ハーピー


 

 バサバサバサッ……!

 

 「ん……?」

 人里離れた岩山の山間部。

 旅人である青年は、頭上から響く大きな羽音に顔を上げていた。

 奇妙な生物が巨翼をはためかせて飛翔しながら、一直線にこちらへ接近してくるのだ。

 あれは――人間? いや、鳥?

 その外見は基本的に可愛らしい少女、しかし肩から先は鳥のような翼と化していた。

 そして膝から先も、鳥のような脚部となっている――まるで鳥と人間が融合したような、奇妙な生物。

 「なんだ、あれ……?」

 不幸にも青年は、この人里離れた崖地に現われる妖女の話を耳にしたことはなかった。

 いよいよ日差しが温かくなってくる春先、若く健康そうな人間のオスをさらう鳥妖――ハーピーのことを。

 この地域に地元の人々は近寄らない理由を、旅人である青年は知らなかったのである。

 

 「う、うわぁ……ッ!!」

 その異様な姿を確認した次の瞬間には、青年の体はハーピーに抱え上げられていた。

 それはまるで、一瞬で獲物を捕えた猛禽類の動作そのもの。

 ハーピーは脚部を器用に扱い、青年の肩をがっしりと掴んだまま急上昇したのである。

 さっきまで立っていた地面はみるみる遠のき、青年は大空へと抱え上げられてしまったのだ。

 「た、たすけ……」

 抗おうとしたのも束の間、急激な気圧の変化で青年の意識はたちまち薄れ――そして、気を失ってしまう。

 「えへへ……♪」

 力を失った青年をぶら下げ、いずこかへと運んでいくハーピー。

 そのあどけない顔には、満足そうな笑みが表れていた。

 

 

 

 

 

 ……ぴちゃ。

 ぴちゃぴちゃ。

 ぴちゃぴちゃ、れろれろ……

 

 「う、うん……?」

 股間から沸き上がる、とろけるように気持ち良い感覚。

 そして、ぴちゃぴちゃと響く音。

 ペニスに何かぬめったものが這い回り、艶めかしい刺激を受けているのだ――

 

 「な、なんだ……!?」

 青年はみるみる覚醒し、身を起こそうとする――が、体は動かなかった。

 彼の体は大の字に広げられたまま、手足を土のようなもので固定されていたのである。

 むしろ体のほとんどは土に埋まり、胴体部と頭部だけが露出しているという状態。

 両足は太腿まで、両手は肩の部分まで埋められているのだ。

 なぜだか衣服は脱がされ、全裸にさせられている――そのせいで、少し肌寒い。

 どうやらここは、土や木を固めて造られた鳥の巣状の場所。

 青年の体はその中に埋められ、巣の一部にされてしまっているのである。

 空気の感じからして、かなり標高の高い場所のようだが――

 しかし青年は、悠長に周囲を観察できる状態ではないことに気付いた。

 

 「え……ええっ!?」

 なんと青年の股間に顔を埋め、一人の可愛らしいハーピーが肉棒に舌を這わせていたのだ。

 れろれろと棒を舐め上げ、舌で亀頭をぴちゃぴちゃと舐め回している。

 それはまるで、猫がミルクを舐めているかのよう――そんな少女の目には、いかにも楽しげな色が浮かんでいた。

 外見は15歳ほど、青年をさらってここまで連れてきたハーピーに間違いない。

 「キ、キミは……あうっ!」

 「あ、起きた……れろれろ♪」

 敏感な裏筋の部分を舐め上げられ、たちまち青年の声は淀んでしまう。

 彼が失神している間に大きくされていた肉棒――そこへと丹念に舌が這い、青年は快感で身をよじっていた。

 それはフェラという大したものではなく、ちろちろと舌で舐める単調なもの。

 「あ、あぅぅっ……!」

 それでも訳の分からない状況で受ける舌奉仕により、性的経験が皆無に近い青年は息を荒げて悶えてしまう。

 そんな責めを受けながら、彼は周囲にもう数人のハーピーがいることに気付いていた。

 

