ラフレシア娘


 

 東南アジア、タイ――

 僕は、密林の中にいた。

 まだ学生でありながらも、通っている大学研究室の調査に同行させてもらったのだが……

 軽い観光気分だったのが災いしたのか、なんと密林で仲間達とはぐれてしまったのだ。

 もう四時間近くウロウロとさまよっているが、このままじゃ――

 

 「ったく、どうなってるんだ…… くそっ」

 最悪の予感を振り払うように、僕は悪態を吐いた。

 いい加減、腹も減ってきて――

 

 むにゅっ。

 「……ん?」

 何か、軟らかいものを踏ん付けてしまったようだ。

 「これは――!?」

 足元に視線を落とし、僕は仰天した。

 世界最大の花と言われる(もっとも、最大記録は他の花らしいが)ラフレシア。

 その花弁を踏ん付けていたのだ。

 地面に花開いた毒々しい色のラフレシアは、五枚の花びらをだらりと広げている。

 

 「でもこれ、やけに大きくないか……?」

 普通のラフレシアで、大きくても直径は1m程度。

 しかしこのラフレシアは、花弁一枚の大きさだけでも1mに達していたのだ。

 「まあ、いいか……」

 僕がその場から立ち去ろうとした瞬間、奇妙な出来事が起こった。

 ラフレシアの五枚の花弁がゆっくりと動き出し、起き上がってきたのだ。

 まるで、花を閉じるかのように中央に向かって収束し始める。

 そして、ラフレシアを踏ん付けていた僕は――

 

 「う、うわぁぁッ!!」

 僕はその場から飛び退くこともできず、五枚の花弁にがっちりと両足を拘束された。

 下半身を隙間なく覆い込んだ花弁は非常に柔らかいにもかかわらず、その力はかなり強い。

 これじゃ、ここから動けないじゃないか――

 「なんだ、これ……!」

 当惑する僕は、さらに異常な出来事に襲われた。

 花弁の内部からじわじわと分泌された粘液――それに触れ、ジーンズがシュワシュワと溶け出したようなのだ。

 花弁に覆い込まれて中の様子が見えないが、徐々に足がスースーとし始める。

 下半身が、このまま溶かされようとしている――!?

 「な、なんだこれッ! くそッ! 離せッ!!」

 僕は必死でもがき、花弁から抜け出ようとする。

 ジーンズは溶け、その温かい粘液は僕の足を直接濡らしていた。

 まずい、このままじゃ足が――

 「う、うわぁぁぁぁぁッ!」

 

 「大丈夫…… 溶かすのは繊維質だけです……」

 唐突に女性の声がした。

 見ると、木の陰から可愛らしい女性がおずおずとこちらを覗いていたのだ。

 「溶けるのは服だけです…… 足は溶けません……」

 女性はじっとこちらを見ながら、潤んだ目で話しかけてくる。

 僕はなぜか、子リスを連想してしまった。

 

 「これ、君がやってるのか……!? 離してくれよ! 何をする気なんだ……!」

 「す、すみません! すぐ済みますので……!」

 声を荒げる僕に対して、女性の顔はすいと木陰に引っ込んだ。

 強く言い過ぎたと反省した僕は、焦る心を抑えながら優しく話し掛ける。

 「な、なぁ…… 離してくれないか? どんなイタズラか分からないけど、これはちょっと冗談にならないよ……」

 

 ――イタズラ?

 これがイタズラな訳がないだろう?

 僕は、自分の言葉の滑稽さを自覚していた。

 こんな巨大ラフレシアを自在に操り、服を溶かしてしまう存在――

 

 「な、なぁ…… 頼むよ…… い、命だけは……」

 僕の言葉は、いつしか命乞いに摩り替わっていた。

 五枚の花弁に覆われた僕の下半身――ジーンズも下着も全て溶かされてしまったようだ。

 花弁で遮られて見えないものの、僕の下半身は内部で完全に露出していた。

 「い、命は取りません…… その子も私の体の一部ですから、乱暴な事はしません……」

 女性の顔が、木陰からゆっくりと覗く。

 「ごめんなさい、怖がらせて…… すぐ、すぐ終わりますから……」

 今にも泣きそうな顔で、女性は言った。

 

 ぬる…… にゅるにゅるにゅる……

 「え……? あ、ああぁぁぁ……」

 僕の下半身を覆っていた花弁の内壁が、やわやわと動き始めた。

 その内壁が粘液を分泌しながら、ぬるぬると蠢いてくる。

 「ちょ……! な、何を…… あぁぁぁ……」

 くすぐったい、そして気持ちいい刺激に、僕はみっともない喘ぎ声を漏らした。

 花弁の内壁は僕の足や太腿などにねっとりと絡み付き、柔らかく揉み解してくる。

 たちまち僕のペニスは刺激に反応し、むくむくと頭をもたげていった。

 何を…… 何をされてるんだ?

