ハチ娘


 

 気が付けば、僕は薄暗い洞窟のような場所に寝かされていた。

 足元は蜜のようなものでネバネバして、周囲には甘い匂いが漂っている。

 なぜ、こんなところに寝ているのか。

 確か僕は、下校の途中に――

 

 「そ、そうだ……!」

 下校の途中に僕は、変な女性に襲われてしまったのだ。

 それは、蜂の格好をした十八歳ぐらいの綺麗な女性。

 しかしそれが単なるコスプレでないのはすぐ分かった――空を飛んでいたから。

 彼女は僕の体にしがみつき、そのハチそのものの腹部先端に備わった針で――

 ちくっ、とした感触の後、みるみる意識が薄れていったのだ。

 そして気付けば、この狭い洞窟のような場所に転がされていた――

 

 「は、裸……?」

 ようやく僕は、自分が服を着ていないことに気付いた。

 それでも肌寒いということはなく、洞窟の壁自体がぬくぬくと熱を放っているかのよう。

 いったい、どうなって――

 

 「目を覚まされましたか……?」

 「だ、誰!?」

 僕の背後で静かに控えていたのは、あの時僕を襲った女。

 上半身は綺麗な女性だけど――背中には、四枚の半透明な羽が突き出ていた。

 そして下腹部から下には、ハチそのもののぷっくりと膨らんだ腹部が備わっている。

 黄色と黒の縞模様で、先端には鋭い針が覗いていたのだ。

 「ば、ばけもの……!?」

 「ハチ娘のハニィです。突然ですけれど、貴方を生殖の相手として選ばせて頂きました」

 「せ、せいしょく……?」

 見た目は綺麗だが、彼女は人間ではない怪物なのだ。

 言っていることも意味が分からず、逃げようと思ったが――

 「ふふ……逃げられませんよ。貴方は、私のフェロモンの虜ですから……」

 にっこり微笑んで、ハニィとかいう女性は呟く。

 その言葉通り、意志に反して体が動かないのだ。

 麻痺している――のとは、違う。

 本心では逃げたくないという気持ちがあり、それを肉体が正しく理解しているかのよう――

 「私達の種族は、女王を奉るタイプじゃありません。一匹一匹が生殖能力を持っているんです」

 全く状況が分からない僕に対し、ハニィは淡々と語りかけてくる。

 ようやく――生殖の相手、という意味を僕は理解していた。

 まさか、こんな綺麗な女性と――

 

 「顔、赤くなってきましたね……どんな事されるか、分かりましたか?」

 ハニィのお腹――その先端部の針が、みるみる管状へと変化していく。

 どこかで聞いたことがあるが、ハチの針は産卵管の変化したものなのだ――

 「この産卵管で、精子を吸い取ってあげますね。怖くありませんよ、とっても気持ちいいんですから……」

 「そ、そんなの……!」

 怖くないと言われても、怖いに決まっている。

 しかしその恐怖とは裏腹に、僕の視線は産卵管の中へと注がれていた。

 それは、ピンク色の淫らな肉筒。中に詰まった柔肉が、ひくひくと痙攣している――

 ハニィはゆっくりと僕にのしかかり、そのハチの腹部をさわさわと撫でた。

 「私のお腹の中にたっぷり白いの注ぎ込んで、いっぱい赤ちゃん作りましょうね……」

 「そんな……僕、初めてだから……!」

 抗っているのか何なのか、自分でも良く分からないセリフ。

 なすすべもなく、僕は仰向けに押し倒されてしまったのだ。

 「まあ、童貞なんですね……?」

 そんな僕の上にのしかかり、ハニィはにんまりと笑みを浮かべていた。

 「じゃあ、貴方の童貞汁で孕んであげる……♪」

 そのまま、彼女の腹部がゆっくりと僕の股間に迫ってくる。

 ペニスはすでに興奮によって怒張し、びくびくと震えていた。

 その肉棒に、温かい産卵管が被せられ――

 「あ、はぅぅぅ……!」

 

 にゅくにゅくにゅく……

 