 「あは。種付け君、すっごくやらしい顔してる……」

 「そんなに気持ちいいのかな……?」

 ある者は巣のふちに腰を下ろし、ある者はにこやかにこちらを眺め――

 股間に顔を埋めている少女も含めて、この巣には四人ものハーピーがいるようだ。

 二十代ほどの綺麗な女性が一人に、十五歳ほどの可愛い少女が三人――人間で言えば、そのくらいの年頃だろうか。

 「あ、うぅぅぅぅ……!」

 「れろ、れろ……えへへ……♪」

 何がどうなっているのか分からないが、可愛らしい少女ハーピーは青年のペニスを舌で愛撫し続ける。

 表面を執拗に舐め回すような舌愛撫に、青年はくすぐったさにも似た快感を受けていた。

 「ねぇ、ピア。いつまで味見してるの? そろそろ代わってよぅ」

 「そうだよー! 私も舐めるのー!」

 ペニスを舐めている少女と同世代のようなハーピーが二人、青年の股間へとにじり寄ってくる。

 「えへへ……あむん」

 しかし、ピアと呼ばれたハーピーは仲間の言葉を無視し――

 それどころか独り占めするかのように、青年のペニスを口内にぱっくりと含んでしまったのだ。

 「うぁ……!」

 ヌルヌルした口内でちゅうっと肉棒を吸い付かれ、青年は快感で表情を歪めてしまう。

 さらにピアは、口内をむぐむぐと動かしつつ亀頭を舐め回してきた。

 「あっ、こら……!」

 「何してるの、ピア!」

 二人のハーピーは、ペニスを咥え込んでしまったピアの体をゆさゆさと揺する。

 そればかりかピアの細い肩に手を伸ばし、青年から強引に引き剥がそうとしてきた。

 「んー! んー!」

 ピアはそれでもペニスを口から離そうとせず、いっそう深く咥え込んでしまう。

 それをなんとか引き剥がそうと、ピアの体を揺すったり引っ張ったりするハーピー少女二人。

 ピアの顔が青年の股間で激しく暴れ、頬張られたペニスには不規則で強烈な刺激がもたらされていた。

 ハーピー三人によるペニスの奪い合いは、口内の肉棒に激しい快感を与える結果になっていたのである。

 

 「うぁぁ……! や、やめてぇ……!」

 肉棒を離すまいときつく吸い付かれ、口内は真空のような状態となった。

 ヌルヌルで温かい頬肉がきゅうっと密着し、亀頭がきつく絞られる。

 さらにピアの体をハーピー達が揺することで、ペニスには不規則な上下運動がもたらされた。

 「あ、あぅぅぅ……!」

 ちゅるちゅる、ちゅばちゅばと吸引音が響き、青年は快感に悶絶する。

 きつく吸い上げられながら、上下のピストンを与えられたのと同等の感覚――

 しかもそれは極めて不規則なもので、予測不能の快感をもたらしてきたのだ。

 もはや青年はこれ以上耐えることができず、いよいよ限界を感じ始めていた。

 

 「こらー! 離せー!」

 「ピア、ずるーい!」

 ピアの体はがくがくと揺さぶられながら、意地でも離すまいと口内での吸引は増すばかり。

 唇の輪はカリのくびれをしっかりととらえ、その体が揺さぶられることによって、すぼめた唇がカリを上下する。

 時にピアはイヤイヤをするように首を軽く左右に振り、頬肉にまで亀頭が擦れてしまう。

 それでいて口内での吸引は増していき、亀頭に吸い付くような責めとなり――

 「ダメだ、もう……! あ、あぁぁぁぁぁぁ……」

 そのあまりに激しい刺激に、青年はあっという間にピアの口内で絶頂してしまった。

 「ん、んんんん……!」

 突然に、ドクドクと口内に溢れ出した精液。

 少し驚きながらも、ピアはちゅうちゅうと吸い取ってしまう。

 少女は、口内で青年をイかせるつもりはなかったのだろう。

 妨害を受けながらもペニスを口内に咥え込み続けることによって、激しい快感を青年にもたらしてしまった――

 いわば偶発的な射精だったが、それでもピアは満足だった。

 自分の口で絶頂に導き、溢れさせた白濁――それを愛おしむように、ゴクゴクと飲み干したのである。

 

