イソギンチャク娘


 

 「もっと、気持ち良いことを――」

 青年は、そう懇願していた。

 さっきの触手よりも、さらに気持ちいいこと。

 それは、いったいどのような快感なのだろうか。

 

 「もっと気持ちいいこと……教えてあげる。私に食べられることよ」

 「え……?」

 しゅるり――

 触手が伸び、青年の水着をたやすく引き裂いていた。

 そのまま彼の全身を絡め取った触手は、徐々に青年をイソギンチャク娘の方に引き寄せ始める。

 「な、何を……?」

 「私のエサは、健康な肉と――それに、精液なの。言ったでしょ、天国に逝かせてあげるって……」

 イソギンチャク娘の下半身で、うぞうぞと渦を巻いている無数の触手。

 その触手の中心には、うにうにと淫らに蠢く口のような器官が見える。

 それは、まさにイソギンチャクの口そのもの。

 まさか、あそこで――

 

 「ひ、ひぃぃ……!」

 沸き上がってくる恐怖と共に、青年は悟っていた。

 この生物は、自分に奉仕するためにあんなことをしたわけじゃない。

 男性に快感を与え、精液を吸い尽くす――目の前の娘は、そういう生物。

 そして自分は、自らを餌として捧げてしまうような選択をしてしまったのだ。

 「さあ、いらっしゃい。貴方のペニス、私の口盤でたっぷり味わってあげるから……」

 口元に笑みを浮かべ、青年をゆっくりと引き寄せながらイソギンチャク娘は告げた。

 彼の目は、思わずうねうねと蠢く口盤に釘付けになる。

 うにょうにょと不気味な蠢きを見せ、呼吸しているかのように収縮するピンクの粘膜。

 あんなところにペニスを咥え込まれたら、一体どんなに気持ちが良いのか――

 

 「や、やめろぉぉぉッ! うわぁぁぁッ!!」

 喚き、暴れもがく青年だが、彼を拘束している触手はそのような動作を許さない。

 青年の脳裏に飛来したのは、恐怖感だけではなかった。

 あそこにペニスを咥え込まれてみたいという破滅的な期待感、それらが心に激しく渦巻いていたのだ。

 「ふふ、いただきます」

 処刑を宣告するように、イソギンチャク娘は告げた。

 青年の腰は、触手によって彼女の腰元――ぱっくり開いたイソギンチャクの口に押し付けられていく。

 

 ぐむっ……

 

 そして彼のペニスは、とうとう口盤に咥え込まれた。

 「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 顔を引きつらせ、絶叫する青年。

 イソギンチャク娘の口盤は挿入されたペニスを柔らかく包み込み、ぐにぐにと蠢く。

 まるで、歯のない口で青年の肉棒を咀嚼しているかのように――

 ぐにぐに、うにゅうにゅ、ぐにゅぐにゅ……

 

 「は…… あ、ひぃ……」

 その魔性の快楽に、青年はたまらず腰を引こうとした。

 「だぁめ、逃がしてあげるもんですか」

 しかし、青年の体に絡んだ触手はそんな動作を許さない。むしろ青年の腰をさらに深く口盤部に押し付けた。

 彼のペニスは根元までみっちりと口盤に飲み込まれ、胃腔全体を蠕動させるという愛撫にさらされる。

 粘膜全体がうにうにとうねり、そのぬるぬるの表面にカリや亀頭が擦りたてられる刺激――

 青年の肉棒はイソギンチャクの中で扱きたてられ、揉みたてられ、嫐られ尽くした。

 ぐにゅ、うにゅ、にゅぐ、にゅぐぐぐぐ……

 

 「あ、あああああああッ! も、もう――!!」

 どぷっ、どぷどぷっ……

 その刺激に青年は抗えるはずもなく、たちまちイソギンチャク娘の口盤内に大量の精液を吐き出していた。

 イソギンチャクの中に溢れ出る精液――それは、じゅぽ、じゅぽ、と奥深くへ吸引されていく。

 「う、ううう……」

 口盤内に発射された精液を吸い上げる収縮動作は、また新たな感触を射精中のペニスに与えていた。

 揉み込まれながら吸い上げられ、ぶるぶると震える肉棒。

 そんな快感を味わいながら、彼は一回分の精液を吸い尽くされたのだった。

 

 「……あらあら、10秒すら持たないのね。でもまだまだ、たっぷり天国を味わってもらうわ」

 にっこりと笑い、イソギンチャク娘は告げる。

 ぐちゅ、ぐにゅぐにゅぐにゅ……!

