁が男性器にぴったりとフィット。

 温もり、締め付け、蠢き、ヌルヌル感――それらをペニスへと与え、射精させてしまうのである。

 呑み込んだ者を恍惚に浸らせる捕食嚢と、基本的な仕組みは同じと言えるだろう。

 「あぅぅ……あ、あぁぁぁ……!」

 そしてペニスを呑み込まれた少年も、みっともなくよがり始めた。

 淫らなウツボカズラの中で、彼のペニスをたっぷりと刺激してあげる。

 快楽に身悶えする彼の顔を眺めていると、ゾクゾクするような愉悦が全身を駆け巡る。

 男の男性器を弄び、嫐り尽くす優越。

 優しく揉みほぐし、締め付け、吸い付き――そうしていると、たちまち少年はドロドロの顔になってしまう。

 「ふぁぁ……気持ちいいよぉ……」

 「ふふっ……なら、そのまま出しなさい。その中に種付けするのよ……」

 「あ、あぁぁぁぁぁ――」

 どくっ、どくっ、どくっ……とウツボカズラの中に溢れ出る精液。

 たちまち少年は射精まで追い込まれ、粘っこい白濁液を撒き散らしてしまったのである。

 「ふふ、種付けしちゃったわね……美味しいわ……」

 そのみずみずしいエキスを、私はゴクゴクと植物器官で飲み干す。

 何が種付けなものか――生殖器に刺激を与え、ただ強制的に精液を排出させているだけ。

 そして吸い出された種汁を、養分にしている――そう考えるだけで、少年がとてつもなく惨めに思える。

 それと同時に、私はこの若いオスを支配しているという感覚に満足した。

 この男性器に生殖と同じ――いや、それ以上の感触を与えて、子種を啜り取ってしまうのである――

 「――惨めねぇ」

 「あうう……あぁぁぁ……」

 そうした私の呟きは、少年に多くを語らずとも屈辱感と敗北感を与えたようだ。

 そんな少年を、なおも私は連続絶頂に追い込むのだ。

 ウツボカズラで弄び、嫐り、いたぶり尽くして――

 「ああ、あひぃぃぃぃぃ――!!」

 私の与えてあげる刺激に反応し、少年はドプドプと精液を漏らし続ける。

 その肉体を蹂躙し、生命の尊厳をも踏みにじり、ただ食事のためだけに種汁を搾り出しているのだ。

 これに勝る愉悦が、他に存在するだろうか――

 少年を連続強制射精に導きながら、私は深い満足感と優越感を味わっていた。

 

 「あ、ひぁぁぁぁ……」

 「そろそろね、ふふっ……」

 散々に精液を搾り取られ、すっかり骨抜きになってしまった少年。

 その肉体を、いよいよ捕食嚢へと落とし込んでしまうのだ。

 「あぅぅ……」

 少年は脱力したまま、ぱっくり口を開ける捕食嚢へと引き込まれていく。

 もはや抵抗の気力を失い、まるで無抵抗のまま大蛇に丸呑みにされるネズミの目だ。

 疲れ果てた中、絶望と期待が伺える、私の好きな目――

 「ぁぁぁぁぁ……」

 そして、その体を快楽の捕食嚢で包み込んでしまう。

 中をすぼめて、体にフィットするようにしてあげれば――それだけで、惨めなオスは悦んでしまうのだ。

 彼も掠れた喘ぎ声を上げ、中でドクドクと射精してしまったようだ。

 「ふふ……その中で、ドロドロに溶かされてしまうのよ。

  どう? 幸せ……? 私に食べられて、嬉しいかしら……?」

 そう語り掛けながら、私は消化液の中で無抵抗になった少年を弄ぶ。

 すっかり恍惚に浸った男性を、ドロドロに溶かしてあげる――

 これこそ、私の最も満ち足りるときなのだ。

 「ふぁぁぁ……」

 私の中で甘い恍惚に浸りながら、彼の肉体は消化されていく。

 そして身も心も、私のものとなってしまうのだ――

 

 「ふふっ、とっても美味しかったわ……」

 人間を捕らえて、養分にしてしまう――その支配感と優越感こそが、私の愉悦。

 こうして少年を消化し終え、私は肉体的にも精神的にも満ち足りるのだった。

 

 

 

 

 

 このように――世の中には、思わぬ生態を持つ植物が存在する。

 あなたも、密林の奥地に踏み込む際には細心の注意を払わなければならないだろう。

 食虫植物の妖女に溶かされ、養分とされたくなければ――の話だが。

 今日も彼女は、密林の奥であなたが来るのを待っているのかもしれない。

 

 

 



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