 「あーっ!!」

 「種付け君、イっちゃったー!」

 青年の口内射精を察知し、批難がましく叫ぶ二人の少女ハーピー。

 ピアは精液を飲み干し、いったん口を離すと――さらに、青年のペニスに舌を這わせてきた。

 「えへへ……お掃除〜♪」

 ちろ、れろ、れろ……と、ピアのピンク色の舌が亀頭に粘ついた精液を舐め取っていく。

 「あ、あぅぅぅぅ……! や、やめてぇ……!」

 敏感な亀頭がなおも舌の責めを受け、青年は身をよじって喘がされていた。

 なぜ自分がこんな目に遭わされているのか、さっぱり理解できないままに――

 「ちょっとピア、もう許さないから……!」

 「私も、私も〜!」

 そして、二人の少女ハーピーまでがペニスに顔を寄せてくる。

 彼女達はピアにならって舌を伸ばし、肉棒の表面にれろれろと這わせてきたのだ。

 

 れろっ……! ねろねろ、れろり……

 ちろちろ、じゅるるっ……!

 

 「ひぃっ! あ、うぁぁぁぁ……!」

 たちまちペニスには三人の舌が這い回り、青年はぬめった感触にのたうちまわることとなった。

 精液はとうに舐め尽くされていたにもかかわらず、舌は肉棒の隅々をねっとりと這い回り続ける。

 「先っちょ、れろれろ……」

 「ピア、ずるい……私も、先っちょ舐めるのー!」

 「やだぁ、今度は私ー!」

 しかも三人は、今度は尿道部を誰が舐めるかで競争を始めてしまった。

 一人が尿道をちろちろと舐めていたら、他の二人が強引にそこへと割り込もうとする。

 そして舌を押しのけ、尿道を舐める座を奪い――それでもすぐに、他の二枚の舌に追い出されてしまう。

 そんな激しい争いは、当然ながら亀頭部へのヌルヌルした摩擦を伴っていた。

 争い合い、他者の舌を押しのけ、三枚の舌が亀頭をねろねろと這い回る――

 そんな三枚の舌が織り成す不規則な刺激は、青年の脳内をバラ色に染めるのに十分だった。

 「ひぃ……! あ、あうぅぅぅぅ……!」

 強烈な快感が沸き上がり、青年はヨダレを垂らして亀頭舌責めに身をよじる。

 裏筋も、カリの部分にも三枚の舌は執拗に這い回り、先端部に執拗な刺激を与え――

 「だめー! 今度は私が舐めるのー!」

 「どいてよー。オシッコの穴、美味しいもん」

 「やだやだ、離さないからー♪」

 そんな風に、青年の反応は全く無視したまま亀頭の上を這い回り、尿道を奪い合う三枚の舌。

 ハーピー達が争いあっている間にも、青年の快感はみるみる増幅していく。

 「あぐっ! あぁぁぁぁぁぁッ!!」

 ぴちゃぴちゃ、じゅるじゅると亀頭全体を舐め回され――必死で身をよじりながら、青年は悶え喘ぐ。

 しかしハーピー達は青年の様子など気にすることなく、尿道付近を舌で嫐り尽くし――

 その容赦ない責めの前に、青年はあっという間に二度目の絶頂に導かれてしまった。

 

