スライム娘


 

 高校一年生の僕は、夏休みを利用して一人で近所の山に登っていた。

 そしてふと思い立って、森の中に入ってみたのだ。

 女の妖怪が出るというウワサがある、そんな森へ――

 まあ、どうせ良くある怪談話なんだろうけど。

 

 しばらく進むと、足元が妙な感じがしてきた。

 濡れている? 最近、雨なんて降った覚えが無いけど……

 ふと気付くと、少し離れたところにブルーの衣服を着た女性が立っていた。

 女性が一人、こんな森の中で何をしているんだろう――

 ――まさか、自殺志願者じゃないだろうな。

 そう訝しながら、僕はその女性に近付いていった。

 

 彼女に近付くにつれ、僕は奇妙さを感じ始めた。

 その女性は、青い衣服を着てるんじゃない。全身が綺麗な水色で、しかも透けている……!?

 「う、うわっ!!」

 僕は思わず叫び声を上げた。

 彼女の体は半透明で、向こう側の景色が透けているのだ。

 噂の妖怪、本当にいたんだ! とにかく、見つかる前に逃げないと……!

 

 しかし足元に何かがヌメヌメと絡んで、そのまま足がもつれてしまった。

 僕は間抜けにも、その場にすっ転んでしまう。

 「……あら? 人間。それもまだ若いですね」

 ふと気付くと、彼女は尻餅をついた僕の眼前に立っていた。

 その透けつつも綺麗な顔に、僕は一瞬だけ息を呑んでしまう。

 

 「た、助けて……! お姉さんの事は誰にも言わないから、命だけは……!」

 僕は混乱しつつ、とにかく命乞いをした。

 「はぁ。別に取って食おうなんて考えてませんが。そもそも私、肉なんて食べませんし……」

 最初きょとんとしていた女性は、急ににやりと好色な笑みを浮かべた。

 「……いや、前言撤回。貴方を食べちゃいましょう」 

 「え……!? うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 僕は目の前の光景に、思わず叫び声を上げた。

 女性はまるで溶けるように体の輪郭を崩し、その場でドロドロと液状化したのだ。

 溶けて死んだ……!? いや、違う!

 女性の立っていた場所には、ちょうど同じ体積ほどの粘液が不自然にとどまっていた。

 「驚きましたか? 私、こういう生態なんですよ……」

 スライムから、先ほどの女性と同じ声がする。

 僕は、彼女がどういう生物なのかを理解した。

 いわゆる液体生物。映画や漫画では、稀に出てくるが――

 そしてスライム状になった女性は、こちらへズズズと迫ってきた!

 

 「うわっ、うわあああァッ!!」 

 僕は逃げる間もなく、スライムにのしかかられていた。

 そのまま僕は、尻餅の体勢から仰向けに倒されてしまう。

 スライムは僕の腹の上に乗っかり、ずむずむと広がり始めた。

 下半身を覆い込み、僕の首の部分まで……

 そして、その流体の中から先ほどの女性の上半身が姿を現す。

 絡み合う僕と女性の体勢は、騎乗位の形に酷似していた。

 

 「邪魔なものはみんな脱いで下さいね。これから、たっぷり気持ちよくしてあげますから」

 スライムは僕の服の隙間から入り込み、服の中へ浸透していく。

 かと思ったら、服を僕の体から器用に引き剥がし始めたのだ。

 衣服は全て脱ぎ剥がされ、女性の体内から無造作に排出される。

 「あ、ああッ! な、何を……!?」

 僕は混乱し、恐怖の声を上げた。

 スライムは全裸になった僕の全身を柔らかく包み込み、ぷるぷるとした感触を与え始めたのだ。

 まるで、頭部以外の全身がゼリーに潜り込んだみたいに。

 

