女給仕エミリア


 

 

 もう、どうなってもいい。

 囚人のように、この牢獄に囚われたままでいい。

 エミリアの雑巾で、股間を世話してもらえるならば――

 

 「ずっと、これを続けて……ほしい……」

 青年は、そうエミリアに懇願していた。

 「そうですか。それをお望みなのですね――」

 これ以上ないほど、蔑んだようなエミリアの目。

 その目で見られることさえ、青年にとっては快楽となっていた。

 

 「では、もう一度拭いて差し上げますね」

 エミリアはひとしきり洗った雑巾で、大きくなったままのペニスを覆い込んできた。

 「あ、あぁぁぁぁ……」

 再びヌルヌルの感触に包まれ、青年は身悶えする。

 じっとりとローションの滴る雑巾の感触、その向こうに感じるエミリアの掌――

 最も恥ずかしい箇所を、綺麗なメイドに雑巾で拭かれているという倒錯。

 その全てが、青年を快楽の世界へと追いやっていく。

 「ああ……エミリアさん、気持ちいい……」

 「……」

 エミリアは蔑んだ視線を絶やさないまま、ゴシゴシと腕を動かし続けた。

 雑巾の中でペニスがたっぷりと擦り上げられ、みるみる射精感が昂ぶってくる。

 亀頭にずりずりと湿った繊維がこすれ、カリのくびれにまとわりつき――

 それは、雑巾を用いた手慣れた愛撫そのものだ。

 「ああ、もう出そう……」

 「……どれだけ惨めなことなのか分かっているのですか、ご主人様。

  ご自身の生殖器を雑巾などで包まれ、あまつさえ射精させられてしまうのですよ?」

 「あ、うぅぅぅぅぅぅ……」

 その屈辱を深く感じれば感じるほどに、倒錯感も沸き上がってくる。

 生殖に使うはずの性器を、惨めにも雑巾で扱われ――

 そして、与えられた快感に耐えらえれず射精に導かれるのだ。

 雑巾で、精液が処理されてしまう――その屈辱は、深い興奮をもたらした。

 「ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!」

 びゅくびゅくと、雑巾に包まれながら漏れてしまう精液。

 またもや彼は、雑巾の中で果ててしまったのである。

 

 「……またも我慢できなかったのですか。なんてはしたない」

 ……きゅっ、と雑巾越しにペニスを握るエミリアの掌に力がこもった。

 「あぅぅぅ……!」

 じゅくっ……とローションを滴らせながら、密着してくる雑巾の感触に青年は身をよじる。

 「そんなはしたないご主人様には、罰を与えますね。雑巾で、レイプしてしまいますから――」

 「あ、あぁぁぁぁぁ!!」

 エミリアは、ペニスを雑巾で包んだままドアノブのようにひねってきた。

 にゅるるるるるるり……と、ローション滴る雑巾が肉棒の周囲を回転して滑る。

 「どうですか? 雑巾に犯されるのが、ご主人様にはお似合いです」

 「エ、エミ……あぐぅっ!!」

 ぐり、ぐり、ぐり……と、ひねるような雑巾さばきを見せるエミリア。

 手首のスナップを利かせ、雑巾越しにペニス全体を扱き上げながら、先端部に回転の刺激を与えてくる。

 それは雑巾愛撫ではなく、まさに雑巾でのレイプ。

 強制的に射精させる、そんな刺激だった――

 「あぐ、ひぃぃぃ……!」

 雑巾で激しくペニスを擦り上げてのピストン運動。

 身をよじってしまうほど、激しく暴力的な快感。

 決して痛みはなく、その荒々しさは全て快感に変換されていく。

 「どうです……? 雑巾の中で果ててしまいますか……?」

 「あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」

 カリをこすりたてられる快感に、青年はいともあっさりと屈してしまった。

 雑巾で扱き抜かれながら、ドクドクと射精してしまったのである。

 「うぁぁぁぁ……」

 「雑巾で犯され、射精してしまうなんて――ペニスを刺激さえしてもらえれば、何だっていいのですね、ご主人様」

 軽蔑の極みのようなエミリアの視線を受けながら、青年は精液を雑巾の中に注ぎ込む。

 その倒錯感と屈服感に、めまいさえ覚えてしまい――

 彼の意識は、みるみる遠ざかっていった。

 