 狭い管状の器官に、ペニスが包み込まれてしまった。

 ねっとりと詰まった柔らかい肉が、肉棒をみっちりとくるみ込んでしまう――

 「童貞、奪われちゃいましたね。初めての交尾は、気持ちいいですか……?」

 僕の顔を覗き込み、ハニィはそう尋ねてくる。

 しかし、ペニスを包むとろけそうな感覚に、僕はそれどころではなかった。

 「あぅ、う、う……」

 「ねぇ……感想、聞かせて下さいよ。貴方と私、繋がってるんですよ?」

 そう――僕とハニィの体は繋がり、一つになっているのだ。

 ペニスが彼女の生殖器に埋もれ、精子が吸い出されようとしている――

 

 「き、きも……ち、ぃぃ……」

 先端から根本まで、ぬめった肉がやわやわと揉んでくる――

 そのあまりの快感に、僕は必死で射精をこらえるしかなかった。

 「可愛い、必死で我慢してるんだ……手加減してあげてるのに」

 そう言って、くすくすと笑うハニィ。

 手加減――という彼女の言葉とは裏腹に、その内壁は信じられないほどの心地よさでペニスをいたぶっている。

 少しでも気を抜いたら、たちまち射精してしまいそうなほどに――

 「じゃあそろそろ……精子、吐き出して下さい」

 

 きゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……!

 

 「あ、あぁぁぁぁぁぁ……!!」

 突然に、ハニィの卵管内がみっちりと締まってきた。

 その柔らかな内壁がせばまり、中に包んでいるペニスを揉み潰してくる。

 強烈な締め付けに、僕は身も世もないような快楽を味わっていた。

 「初めて漏らしちゃった汁で、子作りされちゃうんですよ……? 嬉しい? それとも、恥ずかしい?」

 「あひ、ひぁ……!」

 甘美な締め付けにさらされ、ペニスがひくひくと悦びの脈動を始める。

 抑えきれない疼きが、腰のあたりからペニスを伝わって――

 「まだ我慢するんだ……初めて汁、一気に吸い出してあげる♪」

 

 きゅぽ、きゅぽきゅぽきゅぽ……!

 

 内壁が蠕動を始め、ペニスを激しく揉みほぐしてくる。

 そのリズミカルな刺激に、僕は我慢することができなかった。

 甘い快楽の疼きが、一気に解き放たれてしまう――

 「あ、あああああぁぁぁぁ――!!」

 

 びゅく、どくどくどく、どくどく……

 

 心地よい脈動とともに精液が迸り、ハニィの卵管内に巻き散らしてしまった。

 それは管状器官を伝わり、彼女の腹奥へと吸い尽くされていく。

 「ふぁぁぁぁぁぁ……」

 いったん快楽に負けた後は、もう吸われるがままだった。

 「はい、出しちゃった。これで、パパになってしまいますね……うふふ」

 くすくす笑いながらハニィはペニスをずるずると吸い嫐り、たっぷりと精液を吸い上げてしまったのである。

 「あ、あぁぁ……吸われてる……」

 僕は、彼女の体内に精液を注ぎ込む快感に夢中になったのだった――

 驚くほど長い、とろけそうな射精が終わった後も、僕とハニィはしばらく繋がり続けていた。

 

 

 

 「濃厚な精子ですね。新鮮な童貞汁、たっぷり……」

 ペニスを産卵管から抜き、ハチのお腹を撫でてハニィは微笑む。

 「今、貴方の精子が、私の卵子に受精しているんですよ」

 「そろそろ、家に帰して……」

 仰向けで横たわったままのうわごとに対し、ハニィはきょとんとした表情を見せた。

 その顔に、みるみるやんわりとした笑みが浮かぶ――

 「何を言ってるんですか。まだ子作りは終わっていませんよ。

  産卵する穴も綺麗にしなくちゃいけないし、子供のための蜜も作らないと……」

 「え……?」

 ハニィが取り出したのは、土を固めて作った壷。

 そして彼女は口をぐちゅぐちゅと動かし、その中にたっぷりと唾液を垂らす。

 それはかなり量が多く、琥珀色の蜜のようだった――もはや、蜂蜜そのもの。

 どこかエロティックな仕草に見取れている僕の両足を、ハニィはぐいっと掴んだ。

 そのまま腰を強引に浮かせ、でんぐり返りの途中のような姿勢にされる。

 両足先は僕の頭より上に押し付けられ、ペニスから玉袋、お尻の穴までがハニィの眼前にさらされた。

 ちんぐり返し――と、俗に呼ばれているような体勢だ。

 