 「あら? あらあら……♪」

 女性は僕の全身に視線を這わせ、嬉しそうな声を上げた。

 僕のペニスは、みっともないほどに勃起していたのだ。

 「もうこんなにしちゃって。今から何をされるか、想像しちゃったんですか?」

 女性は、淫らな笑みを浮かべて告げる。

 「でも、あそこはまだお預けです」

 股間の周りだけするするとスライムが引き、その部分だけが空気に触れた。

 僕の怒張はスライムに覆ってもらえず、ぴくんぴくんと脈打っている。

 

 「じゃあ期待通り、すごいことしてあげますよ。天に昇るくらい気持ちよく……ふふ」

 にゅる…… にゅるにゅるにゅるにゅる…!!

 「うわッ! な、何、これ……! ああああああぁぁぁぁッ!!」

 不意に、僕の全身を包むスライムがぐにゅぐにゅと蠢き始めた。

 快楽の中で、僕ははっきりと悟った。これは彼女による愛撫なんだ。

 彼女の体を形作る流体が、ねっとりと粘りながら僕の体に絡みつく。

 乳首も、脇の下も、足の裏も、全部を包み込んで、とろけるような刺激を送り込んできた。

 「あ、あうぅぅ……」

 スライムの中でじっくりと全身をいじくり回され、僕は呻いてしまう。

 でも、あそこだけは……!!

 股間の部分だけが流体に包まれず、何の刺激も受けていない。

 これじゃ、単なる生殺しじゃないか……!!

 

 「あらあら、もう気持ちよくなっちゃったんですね。でも、おちんちんには触ってあげませんよ」

 にゅるにゅるにゅるにゅるにゅる…!!

 「あ、あぁぁぁぁぁ…… こんなの、やめてぇ……!」

 流体が蠢いて僕の全身をくすぐり、嫐り立てる。

 僕の体は股間を除いてスライムに覆われ、うにょうにょと責め立てられているのだ。

 でも、これじゃイケない! 快楽の波が押しては返しの繰り返しじゃないか…!

 「ん…… あああ……ッ!」

 「ふふ。おちんちんも、してほしいですか? 私のスライムに覆われて、いっぱいぐにょぐにょして欲しいですか?」

 僕の顔を覗き込むように綺麗な顔を近づけ、女性は告げる。

 「あ、う……」 

 僕は、息も絶え絶えに頷いた。

 「お願いしないと、してあげませんよ? おちんちんをどうして欲しいか、ちゃんと私に教えてください」

 僅かに残酷な笑みを浮かべ、女性は言い放った。

 「お、おちんちんを――」

 僕は、いとも容易く屈服した。もう、ペニスに与えられる快感のことしか頭に無い。

 「おちんちんも、スライムで、覆って下さい……!」

 その言葉を聞いて、女性は天使のように笑う。

 「はい、よく言えました。じゃあご褒美に、お姉さんのスライムでおちんちんをたっぷりいじめてあげますね」

 今まで流体に覆われず空気に触れていた僕の股間に、ぬっとりと粘りながらスライムが垂れてきた。

 

 ぬるぬる…… ねちゃ〜〜っ……

 先端の尿道口に触れたスライムは、そのまま粘つきながら亀頭を包み込む。

 さらにどろりと流動し、ペニス全体、そして玉袋にまでぬらりと絡みつき……

 

 「あ、あ、あぁ……! うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 僕のペニス全体にぐにゃりと粘りついてくる、柔らかく温かいスライム。

 ねっちょりと肉棒にまとわりつき、粘体の感触を味あわせながら蠢き――

 その気持ちよすぎる刺激に、僕はほんの僅かすら我慢することが出来なかった。

 「あれぇ? もしかして、もう我慢できなくなっちゃったんですか?」

 「あぐ、あああぁぁぁ……!」

 どぷっ、どぷ、どぷ……

 激しくペニスが脈打ち、僕の精液はスライムの中に発射される。

 股間をスライムに覆い込まれるという快感の中で、僕は白濁をたっぷりと吐き出したのだ。

 

