女給仕エミリア


 

 「はんせい……、したから……ぁぁぁぁぁッ!!」

 

 ずちゅっ、ずちゅっ、ずちゅっ……

 生きた搾精機械に、淡々と精液を吸い上げられる青年。

 彼は地獄の快感を味わいながら、エミリアに全面恭順を誓っていた。

 「もう、おいたはなされませんか?」

 「し、しない……! あああぁぁぁ!!」

 普通なら、数秒から数十秒で過ぎ去る射精の快感――

 あの腰が痺れるような甘い感覚が、段々とキツくなりながら延々と続く。

 これ以上続けられたら、頭がおかしくなってしまう――!!

 

 ちゅぷ……

 

 青年が発狂も覚悟した瞬間、ようやくエミリアの尻尾がペニスから離れてくれた。

 嵐のような快感は消え果て、霧が引くように普段の感覚が戻ってくる。

 「本当に反省しているようですね、御主人様。お仕置きはこれで止めにしましょうか」

 「あ、ああぁぁ……」

 命が助かった――そう、青年は実感していた。

 あと少しでも長引けば、精神が崩壊していただろう。

 青年はつくづく、エミリアの気紛れで自分などどうにでもなるということを思い知ったのである。

 「今度おいたをしたら、搾精器具を用いたり、搾精生物をけしかけて恥辱を与えます。よろしいですね?」

 エミリアは冷酷な眼差しで告げた。

 どう考えても脅しではない――彼女なら、本気でやるだろう。

 「は、はい……すみません」

 地面に横たわったまま、青年は頷いた。

 余りに消耗が激しすぎて、立ち上がる気力すら残っていない。

 

 「あら、あれしきで腰が抜けましたか――」

 エミリアは青年の体を抱え上げると、そのまま邸内まで運んでいった。

 そして、柔らかいベッドの上へと彼を横たわらせる。

 「ところで御主人様。私の尻尾はお気に召しましたか?」

 「う、うん……最高だった……」

 「では、搾精のレパートリーに追加しましょう」

 「え……!?」

 思わぬ言葉に、複雑な表情を浮かべる青年。

 確かに快感は強烈だが、あれは余りにも激しすぎる。

 ……とは言え、またあれを味わってみたいという思いも否定しきれない。

 

 そんな青年を尻目に、エミリアはすっくと立ち上がる。

 「……では、そろそろお仕事に入って参ります」

 素早く準備を整え、そのまま屋敷を出ていくエミリア。

 そして六日間、彼女のいない日々が始まるのだ。

 当然ながら寂しい――が、七日目に帰ってくるので苦ではない。

 それを待つのが、彼の毎日の意味そのもの。

 

 次のお仕置きは、どんな事をしてもらえるのか――

 青年は、期待で胸を膨らませてしまうのだった。

 

 

 



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