妖魔の城


 

 「少しなら……いいよな……」

 ……いいわけがない。

 しかし俺はウェステンラの目を盗み、愚かにも零戦の尾翼に触れてしまった。

 その瞬間――手で触れたところに魔法陣がぼんやりと浮かぶ。

 「あ、罠――!」

 そんな俺の叫びも、あっという間に掻き消え――

 発動した転送トラップによって、俺はどこかへと飛ばされたのだった。

 

 

 

 「くっ……」

 俺が飛ばされた先は、そう広くはない部屋――木造の小屋、といった方が正しいか。

 しかも、その天井付近に投げ出されてしまったのだ。

 とっさに身を翻し、すちゃりと着地する俺――その瞬間、両手両足がずぶりと床にめり込んだ。

 「な、なんだ……?」

 まるで、粘状のコンクリートに手を突っ込んでしまい、そのまま固まったかのよう。

 腕は手首まで、さらにつま先から膝まで――四つ這いの体勢のまま、床に取り込まれてしまったのだ。

 どういうトラップか分からないが、両手両足を封じた床面は完全に固まってしまっている。

 どれだけ力を込めても、まるで動けそうにない――

 「く、くそっ……!」

 「あはは〜♪ 引っかかっちゃったね。盗賊さんかなー?」

 そんな俺の背に投げかけられたのは、無邪気な少女の声。

 四つ這いのまま動けない俺は、情けなくも首だけで振り返るしかなかった。

 「お前は――」

 そこに立っていたのは、チャイナドレス姿の可愛らしい少女だった。

 服装に似合ったおだんごのヘアスタイルに、ぱっちりとした大きい目。

 その外見は、無邪気で愛くるしい少女――しかし、こいつもサキュバスなのだ。

 「くそっ、離せ……!」

 「新しいうしさん、ゲット〜♪ あははっ……♪」

 少女は俺の言葉に聞く耳を持たないどころか、無造作に俺のズボンや下着を下ろし始めた。

 たちまちのうちに、四つ這いのまま下半身を晒すという惨めな姿にされる。

 「やめろ……このガキ、何を……!」

 「ガキじゃないよぅ……私はエイミン。このお城のみんなが飲んでるミルク、ぜんぶ私が搾ってるんだよ♪」

 「ミルク……? まさか――」

 「新しいうしさんのミルクは、どんな味がするかなー?」

 俺の嫌な予感は、的中していた。

 エイミンと名乗った少女は、俺のモノの真下に牛乳瓶を置くと――

 ぶらぶらと情けなく揺れる肉棒を、その両掌で肉棒をぎゅっと包んできたのだ。

 「エイミンのお手々で、幸せな気持ちにしてあげるね♪」

 「や、やめ……あぅぅ……」

 ペニスがエイミンの柔らかな掌にくるみ込まれ、ゆっくりと扱かれる。

 表面をしなやかに滑らせ、カリを擦り上げるよう巧みに刺激し――

 その慣れた手さばきに、俺は腰をびくんと震わせてしまった。

 「あはっ……ビクッてしちゃった。エイミンの乳搾り、気持ちいい?