 

 

 「……う、うう……」

 「目を覚まされましたか――」

 覚醒すると、そこはやはり牢の中。

 あれは、夢でも幻でもなかったようだ。

 「私は、これから仕事に行って参ります。ご主人様は、一週間そのままでお待ち下さい」

 「そ、そんな……食事とか……」

 「この魔牢は繋がれた者に養分を与え、疲労と時間感覚を奪います。それでは――」

 「あっ……」

 青年の言葉を許さぬまま、エミリアはその部屋を後にした。

 ばたん――という、扉を閉じる音が牢内に響く。

 こうして青年は、牢に閉じ込められたまま一週間を待つことになったのである。

 しかし、エミリアの言葉は事実だった。

 この牢では腹が空くことも疲れることもなく、一週間がまるで一時間の時のように感じられるのだ。

 そしてエミリアが戻ってきて、一週間分の汚れを雑巾で拭き取り――

 極めて濃厚な、甘い時間が始まるのである。

 

 

 

 

 

 「うぁ、あぁぁぁぁ……」

 エミリアの雑巾さばきは、日によって違った。

 荒々しく雑巾越しに肉棒を擦りたててくることもあれば、事務的に拭かれるだけの時もある。

 今回は丹念に肉棒を雑巾で包み、隅々まで優しく拭き取ってきた。

 「……随分と汚れていますね。一週間分の垢を、拭き清めて差し上げます」

 雑巾で覆い込まれたペニスを、エミリアはやわやわと揉みしだく。

 雑巾が亀頭の先端からカリのくびれ、胴の部分や根本にまでくまなくこすれ――

 汚れをそぎ落とすと同時に、甘美な快楽をもたらしてきた。

 「き、気持ちいい……あぁぁぁ……!」

 そして青年は、あえなく雑巾の中で果ててしまう。

 一週間分の精液を、たっぷりと雑巾に吸われてしまうのだ。

 「あら……こんなに出して。はしたないですね、ご主人様」

 そしてメイドの軽蔑を受けながら、ゴシゴシと雑巾でペニスを擦られる。

 今回は、亀頭を集中的に刺激してきたようだ。

 「あ、ひぁぁぁぁぁぁ……!!」

 尿道口や亀頭表面がローションまみれの繊維で撫で回され、青年は歓喜の声を漏らす。

 そして、射精に至るのも一瞬。

 どっぷりと雑巾に精液を吸われ、青年は快楽に浸るのである。

 

 「……惨めですね、ご主人様。このような境遇に甘んじ、満足しているのですか?」

 エミリアは軽蔑の眼差しを青年に浴びせつつ、精液を吸った雑巾をバケツで洗う。

 そして、また新たな雑巾でペニスをくるんでもらうのだ。

 「あぅぅぅぅぅ……気持ちいい……」

 「サキュバスにさえ、餌にしてもらえない精液――本当に無駄撃ちですね。

  生殖に繋がらず、誰かの糧にさえならない――雑巾で処理されるだけの射精。

  ご自身が、どれだけ惨めな存在か分かっているのですか?」

 ぐじゅ……ぐじゅ、ぐじゅ。

 じゅくじゅくじゅく……と、ローション滴る雑巾でペニスを揉み洗いされる。

 その倒錯的な刺激とエミリアの軽蔑で、青年の興奮はみるみる高まっていき――

 そして、あっという間に青年を絶頂に押し上げてしまう。

 「あぁぁぁぁぁ……」

 ドクドクと、雑巾の中に漏れていく精液。

 それをひとしきり受けた後で、エミリアは雑巾を広げ――

 「心地よかったですか、ご主人様?」

 穏やかな口調と軽蔑の極みのような視線でもって、雑巾にべっとりと粘り着いた精液を見せ付けるのである。

 それが、延々と続く毎日――

 青年の精神は堕ち果て、エミリアに溺れていくのみだった。

 そんな彼を、エミリアは軽蔑混じりに扱い続けていくのである。

 

 

 −BAD END−

 

 

 



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