 「な、何を……」

 「ハチ娘が卵を産み付けるのは、男の人のお尻の穴なんです。

  受精している間に、この穴をキレイキレイにしてあげますね――」

 僕の肛門を覗き込みながら、ハニィは微笑んだ。

 「そ、そんな……」

 「お尻を洗ってあげてる最中に、たぶん何回も漏らしますから――

  垂れ流すのも勿体ないんで、蜜でおちんちん包んであげます。

  子供用の蜜になりますから、栄養たっぷりの白いオシッコいっぱい出して下さいね」

 「や、やめ……あぁぁぁぁぁ……」

 ハニィは壷の中に入った蜜を、僕の股間へとたっぷり垂らしてきた。

 それはペニスに粘り着き、地面に落ちずに包み込んでしまう。

 ゲル状の蜜が、肉棒にまとわりつくのは心地よかった。

 即座に射精してしまうような快感ではないが、ねとねとした感触がたまらない――

 僕は股間に蜜を垂らされ、絡められてうっとりとした気分になってしまう。

 

 「じゃあ……お尻の穴、洗いますね」

 とぷとぷとぷ……と、ハニィは僕の肛門にも蜜を垂らしてきた。

 「はぅ……!」

 「あは、穴がヒクヒクしてる……」

 可笑しそうに呟きながら、ハニィは菊穴の表面を指先で撫で回してきた。

 蜜の滑りも手伝って、ぬるぬるヌメヌメと――

 そのソフトな感触は、まさに夢心地の快楽だった。

 「あ、あぅっ……ぐ……」

 「たっぷり擦って、汚れを落としてあげますからね……」

 唾液の蜜をとぷとぷと垂らしながら、ひくひく震えるアナルが摩擦され続ける。

 指先で円を描くように、ごしごしと擦るように――

 そのあまりに屈辱的な扱いとは裏腹に、ペニスは快感で強張りきっていた。

 「ふぁぁぁ……」

 「ふふ、気持ちよくなっちゃってる……我慢しなくても、漏らしちゃっていいんですよ?」

 そう言いながら、ハニィは会陰部や肛門の表面を指先で撫で回し――

 「じゃあ、中も洗いますね……」

 つぷっ、と粘液でヌメヌメの人差し指を肛門に挿入してきた。

 最初は浅く、第一関節まで――

 

 「あ、あぅぅぅぅぅ……!」

 ぬるりと滑り込む感触だけで、僕は雷に打たれたかのような衝撃を受けてしまった。

 どくっ、どくっ……と、ペニスに粘り着いている蜜の中に精液が溢れてしまう。

 「あ、あ……」

 「お尻いじられて、出ちゃいましたね……♪」

 それは、あまりの気持ちよさに驚いて漏れてしまったような感覚。

 ペニスが脈動するたび、肛門の入り口で異物感を感じてしまう。

 それが、驚くほど気持ちよかった。

 股間の蜜の中には白濁を放ってしまい、琥珀色の中にぷかぷかと白い粘液が漂う。

 「そうやって、蜜は栄養たっぷりになっていくんですよ。じゃあ、お尻の中も洗いますね……」

 にゅくくく……

 指の第一関節から、第二関節まで肛門の中に埋まってしまう。

 それは、異物感を伴う独特の快感。

 指の腹が肛門内の粘膜を擦っていくのが、背筋が震えるくらいに気持ちいい。

 「あ、あうぅぅ……!」

 「ふふ……汚れ、落としてあげますね」

 にゅく、にゅく、にゅく……!

 ハニィは指の腹で肛門内を擦り、ぬるぬると蠢かせてくる。

 時には指全体を「く」の字に曲げて、肛門に出し入れし――

 きゅっ、きゅっ、とねじるような動きも加えてきた。

 「あ、あぁぁぁぁぁぁぁ……!!」

 不思議な快感と共に、びゅるるるるるる……っと、精液が溢れてしまう。

 「あら? 変なツボ押しちゃったかな……?」

 前立腺を指の腹でくにくにと刺激しながら、ハニィは微笑む。

 そんな柔らかな笑みを浮かべながらも、その指は肛門の中を嫐り回していた。

 蜜がたっぷり乗った指が、ピストンしているように肛門に出し入れされ――

 内粘膜をじっくりと撫で上げられ、蜜をなすりつけられ、こびりついた汚れを落とすかのように擦られる。

 「ふぁぁぁぁぁぁぁ……」

 肛門をいじくり回される快感に、意志とは関わりなくびゅるびゅると精液は溢れていった。

 ペニスに粘り着いている蜜の中に、大量の白濁液が注がれていく――

 