 

 「これなら、すぐ終わると思います…… どうか目をつぶって、体を委ねて下さい……」

 女性は、申し訳なさそうに言った。

 「ちょっと待てよ……! 一体、何を…… ああぁぁぁぁぁぁ……」

 完全に勃起したペニスが、べちゃりと花弁の内壁に当たる。

 内壁は蠢きながらペニスを包み、甘美な脈動を味あわせてきた。

 ぬるぬる、にゅるにゅるにゅる……

 

 「お、おい……! やめッ……! ああッ!」

 その愛撫に身悶える僕。

 これも、目の前の女性が……

 「もう出そうですか…… じゃあ、用意しますね……」

 「え……?」

 しゅるしゅる…… つん。

 尿道口に、何か柔らかいものが軽く触れた。

 まるで、ペニスの先端にキスをするように。

 つん…… つん……

 「あ……! な、なんだこれ……!」

 断続的に敏感な尿道口を突付かれ、僕は身悶えた。

 射精の欲求が、下半身からみるみると沸き上がっていく。

 

 「私の雌しべです、それ…… 精液、そこに出して下さい……」

 「あぁぁ…… め、雌しべ……!?」

 僕は喘ぎながらも、衝撃を受けた。

 雌しべに向かって射精……!?

 それは――

 

 「出して下さい…… 精液、いっぱい……」

 女性はそう言いながら、僕のペニスを追い詰めていく。

 粘液にまみれた内壁で肉棒全体を揉み解し、亀頭部を雌しべでくすぐり……

 そんな甘美な刺激に、僕は今にも屈服してしまいそうだ。

 このままじゃ、もう――

 

 さわさわ…… ぐにゅ…… ぐにゅぐにゅ、さわさわ……

 「精液、下さい…… 私の雌しべに……」

 「ああ…… うわぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 その優しい刺激に、僕の脳は占領された。

 腰がガクガクと震え、出口を求めて快感が弾ける――

 

 どぷっ、どくどくどくどく……

 

 僕は、体を震わせて射精していた。

 腰を突き出し、ペニスを脈動させて……

 花弁で見えないが、尿道部をくすぐっていた雌しべに精液がたっぷりと降りかかってしまっただろう。

 これはすなわち、彼女に――

 そんな事を考えながらも僕は快楽を甘受し、精液を思う存分に吐き出してしまった。

 こんな奇妙な花にイかされた―― なんとも言えない敗北感と屈辱感、そして満足感を抱きながら。

 

 「……ん ……来ました」

 女性は腹をやんわりと撫で、にっこりと笑った。

 「ありがとうございます…… 受精しました……」

 「じ、受精……!」

 女性は柔らかく微笑みながら、恐ろしい事を告げる。

 見知らぬ女性を…… しかも明らかに人間じゃない女性を、妊娠させてしまった……?

 

 「大丈夫です…… 貴方に御迷惑は掛けませんから。夢の中の出来事だと思って頂ければ……」

 表情から僕の心理を察したのか、女性は言った。

 いくら本人から夢だと言われても、そんな――

 「ありがとうございます…… 御褒美、あげますね……」

 少女は、微かに笑みを見せた。

 

 ――ちゅるん。

 

 「あ……? え……!?」

 僕のペニスは、何かの内部に吸い込まれた。

 「これ、何……!? うわッ! ああぁぁぁぁぁ!!」

 花弁に覆われているので、股間で何が起きているのかまるで見えない。

 ただ僕のペニスは何かに包み込まれ、うにゅうにゅと奥深くに吸い込まれようとしていた。

 うにゅ…… にゅるにゅる……

 

