アラウネ・ブルーム


 

 「マ、マドカに……」

 「……ふふ、私がいいんだ? 先輩、私に犯されたいんだ……?」

 九条さつきは一瞬でマドカの姿に戻り、そしてにっこりと笑った。

 「いいですよ……たっぷり、犯してあげますね」

 マドカは、俺の股間から妖花を離す。同時に、俺の股間へと顔を寄せていった。

 一度射精してもなお萎える様子を見せないペニス――

 蜜にまみれた怒張が、マドカの眼前にさらされる。

 

 「凄い、ピクピクしてます……ん」

 マドカはゆっくりと舌を伸ばし、先端をれろりと舐めた。

 触れるか触れないか、ぎりぎりの舐め方――

 「う……!」

 その予想外に優しい刺激に、俺は表情を歪める。

 「あは♪ 先輩のおちんちん、舐めちゃった……」

 舌を離して俺の顔を見上げ、にっこりと笑うマドカ。

 「あ、先っぽからおつゆが溢れてますよ? 舐めちゃいますね」

 ちろり……と、尿道に滲んでいた先走り汁が舐め取られてしまった。

 「あう……!」

 その舌の刺激で、ますます溢れ出る先走り汁。

 「どれだけ出しても、すぐに舐め取っちゃいますよ」

 くすり……と笑いながら、マドカの舌は先走り液をひたすらに掬い取っていった。

 それは、舌による尿道口の愛撫そのものである。

 「マ、マドカ……!」

 「気持ちいい? おちんちんペロペロされて、気持ちいい……?」

 マドカは亀頭を舌で嫐りながら、くすくすと笑う。

 「私、サキュバスなのに、おちんちん舐めるの初めてなんですよ……」

 「……?」

 「だから、バナナをペロペロして練習したんです。

  先輩のおちんちんをどんな風に舐めてあげたら気持ちよくなってくれるかな、って……

  バナナ何本もよだれでぐちょぐちょにしながら、先輩のことばっかり考えて……」

 自分の言葉に興奮しているのか、マドカの舌による愛撫は熱烈さを増していく。

 亀頭全体に舌が這い回り、唾液がねっとりと塗り付けられ――

 「あ、あぐ……」

 先端を執拗に責めるというマドカの舌技に、俺は悶えた。

 

 「先輩……大好きです、先輩……」

 マドカは先端にれろれろと舌を這わせ――

 「じゃあ先輩のおちんちん、咥えちゃいますね……」

 ――そして口をおずおずと開き、ゆっくりと口内にペニスを迎え入れてきた。

 唾液でぬめったマドカの口内に半分ほど侵入し、俺のペニスはぴくぴく震える。

 「ふぇんはい、ふぇんはい…… ひもひぃぃ?」

 マドカが喋るたびに、舌が不規則な動きをする。

 そのくすぐったいような刺激に、俺は身体を仰け反らせて悶えた。

 「ああ、マドカ……! 咥えたまま喋られると……!」

 「ふぇんはい、イっへ、ふぇんはい……!」

 「う、うぁ……!!」

 熱い言葉を囁きながら、マドカは口を上下し始める。

 ぐちゅぐちゅ、ちゅぱちゅぱと、口淫の音が周囲に響いた。

 

 「ふぇんはい、ふぇんはい…… イっへ! おふひで、イっへ……」

 俺のペニスの根元を押さえ付け、しゃぶり尽くすマドカ。

 舌で先端を嫐り尽くしながら、サオ全体にねっとりと唇を上下させるマドカ。

 たまに俺の方を見上げ、にっこりと笑みを浮かべるマドカ――

 俺は、健気な様子を見せるマドカに対して愛情を感じていた。

 そして、頭の中がマドカで一杯になる――

 

 「マ、マドカ……! もう……! あ、ああぁぁぁぁ……!!」

 マドカの情熱的なフェラチオに、俺はとうとう昇天した。

 その温かくぬめった口内に、ドクドクと精液を撒き散らしてしまう。

 「ん……! んんん……!」

 マドカは眼を大きくして、口内に溢れた精液をごくごくと嚥下した。

 彼女がごくりと喉を動かすごとに口内がきゅっとすぼまり、ペニスも妖しい刺激にさらされる。

 「マドカぁ…… ああぁぁ……!」

 「ん、ん、ん……」

 マドカの口内で、精液を出し尽くす俺。

 ようやく出なくなると、マドカは肉棒から口を離した。

 「ん……飲んじゃいました。先輩の精液、全部……」

 荒い息をつく俺の顔を見下ろし、マドカは満足そうに笑う。

 「私、先輩をお口でイかせたんだ……私で気持ちよくなってくれたんだ……」

 うっとりした顔で、そう呟くマドカ――俺は、彼女に愛情を感じ始めていた。

 