  そのまま、ビュービュー出していいんだよ……♪」

 「あぁぁぁぁ……」

 エイミンは、両掌での圧迫を上手く用いながらペニスを刺激してくる。

 ぎゅっぎゅっと締めるように、しこしこと扱くように。

 四つ這いのまま悶える俺の様子を伺い、楽しそうに笑いながら――

 「あ、あぐぅぅぅぅ……」

 じたばたと手足を動かして逃げようとしても無駄、首を振り乱すことしかできない。

 そんなみじめな俺を、エイミンは手技で容赦なく追い詰めていく。

 「あは……♪ ヨダレ、垂れちゃったね……♪」

 先端から先走りが垂れ落ち、だらしなく糸を引いた。

 エイミンはそれを掌で受け、ぬるぬると亀頭にまぶしてくる。

 「あぅぅぅぅ……」

 エイミンの掌の感触にぬめりが加わり、ますます滑りが良くなった。

 ぬっちゃぬっちゃと妖しい音が響き、肉棒がひたすらに揉みしだかれ――

 俺は、いよいよこみ上げる快感が抑えきれなくなってきた。

 「えへへ、もうダメ? ほらほらー♪ 出しちゃえ♪」

 俺の限界を感じ取ったのか、エイミンの手さばきが変化する。

 指をバラバラに動かし、親指から人差し指、中指、薬指と――ペニスを握ったまま重心をズラしていく指使い。

 それは、まさに牛の乳搾りそのものだった。

 さらにカリ首を指の輪で執拗に引っかけ、搾り出すように刺激してくる。

 その練達した手技に翻弄され、放出感がみるみる沸き上がってきた。

 快感のうずきが、腰から股間にじんわりと広がる――

 「う……あ、あぁぁ……」

 「ほーら♪ ミルク、出しちゃえー♪ ぎゅっぎゅっぎゅー♪」

 まるで歌うように囁かれながら、肉棒がぎゅうぎゅうと搾られる。

 そのラストスパートのような動作は、果てようとしていた俺にとどめを刺した――

 「うぁ……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!!」

 エイミンの手の中で、俺のモノが精液を迸らせてしまう。

 その手さばきに屈したかのように、びゅくびゅくと――

 俺は、とうとう男のエキスを搾り出されてしまったのだ。

 「わあっ……♪ いっぱい……♪」

 びゅるびゅると溢れ出る白濁を、牛乳瓶で巧みに受けるエイミン。

 そうしながら片手でペニスを刺激し、精液の排出を促すことを忘れない。

 「あぅ……あぁぁぁ……」

 射精中もぎゅうぎゅうと肉棒を揉み込まれ、その柔らかい掌で最後の一滴まで搾り出されてしまう。

 尿道に残った雫も搾り取られ、ぴっ、ぴっ、と先端を振られて雫を切られ――それは、凄まじい屈辱だった。

 