 「それ、私の雌しべです……」

 女性は、微かに頬を赤らめながら言った。

 「御褒美にたっぷり吸い込んであげますから、気持ちよくなって下さい…… そのまま射精されても結構です……」

 「御褒美って…… そんな、うわぁぁぁぁぁ……」

 その優しい刺激に、腰が砕けそうになる。

 にゅるにゅる、にゅるにゅると深く吸い上げ、彼女の雌しべは甘美な刺激を送ってくるのだ。

 僕のペニスは完全に雌しべに包み込まれ、そして雌しべの先端がペニスの付け根に当たった。

 にゅるにゅる、にゅるにゅる――

 

 「これが御褒美です…… ふふ……」

 女性は、控えめに笑う。

 「受精した後だから…… 雌しべでこんな事までしてあげられるんですよ……」

 にゅるにゅるとペニスを吸い込まれ、僕は天国を味わった。

 こんな…… こんな感覚は……

 

 「あうっ!! もう、出る……」

 「いいですよ…… そのまま、中に……」

 「ああっ! ああぁぁぁぁぁぁぁぁ……!!」

 その余りにも甘く優しい刺激に、僕はたちまち昇天してしまった。

 どくん、どくどくどく……

 彼女の雌しべの中に、そのまま精を放ってしまう。

 「ふふ…… 出てる……」

 射精中のペニスまでが、ずるずると吸い込まれていく。

 僕のペニスは精液を吐き出しながら、奥へ、奥へ……

 「ああぁぁぁ……!」

 身を震わせながら、僕は雌しべの中にたっぷりと精液を注ぎこんでしまった。

 いとも容易く、彼女の『御褒美』に屈してしまったのだ。

 

 にゅるにゅる…… にゅるにゅる……

 それでも、僕のペニスはまだまだ奥へ引き込まれていく。

 既に雌しべの先端はペニスの付け根にまで接しているのに、これは――

 「男性の方は、挿入する瞬間の感覚が気持ちいいのでしょう……? だから、それを存分に味わってください……」

 「え……? ああッ! あぁぁぁぁぁ……」

 にゅるにゅる…… にゅるにゅる……

 僕は、どこまでも奥深くにペニスを突き入れていく感覚に襲われた。

 肉の穴にペニスを突き入れる瞬間の、ずにゅるとした感覚。

 亀頭部が、肉に挟まれて押し潰されそうになる感覚。

 その狭い肉の道を、ペニスが無理やり分け入っていくような感覚。

 そんな感覚を、強制的に与えられ続けているのだ。

 

 「ああッ! こ、こんなの……!」

 「御褒美、もっとあげます……」

 にゅるにゅる…… にゅるにゅる……

 底のない膣に、深く深く深くはまり込んでいくような――

 まさに、挿入し続ける感覚。

 僕のペニスは、雌しべにどこまでも吸引され続ける。

 溶かすように甘く、蕩かすように優しく――

 

 「あ、あうッ! うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 限界はあっさりと訪れた。

 僕のペニスから精液が迸り、彼女の雌しべのなかにドクドクと注がれていく。

 「いい…… 気持ちいい……!」

 僕は腰を震わせ、その快感を味わった。

 射精しながらも、やはり僕のペニスは奥深くへと吸い上げられていく。

 どこまでも、どこまでも深く――

 天にも昇るような快感を、僕は強制的に与え続けられているのだ。

 

 ……ちゅぽ。

 しかし唐突に、僕のペニスは雌しべから解放された。

 「え……?」

 御褒美が終わったのだろうか。

 僕の腰は、その余りの快感の余韻にガタガタと震えていた。

 

 「あの…… 私のお願い、聞いて頂けませんか……?」

 ラフレシア娘は、おずおずと木の陰から姿を見せた。

 「どうか、私と添い遂げて下さいませ…… 共に、この森で暮らしましょう……」

 「な、なんだって……!? 君と……!?」

 僕は、思わず呆気にとられた。

 この森で、彼女と暮らす?