 「あ、もう出る……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 「えっ……?」

 ようやく青年の限界を察知した次の瞬間、少女ハーピー達は顔に精液を浴びていた。

 びゅくびゅくと飛び散った白濁は、三人の顔が交差するちょうど真ん中に撒き散らされたのである。

 伸ばした舌や顎にも、大量に迸った精液が降りかかっていった。

 「あー! 出ちゃった!」

 「今度は私が舐めるの!」

 そして、またもや三人のハーピーによって精液の奪い合いが始まる。

 「やめてぇ……! で、出てるところを舐めないでぇ……」

 襲い来る強烈な快感の前に、青年は無力な懇願の声を漏らすしかなかった

 亀頭を争うように舐め、吸い付き――射精中のペニスに、執拗な責めが与えられる。

 ピンク色の亀頭粘膜に、れろれろと舌が這い回る刺激。

 それもやはり、亀頭に粘り着く精液を奪い合うように――

 「あー、あぁぁぁぁぁ……!」

 青年は体をよじりながら、ペニスを徹底的に嫐られてしまったのである。

 あまりの快感に、彼の体はもはや弛緩しきってしまった。

 

 

 

 「まったく……少しは仲良くできないの?」

 おもむろに動き出したのは、今まで巣のふちにのんびり座っていたお姉さん風ハーピー。

 どうやら彼女は、三人の少女ハーピーよりも僅かに上の世代らしい。

 「なんだ、これ……ど、どうなってるの? 僕は、いったい……」

 ようやく疑問を言葉にした青年に、そのお姉さんハーピーは答える。

 「私達の種族には、オスはいないのよ。だから人間のオスを捕まえて、交尾相手にするの。

  タダでいい思いができてラッキーだと思って、種付け頑張ってね」

 「こ、交尾ってそんな……うあああっ!!」

 抗議しようとした次の瞬間には、青年はお姉さんハーピーにのしかかられていた。

 バサバサと浮遊したと思ったら、たちまち腰の上にまたがっていたのである。

 青年がさらわれた時と同じような、あっという間の早業だった――

 「じゃあ、私が最初に種付けしてもらうから……」

 「あー! ピアナ姉様、ずるーい!」

 「あなた達は味見したでしょ、次は私の番よ。ほらほら、次の順番決めときなさい」

 「……は〜い」

 やはり年長者には逆らえず、三人の少女ハーピーは素直に順番争いを始める。

 羽を大きく広げて威嚇し合う三人の少女を尻目に、ピアナは微笑みながら青年を見下ろした。

 「……じゃあ、私と交尾しようか。すごくキモチいいから、あっという間に終わっちゃうと思うけどね……」

 そう言いながらピアナは羽を器用に扱い、自身の蜜壷に青年のペニスをあてがう。

 そのまま騎乗位の体勢で、一気に腰を沈めてきた――

 

 ずにゅ、ずぬぬぬぬぬぬ……

 