 「あらあら。ちょっと触っただけなのに、もうイッちゃったんですか……」

 女性は、呆れたような表情を浮かべる。

 「勝手に気持ちよくなっちゃうなんて、お仕置きが必要ですね……」

 「……え?」

 射精後の倦怠感で、意識すら遠ざかりつつある。

 そんな僕のペニスが、ぎゅっと握られるようにきつく締め付けられた。

 「あッ……!」

 射精直後の敏感なペニスにスライムが容赦なく粘りつき、僕は思わず声を上げた。

 ペニスだけじゃなく、僕の全身を覆っているスライムもにゅるにゅると蠢きながら愛撫を再開する。

 玉袋を揉み込まれ、僕は表情を歪めた。

 「ちょ、やめて……! 刺激が強くて……!」

 「フフ…… 言ったでしょ。お仕置きだって……」

 「うう…… あああッ!!」

 僕はその快感から逃れようと、ペニスを貪り続けるスライムを引き剥がそうとする。

 「あらあら、快楽から逃れようだなんて。じゃあ、そんな気も起きないようにしてあげます」

 ペニスを嫐っているスライムが、さらにねっとりと幾重にも絡み付いてきた。

 「あ、はぁぁぁぁぁぁぁ……」

 自分でも情けなくなるほど甘い声を上げ、僕はたちまち抵抗する気力さえ奪われた。

 快楽に流され、全身の力を抜く――それは、捕食者の前で降伏する獲物そのもの。

 「あらあら、もう降参しちゃったんですか? じゃあ後は、食べられるだけですね……」

 勝ち誇った顔で、女性はにこりと笑みを見せていた。

 

 にゅる、にゅる、ぐにゅ、ぐにゅるうにゅる……

 僕の股間はスライムに搾り上げられ、半透明の女体の中でペニスが翻弄されている様子がありありと見えてしまう。

 ――いや。これは、わざと見せ付けているのだ。

 「ほら…… おちんちん、どうされてるのか分かりますよね」

 「……ッ! ああ、あぁぁぁぁぁ!!」

 四方八方から圧力を受け、僕のペニスは粘液の中で脈動していた。

 肉棒にまとわりつき、いたぶるように蠢くスライムを見せ付けられる。

 淫らな粘液がペニスにぐちょぐちょと取り付き、なすすべもなく昇天させられる僕――

 そんな無力な自分を、まじまじと実感させるような責めだった。

 「もっと、おちんちんをいじめてるスライムを濃くしてあげますね。ねちゃ…って気持ちいいでしょ?」

 ねちゃ、ぬちゃ、にゅる、ねちゃ……

 僕のペニスを揉み込んでいる部分の密度が、明らかに濃くなった。

 彼女の女体で――淫らに蠢くスライムで、僕の肉棒は締め上げられる。

 その様子は、半透明の女体を通じてはっきりと見えてしまうのだ。

 見慣れたペニスに、粘液がじゅるじゅるとまとわりついている様子はとてつもなく淫らだった。

 「はい、ラストスパートです。これでイッちゃって下さいね」 

 とどめとばかりに、尿道口や亀頭、サオ、カリの隅々までスライムがねっとりと絡みつく。

 ぐにゅ、にゅる、ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ……

 「あ、あ、うああああああああぁぁぁぁぁぁ……」 

 どく、どくどくどく……

 僕は彼女の中に、二度目の精を注ぎ込んだ。

 スライムに翻弄される肉棒の先から、白い液体がドクドクと溢れ出るのが見える。

 「ふふ……おちんちんイかされちゃうところ、ちゃんと見ました?

