ウツボカズラ娘


 

 青年の足元の土中から、巨大な葉が音を立ててせり上がってくる。

 その巨大葉は、これまで青年を搾精していたウツボカズラと全く同じ壷状。

 そして、青年の全身がちょうどすっぽり収まるほどの巨大サイズ――

 ペニスを収めるサイズだった捕精嚢を、そのまま拡大したようなものだ。

 「ふふ……今からどんな事されちゃうのか、分かりました?」

 ウツボカズラ娘は、淫猥な笑みを浮かべる。

 「あ、あぁ……ひぃ……!」

 青年はそれを一目見て、自分がこれからどうなるのかを理解した。

 あの特大のウツボカズラで、溶かされてしまう――

 

 「うふふ……おっきな捕精嚢で思いっきりいじめてあげます。

  思う存分気持ちよくなって、いっぱい喘いで、たっぷり悶えて下さいね」

 「あ…… やめて、やめて、やめて……」

 足元からせり上がってきた巨大ウツボカズラが、ぶら下がる青年の足先からぐむぐむと呑み込み始める。

 まるで大蛇に呑み込まれていくように、青年の腰の部分までがたちまちウツボカズラに満たされた。

 中に満たされた粘液は暖かく、ねっとりとした感触が青年の下半身を蕩かす。

 

 「まだ搾精動作に入っていないので、粘ついたお風呂に入っているのと同じ感覚ですよね。

  ほらほら。獲物さんの身体、おっきな捕精嚢にぱっくんされていきますよ……」

 ずむずむ、ずむずむと、まるで焦らすように巨大ウツボカズラは青年の身体を呑み込んでいった。

 手首を拘束していたツタは解かれ、腰、胸、そして肩までウツボカズラに浸かる。

 とうとう青年は全身をウツボカズラに包み込まれ、頭だけを出した状態になった。

 その内壁は彼の全身の輪郭にきゅっと吸着し、手足をバタつかせる事もできない。

 肩、脇の下から二の腕、肘、手の指の一本一本、胸、背中、腹、内腿から膝、脛、足の指の間、

 そして陰嚢、会陰部、肛門、ペニスの根元から亀頭に至るまで――

 どういう仕組みなのか、首から下の全部が巨大ウツボカズラの暖かくヌメった内壁にみっちりと包み込まれた。

 

 「おちんちんだけじゃなくって、全部可愛がってあげますね。

  乳首とか脇の下とか、タマタマとかお尻の穴とか、み〜んな責め嫐ってあげます。

  あの搾精運動を全身で受けるんだから、今度こそ壊れちゃうかもしれませんね」

 「あぁ……やめて、たすけて……」

 それはまるで、ギロチン台に乗せられた死刑囚そのもの。

 ウツボカズラ娘が指示を出せば、彼のペニスを何度も絶頂に追い込んだ先程の刺激が全身に浴びせられるのだ。

 「覚悟は出来ましたか? 空っぽになるまで搾り取っちゃいますよ♪」

 ウツボカズラ娘は、にっこりと笑って処刑執行を宣告した。

 「えい、搾精開始ぃー♪」

 

 きゅっ…と、巨大ウツボカズラが締まる。

 同時に、ぐちょぐちょと内壁全体が甘美な蠕動を開始した。

 内部に満たされた温かい粘液はねっとりと絡み、ペニスや陰嚢、アナル、乳首といった性感帯を的確に刺激する。

 そしてペニス周りの粘液が密度を濃くし、重点的にペニスを揉みしだいてきた。

 蠢く内壁とねとねとの粘液が敏感な肉棒を襲い、まとわりつかれる極上の感触――

 「あ、おおおぁぁぁぁぁぁッ!! あああああぁぁぁぁぁー!!」

 そのぐにゅぐにゅと粘りつく動きは、青年をもはや何度目か分からない絶頂へと連続で導く。

 巨大ウツボカズラの中でどれだけ身をよじったとしても、その暴力的な快感からは決して逃れられない。

 

 「あはっ……あははははは! 三回連続でイッちゃった!

  良かったですね、獲物さん。私の搾精器官に可愛がられて、いっぱいおもらしさせてもらって」

 ぐにゅぐにゅぐにゅっ……、ぐぽっ、ぐぽっ、ずずずずずず……

 巨大ウツボカズラは激しく蠕動し、ペニスから全身に至るまで絶望的な快感を送り込んだ。

 内壁がペニスに巻きつくように吸い嫐り、絶頂を迎えた瞬間に精液は吸引されてしまう。

 次の瞬間には再び亀頭への吸引が容赦なく開始され、甘美な刺激は延々と与え続けられるのだ。

 「う、うぁぁぁぁぁぁ……もう、やめてぇ……」

 ドクンドクン、ドクンドクンと、青年の精液は延々と吸引され続ける。

 まるで彼のペニスは射精用の蛇口と化し、ポンプに吸い上げられ続けるかのように。

 