 「あ、ああぁぁ――ッ!!」

 ねっとりと生温かいぬかるみに肉棒がとらわれ、青年は快楽の悲鳴を漏らしていた。

 ピアナの膣内はぬるぬるで、優しく絡み付いてくるのだ。

 激しい締め付けではなく、まったりと揉みほぐすように絡む肉壁の刺激。

 その生温かさの中に溶けてしまうように、じんわりと快感が沸き上がってくる――

 挿入した瞬間に射精を意識してしまうような、凄まじい名器だった。

 「あう……、す、すごい……」

 青年はとろけそうな気分に浸りながら、ただ息を荒げるのみ。

 「どう? あんまりもちそうにないでしょ、種付け君。すぐにトドメさしてあげるね……」

 ピアナは征服感のこもった笑みを浮かべると、おもむろに腰を揺すり始めた。

 それも激しい動作ではなく、ゆっくりと腰をくねらせるように二度三度――

 ぬぷっ、ぬぷっ、ぬぷっ……と、ぬるぬるの沼の中を泳がされるような感触。

 「あ、あぅぅ……!」

 それでも、青年はあっという間に果てていた。

 ねとねとの肉がじっくりと絡み付いてくる感触に耐えきれず、ドクドクと漏らしてしまったのである。

 「ふふふ、出てる出てる……」

 ピアナは自身のお腹をさすりながら、その体内奥で青年の射精を受け入れていた。

 ぬめった膣洞がじっくりとペニスに絡み付き、精液の放出を助けるかのように蠢く。

 「あぁぁぁぁぁぁ……」

 強引に犯されたあげく、挿入してほとんど我慢できないまま射精させられた――

 そんな屈辱や惨めさを味わいながら、ハーピーとの交わりを体験する青年。

 彼はピアナの生殖器に精液をたっぷりと注ぎ込みながら、交尾の快楽を思い知ったのである。

 

 「あは、たっぷり貰っちゃった……ありがとね」

 ようやく射精が終わると、ピアナは満足そうな顔で青年の体から離れていた。

 「はーい! じゃあ、次は私ー!」

 しかし、息を吐く暇もなく彼の体の上に馬乗りになる少女ハーピー。

 二番手は、青年をここまでさらってきたピアだった。

 「あ、あぅぅ……少し、休ませて……」

 「だーめだよー。種付け君は、私と交尾するのー♪」

 ピアは無邪気かつ無慈悲に宣言し、そのまま一気に腰を沈めてきた。

 ぬるるるるる……と、その小振りな蜜壷に青年のペニスが包み込まれてしまう。

 「あ、うぅぅ……!」

 挿入した直後、青年は表情を歪めて喘いでいた。

 その中は驚くほどに熱く、そして締め付けもきつい。

 腰を動かしていなくても、きゅんきゅんと膣肉がペニスを締め上げ続けているのだ。

 まったりと絡むピアナの膣とは違い、元気よく締め付けの刺激を与えるタイプの名器である。

 どちらも快楽の優劣をつけられるようなものではなく、青年はただその快感に酔わされるのみ。

 人外の蜜壷で、射精を強制させられる――それが、彼女達に捕まった獲物の運命なのだ。

 「だめだ……もう、出ちゃう……! は、離れて……」

 こんなあどけない少女の膣内に射精してしまう――その罪悪感が、なんとか射精を押しとどめている。

 しかしそれも、人外の快楽の前では無駄な抵抗に過ぎないのである。

 「えへへー! もっと締め付けてあげるー!」

 ピアはにこにこと笑い、下腹部に力を込めてきた。

 すると蜜壷内の肉が、きゅっ、きゅっ、と収縮してきたのだ。

 それはいっそう心地よい締め付けとなり、青年のペニスを快楽の世界に導いていった。

 「あ、あぅぅ……、もう……」

 こんなにあどけない少女に、種付けしてしまう――その躊躇は背徳感へと変わり、彼は犯されるがままになってしまう。

 頭の中が快楽に支配され、心地よく射精することしか考えられなくなってしまったのだ。

 こうしてピアに身も心も委ねてしまった今、果ててしまうのも一瞬だった。

 「出そう? 出しちゃっていいよ。中で、いっぱい……♪」

 「あうぅぅ……! あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!!」

 たっぷりと締め付けてもらったペニスはたちまち音を上げ、快楽の脈動を始めてしまった。

 そして狭い膣内で、精液がびゅくびゅくと漏れ出てしまう。

 「えへっ、搾っちゃった……♪」

 脈動しながら溢れ出る精液を膣奥で受け止め、ピアはあどけない笑みを受ける。

 射精を手助けするように膣内の収縮は続き、最後の一滴まで蜜壷に吸い取られたのだった。

 「うぅぅ……」

 少女ハーピーにまで交尾を強制され、青年のプライドは完全に打ち砕かれてしまう。

 惨めさと情けなさに彼は涙をこぼしたが、それでもなおハーピー達は無慈悲だった。

 それも当然、彼女達は青年を生殖の道具としか考えていないのである。

 