  自分のおちんちんがスライムにいじめられるところを見れて、興奮したでしょう?」

 「う、うう……」

 それが見えるからこそ、非常に屈辱的だったのだ。

 彼女の与える屈辱の中で絶頂し、スライムに包まれながら果てる快楽――

 それは、今まで体験した中で最も気持ちいい射精だった。

 僕のペニスを包み込んでいる箇所――女性の陰部に当たる部分は、精液によって白く染まっている。

 そんなエロティックな様子を、僕は恍惚感に包まれながら眺めていた。

 

 「いっぱい出しちゃいましたね。うふふ、気持ちよかったですか?」

 女性はそう尋ねてくるが、僕のペニスを嫐ってくる甘美な蠕動はまるで止まない。

 「あ、あああぁぁぁぁ! もうやめて……! もう……」 

 「うふ、素敵なお返事」 

 女性はにっこり笑うと、なおも僕の全身を責め立てた。

 「じゃあ次は、おちんちんをフルコースで可愛がってあげますね。ふふっ、包み込み攻撃〜」 

 「ああっ……! うあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 スライムがペニスを丹念に包み込み、にゅちゃにゅちゃと密着してくる。

 まるで粘液が収縮するように、きゅうっと包み込まれる感触――

 僕は大の字でその場に横たわったまま、何もできずに悶えるしかない。

 そんな僕をまるで弱らせるかのように、スライムはじっくりじわじわとペニスを包み込んでくる。

 「ふふ……おちんちん、スライムに捕まっちゃいましたよ。

  またいじめられて、体液吸い出されちゃうんですね。可哀そ〜」

 くすくす笑うスライム娘の体の中で、僕の肉棒は完全に包み込まれてしまった――

 もはや、彼女の思うががままに弄ばれるのみだ。

 「次は、締め付け攻撃〜」

 くちゅっ……きゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……!!

 ねっとりと包み込んできたスライムが、ペニスをみっちりと締め上げてきた。

 密着しているスライムは、ゼリーのようにぷるぷる。

 そんなゼラチン質に近い粘体に四方から圧迫され、いたぶるように締め付けられる。

 弾力があるせいで、痛みの全く伴わない圧迫責め――

 「い、いいぃッ…… ああああッ!!」

 まるで、弾力性のある狭い穴にペニスをねじ込んでしまったような感触。

 四方から圧迫されながらも、引き抜くことができない――

 その狭さは、僕を散々に悶えさせた。

 「次は、先っぽくにくに攻撃〜」

 尿道口部分に当たっていた弾力性のあるスライムが、不意にうにうにと蠢き始めた。

 それは別の生物のように尿道へとまとわりつき、その敏感な部分をくにくにと責め始める。

 まるで尿道を指先でつつかれ、指の腹で撫で回されているかのような感触。

 「あぐ、あぁ……」

 今までの刺激で散々に感じさせられていた僕にとって、尿道を執拗に弄ぶ責めはとどめと同義だった。

 「おしっこの穴いじられて、我慢できるかなぁ?」

 「あっ、だめ、もう…… あああああッ!」

 我慢……できなかった。

 尿道をぬるぬると刺激され、僕はこらえきれずに射精してしまったのだ。

 ペニスの先端から迸った白濁液が、ドクドクと半透明な彼女の陰部を白く染め始めた――

 