 「うふふ。獲物さんを見ていて、ちょっと夢想しちゃいましたよ。

  将来、貴方が愛する女の子と交尾して、その恋人の子宮にいっぱい精液を注ぎ込んであげて……

  そして、愛し合う二人は可愛い赤ちゃんを天から授かるんです。ああ、なんて素敵なんでしょう――」

 まるで夢見る少女のように、まるで彼女の舞台であるかのようにウツボカズラ娘は囁いた。

 「――ふふっ、でも残念。

 貴方のおちんちんは搾精器官にじゅぽじゅぽされて、おもらしした精液は私がぜ〜んぶ養分にしちゃうんですよね。

 そんな甘〜い夢想、もう現実にはなりませんでした。あはははははは♪」

 静かな森に、淫らな咀嚼音と女性の哄笑が響く。

 「どう? いいでしょ? 私の搾精器官の中でおちんちん犯され尽くすの、たまらないでしょ?」

 「あぁ……! うわぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 青年の全身は巨大ウツボカズラに嫐り抜かれ、そのペニスは多彩な刺激で蹂躙され尽くした。

 

 ぐぽっ、ぐぽっ、ぐぽっ…… にゅぐっ、にゅぐっ、にゅぐっ……

 ずずずずずずずず…… にゅるにゅるにゅるにゅるにゅる……

 ぬちゅ、ぬちゅ、ぬちゅ、じゅるるるるる……

 いつしか日は落ち、周囲は真っ暗。

 次に日が昇っても、また日が落ちても、彼は精液を搾り取られ続けるのだ。

 巨大ウツボカズラの捕精嚢、その中に全身をどっぷり浸かって。

 もはや、彼は無機質な射精強要機に精液を吸われ続けるオスに過ぎなかった。

 

 「うぁぁ……! あ、あぁぁぁぁぁぁッ!!」

 じゅぼっ…… じゅるじゅるじゅるじゅるじゅるじゅる……

 ぐにょっ、ぐにょっ、ぐにょっ…… にゅちゃにゅちゃにゅちゃにゅちゃにゅちゃ……

 

 

 

 

 

 ――そして、三日が経った。

 「あ、あぅぅ……」

 適度に栄養が補給されていたものの、青年の体力はもう限界のようだ。

 彼は巨大ウツボカズラに閉じ込められたまま、頭だけをそこから出してうなだれている。

 

 「そろそろ、ドロドロに溶かしてあげましょうか」

 「え……? あ、ぁぁ…… あ、熱い……」

 快楽に喘ぎながら、全身に奇妙な温もりを感じ取る青年。

 粘液の粘度も高くなり、奇妙なネバつきが全身に絡み付いてくる。

 これは、一体――

 

 「うふふ、消化液を入れちゃいました♪」

 ウツボカズラ娘は目を細め、木漏れ日のような笑みを見せた。

 「い、いやだ……う、うぁぁ……」

 いかに抗おうとしても、弱りきった青年には脱出する力などカケラも残されていない。

 彼は、もはや恐怖を訴える事しかできないのだ。

 「ふふっ。私の消化液、溶かしちゃうのにかなり時間が掛かるんですよ」

 「ああ、い、いやだ…… たすけて……」

 うにゅ、ぎゅぷぎゅぷ、ぐにゅっぐにゅっ……!

 「あ、あぁぁぁぁぁ……!」

 それでも巨大ウツボカズラは絶えず甘い搾精動作を続け、青年のペニスから精液を搾り上げた。

 「天にも昇る快感を与えられながら、緩慢に溶かされていくって最高ですよ。

  ドロドロと緩慢に溶けていく自分を自覚しながらね。ふふ、緩慢に、緩慢に、緩慢に、緩慢に、緩慢に、緩慢に――」

 「い、いやだぁ…… 助け…… あ、ぁぁぁぁ!」

 じゅぼっ…… じゅるじゅるじゅるじゅる……

 青年の懇願を強引に掻き消すように、ウツボカズラ娘の捕精嚢はまた一回分の精液を搾り取る。

 

 「良かったですね、獲物さん。食精植物に甘く優しく包み溶かしてもらえるなんて……」

  ふふふ、と笑うウツボカズラ娘。

 「緩慢な快感、た〜っぷり召し上がれ♪」

 

 「ぅ…… ぁぁ……」

 青年は何度も何度も精液を搾られながら、巨大ウツボカズラの中で緩慢に溶かされていった。

 

 ドロドロと緩慢に消化液に蝕まれ、全身が蕩けて――

 

 緩慢な絶望と緩慢な恐怖、そして甘美な快楽の中で――

 

 緩慢に、緩慢に、緩慢に、緩慢に、緩慢に、緩慢に――

 

 

 「ふふっ。貴方も、溶かしてあげましょうか? その前に、た〜っぷり搾り取ってから……」

 

 

 



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