女給仕エミリア


 

 

 もう、どうでもいい。

 この甘美な吸引に、ペニスを吸われ続けていたい――

 

 「うぁ……もっと、もっと……」

 青年の懇願に対し、エミリアは軽く息を吐いた。

 「……堕ちてしまいましたか。では、望み通り――」

 再びパイプをうねらせ、ペニスを弄んでくるエミリア。

 「あ、あひぃ……! ひぁぁぁぁぁぁ……!」

 ペニスを襲う強烈な吸引と振動に、青年は全く抗わなかった。

 掃除機での快感を味わうことしか、もはや彼の頭にはなかったのだ。

 「あぁぁぁ……いいよぉ……」

 みるみる頭の中が真っ白になっていく――あの甘美な快感。

 膝がガクガクと震え、腰の力が緩んでいく。

 いつしかペニスの脈動が始まり、精液がドクドクと漏れ出していく。

 そうして溢れた白濁は、ズルズルと掃除機に吸い取られているのが分かる――その、あまりに甘美な射精感。

 まるで、魂まで吸い取られているような快楽。

 掃除機で犯されるのが、ここまで気持ちいいなんて――青年はよだれを垂らしながら、その快感に溺れる。

 

 「掃除機に、己の全てを委ねてしまうなんて――惨めな決断をしましたね」

 青年の精液を掃除機で吸い取りながら、エミリアは無表情で告げる。

 「これより、ご主人様の性欲処理は掃除機で行います。

  私が屋敷に戻ってくるのは、一週間に一回。その際、溜まった精液を吸い取って差し上げますので――」

 「あ、あぅぅ……! うぁぁぁぁぁ……」

 エミリアの言葉も、届いているのかいないのか――青年は膝を揺すりながら、再度の絶頂に達していた。

 緩みきった顔で、サオごとズルズルと吸い取られる快感を満喫する。

 「……もはや、諾々と精液を垂れ流すことしか考えられないようですね」

 エミリアは会話を放棄し、大きなため息を吐くと――青年の最も喜ぶ行為を続けた。

 掃除機で、容赦なくペニスを啜り続けたのだ。

 「あひっ……! あぐ、うぁぁぁぁぁ……」

 何度も何度も精液を吸い出され、青年は快感の極みを味わう。

 心ゆくまで、掃除機でペニスを啜ってもらう――それは、悦びそのものだった。

 

 「私は、これから仕事に行って参ります。ご主人様は、一週間そのままでお待ち下さい」

 茹でタコのようにぐにゃりとへたばった青年に、エミリアは言葉を投げ掛けた。

 「この魔牢は繋がれた者に養分を与え、疲労と時間感覚を奪います――それでは」

 そう言い残し、青年の返答も待たず立ち去っていくエミリア。

 「そ、そんな……もっと……」

 あと、一週間も待たなければいけない――そんな絶望は、すぐに杞憂であることが分かった。

 この牢内では、一週間がまるで一時間の時のように感じられるのだ。

 エミリアが戻ってくるまで、あっという間。

 そして、溜まりに溜まった一週間分の精液を掃除機で吸い取ってもらえるのである――

 

 

 

 「うぁ、あぁぁぁぁ……」

 エミリアの掃除機さばきは、日によって違った。

 「弱」でじっくりといたぶられる時もあれば、「強」であっという間にイかされてしまう時もある。

 今回は最初から「強」モードにし、ノズルをゆっくりとペニスに近付けてきた。

 「あぁぁぁぁぁぁ――」

 

 ……ばぶっ。ずぼっ、ずぼぼぼぼぼぼぼぼぼ……!ずびびびび〜!!

 

 強烈な振動と吸引が、たちまちペニスを蝕んでくる。

 激しいバイブレーションが肉棒を震わせ、腰を痺れさせ、そして頭の中を真っ白にする。

 人生で初めて射精を体験した時も、このような感覚ではなかったか――

 そんなことを味わいながら、青年はノズルに啜られながら果てていた。

 一分ともたない、あまりにあっけない射精だ。

 「ふぁぁ……あぁぁぁぁぁぁぁ……」

 ドクドクと精液を吐き出すペニスが、ずぼずぼと吸い嫐られる。

 射精しながらのバイブレーションは、全身の力を失ってしまうほどに気持ちいい。

 「あぐ……あぁぁぁぁ……」

 快楽に目を潤ませながら、青年は掃除機で搾り取られる悦楽を味わった。

 

 「すいぶんと吸い取りましたね。しかし、まだ出し尽くしてはいないのでしょう?」

 エミリアはいっさい責めを緩める様子を見せず、掃除機でペニスを啜り続ける。

 「さあ、全部出し尽くして下さい。掃除機で処理して差し上げますので……」

 「あ、あぁぁぁぁぁ……っ」

 ずぼっ、ずぼっ、ずぼぼっ……と、肉棒の震える甘美な感覚に青年は悶える。

 エミリアに掃除機で性欲を処理され、精液を吸い取られる――ただそれだけの日々。

 男性器をバキュームされる快感を味わう、それだけが生存する意義。

 生殖という行為を完全に否定され、その精液を一滴残らず掃除機で処理されてしまう――

 それは、生物に与えられる最大の恥辱。

 それさえ青年は悦んで受け入れ、生命の尊厳を踏みつけにされる屈辱よりも、単純な快感を選んだ。

 もはや、こうなった者は人間ではない――少なくとも、エミリアはそう考えていた。

 

 「さあ、もっと汚液を吐き出し尽くして下さい……ご主人様」

 「あぐ、あぅぅぅぅ……」

 体を震わせながら、青年は掃除機の吸引に身を委ねていた。

 もっと、もっと吸い取ってほしい――

 もっと、この快感を味わっていたい――

 そんな青年の欲求に応えるように、エミリアは容赦なく掃除機のノズルでペニスを啜り続ける。

 ずぼずぼ、ずぼずぼと、ホースの中で震え悶えるペニス。

 もはや、掃除機で吸われることしか目的のない器官。

 こんなことで、絶世の幸福を味わっている愚かしい男――エミリアはもはや、軽蔑の念を隠していなかった。

 「どうです、ご主人様? これで満足ですか、こんなことで……?」

 「あ、あぅぅぅ……き、気持ちいい……」

 全身をわななかせながら、歓喜と共に掃除機の中へと精液を送り込む青年。

 まるで、掃除機とのセックスを悦んでいるようだ――

 

 「……汚らわしい」

 そう呟きながらも、エミリアは淡々とペニスを掃除機で啜り上げるのみ。

 そして、悶え狂う青年の一週間分の精液を吸い取ってしまう――

 これが、青年自身の選んだ選択。

 彼は二度と、人間として扱ってもらえることはない。

 己が望んだ通り、掃除機で処理されるだけの存在と成り下がり――永遠に嫐り続けられるのである。

 もはや本来の用途には使われない子種を、たっぷりと掃除機に吸い上げられながら――

 

 

 −BAD END−

 

 

 



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