 彼のペニスを包み込んでいる胃腔が再び蠕動を始め、サオ全体に甘美な刺激を送った。

 「ああッ! 出したばっかりだから、そんな……!」

 強烈な刺激に思わず腰を引こうとするが、やはり腰は触手に固定されて動かない。

 ぐにょっ、ぐにょっ、ぐにょっ、ぐにょっ……

 ただ口盤だけが、精液を啜り取るべく淫らに蠕動しているのだ。

 

 「ふぁ、ああぁぁぁ……」

 股間に貼り付き、じゅぷっ、じゅぷっと蠢き続けるイソギンチャク。

 青年はペニスがイソギンチャクに咥え込まれ、そのまま食べられているかのような感触を味わっていた。

 「あなたのおちんちん、美味しい……先走りが、中でいっぱい溢れて……」

 肉棒をぐちゅぐちゅと貪りながら、イソギンチャク娘は目を細める。

 「全部吸い尽くしたらドロドロに溶かしてあげるから、いっぱい出しなさいね」

 「あぐ、あああぁぁぁ……!」

 イソギンチャク内部の甘い蠕動に翻弄され、青年は我慢する間もなく絶頂へと押し上げられていった。

 ペニスをみっちりと包んだまま、ぐにゅぐにゅと波打つ粘膜の刺激――

 「だ、だめだ…… もう……!!」

 どぷ、びゅるるるっ……

 それに耐えきれず、たちまち青年は絶頂してしまう。

 イソギンチャク娘の口盤内にどくどくと精を撒き散らしながら、彼は恍惚に浸るのだった。

 

 「どう? 気持ちよかった?」

 「……」

 イソギンチャク娘の問いを、涎すら垂らし弛緩した表情で受け流す青年。

 その様子だけでも、青年の受けた強烈な快感は窺い知れる。

 「でも、私はまだまだ満足してないの。もっともっと気持ちよくしてあげるから、たっぷり中に出してちょうだい」

 それでもなお、うにょうにょとした胃腔の蠢きは青年を射精に導こうとする。

 うにょ、ぐにょ、ぐにゅ、ぐにょ……

 「あ、あああああ……」

 ペニスをイソギンチャク娘の口盤に咥え込まれ、淫らな責めを受けて力無く喘ぐ青年。

 たちまち彼は絶頂を迎え、三度目ともなる精液をたっぷり吸い上げられた。

 「ふふふ、まだまだ……」

 「も、もうこれ以上は……」

 そんな拒絶など、何の意味も持たない。それは彼自身が一番よく理解している事だった。

 もはや彼は、イソギンチャク娘に精液を提供し続ける肉人形に過ぎない。

 青年は何度も何度も、イソギンチャク娘の口盤内に精液を注ぎ込み続けた。

 

 

 

 「……」

 「そろそろ、打ち止めみたいね」

 もはや、十数回は射精しただろうか。

 青年のペニスは絶頂しても痙攣するだけで、とうとう何も出なくなってしまった。

 「あぅぅ……」

 彼は普通の生活では決して味わえないような快楽をもろに受け、心身共に衰弱しきっている。

 「じゃあ、そろそろ食べちゃおうかしら」

 「え……?」

 がばぁ……ばくっ!