 「じゃあ、次は私ねー♪」

 そしてピアが離れた次の瞬間には、順番待ちしていたハーピーが青年にのしかかってくる。

 騎乗位の体勢のまま、やはりあっという間にペニスを膣内へと導いてしまった――

 青年に抗う暇さえ与えないまま、たちまちのうちに犯してしまうのである。

 「あ、うぅぅ……!」

 その蜜壷の中はピアと同じく、とても狭くて締まりもキツかった。

 少女の膣は男の精液を搾るという機能を容赦なく行使し、ぎゅうぎゅうとペニスを締め付けてくる。

 「じゃあ、いっくよー!」

 そして今度の少女は、唐突に腰を振り乱してきたのだ。

 お尻を叩き付けるように上下、腰を振り乱すように左右に――

 そんな激しい腰の振りは、ぐちゅぐちゅと音を立てながら極上の摩擦感を生み出していた。

 「あ、あぁぁぁぁぁぁぁ――!!」

 心地よい締め付けと摩擦に男性器をさらされ、青年はじたばたと悶えてしまう。

 ヌルヌルの壁がペニス全体にまとわりつき、無数のヒダがカリの出っ張りに擦れているのだ。

 その出し入れしている感覚だけでも、腰からみるみる力が抜けていった。

 そして強烈な締め付けは、ペニスを握り込むかのように圧迫してくる――

 きつく包まれ、激しく摩擦される感触の前に、彼はもはや我慢する気力さえなかった。

 「うりうりー! イっちゃえー♪」

 さらに少女の腰の振りは激しさを増し、青年を嫐りたてる動作を見せる。

 魔性の蜜壷の中でペニスは激しい陵辱を受け、揉みくちゃにされ、絶頂へと追いやられていった。

 「ああ、もう出る……! あぁぁぁぁぁぁ……!」

 「ほらほら、たっぷり種付けして♪」

 ねだるような少女の言葉と、騎乗位での猛ピストン――それに耐えられず、たちまち精液が溢れてしまう。

 膣内でたっぷりと放たれた白濁は、ごぽごぽと結合部から漏れ出してしまった。

 「ああっ、こぼれちゃった。奥で受けないと……」

 慌てて少女はずぶりと腰を沈め、亀頭部を子宮口にまで届かせる。

 ペニスはびゅくびゅくと脈動し続け、子宮の入り口へとたっぷり精液を注ぎ込んだのである。

 

 「はい、やっと私ー♪」

 「ああ、もうやめてぇ……」

 今まで繋がっていた少女は押しのけられ、三人のうち最後の少女が座り込んできた。

 そして青年に背面を向け、ペニスを手で支えながらゆっくりと腰を下ろす。

 今度は騎乗位ではなく、背面座位のような体勢での交尾だ。

 ぬぷっ……とペニスは少女の蜜壷に包み込まれ、再び心地よい締め付けが襲ってきた。

 「あ、あぁぁぁ……」

 「えへへ……お尻、振ってあげるね」

 笑みを見せながら、少女は遠慮がちに腰を振ってきた。

 自分の股間で、ふりふりと揺れる大きなお尻――

 蜜壷の中では、ぬちゅぬちゅとペニスが責めを受ける。

 ぬるぬるの内壁やヒダにこすれ、包み込まれるような感触を味わい――

 