 「あらら、もうイッちゃったんですか。でも、止めてあげませんよ。亀頭ぐにゅぐにゅ攻撃〜」

 「やめてぇ……出てるのにぃぃ……あああああぁぁぁぁぁ……!!」 

 射精している最中にもかかわらず、女性は責めの手を緩めない。

 尿道を集中的に嫐っていたねとねとのスライムが、ゆっくりと亀頭全体に広がってくる。

 そして先端部からカリの部分をスライムで包み込み、グニュグニュと揉み立ててきたのだ。

 「先っちょマッサージ……気持ちいい?」

 くにゅ、くにゅくにゅ……ぐにっ、ぐにゅっ。

 「あう、あうぅぅ……あああぁぁぁぁぁ……」

 亀頭をぐちゅぐちゅに揉み尽くされながら、ようやく僕は精を出し終えた。

 射精の律動を乱されながら、僕はスライムの中に白濁液をたっぷりと搾り上げられたのだった。

 それでも、恍惚に浸る余裕も脱力している暇もない――

 「カリいじめ攻撃〜」 

 こちらの射精など関係なく、なおも彼女のフルコースとやらは続く。

 「ああ、あぁぁぁぁ!! うぁぁぁぁぁ〜〜!!」

 スライムがリング状になり、カリの部分を重点的に包んで責め始めた。

 くにゅくにゅとカリを引っ掛けながら上下し、扱き上げる。

 それは、指でリズミカルに扱かれているような刺激だった。

 「だめ……それ、だめぇッ!!」

 カリ首を重点的に締め上げ、くいくいといたぶる感触。

 それはほんの10秒ほど前に射精したことを忘れさせるような、まさに極上の責めだった。

 「あ、だめ……で、出る……」

 「あらぁ? もう?」

 どく、どくどく……

 微かに笑みを浮かべる女性に眺められながら、そのまま絶頂してしまう僕。

 射精を促進するように、スライムのリングはカリをくにゅくにゅと扱き続ける。

 「ふあ、あぁぁ……」

 余りの快感に僕は体をよじらせたが、全身を包み込んでいるスライムは離してなどくれなかった。

 

 「ふふ、弱点見つけちゃいましたよ。カリがすご〜く弱いんだ……」

 嗜虐的な表情で、女性は笑う。

 「でも、フルコースはまだ終わってませんよ。次は、サオ絞り攻撃〜」 

 「あ、あう……」

 亀頭から根元までのペニス全体にかけて、密度の濃いスライムがべったりと覆い込んできた。

 そして、締まったり緩まったりを繰り返しながら蠕動を始める。

 にゅちゅにゅちゅと揉まれるような感触に、僕はたちまち悶絶させられてしまった。

 もはや僕は、この女性の思うがままに悶え喘ぐオモチャ同然である。

 「あはっ、気持ちいい……?」

 「あ、あぁぁぁぁぁぁぁ!」

 ぐにゅぐにゅぐにゅぐにゅぐにゅぐにゅ……!!

 出そう……! もう出そうだ! でも、我慢を……!

 「それ、ペロペロ攻撃〜」

 ペニスを包んでいるスライムが舌のような軟体に変化し、幾重にも舐め上げる。

 ぬるり……と表面に這い、れろれろと亀頭を舐め上げ、サオに巻き付く――

 それは、変幻自在の舌での責め。

 「あ、あああああ…… はぁぁぁぁぁ……!」 

 「おちんちん、ピクピクしてきましたよ。次あたりで、もう一回出しちゃいましょうか。じゃあとどめ、ちゅーちゅー攻撃〜」

 チュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ……

 スライムはねっとりと密着し、全体にまとわりつきながらペニスを強烈に吸引してきた。

 とどめ――これで射精しろ、という意志が込められた容赦のない刺激。

 僕にできることは、ただ快楽に翻弄されて絶頂することだけだった。

 柔らかいスライムに絡まれながら、肉棒を吸い上げられる刺激――それは、僕の脳内をバラ色に染め上げてしまう。

 「うああぁぁぁぁぁッ!! も、もう…!!」 

 ドクッ、ドクドクドク……

 「漏らしちゃった精液も、吸い取っちゃいますね」

 「え……? あ、ああああぁぁぁぁぁ……!!」

 チュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ……!!

 尿道口から吐き出された精液は、そのまま女性の体内に吸引されていく。

 さらにスライムは吸引動作を繰り返し、射精中のペニスを激しく吸い上げ続けた。

 僕の精液は、最後の一滴までちゅるちゅると吸引されてしまう。

 「……」

 あまりの快感に、僕は脱力するのみ――

 「とうとう次で最後の技ですよ。これは病みつきになっちゃうから、覚悟してくださいね」

 女性は無邪気な表情を浮かべ、息も絶え絶えの僕に向かって楽しそうに言った。

 「そんな……もう、無理……」

 「じゃあ行きますよ。ぐるぐる攻撃〜」 

 ぐにゅ、ぐにゅ、ぎゅるぎゅる…… ぎゅるぎゅるぎゅるぎゅるぎゅる〜!!

