・
・
・
目を覚まし、体を起こすあなた。
ソファに横たわるあなたの顔を、ラミアが心配そうに覗き込んでいた。
「す……すみません! つい、調子に乗っちゃって!」
あなたが目を覚ましたことに気付き、ラミアは平謝りの様子だ。
「調べたところ、骨に異常はありませんでした。本当に申し訳ありません……」
ソファから立ち上がるあなたに、ラミアは何度も何度も頭を下げ続ける。
「男の人がもがいていると、本能的にいたぶっちゃうんです。
おもらしまでさせちゃって、その――」
恐縮したり、顔を赤くさせたりと色々大変そうなラミア。
あなたは彼女を責めず、文句も言わないことにした。
「……本当にごめんなさいね、ちゅっ♪」
ラミアは、あなたの唇に軽くキスをする。
「こんなひどい目に遭わせて、厚かましいかもしれませんが――
また、お店に来て下さいね。次はもっと優しくいたぶりますから」
そう呟くラミアに対し、あなたは苦笑いを浮かべるのだった。