 「うん、だいぶ綺麗になりましたね……」

 蜜でドロドロの肛門に、ハニィは顔を近付けていく。

 ぐいっと腰全体が抱え込まれ、そして――

 ちゅ……と、菊穴にキスされていた。

 「あ……!」

 その唇の感触に、思わず声を上げてしまう僕。

 「ふふ、お尻の穴ナメナメしてあげる――」

 いったん口を離して、ハニィは微笑み――そのぬめった舌が、肛門にべろりと這った。

 「ひぃ――!!」

 「すごいですから……覚悟して下さいね」

 そして、ハニィは尻の谷間の間に吸い付いていた。

 じゅるじゅるじゅる〜と、むしゃぶりつく音が響く。

 「あ、あぅぅぅ……!」

 尻に顔を埋めたまま、僕の顔を見下ろしているハニィの目がにっこりと笑い――

 そして、肛門にとんでもない舌技が浴びせられた。

 

 れろ、れろれろれろ……!

 じゅる、じゅるるるる、ずっちゅ、ずっちゅ……!

 じゅび、じゅび、ねれねろ〜ぐちゅっ、じゅるるっ……!

 

 「ひぃ……! あひ、ひぁぁぁぁぁ……!!」

 とんでもなく淫らな粘音と共に、アナルは舌での陵辱を受けていた。

 菊門が舐め回されたかと思ったら、先を尖らせた舌が中に侵入し――

 舌粘膜と直腸粘膜をたっぷりと擦り合わせ、蜜や唾液を塗り付け――

 そして舌でピストン運動を送り、激しく淫らに刺激してくるのだ。

 「あう、あぅぅぅぅぅぅ……!!」

 どぷ、びゅるるるる……

 その舌が蠢く度に、あっけなく精液が漏れ出てしまう。

 舌というぬるぬるの軟体が肛門にねじ込まれる異物感。

 それがナメクジのように蠢き、蛇のように素早く這い回り、肛門は徹底的な蹂躙を受ける。

 肛門を洗われ、汚れを落とされている――その動作から、僕は桃源郷のような快楽を味わっていた。

 「あぐ、あああああああ……!!」

 みっともない格好でもがき、喘ぎ、肉棒に絡められた蜜の中へと精液を注ぎ込む。

 もう何度射精したか分からないのに、強制的に絶頂へと導かれ続ける。

 ハニィに腰を抱え込まれたまま肛門をほじり尽くされ、僕は唾液と精液を垂れ流し続けた――

 そんな屈辱の陵辱は、三十分ほども続いたのだった。

 

 「はい、ぴっかぴかになりました……」

 にっこりと微笑み、ようやくハニィは僕の尻から口を離していた。

 肛門は唾液と蜜でドロドロ、快楽の残滓でひくひくと蠢いている。

 僕は夢心地の気分で、ぐったりと横たわったまま――

 「ちょうど受精も終わりましたし……じゃあ、卵を産み付けますね」

 「ひっ……!」

 その言葉に、夢から醒めたかのように身を竦ませていた。

 ハニィは、男の体内に卵を産むと言っていたのだ。

 そして、僕の肛門を綺麗にしたということは――

 「い、嫌だ……! や、やめて――」

 「ふふ、逃げられませんよ……」

 四つ這いになって、なんとか逃げようとする僕。

 そんな僕の背に、ハニィはしがみついてきたのだ。

 彼女の両手は僕の胸に回り、そのまま体重を掛けてくる――

 「ひ、ひぃ……!」

 その重圧で四つ這いの姿勢が保てず、僕はうつ伏せに潰れてしまった。

 そんな僕にのしかかり、お尻にハニィの腹部が押し当てられる――

 僕は強姦される女性のように、うつぶせで組み敷かれながらじたばたするのみ。

 あまりの恐怖と惨めさに、涙まで溢れてしまう。

 「じゃあ、卵管を挿入しますよ。ふふ、まるで男の人を強姦するみたい――」

 「や、やめて……」

 「やめません。卵、産み付けてあげますね……♪」

 

 ずずずずずずずず……

 