 「人間と妖女が結ばれた例は少ないですが、無いわけではありません。私と、永遠にこの森で――」

 「ごめん。僕には、人間としての生活が……」

 僕の心は大きく揺らいだ。

 だが、僕は人間なのだ。人間としての生活がある。

 ずっと、この森で暮らすわけにはいかないのだ。

 「そんな…… なぜですか……? 私じゃダメなんですか……?」

 ラフレシア娘の目から、涙がボロボロとこぼれる。

 そして、彼女の瞳に情熱の色が点った。

 「こんな事だって、毎晩してあげますよ?」

 

 ――きゅぽっ。

 彼女の雌しべが、再び僕のペニスを咥え込んだ。

 「うあッ……! うああぁぁぁッ!!」

 先程までの緩やかな刺激とは違う、情熱的な脈動。

 僕のペニスは雌しべの内部で嫐り回され、吸い上げられた。

 その激しい動きに翻弄され、僕は一瞬で射精してしまう。

 「もっと気持ちのいい御褒美あげますから、どうか私と……」

 「うぁぁぁぁぁッ! あぁぁぁぁぁぁッ!!」

 彼女の感情が揺れれば揺れるほど、雌しべの動きは激しくなっていった。

 僕は、何度となく雌しべの中に精液を吐き出す。

 余りの快感に押し流され、まともにしゃべる事すらできない。

 下半身が、快感で溶けてしまいそうだ――

 

 「もっと気持ちよくしてあげたら、私の事を愛してくれますか――?」

 ラフレシア娘は、いつの間にやら僕の正面に立っていた。

 そしてペニスは雌しべから解放され、下半身を拘束している花びらの間から突き出されてしまう。

 粘液に濡れた僕のペニスは、外気にさらされてピクピクと脈動していた。

 これ以上気持ちいいことなんて…… そんな事されたら、頭がおかしくなる……!

 

 「これで虜にしてあげます…… 私のこと以外、何も考えられなくなるまで――」

 僕のペニスの先端が、彼女の柔らかいお腹にあてがわれた。

 そして亀頭は、ラフレシア娘のおへそに当たる。

 まさか、おへそで……!

 

 滅茶苦茶に怖い。

 彼女のおへそは、人を狂わせてしまう魔性の穴だ。

 唐突にそんな予感がした。

 そしてラフレシア娘は、そんなおへそで僕のペニスを呑み込もうとしている――

 「私の事を愛してくれるまで、やめてあげませんから……」

 「やめ……! やめてッ! やめて……ッ!」

 

 ずぶずぶ……

 

 僕のペニスは、一気にラフレシア娘のおへそに呑み込まれてしまう。

 「あ――ッ!」

 その余りの感触に、僕は絶叫した。

 彼女のおへその中は温かくて柔らかく、ペニスをみっちりと包み込んできたのだ。

 そのまま、じわじわと圧迫されて――

 「こ、この中……! 気持ちいい……! ああっ!」

 僕は喘ぎながら、ラフレシア娘の体から離れようともがいた。

 「どうですか? 私を愛してくれますか?」

 ラフレシア娘は、僕の背中に腕を回してしっかりと抱きついてくる。

 ペニスがへその奥にまで呑み込まれ、先端がやわやわと蠢く部分に当たった。

 「何か当たってる…… ああぁぁッ!」

 「それ、気持ちいいですよね…… 射精すると、もっと凄いことしてもらえますよ……」

 ラフレシア娘の狭いおへそは、僕のペニスをみっちりと締め付けて嫐り続ける。

 さらに、とくん、とくん、という脈動が伝わってきた。

 その脈動に合わせて、おへその内部がきゅっと収縮する。

 「ああぁぁぁぁ……! なに、これぇぇぇ!」

 「あなたの事が大好きで、こうしてるだけでも鼓動が早まるんです。私の鼓動、感じてくださいね……」

 とくん、とくん、とくん、とくん……

 おへその感触、そして彼女の脈動は、僕を容赦なく射精に導いていく。

 「あぁ……! 出る、出るぅぅぅ!」

 「ふふ。私の愛を感じながら、果ててください……」

 「ああッ! ああぁぁぁぁぁぁ!!」

 どく、どく、どく、どく……

 彼女のおへその中でペニスを脈動させて、僕はそのまま射精した。

 

 「あなたの愛情のしるし、受け取りました…… これでおへそから御褒美を貰えますね……」

 「えぁぁ…… うぁぁぁぁぁぁッ!!」

 射精中のペニスを、今までとは異質の感覚が襲った。

 精液が噴き出る尿道部を、さっきから先端に当たっていた突起がくすぐりたててきたのだ。

 まるで、尿道口を舌で素早く舐め擦るように――

 「精液出してくれてありがとう、もっと出してね――って私のおへそが言ってるんですよ……」

 「気持ちいい…… 気持ちいいよぉ……」

 余りの快感に、涙さえ流しながらラフレシア娘の肩にしがみ付いた。

 僕は体を震わせ、最後の一滴まで彼女のおへその中に出し尽くしたのだ。

 