 僕のペニスを覆い込んでいたスライムが、唐突に渦を巻き始めた。

 ねとねとの流体が肉棒のあちこちを刺激しながら、ぎゅるぎゅると回転しているのだ。

 まるで、ペニス全体が渦潮に巻き込まれたかのような強烈な刺激。

 「ああぁぁぁぁぁぁぁッ!! あ、ああぁぁぁぁぁぁ!!」

 スライムがペニス全体に粘って絡みつきながら、巻き付かれるような刺激。

 尿道を、亀頭を、カリを、サオを――あちこちを強引にいたぶり回され、僕は悶絶する。

 「あはっ、クセになっちゃいそうでしょ。これをやってあげた男の子、みんな瞬殺なんだから」

 「だ、だめ、もう……! あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 僕はその快感に押し流され、一瞬で果ててしまった。

 どく、どくどぷどぷどぷどぷ……

 スライムの渦にペニスを嫐り尽くされ、彼女の中に精液を撒き散らす。

 余りの快感に僕の体はビクンビクンと痙攣し、精液は渦に搾り尽くされてしまった。

 「あ、うぅぅぅぅ……」

 僕は魂まで吸い尽くされた気分を味わいながら、水上げされたタコのように緩みきったのだった。

 

 随分と満足した表情で、女性はにっこり笑う。

 「たっぷり堪能してもらえたようですね。どれが一番、気持ちよかったですか……?」

 「え――?」

 そんな質問、答えられる訳がない。

 「一番気持ちよかった技で、たっぷり搾り尽くしてあげますから。さあ、どれが一番良かったですか?」

 今さら尋ねられても……そんなの、答えられるはずがない。

 そんな比較なんて出来ないほど、僕は快感に翻弄され続けたのだ。

 どれもこれも、全部メチャクチャに気持ちよかったとしか言いようがないのである。

 「ぜ、全部――」

 僕は、何とか声を絞り出した。

 「全部気持ちよかったから…… だから、もう――」

 もう、解放してくれ――

 そんな僕の訴えは、女性の次の言葉に完全に打ち砕かれた。

 「ぜ、全部……!? あれを、全部同時にしてほしいんですか?」

 「ち、違う…… そんなことされたら、狂って……」

 「仕方ありませんねぇ。フルコースのメニュー、全部同時に味わいたいなんて……えっち」

 「や、やめ……」

 分かって言っている。目の前の女性は、誤解である事を理解しながら言っている。

 あれを全部同時にされたら、本当にどうなってしまうのか……

 

 「貴方が望むなら、仕方ありません。おちんちんをめちゃくちゃにいじめ抜いて、あっという間に昇天させてあげますね」

 「だめ…… 違う……これ以上は、もう……」

 「ふふ、覚悟はできましたか? じゃあ、召し上がれ♪」

 「や、やめ……!」

 そして、彼女を形作るスライムが総攻撃を開始した。

 ペニスを包み込み、締め上げ、先端を刺激し、亀頭を揉み込み、カリを扱かれ、全体を絞り上げられ……

 それは、僕を一瞬で天国へと導く責め。

 「はぁ…… ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――ッ!!」

 どぷっ、どぷどぷどぷどぷどぷどぷどぷッ……!

