底知れない不気味さを感じ、あなたは思いとどまっていた。
それを無視し、周囲の探索を続行することにしたのだ。
辺りに注意しながら、森の中を怖々とさまようあなた――
すると、正面にそびえ立つ大木の根元に人工物のような何かが見えた。
それは、木製のドア。この森に入った時のドアと全く同じ形をしている。
普通に考えれば、樹木に備え付けられているような扉がどこにも通じているわけはないだろう。
しかしあなたは、そのドアが外部に通じるものと確信していた。
ノブを掴み、そしてドアを押し開ける――
するとその向こうには、あの料理店のロビーが広がっていた。