 青年のペニスを咥え込んでいる口盤が徐々に大きく口を開き――

 そして、腰のあたりまで一気に下半身を飲み込んでしまった。

 ぐに、ぐにぐに……

 そして啜りながら吸い上げ、彼の体を徐々に口盤内へと引き込んでいく。

 

 「……!? あ、ああああああッ!!」

 たちまち精神が覚醒し、青年は恐怖の絶叫を上げた。

 ぱっくりと飲み込まれる、自分の下半身。

 自分は今、まさに食べられていることを瞬時に悟る。

 しかし両腕を初めとした上半身は触手で絡め取られ、もがく事すらできない。

 

 「ふふ……ドロドロになるまで、たっぷりねぶってあげる」

 「ああああッ!! ……は、ああああああぁぁぁぁぁ……」

 青年の恐怖の絶叫は、またも喘ぎ声に変えられた。

 ぐにゅっ、ぐにゅっ、ぐにゅっ……

 彼の下半身を飲み込んでいる口盤が、ペニスに対して散々与えたのと同じ蠕動を始めたのだ。

 足先、すね、太腿、腰、肉棒に至るまで粘膜にみっちりと包まれ、ぐねぐねとうねる――

 また下半身全体が優しく締め付けられ、四方から甘い圧迫を受けている。

 さらに、温かくぬめった粘液がねっとりと下半身にまとわりついてきた。

 それはペニスにじゅるじゅると絡み、天にも昇るような快感を生み出す。

 「消化液、気持ちいいでしょう。おちんちんにもっと絡めてあげる」

 じゅる、じゅるじゅるじゅる……

 肉棒全体に粘液が執拗に粘りつき、青年はその快感に押し流されてしまった。

 「あ……! で、出るぅぅぅ……!!」

 どくっ、どぷどぷどぷっ……

 下半身を消化液にまみれさせながら、なすすべもなく射精してしまう青年。

 彼は夢うつつのまま、イソギンチャク娘に下半身を呑み込まれて精を漏らし続ける。

 「ふふ、精液まだ残ってたのね。どっちにしても、天国の中で溶かして、あ・げ・る」

 「ああ、あぁぁぁぁぁッ!!」

 

 ぐに、

 ぐに、ぐに、

 ぐに、ぐに、ぐに……

 

 イソギンチャク娘の口盤は、徐々に青年の上半身までも咥え込んでいった。

 徐々に体内へと引き込み、彼女の胃腔の中へ――

 「は、はぁぁぁぁぁぁぁッ……」

 何度も何度もイソギンチャク娘の体内に精液を吐き出しながら、青年はとうとう彼女の口盤に丸飲みにされていた。

 

 「ひぃぃぃッ!! うあぁぁぁぁぁぁッ!!」

 ぐにゅ、ぐにょっ、うにゅ、ぐにゅ、ぐにゅぐにゅにゅぐうにょぐにゅうにゅ……

 イソギンチャク娘の体内で、凄まじい搾精を受け続ける青年。

 ピンクの粘膜に全身を啜り上げられ、彼は生きたまま全身をしゃぶりたてられる。

 ぐねぐねとその全身で消化器官のうねりを感じながら、ねっとりと消化液にまみれ――

 どろどろの感触に酔わされ、その中に彼は精液を放ち続ける。

 これが、イソギンチャク娘の捕食――

 

 どろ、どろ、どろどろどろろろろろろろろろ……

 連続絶頂の中、青年の体はどろどろと溶け始める。

 「あああぁぁぁ…… き、気持ちいいぃぃぃぃ……」

 しかし苦痛どころか、余りの快感に喘ぎ狂う青年。

 彼は精液を何度も何度も放ちながら、じゅるじゅると消化されていく。

 それはイソギンチャク娘の言っていた通り、天国の快楽だった。

 自分はこのまま甘く溶かされ、天国へ誘われるのだ――

 「あ、ああああぁぁぁぁぁぁ――」

 

 ぐちゅ、ぐちゅぐちゅっ、ぐにゅ、ぐちゅぐにゅうにょぐちゅぐちゅ……

 どろり、どろどろどろどろどろどろろろろろろろろろ……

 ぐにゅ、ぐにょっ、ぐにゅぐにゅにゅうにゅ……

 どろどろどろろろろろろろろろ……

 ぐにょっ、ぐにゅぐにゅ……

 どろどろろろろ……

 ぐにゅっ……

 どろろ……

 ……

 

 

 こうして青年は、イソギンチャク娘の体内で完全に溶解されてしまった。

 その肉も精も彼女に吸収され、そして極上の養分となるのである。

 それは、彼女と文字通り一体になることを意味していたのだった――

 

 

 



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