ミミズ娘


 

 「ふふっ、うそうそ。そんな事しませんよ」

 そう言いながら、ミミズ娘は胴体をぎゅるぎゅると青年に何重にも巻き付けてくる。

 むろん、肛門に彼のペニスを挿入したまま――

 「このまま、私の奴隷にしてあげますね。私の肛門におちんちん突っ込んだまま、精液をドクドク出し続ける搾精奴隷……」

 ミミズ娘は、うっとりと目を細める。

 「養分はちゃんと与えてあげますよ。世話も全部してあげます。土の中で、ずっと一緒に暮らしましょう」

 「な……! いやだ……!」

 青年は、ペニスを嫐られつつも首を左右に振った。

 「嬉しいでしょ? 私の汚い穴に、精液を好きなだけ注ぎ込めるんだから……ふふっ」

 ミミズ娘は青年の体を完全に拘束してしまい――そして彼女は青年に顔を寄せ、その唇に口付けた。

 「こうやって、空気も養分も送ってあげますね」

 「んッ……んんんッ!!」

 ミミズ娘の甘い口内を味わいながら、青年はじたばたともがこうとする。

 しかし全身はヌルヌルの胴体でしっかりと拘束され、身じろぎすらできない。

 そしてペニスは彼女の肛門に嫐り抜かれ、この間にも射精を強要され続けている――

 

 「じゃあ、行きましょうか」

 ミミズ娘は、そのままずぶずぶと地面に潜り始めた。

 青年の身体を、その胴でしっかりと抱えたままで。

 

 なぜ、こんな事になってしまったのか……

 早く逃れたいばっかりに、彼女を口汚く罵ってしまったからか……

 怒った彼女の行為に屈服してしまい、彼女の嗜虐心に火をつけてしまったからか……

 もう、いくら後悔しても遅い。

 青年は永遠にミミズ娘の肛門にペニスを咥え込まれたまま、精液を搾り取られ続けるのだ。

 拒否権も何も無く、死ぬことすら許されない。

 それが、ミミズ娘の搾精奴隷――

 そんな事を思いながら、青年は地中へと埋もれていった。

 

 

 

 

 ――暗い。

 土の中は、怖いほどに真っ暗だ。

 光が恋しい。

 

 「ふふ……土の中もいいでしょう?」

 そう問い掛けながら、ミミズ娘は青年の精液を搾り取っていく。

 胴でみっちりと身体を拘束し、濃厚なキスで口内を犯し、ペニスを肛門で咥え込んで――

 「たまには、お日様の下に出てあげますよ。私の身体が乾かない、雨の日にはね」

 ミミズ娘は、にっこりと笑って告げる。

 「あ、あめ……?」

 雨の日には、外に出してくれるのだ。

 彼は、鈍くなってゆく意識の中でそれを理解した。

 「そう。雨の日だけのサービスですよ、奴隷さん♪」

 ミミズ娘がにっこり笑うと同時に、その肛門が青年のペニスを締め上げる。

 ひく、ひくひくひく……

 「ああッ! うわぁぁぁぁぁぁ……!」

 どくん、どく、どく、どく……

 

 無限に精を啜られながら、青年は光を求めていた。

 暗い地中に長くいては、頭が狂いそうになってくる。

 だが雨の日だけは、外に出してくれる。

 拘束されたままだが、それでも地上の風景が見られる――

 

 こうして青年は、雨の日を待ち望むようになった。

 延々と続く、搾精されるだけの日々。

 それだけが、青年の唯一の希望なのだから。

 

 

 



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