 「あぅぅ……!」

 肛門の中に、ハニィの卵管がゆっくりと挿入されていった。

 それはたまらない快感を伴い、体の力がみるみる緩んでしまう。

 快楽によって強制的に屈服させられてしまったのだ――

 「ん……産みます……」

 そして、卵管がにゅるにゅると脈動し――

 どぷどぷどぷ……と、じゅるじゅるしたジェルのようなものが僕の肛門内へと注入されていった。

 「あ、あ、あぁぁぁぁぁぁ……!!」

 その温もりとぬめりは妖しい快感をもたらし、僕は快感に喘ぐのみ。

 ペニスからは精液がドクドクと漏れ出て、蜜の中に混ざっていった。

 「男の人の中に、こうやって卵を産み付けるのって……とっても素敵な気分です。

  男性が女性の生殖器に精液を注ぎ込むのも、こういう気分なんでしょうか」

 「あぅ、あ、あ、あぁ……」

 その不思議すぎる快感に、僕は小刻みな喘ぎ声を漏らすしかなかった。

 肛門に卵管を挿入され、卵を産み付けられている――その屈辱と惨めさで、ぽたぽたと涙が落ちる。

 全く痛みはなく、とろけそうなほど気持ちいいのだ。

 これが、ハチ娘に卵を産み付けられる快楽――

 

 「あらあら、精子がびゅるびゅる漏れてますよ?」

 可笑しそうに囁きながら、ジェル状の卵を送り込み――

 ハニィの手は蜜の絡まったペニスへと伸び、しこしこと扱き立ててきた。

 「あ、あぅぅぅぅぅ――!!」

 アナルをいたぶられながら、精液を搾り出される快感。

 お腹の中にはたっぷりと卵が送り込まれ、不思議な快楽を生み出している。

 手でこね回された肉棒からも、びゅるびゅる白濁が溢れ――そして、ようやく卵管の脈動が終わった。

 

 「……はい、産卵は終わりです」

 ハニィはようやくお尻から卵管を抜き、にっこりと微笑む。

 直腸内はぬるぬるのジェルで満たされ、心地よい異物感がさいなんでいた。

 そのせいで、大きくなったペニスは萎えようとしない――

 「孵化まで一日かかります。だから、その間にたっぷり蜜を作りましょうね♪」

 「あ、あぁぁぁ……!」

 ペニスにまとわりつく蜜には、たっぷりと精液が溶けていた。

 そこにハニィは両手を這わせ、激しくシェイクしてくる。

 蜜まみれの手指にいじられ、ペニスからは精液が溢れ続けたのだった――

 

 

 

 

 

 そして、丸一日が経った。

 僕の肛門から溢れ出してきたのは、ハチ娘の子供達。

 大きさは指先ほどなのに、ちゃんと可愛らしい女の子の形をしている――それが、三十匹近く。

 この子供達は、僕の娘でもあるのだ――

 

 「ふふ、可愛い子供達……」

 ハニィは子供達の体を蜜で優しく洗い、清めてから巣の中に放っていく。

 そして彼女達は、横たわったまま動けない僕の体へとまとわりついてきた。

 ちっちゃな体でよじ登り、蜜まみれの僕の体をペロペロと舐める――

 「あ、やめて……!」

 小さな舌が体のあちこちに這い回り、僕はくすぐったさに悶えていた。

 そして娘達の貪欲な目が、股間にたっぷりとまとわりついている蜜に吸い寄せられる。

 その琥珀色には大量の精液が混じり、白く濁っていたのだ――

 

 「ひ、ひぃ……!」

 わさ、わさ、わさ、とハチ娘の子供達はペニスに群がってきた。

 そこに押し寄せ、這い登り――れろれろと、蜜を舐め取っていく。

 その舌の感覚がペニスにまで這い回り――僕は、あまりの快感に悶絶していた。

 三十匹近くの小さなハチ娘が、ペニスにまとわりついているのだ。

 よじ登る足の感覚と舌の感覚が肉棒の表面を細かに這い回り、ざわざわと刺激してくる――

 

 「あ、あ、あぅぅぅ……!!」

 どく、どく、どく、と精液が溢れてしまう。

 それは、子ハチ達の体にも降りかかってしまった。

 「……?」

 きょとんとした顔をしながら、精液を舐め取っていく子ハチ達。

 ペニスに絡まっていた蜜がほとんど舐め尽くされた頃には、彼女達は一回り大きくなっていた。

 指先ぐらいだったサイズは、今では立てた親指程度にまで成長している。

 「あ、あぅぅぅ……!」

 彼女達は肉棒にこびりついた蜜を舐め、表面を執拗に舌先でくすぐる――

 と、その快感に追い詰められ、精液が溢れ出してしまった。

 まるで噴火口から溢れ出る溶岩のように、尿道から溢れ出る精液を眺める子ハチたち――

 彼女達は、肉棒を刺激したら精液が漏れ出ることを学んでしまったようだ。

 