 「あ〜! 乳首が立っちゃってる〜♪」

 そしておもむろに、横から見ていたピアが青年の胸へと顔を寄せてきた。

 ピンク色の舌を伸ばし、乳首をペロペロと舐め始めたのである。

 「あ、あぅぅ……!」

 それは、くすぐったいような心地よさ。

 容赦なく輪姦されながら、乳首まで舐められてしまう――それは情けなくもあり、震えるほどの快感でもあった。

 「や、やめてぇぇ……あぁぁ……」

 「こっちも立ってるよ……はむっ」

 そしてもう一方の少女ハーピーも、空いている方の乳首に口を付けてきた。

 両乳首を舌先で弄ばれ、舐め回され、唇で挟まれ、吸い付かれ、ついばまれ――

 さらにペニスもお尻の振りに翻弄され、ぐちゅぐちょと蜜壷内でいたぶられているのだ。

 三箇所の性感帯を徹底的に責め嫐られ、青年は快楽の桃源郷へと導かれていく。

 「ふぁ、あぁぁぁぁぁぁ……」

 「ほらほら……早く、中で出しちゃって♪」

 「んむ、れるれる……」

 「ちゅぱ……」

 唾液にまみれた二枚の舌が左右の乳首を丹念に舐め回し、ペニスは狭い蜜壷で締め上げられ――

 あどけないハーピー達に弄ばれるまま、青年はたちまち絶頂してしまった。

 「あ、あぅぅぅぅぅぅぅぅ……!」

 ぬめった蜜壷の中に、またもやたっぷりと精液を注ぎ込んでしまう青年。

 少女ハーピーはふりふりと腰を揺らしながら、そのお腹で精液を最後まで受け止める。

 「ふふ……種付けしてもらっちゃった♪」

 お尻から生えている鳥の尻尾が、満足そうにぴこぴこと振られていた。

 そして、少女はようやく青年の上から離れたのである。

 「あぅぅ……」

 これで青年は、四人全員のハーピーと交尾させられたことになる。

 ようやく、これで解放してもらえるのか――

 

 「じゃあ一周回って、次は私ね――」

 しかし、思わぬ言葉が青年を絶望に突き落とした。

 なんと、最初に交尾をしたはずのピアナが再びのしかかってきたのだ。

 「そ、そんな……! もう……!」

 「キミはね、これからず〜っと私達の種付け係なの。いっぱい出して、いっぱい孕ませてね」

 酷薄な笑みを浮かべ、青年と繋がったままピアナは囁く。

 それはすなわち、青年は以後ずっと精液射出の道具として扱われ続けることを意味していたのだ。

 「そ、そんなぁぁ……うぐっ!」

 まるで青年を黙らせるかのように、その口をピアの唇が塞いでいた。

 「ん、んぐぐ……!」

 「ん、ちゅぷ……ん……♪」

 口内を陵辱するかのように、舌を絡めてねっとりとキスをするピア。

 もう一方の少女ハーピーはぴちゃぴちゃと乳首を舐め続け、ピアナはゆっくりと腰をくねらせ始める。

 「ん、んんんんん……!!」

 青年は涙を流しながら、なすすべもなく輪姦されるしかなかったのである――

 

 

 

 

 

 「助けて……もう、帰して……」

 何度となく繰り返された懇願に、耳を貸す者はいない。

 あれから数ヶ月、青年は今日もハーピーの巣で交尾を強要されていたのだ。

 彼女達が卵を産んだ後でさえ、それは終わることはなかった。

 青年はハーピー達に気に入られ、次の繁殖期も次の次の繁殖期にも用いられることになったのである。

 そして繁殖期でない時も――やることに、全く違いはなかった。

 生殖のための交尾か、嫐るための交尾か――それだけの違いだ。

 

 「逃がしてあげないよ〜。ずっと、巣の中で飼ってあげるから♪」

 「はい、ゴハン。人間の村から、オニギリってのを取ってきたよ」

 ピアはにこやかに微笑みながら、口移しで青年におにぎりを与える。

 彼女達はパンやおにぎりなど、村から人間の食事を盗んできているのだ。

 こうして青年はエサを与えられ、巣の中で飼われているのである――

 

 「あ、あぅぅぅぅ……」

 「あは……また漏らしちゃった♪ いっぱい動いてあげるから、もっと出してね♪」

 そして青年は今日も、ハーピーの生殖器内で新鮮な精液を搾られ続ける。

 延々と巣の中でいたぶられ、解放もされないままに犯され続ける――そんな、陵辱の日々。

 悪夢のような交尾地獄は、まだまだ終わらないのだった。

 

 

 



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