 ようやく、余りにも甘美な射精が終わった――

 彼女は、そんな僕の手にそっと掌を重ねてくる。

 「おへそに出しちゃいましたね…… ふふ、凄いことしてもらえますよ」

 ラフレシア娘は、愛おしげな笑みを見せた。

 「え……? あッ、何これ……! ああああぁぁぁぁぁッ!!」

 突如として、おへその狭い肉壁がぐにゃりとこね回してきた。

 僕のペニスは、ラフレシア娘のおへその中でもみくちゃにされる。

 今までとは、まったくレベルの異なるありえない快感――

 「あああぁぁぁぁ! うあぁぁぁぁッ!! は…… ああぁぁぁぁ!!」

 「植物系の妖女のほとんどは、女性器が退化しているんです。その代わり、おへそでおちんちんを搾ることが出来るんですよ」

 ラフレシア娘は、僕の背中をさすりながら告げた。

 「おへそはあんまり意のままには動かせず、自動的におちんちんを搾っちゃう搾精器官なんです。

  ここに精液を注いじゃうと、おへそは『入ってきたのはおちんちんだ』って認識しちゃうんですよ……」

 「ああッ! うぁぁッ! あぁぁぁぁッ……!!」

 僕は腰を揺さぶって、快楽の喘ぎを上げ続けることしかできない。

 彼女が、何を言っているのかも分からない。

 「ふふ…… だから、おへそに射精しちゃうと、中が天国になっちゃうんです……

  おちんちん、とろけちゃいそうでしょう? これで、私のこと好きになってくれますよね……?」

 

 ぐちゅぬちゅぬちゅ、ぐにゅぐにゅぐにゅ……

 「ああッ! ああぁぁぁぁぁぁッ!!」

 僕のペニスは、彼女のおへその中でひたすらにこね回される。

 亀頭やカリがぐにぐにと嫐り尽くされ、僕は何度も精液を噴き上げた。

 「おへその感触、その妖女の性質や植生によって違うそうです。

  私のおへそは、うねうねに絡み付いておちんちんをこね回すんですよ」

 「はぁ、はぁ、ああああぁっ! うぁぁぁぁッ!」

 息が苦しい。呼吸が乱れ、喘ぎ声しか出ない。

 余りの快感に、息が止まってしまいそうだ――

 「貴方をこんなに悦ばせられるおへそ、傍に置いておきたいと思いませんか……?

  道具のように使ってくれていいんです…… 貴方のおちんちんを気持ちよくする穴で良いですから、どうか私とこの森で――」

 「そ…… ぐあぁぁぁぁッ! あああぁぁぁぁぁッ!!」

 気持ちいいなんてもんじゃない。

 僕は、ラフレシア娘のおへその中に精液を漏らし続けた。

 彼女のおへその中には、快感の天国と搾精の地獄が広がっていたのだ。

 

 「どうです……? 私の事を愛してくれますか……?」

 「うぁぁ……! あああぁぁぁぁぁぁッ!!」

 返事どころではない。

 余りの快感に、ひたすら悶えることしかできない。

 視界には白い霧がかかり、脳が焼けてしまいそうだ。

 まるで正確無比に射精に導く機械に挿入してしまったかのように、僕はただ精を吸い上げられ続ける。

 「これ、人間のセックスみたいですね…… 愛を交わしているみたいで、嬉しいな……」

 「うぁぁぁぁぁッ! ああぁぁぁぁぁぁッ!!」

 微笑みながらぴったりと密着してくるラフレシア娘の体内に、僕は精液を注ぎ込み続けた。

 

 ――気持ちいい。

 ペニスが天国に包まれ、とにかく気持ちいい。

 快感で頭がおかしくなりそうだ。

 もう、このまま――

 

 「私と暮らしましょう…… この森で、永遠に……」

 ラフレシア娘の声が、遠くから聞こえた。

 僕は――

 

 

 

 ――それから3ヶ月が経った。

 