 「あらあら、こうなってしまったら……もう、天国ですね」

 その様子を楽しそうに眺めていたハニィが、くすくすと笑う。

 「や、やめ……! やめてぇ……!」

 小ハチ達はペニスにしがみつき、その手足を這い回し、舌先でいじくり回し――

 ありとあらゆる手段で、肉棒を蹂躙してきた。

 溢れ出した精液は舐め取られ、すぐに啜られてしまう。

 すると次の射精に導くため、またもや集団でいじくり回され――

 「あ、あ、あぁぁ……!」

 尿道をちろちろと舐め回され、直接吸われてしまう快感。

 何度も射精させることで僕の感じるところが分かってきたのか、小ハチ達の責めは徐々に的確になっていく。

 カリのくびれや裏筋を重点的に責められ、僕は小ハチ達の求めるがままに精液を与えたのだった。

 

 

 

 

 

 ――あれから、何日が経っただろうか。

 僕は、今日も娘達に精を啜られ続けていた。

 そして当の僕自身は、ハニィから与えられる蜜で生かし続けられている。

 僕はもはや、娘達の苗床に過ぎなかったのである――

 

 ぴちゃ、ぴちゃぴちゃ……

 

 「あ、うぅぅぅ……」

 今日も集団で、僕のペニスに舌を這わせる娘達。

 その体はすっかり大きくなり、一メートル近くになっている。

 それゆえにペニスにしがみついたりはできず、姉妹達が交代で肉棒に吸い付いていた。

 「そろそろ……娘達と、生殖がしたくありませんか?」

 不意にハニィは、目を細めて言った。

 「そんな、駄目だ……!」

 「駄目じゃありませんよ。一番お姉さんのミニィは、もう子作りできるんですから……」

 母のハニィに促され、ミニィは静かに頷く。

 そのあどけない顔に好奇心に満ちた笑みを浮かべながら、ゆっくりとお腹をさすった。

 腹部先端に備わった針が、卵管状に姿を変えていく――

 

 「だ、駄目だ……! こんな……!」

 「嫌がっても無駄ですよ。娘の生殖相手になってもらいますから……ほら、ミニィ」

 管状になった卵管を、ペニスにあてがい――そして、ゆっくりと中に挿入させてしまう。

 その内部は驚くほど狭く、まるで柔らかい掌にきつく握られているような感触だった。

 そんな肉壁がじっくりと狭まっていき、たまらない快感を伝えてくる。

 このままでは、娘にイかされてしまう――

 

 「は、はぅぅぅ……」

 「娘と交尾している気分はどうですか?

  こんな可愛らしいお腹にも、男の人をイかせる機能が備わっているんですよ……」

 ミニィのお腹をさわさわと撫でながら、ハニィは笑った。

 その中は温かく湿り、揉み潰すようにペニスを締め付けているのだ。

 卵管とペニス――互いの生殖器を通じて、娘と繋がっているという快楽。

 「娘と生殖。娘と交尾。娘と一つになる――興奮しますか?」

 ハニィは僕の耳元で、甘い吐息と共に囁いてくる。

 「そのまま快楽に負けて、漏らしちゃいなさい……娘の中で」

 「あ、あぐぅぅぅぅ……!!」

 その興奮は、一気に僕を絶頂へと追い詰めていった。

 キツキツの卵管内に、ドクドクと白濁液が撒き散らされてしまう。

 「…………」

 ミニィはにっこり笑いながら、僕の漏らした精子をその腹で受けたのだった。

 

 「あは、娘の卵管に注ぎ込んじゃいましたね。

  我慢したのに、娘に搾り取られちゃったんだ……」

 ハニィはくすくす笑いながら、娘にイかされた僕の頭を撫でる。

 そしてミニィはたっぷりと卵管内に精液を受け、お腹を愛おしげにさすっていた。

 

 「ひ、ひぃ……!」

 そして、またもや肛門内に卵が産み付けられるのだ。

 そこから産まれた娘達も、僕をエサ、そして生殖相手にし――

 永遠に僕は解放されず、ハチ娘達の苗床にされ続けるのである。

 

 



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