 僕は体を痙攣させながら、スライムの中にたちまち精を放った。

 気も狂いそうなほど激しい刺激と、意識も遠のくほどの恍惚。

 僕は女の子のように全身をひくつかせ、喘ぎ声を上げるのみ。

 「まだまだ。たっぷり溺れちゃって下さいね」

 さらにペニスは舐め尽くされ、うねりながら吸引される。

 ねっとりと粘ったスライムが、僕の肉棒をぐちょぐちょにいじめ尽くす。

 「だめ、ああぁぁぁぁぁ! また… また出るぅ……!!」

 我慢も何もなく、たちまち絶頂に達する僕。

 そしてあの渦の攻撃が、精液を吐き出し続ける僕のペニスに迫ってくる。

 「ほ〜らほ〜ら、ぐるぐる渦巻きがおちんちんに近付いてきましたよ〜」

 じわじわと肉棒に近付いてくる水流が、彼女の透明な体内ではっきりと見えた。

 「あ……やめて、やめて……」

 そんな懇願も虚しく、僕のペニスはなすすべなく渦に襲われてしまう。

 「はい、逃げられませんでした。ざんねーん」

 ぐにゅ、ぐにゅ、ぎゅるぎゅるぐにゅぐにゅぎゅるぎゅるぎゅる〜!!

 「あぁぁっ! うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 

 ペニスはねとねとの渦の中で翻弄され、蹂躙され尽くす。

 亀頭やカリに水流が粘り、締め付け、巻き上げ、擦りつき――

 「ひあ、ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 そして僕は、ドクドクと精液を吐き散らしていた。

 あまりの快感に、自分が天国にいるのか地獄にいるのかも分からない。

 ただひたすらに、股間をぐちゅぐちゅに嫐り尽くすスライム。

 その快感に僕はとろけ、狂わされる――

 

 「じゃあ…… あと一時間あなたの精液を搾り尽くしたら、開放してあげますね」

 「そ、そんな……しぬ、しんじゃう……」

 「大丈夫ですって。一時間じゃ、命までは落としませんよ」

 ぎゅるぎゅるぎゅるぎゅるぎゅるぎゅる〜!!

 そう言っている間にも、スライムは渦を巻いて僕のペニスを隅々まで刺激する。

 「あ、ああああああああああああぁぁぁ!!」

 たちまち、僕は何度目か分からない精液を女性の中に撒き散らした。

 「ふふ。あと一時間で、何回出ますかねぇ……?」 

 「や、やめて……もう……あ、あああああぁぁぁぁぁ〜!!」 

 「あらあら……本当は、やめてほしくないくせに」

 うにょ、ぐにょぐにょぐにょぐにょぐにょぐにょ……

 ぎゅるぎゅるぎゅるぎゅるぎゅるぎゅる〜!!

 「は、ああ……! うわあああぁぁぁぁぁぁ……!!」

 どく、どく、どぷぷぷぷ……

 女性は僕のペニスを搾り上げ続け、スライムの中に何度も何度も射精を強要させた。

 もはや息も出来ない、意識も遠のくほどの連続射精。

 僕はスライムに股間をいたぶり尽くされ、気も狂わんばかりに悶え続けたのだった――

 

 

 

 

 

 「はい、一時間は終わりです」

 感覚も何も麻痺した頃、女性はようやく告げた。

 ようやく一時間……まるで、無限の時間だった。

 全身を包み込んでいたスライムも離れ、どうやら本当に解放してくれたようだ。

 それでも僕は心身共に疲れきって、寝転がった状態のまま指一本動かせない。

 「おちんちんいじめてほしくなったら、またこの山に来てくださいね。いくらでも搾ってあげますから。ふふふ……」

 女性は僕の頬に軽く口付けすると、そのまま姿を消してしまった。

 

 誰もいない山に、僕はしばらく横たわり続けた。

 かなり経って、ようやく体力が回復してくる。

 僕はヨロヨロと起き上がって服を着ると、ゆっくりと下山を始めた。

 とんでもない目に合った……そう思いながら。

 

 それでも僕はきっと、またこの山に来てしまうだろう。

 あのスライム娘の粘液の中に、身も心も溺れてしまったのだから……

 

 

 



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