 「おはようございます。今日は美味しいキノコが採れましたよ……」

 そう言いながら、ラフレシア娘はぱくりとキノコを自分の口に含んだ。

 そして、もぐもぐとキノコを咀嚼する。

 

 青年の下半身は巨大ラフレシアに拘束され、その全身にはツルが這っていた。

 特に両腕は、頭上で念入りに拘束されている。

 目の部分は顔に絡み付いたツルで塞がれ、周囲を見ることもできない。

 

 「はい、あーんして下さいね」

 ラフレシア娘は青年に口を開けさせ、そのまま濃厚なキスを交わす。

 彼女の口内でぐちゅぐちゅに咀嚼されたキノコが、青年の口内へ優しく移された。

 さらに、ラフレシア娘の舌は青年の口内を味わうように這い回っていく。

 「ん……ちゅ。ん……ふ……」

 彼女の舌は青年の舌に絡み、内頬や歯、歯茎までを丹念に舐め回した。

 青年の口内は、彼女の唾液が絡んでぐちょぐちょになる。

 「……ん、ちゅぱ。美味しいでしょう。栄養もたっぷりですよ」

 ようやく彼女は口を離し、青年に咀嚼したキノコと唾液を嚥下させた。

 「あ、あぁぁぁぁぁ……」

 それと同時に、青年はブルブルと震える。

 ペニスを貪る雌しべから、精液が迸ったのだ。

 彼のペニスは雌しべにしっかりと咥え込まれ、昼も夜も関係なく精液を搾り続けられている。

 

 「はい、白いのいっぱい出ましたね……」

 「う、うぅ……」

 「あら、おしっこですか? ちょっと待って下さいね……」

 青年の股間から雌しべが離れ、代わりに管状になったツルがちゅぽんと彼のペニスを呑み込む。

 「はい、しーしーして下さい」

 「あぁぁ……」

 じょろろろろろろ……

 青年は、ペニスにあてがわれた排泄用のツルに尿を注ぎ込む。

 尿が出尽くした後は、ツルの挿入口が青年のペニスを絞り、尿道に残る尿も絞り出した。

 「はい、きれいきれい…… えい、不意打ちしてあげます♪」

 ツルの中がキュッと狭まり、青年のペニスは優しく締め付けられた。

 そのまま、ツルはぐにゅぐにゅと蠢いてペニスを吸い上げる。

 排泄を促した時とは違う、性的な愛撫だ。

 「うう、あぁぁぁぁぁ……!」

 青年の口から涎が垂れ、ペニスを嫐るツルの内部に精液がドクドクと放たれた。

 「ふふ…… 不意打ちだから、あっという間ですね……」

 ラフレシア娘は幸せそうな笑みを浮かべる。

 青年も、にこやかに笑った――いや、引き攣った口元が笑みのように見えた。

 

 「うぁぁ……」

 「ん? どうしたんです……? おしっこは済んだし……」

 ラフレシア娘は僅かに考えた後、にっこりと笑った。

 「あっ、うんちですね」

 ツタがしゅるしゅると伸びて、青年の肛門にゆっくりと侵入していく。

 「はい、吸いますよ……」

 「あぁぁ…… ああッ!」

 ぎゅぽっ、ぎゅぽっ、ぎゅぽっ……

 ツタはそのまま、青年の便を吸い上げた。

 じゅぽじゅぽと、彼の排泄物はツタの中に吸引されていく。

 肛門を刺激されたからか、青年のペニスは隆起し始めた。

 

 「うふふ…… いつも、うんちしながら勃起しちゃいますね……」

 そのペニスに彼女の雌しべが被さり、そのまま搾精動作を加える。

 雌しべはきゅぷきゅぷと蠢きながらペニスを吸い上げ、たちまち精液を搾り取った。

 「うぁ、あぁぁ……」

 青年は排泄物と精液を同時に吸い上げられ、低い呻き声を上げる。

 

 ラフレシア娘は、たらりと涎を垂らす青年ににっこりと笑い掛けた。

 「私、あなたといれて幸せです。ずっとずっと、この森でおとぎ話のように仲睦まじく暮らしていきましょうね……」

 「うぁぁぁ……」

 廃人と化した青年は、ただ肉体的刺激に反応して呻いた。

 彼の理性や知性は完全に失われてしまったが、ラフレシア娘は幸せだった。

 大好きな人と、ずっと一緒にいられるのだから――

 

 

 



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