 「えへへ……♪ すっごく濃いね……♪」

 精液を受け止めた牛乳瓶を片手に、にこにこと笑うエイミン。

 俺が放った白濁は、瓶の底にどっぷりと溜まっていた。

 家畜のように搾り出された精液――それを見せつけられ、言いようのない敗北感が広がる。

 「わぁ、いい匂い……♪ 味見するね♪」

 その牛乳瓶を口許に運び、エイミンはゆっくりと口を付けた。

 その大きな目が驚いたように丸くなり、そしてほころんだ笑みに変わる。

 「うわ〜♪ すっごく美味しい〜♪ とっても偉いうしさんなんだね。それに、元気いっぱい……」

 エイミンは、俺の股間に視線をやりながらにんまりと笑った。

 肉棒は膨らんだまま、硬さを失っていなかったのだ。

 「じゃあ、お城のみんなの分も搾っちゃうね……♪」

 そのままエイミンは再び俺の股間に手を伸ばし、さっきのように肉棒を両掌で包み込んでくる。

 その手にぎゅうぎゅうと力が込められ、快楽の乳搾りが再開された。

 「ほらほらほら〜♪ いっぱい出すんだよ〜♪」

 「あ、あぅぅぅぅぅぅ……」

 ペニスを握り込み、締めては緩めてくる掌。

 亀頭をぎゅうぎゅうと圧迫し、カリを巧みに扱き上げる変幻自在の手さばき。

 さらに――

 「えへへ……♪ エラいうしさんには、サービスしてあげる……♪」

 不意にエイミンは、四つ這いになっている俺の尻に顔をうずめ――

 「ん、れろ〜〜♪」

 舌を伸ばして、レロレロとアナルを舐め回してきたのだ。

 「あ、あぁぁぁぁぁぁぁ……そ、そんな……」

 「えへへ……気持ちいいでしょ〜♪」

 肛門のシワまで舐め尽くすような、甘いアナル責め。

 「ひぁ……! あぁぁぁぁぁ……!」

 柔らかな舌が肛門を撫でるごとに、ぞわぞわとした寒気と快感が背筋を駆けめぐった。

 肉棒を揉みしだく掌もまるで休む気配を見せず、ペニスとアナルが同時に責めたてられる。

 「あ、あぅぅぅ……あぅぅぅぅぅぅぅ……」

 ぞわり……と肛門を撫でる、ぬめった感触。

 少しざらついた舌表面に唾液が乗り、独特のぬめりとザラザラ感をもたらしてくる。

 「ん、れろれろ……私のお手々で出しちゃってね……えへへ」

 「あ、あうぅぅぅぅ……! あぁぁぁぁぁぁ……!!」

 表面を舐め回し、舌でほじるようなアナル責め。

 ペニスは柔らかい掌で包まれ、揉みしだかれ――みるみる体の力が抜けていく。

 そのまま俺は、エイミンの手の中で果てるしかなかった。

 「あぅぅぅぅぅぅぅぅ……」

 ぎゅうぎゅうと刺激されながら、尿道から精液がドクドク溢れ出る。

 アナルと肉棒の同時責めによる射精は、全身が震えるような快楽をもたらした。

 「えへへ……ミルク、いっぱい……♪」

 迸る精液を牛乳瓶で受け止め――そして、なおもエイミンは刺激を続ける。

 掌中の肉棒を優しく包み、まるで容赦なく――

 「うりうり……まだまだ搾っちゃうよ〜♪」

 「や、やめ……もう……」

 「イヤがっても、ダメ〜♪ ほ〜ら、出しちゃえ」

 ペニスを扱き、揉みしだき、搾り出す手技。

 さらに、アナルはベロベロに舐め回されているのだ。

 その容赦ない責めに、我慢できるはずもなかった。

 「あ、あぁぁぁ……また、出る……っ!」

 「はい、またまたミルク〜♪」

 ぎゅうぎゅうと、乳搾りそのもののように搾り出されてしまう精液。

 三回目をも簡単に搾り出し、牛乳瓶に貯め、そして四回目の刺激に入る――

 「あ、あぅぅ……! やめ……、もう……」

 「まだまだ〜♪ うりうり〜♪」

 柔らかな両掌でペニスを包み込み、揉みしだき――それは、快感を強制する動作そのもの。

 哀れな家畜から、精液を搾り取るためだけの手さばき。

 さらにその舌がナメクジのようにアナルを這い回り、ちゅばちゅばと舐め回す。

 「ん……えへへへへ……♪」

 「あ、あぁぁぁ……」

 長くても二十秒ほどで、俺は絶頂に導かれてしまう。

 そして萎える間もなく刺激され、そのまま果ててしまうことの繰り返し。

 牛乳瓶の白濁液は、だんだんと量を増していく。

 容赦なく精液を搾り出され、この牛乳瓶に貯められる――そんな背徳と屈辱は、俺をすっかり打ちのめしていた。

 「ほらほら〜♪ 牛乳瓶、いっぱいになるまで搾っちゃうよ〜♪」

 「うぁぁ……あう、ぐぅぅぅぅぅぅぅ……!」

 出しても出しても搾られ続け、果てても果ててもシゴき出される。

 そして、牛乳瓶をどっぷりと満たすほどに精液を搾り出された頃――

 俺の意識は、深い闇へと落ちていった。

 

 

 

 

 

 そして――来る日も来る日も、家畜のように精液を搾り出される毎日が始まった。

 四つ這いにされたまま世話をされ、一日に二十回以上はエイミンに精を搾り取られる日々。

 「えへへ〜♪ うしさんのミルク、お城のみんなに大好評なんだよ〜♪」

 「あ、あぅぅぅぅぅぅ……」

 俺のモノは少女の掌に握られ、いつものようにぎゅうぎゅうと刺激される。

 その手さばきに翻弄され、果ててしまう――そして、精液を牛乳瓶に採取されるのだ。

 たっぷりと精液を搾り取られ、エイミンの掌に包まれて何度も何度も絶頂を味わわされる。

 俺はすっかりその快感に調教され、精液を吐き出すだけの家畜となり果ててしまった。

 

 「うしさん、可愛い〜♪ お手々でおちんちん可愛がってあげると、ひくひく震えて……

  ミルク、びゅーびゅー出しちゃって……。ほ〜らほ〜ら……もっと可愛がっちゃうよ〜♪」

 「ふぁ……あぁぁぁぁぁぁ……」

 エイミンの手技は、俺の精液を根こそぎ搾り尽くす。

 その掌の感触に酔いしれ、家畜のように扱われ――

 今日も俺は快楽の声を上げながら、惨めな日々を送るのだった。

 

 

 −BAD END−

 

 

 



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