 マドカは服を脱ぎ捨て、俺の前で全裸をさらす。

 と同時に、俺を茎に磔にしていたツタが動き出した。

 俺の体を茎から引き剥がし、そのまま床に寝転がらせる。

 俺は、もはやされるがままだった。

 「じゃあ次は……ここに入れちゃいますね」

 すっ……と、マドカは自らの股間に右手を当てた。

 その控え目な割れ目からは、ねっとりと蜜が溢れ出している。

 「ここ……先輩のおちんちん舐めてるだけで、凄く熱くなって、お汁が出てきて、ひくひくしちゃって……

  ここで、先輩のおちんちんを包み込んじゃうんだ……ここで、先輩をイかせちゃうんだ……」

 マドカは熱に浮かされたように呟きながら、俺の腰をまたいできた。

 そして後ろ手に俺の肉棒を掴み、腰を落とす――

 「いいですよね…… 先輩、犯しちゃいます……」

 「あ、あ…… マドカ……!」

 

 ずぬぬぬぬぬぬ……!!

 

 潤滑油がたっぷりと溢れていたこともあって、俺のペニスは一気に根元まで咥え込まれた。

 すとん……とマドカが腰を落とし、柔らかいお尻が俺の腰に密着する。

 「あ、入っちゃった……サキュバスだから痛くないけど……私、初めてなんです」

 マドカはぼんやりとした表情ながら、僅かに口元を歪めて俺を見下ろす。

 「マ、マドカ……! ああぁぁぁ……!」

 マドカの膣内は、まるで熱い溶鉱炉のようだった。

 ぐちゅぐちゅと内壁がペニスに絡みつき、じわじわと締め上げてくる。

 精液を搾り、吸い尽くすべく蠕動している。

 その膣内は、人間女性では決して出来ないような感触で俺を責めていた。

 そしてマドカは、ゆっくりと腰を前後に動かし始める。

 「ふふ、これも……練習したんです。枕にまたがって、腰をぐりぐり、って動かして……

  どんな風に動かしたら、先輩が気持ちいいかな、って……どんな風に動かしたら、先輩がイっちゃうかな、って……」

 ずちゅ、ずちゅずちゅずちゅ……!

 息を弾ませながら、マドカは腰を擦り付けるかのように前後へ動かす。

 ペニスは柔らかい内壁で擦りたてられ、俺は快感のあまり腕をバタつかせた。

 「あ、いい……! マドカ……!」

 「これは……これはどうですか、先輩……?」

 腰を、ぐりぐりと押し付けるようにしながら円の動きを始めるマドカ。

 俺のペニスは、マドカの膣内でぐちゅぐちゅと責め嫐られる。

 踊るように腰を動かすマドカに、俺はただ圧倒されて責め立てられていた。

 

 「私、先輩を犯してるんだ……先輩をレイプしちゃってるんだ……」

 上ずった声で呟きながら、マドカは俺の上で腰を振り立てる。

 「あ、マドカ、マドカぁ……!」

 快楽にさらされながら、ただ彼女の太腿にしがみつく俺。

 そして、一気に限界は訪れた。

 「マ、マドカ……! もう、出る……!」

 「そのまま出して、先輩! 私の中に……!」

 「ああ、マドカぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 彼女の名前を呼びながら、俺は絶頂した。

 俺を責め上げるマドカの膣内に、たっぷりと精液を溢れさせて……

 

 「ふふ……先輩をレイプして、射精させちゃった……」

 俺の上に乗っかったまま、マドカは幸せそうに笑った。

 ――と騎乗位の体勢から、俺の方に倒れ込んでくる。

 「私に犯されちゃったんだから、もう先輩は私のものですよね。

  私はサキュバスだから、そう簡単にはイけないけど……それでも、気持ちよかったです」

 「あ、ああ……」

 顔を寄せてくるマドカに、俺は生返事をした。

 

 まだ、俺達は繋がったまま。

 マドカの膣内は、優しく俺のペニスを責め始めている。

 「大好きです、先輩……」

 「マ、マドカ……」

 俺とマドカは、濃厚なキスを交わした。

 それに反応するように彼女の膣内はぐにぐにと収縮し、たちまち精液が搾り出される。

 「あ、マドカ! マドカぁ……!」

 「先輩、もっと、もっと……!」

 俺の上で、ひたすら腰を振りたててくるマドカ。

 俺は、彼女の蜜壷の中で果て続けた。

 

 

 

 

 

 誰も来ない学園、その屋上で二人きり――

 俺達は、永遠に身体を重ね続けるのだ。

 マドカに乗られ、その蜜壷で精を搾り続けられる――

 一方的に犯され続けるという、歪んだ愛の営み。

 それでも、俺はマドカの事を愛していた。

 

 −THE END−

 

 

 



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