第8講 〜装備品〜

 

 

 

それでは、今回は装備品について講義するのじゃ。
手っ取り早く、装備画面を見るとしようか。







武器、盾、頭、鎧、アクセサリ……5箇所に装備可能なんだね。


装備品じゃが、それぞれ以下のようになっているぞ。


武器
手に持つ武器、主に攻撃力が上がる
短剣、剣、槍、斧、杖、弓矢、ロッド、ブーメランなど
腕に持つ防具、主に防御力が上がる
軽盾、盾など
頭に装備する防具、主に防御力が上がる
帽子、兜、サークレットなど
体に装備する防具、主に防御力が上がる
服、胸当て、鎧、ローブなど
アクセサリ
様々な効果を秘めたアクセサリ
ベルト、腕輪、首飾りなど


そして、各キャラが装備できる武器防具じゃが……
それは、そのキャラが就いている職業や種族によって異なるのじゃ。


そんな事を、以前の講義でちらっと言っていたな……


まず武器じゃが、なにが装備できるかは就いている職業によって決定される。
以下に、その例を挙げておくとしよう。


職業
装備可能武器
戦士
剣、槍、斧など
魔法使い
短剣、ロッドなど
僧侶
杖など
狩人
弓矢、ブーメランなど
シーフ
短剣、ブーメランなど


当然の話だが……各職業の得意技に合致した武器が装備できるようになるのだな。


余談になるが、武器の種類によって重要な能力値は変わってくるぞ。
例えば、剣に必要なパラメータは攻撃力じゃな。


しかし短剣やブーメランは、器用さも威力に関わってくる。
扱う者の攻撃力と器用さで、与えるダメージが決まる武器なのじゃ。


じゃあ、僕は器用さには自信がないから……


ルカは、短剣やブーメランを扱うのに向いていないという事じゃ。
お主は攻撃力の伸びが良いので、剣が最適じゃのう。


他に例を挙げると、尖剣や槍は攻撃力以外に素早さが重要じゃ。
攻撃力が高いがノロいキャラに槍を装備させても、真価は発揮できんぞ。


装備する者のパラメータとも相談か……武器選びはなかなか大変だな。


また、敵全体を一気に攻撃できる武器もある。
ブーメランや鞭がそのタイプじゃが……命中率が低いという欠点もあるぞ。


わーい、ブーメランすご〜い!


もう一つ、装備武器に関して気をつけたい点がある。
「剣技」や「短剣技」など、スキルとの相性もあるのじゃ。


要は……剣技を使いたかったら、剣を装備した方が良いという事じゃな。


槍を装備して、「剣技」を使っちゃダメなの?


駄目という事はないが……威力が落ちるのを覚悟せねばならん。
武器とスキルの相性が悪い場合は、2/3程度まで威力が低下してしまうぞ。


しかし、対応する武器以外でも相性の良い組み合わせはある。
たとえば棍を装備しての斧技などは、ほとんど威力が落ちん。


慣れんうちは、あまりおかしなチャレンジは避けた方が得策だな。
剣技で戦っていく場合は、素直に剣を装備するとしよう。


では次は、防具の話に移ろうか。
装備可能防具は、就いている種族によって決定されるのじゃ。


種族
装備可能防具
妖魔
鎧、兜、盾など
人魚
ローブ、帽子、サークレット、軽盾など
スライム
ローブなど


アクセサリが見当たらないんだけど……?


アクセサリは、職業や種族を問わず全て装備可能じゃ。
あまり防具を装備できん種族など、アクセサリは大いに助けになるじゃろう。


あたしでもアクセサリつけられるんだ〜♪


あともう一つ、注意したい事があるぞ。
種族「人間」の装備可能防具は、キャラごとに異なるのじゃ。


人間はみんな同じ装備可能防具ってわけじゃないんだね。


その通り、他の魔物と異なるところじゃな。
人間は、種族間の個体差や体格差も大きいからのう……


装備可能武器や装備可能防具については、だいたいこんなところじゃ。
ここで話が逸れるが、鍛冶屋についても解説しておこうか。


鍛冶屋では、持っている武器を鍛えて強化する事ができる。
だがそれには、対応する素材アイテムが必要じゃ。


必要武器
必要素材
完成する武器
ひのきのぼう
ヌルヌル粘液
ひのきのぼう改
古木のロッド
インプの尻尾
小悪魔ロッド
アイアンボウ
風石
風の弓矢
シルクのローブ
綺麗な羽根
ハーピーローブ
綺麗なティアラ
涙の凝石
安らぎのティアラ


以上は、あくまで一例じゃな。
こうして強化された装備品は、特殊な能力を持つものも多いぞ。


素材を持参する必要があるのは面倒だが……
それだけの手間をかける価値はありそうだな。


よし、がんばって武器を鍛えるぞ!
そうやって、真の勇者に一歩ずつ近付いていくんだ!


うむ……がんばるのじゃ、若人よ。
ちなみに、システムに関する講義は今回で終わりじゃ。


次回は、ちょっとだけ追加の講義。
もうちょっとだけ続くんじゃ。


 

 〜ちょっとだけ追加〜